#author("2023-07-16T21:50:38+09:00","","") #author("2023-10-09T14:25:12+09:00","","") *【カウンターマッドネス】 [#d1] //ヒャックメー系デッキとしての活躍も多いですが、ヒャックメー無しでのマッドネスも多いので一本化できるこのデッキ名にしました [[手札]]にため込んだ大量の[[マッドネス]]を一斉に[[踏み倒す>コスト踏み倒し]][[コンボデッキ]]。 起動には自分の[[手札]]を捨てる[[能力]]を持つ[[《闘竜麗姫アントワネット》]]や[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]がよく使われる。 [[マッドネス]]を大量に投入することから[[ハンデス]]を主軸とする[[コントロール]]に強い。また、[[S・トリガー]]を起点に大量の打点を並べられ、同時に[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]による[[バウンス]]も撃てるため、前のめりな[[ビートダウン]]にも耐性があるのが特徴。 |闘竜麗姫(とうりゅうれいき)アントワネット C 水/火文明 (3)| |クリーチャー:スプラッシュ・クイーン/ティラノ・ドレイク 2000| |このクリーチャーが破壊された時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んで持ち主の手札に戻すか、自分の手札をすべて捨て、同じ枚数のカードを引く。| |霊騎秘宝(れいきひほう)ヒャックメー R 光/闇/自然文明 (5)| |クリーチャー:アーク・セラフィム/パンドラボックス 8000| |S・トリガー| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札をすべて捨てる。このようにして手札を1枚も捨てない場合、このクリーチャーを破壊する。| |W・ブレイカー| |斬隠蒼頭龍(きりがくれそうとうりゅう)バイケン SR 水文明 (6)| |クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/シノビ 6000| |W・ブレイカー| |相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。| |自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。| 受動的には強力な[[マッドネス]]ではあるが、攻撃に参加するには性能が乏しく、攻撃が完封されると[[手札]]で腐ってしまう。また、発動条件上相手に動いて貰わないことには戦略として成り立たないため、相手に殴り合いを強要するような構築をする必要がある。 基本としてかなり攻撃的な構築をすることが多く、相手にプレッシャーをかけることで[[除去]]や[[攻撃]]を強制させたり、試合を殴り合いに運んだりする。 受動的な構築をしていたり、[[ビートダウン]]力が弱かったりすると負担がかけられず、のろのろしているうちに[[コスト踏み倒し]]メタや[[S・トリガー]]メタを絡めた万全な[[攻撃]]を食らってしまう。また、[[ゼニス]]や[[ロック]]能力持ちといった対処不能な[[クリーチャー]]の召喚を許してしまい、勝機を失うことも多々ある。仮に[[攻撃]]が完封されてしまうようでは[[ライブラリアウト]]に持ち込まれてしまうため、論外といえるだろう。故に生半可ではない高い[[ビートダウン]]力や継戦能力がないと[[デッキ]]として成り立たない。 ただし、存在だけでも相手に圧力をかけるような強力な「何か」があったり、環境的に完封されることがないのであればこの限りではない。 デッキタイプというよりはシステム的な面が強く、[[マッドネス]]と相手ターン中に[[手札]]を捨てる手段があればあらゆるデッキを《カウンターマッドネス》にすることが出来る。高い[[ビートダウン]]力とデッキスロットがあればあらゆるデッキと織り合わせることが出来、手札にも触れれる[[【オボロセカンド】]]などにはよく組み込まれる。 **主な[[マッドネス]] [#ne5390cb] |[[《緑神龍アーク・デラセルナ》]]|大型[[マッドネス]]| |[[《翔竜提督ザークピッチ》]]|~| |[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|[[バウンス]]付き大型[[マッドネス]]| |[[《サイチェン・ピッピー》]]|[[ガイアール・カイザー]]を[[超次元>超次元ゾーン]]から出せる擬似[[マッドネス]]&br;[[ファイアー・バード]]なので《ザークピッチ》で回収可能| |[[《スーパー・サイチェン・ピッピー》]]|~| |[[《メテオキャノン・ドラゴン》]]|[[cip]]で相手の[[ブロッカー]]を1体[[破壊]]する[[W・ブレイカー]]の[[マッドネス]]| |[[《無頼聖者サンフィスト》]]|[[ブロッカー]]付き[[マッドネス]]| |[[《疾封怒闘 キューブリック》]]※|墓地に置かれた時に水のマナが3枚以上あればバウンス| |[[《一なる部隊 イワシン》]]※|墓地に置かれた時、[[手札交換]]を行う| //|[[《爆撃男》]]|墓地に置かれた時、–2000の[[パワー低下]]を放つ| 防御としての機能を果たすのは[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]、[[《無頼聖者サンフィスト》]]、[[《疾封怒闘 キューブリック》]]、[[《サイチェン・ピッピー》]]2種([[《ガイアール・カイザー》]]の効果を利用する)の5種類。[[《疾封怒闘 キューブリック》]]は場に出ず、[[《無頼聖者サンフィスト》]]は小さいことから打点の性能は見込めない。[[マッドネス]]がデッキの主を担うことになるので、打点・防御性能・素だし性能それぞれ吟味し、自分のデッキにあったものをしっかり選んでおきたい。 **マッドネス起動の候補 [#ja288e07] |[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]|[[S・トリガー獣]]。[[場に出た時>cip]]、自分の[[手札]]を全て[[捨てる]]| |[[《トツゲキ戦車 バクゲットー》]]|~| |[[《闘竜麗姫アントワネット》]]|pigで[[マッドネス]]を起動| |[[《甲蟲王機ビートルーダー》]]|~| |[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|上記の2枚をブロッカーにして、相手ターンでの破壊を狙う | |[[《怒流牙 佐助の超人》]]|cipで[[手札交換]]と墓地からの[[マナブースト]]| |[[《シーラ・カンフー》]]|相手の[[ターン]]の終わりに全[[ディスカード]]| |[[《強制突撃》]]|[[攻撃]]を強要する呪文| |[[《ファントム・ベール》]]|~| **その他の候補 [#r5e858a9] |[[《アクア・スーパーエメラル》]]|《ヒャックメー》を仕込む| |[[《エメラル》]]※|~| |[[《炎竜提督ガウスブレイザー》]]|《アントワネット》を呼べるマッドネス| |[[《聖霊提督セフィア・パルテノン》]]|《ビートルーダー》、《ヒャックメー》を呼べるマッドネス| |[[《海底鬼面城》]]※|マッドネスを手札に貯める[[城]]| |[[《アクア・アンカー》]]|お手軽マッドネス起動カード| |[[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]]|経戦能力やクロックの拘束力を重視するなら| |[[《アポカリプス・デイ》]]|[[全体除去]]。《アントワネット》起動といった搦め手も| |[[《炎槍と水剣の裁》]]|~| |[[《エマージェンシー・タイフーン》]]|S・トリガー。手札交換でマッドネスを捨てる| |[[《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》]]|~| |[[《サイバー・チューン》]]|~| |[[《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》]]|~| |[[《零分後の世界》]]|S・トリガー。ディスカードを行う[[防御札]]| |[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]|~| |[[《メガゴーワン・チュリス/ゴゴゴ・Go1・ナックル》]]|~| |[[《勇愛の天秤》]]|S・トリガー。手札交換と防御札から[[モード]]で選択| |[[《閃勇!ボンバーMAX》]]|~| |[[《ジャスティ・ルミナリエ》]]|《ヒャックメー》を[[コスト踏み倒し]]| //|[[《湧水の光陣》]]|~| |[[《襲来、鬼札王国!》]]|~| |[[《轟壊!切札MAX》]]|~| |[[《フォーチュン・スロット》]]|S・トリガー持ち[[ドローソース]]| |[[《Dの光陣 ムルムル守神宮》]]|クリーチャーが並ぶデッキと相性の良い[[D2フィールド]]| |[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]※|~| あとは各種[[超次元]]など。[[《時空の雷龍チャクラ》]][[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]、[[《ガイアール・カイザー》]]、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]、などが有力候補。 マッドネスの起爆には主に以下の方法を使う。 +[[《エメラル》]]・[[《アクア・スーパーエメラル》]]などで[[シールド]]に[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]を埋めて、そのシールドをブレイクさせる。 +[[《闘竜麗姫アントワネット》]]を相手のターン中に[[除去]]させる。 前者はデッキそのものがもつ性質であり、これによって攻撃に特化したデッキは常に【カウンターマッドネス】に不利をとらざるを得なくなる。後者はプレイングや[[デッキ]]構築で様々な工夫が出来るポイントであり、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]で[[チャンプブロック]]させる、[[《超鯱城》]]と[[《強制突撃》]]で巻き込ませるなど、様々な搦め手を利かせることが出来る。 【カウンターマッドネス】の代名詞【ヒャックメーカウンター】では、この2つの起動手段を主力としている。 基本としては、やはり[[攻撃]]や展開で相手にクロックをかけ、殴り合いに持ち込ませることで不安定な相手に[[シールド]]への攻撃や[[《闘竜麗姫アントワネット》]]の[[除去]]を強制させたい。攻めきれなくとも並びあいに発展すれば、こちらの打点に応じて相手が攻撃せざるを得なくなるため、相手に万全の攻撃を許させない。[[《闘竜麗姫アントワネット》]]や[[解除]]持ち[[サイキック・クリーチャー]]、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]、パーフェクト系列などの[[除去]]に強い者たちはこのクロックによるの拘束力が大きい。また、場が並んでいれば[[《アポカリプス・デイ》]]が不発に終わることもなくなるし、相手の場が中途半端に並べば[[《強制突撃》]]が有効になる。 //墓地の[[《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》]]を[[《インフェルノ・サイン》]]で吊り上げるということも一応できる。 //デッキスペースの関係か見かけないのでコメントアウト **対策 [#j88dd5d6] 下記は有名所を抜粋したものである。他、動きが遅く妨害手段を持たないため、[[ランデス]]や[[ロック]]、[[【ビッグマナ】]]、[[S・トリガー]]が効かないワンショットといったものには弱くなる傾向がある。 1.[[《冥府の覇者ガジラビュート》]]や[[《無双恐皇ガラムタ》]]などで[[S・トリガー]]を避ける 2.[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の[[バウンス]]や[[《無頼聖者サンフィスト》]]の[[ブロック]]を織り込んでも、相手を殴り切れるだけのアタッカーを用意する 3.[[《百発人形マグナム》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]など、[[コスト踏み倒し]]への[[メタ]][[カード]]を出しておく 4.[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]や[[《巨人の覚醒者セツダン》]]などの、[[バウンス]]に裁かれない[[除去]]耐性持ちをラストパンチャーに用意する 5.[[《闘竜麗姫アントワネット》]]など厄介な打点も含め相手の攻撃を徹底的に裁き、[[ライブラリアウト]]を狙う 6.自分の[[シールド]]に[[《スーパー・スパーク》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などを仕込み、返しの一斉[[攻撃]]を凌いで攻め落とす 7.起爆に合わせて[[《アポカリプス・デイ》]]や[[《百族の長 プチョヘンザ》]]などの全体除去を打ち込む 8.[[《パクリオ》]]や[[《大邪眼B・ロマノフ》]]のような[[墓地]]に送らない[[ハンデス]]を使って相手の[[マッドネス]]を減らす 9.[[手札]]に[[マッドネス]]が揃わない内に殴りきる 10.[[《魔天降臨》]]や[[《サイバー・N・ワールド》]]で相手の手札を一気に変更し、ため込まれた[[マッドネス]]を拡散させる 11.《ヒャックメーカウンター》は極めて[[カード]]が被りやすいため、[[《天使と悪魔の墳墓》]]で相手の[[マナ]]や場に出た[[マッドネス]]達を一掃する などがある。 12.システム上天敵と言える[[《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]を出しておく 上記対抗策があれば大分対戦が楽になるが、逆にないならかなり大きな不利を取らされることになる。[[プレイング]]としては[[攻撃]]するタイミングが鍵となるので、相手の手札や場、デッキ枚数をうかがって攻めるタイミングを見逃さないようにしたい。 逆に《カウンターマッドネス》を使う側としては、[[コスト踏み倒し]]メタと[[《天使と悪魔の墳墓》]]には常に細心の注意を払っておきたい。[[《百発人形マグナム》]]を筆頭とした[[コスト踏み倒し]]メタや[[《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]に居座られると詰みになりかねないので、[[《超次元ムシャ・ホール》]]など何らかの[[除去]]手段を投入しておきたい。 **その他 [#a393cdf5] -[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]や[[《闘竜麗姫アントワネット》]]で[[マッドネス]]を踏み倒すというギミック自体は、それらが登場した[[DM-26]]ですでに存在していた。[[DM-29]]で[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]が登場したことにより、単なる[[マッドネス]]の展開だけでなく[[除去]]も放てるようになったため、実用的な強さにまで一気に昇華。強化に呼応するように[[《ソウル・アドバンテージ》]]が流行り出し、それに対抗する形で環境に顔を出し始める。性質上[[コントロール]]にも[[ビートダウン]]にも強いという厄介な性質をもった地雷デッキとして名を轟かせた。 -1ターン中に[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]が複数回発動するのがわかりきっている時、[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]で自身を戻すことで2体目以降の[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]の自壊を免れることが出来る。 -[[《サイチェン・ピッピー》]]から登場する[[《ガイアール・カイザー》]]は、自分の[[シールド]]の[[ブレイク]]に反応して[[サイキック・クリーチャー]]を出す能力を持っている。そのため、[[超次元ゾーン]]に[[ブロッカー]]や[[《勝利のプリンプリン》]]を仕込めば防御に貢献できる可能性がある。 -基本的に自分のカードで[[マッドネス]]を起動させるので[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《反時空の化身》]]のような[[エピソード1]]以降の新しい[[マッドネス]]は積まれない。おかげで、[[《至宝 オール・イエス》]]のような[[クロスギア]]の[[ハンデス]]にも対処できる。 -[[マッドネス]]は[[置換効果]]であるため、[[《単騎連射 マグナム》]]等によるロックは効果がない。 **参考 [#d3] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/マッドネス]] -[[マッドネス]] -[[【カウンターバイケン】]] -[[【カウンターマッドネス】 (デュエプレ)]] &tag(デッキ集,マッドネスデッキ);