#author("2023-09-25T23:38:39+09:00","","")
#author("2023-12-01T04:52:22+09:00","","")
*《&ruby(エム){M};の&ruby(あくまりゅう){悪魔龍}; リンネビーナス》 [#bca0ff3a]

|Mの悪魔龍 リンネビーナス VR 闇/火文明 (6)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン/イニシャルズ 6000|
|スレイヤー|
|W・ブレイカー|
|マナ武装4:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。その後、このターン、自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。|

[[DMR-22]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[デーモン・コマンド・ドラゴン]]/[[イニシャルズ]]。

[[《黒神龍ハルヴェルド》]]のスペックに加え、[[マナ武装]]4でコスト5以下の[[クリーチャー]]を[[リアニメイト]]でき、そのターンのみ自軍全てに[[スピードアタッカー]]を与える能力を持つ。

同エキスパンションに多く見られる多色[[マナ武装]]4を持っており、このカードも厳しい条件に見合った強力な能力を有している。
最低でも自身と[[リアニメイト]]先で即座に[[スピードアタッカー]]が2体並び、3打点以上は形成できる。[[革命チェンジ]]に繋いで手札に戻すことで次ターン以降も連続して能力を使用できる。また、スピードアタッカーの[[付与]]は、[[誘発型能力]]によるものなので、《リンネビーナス》自身がバトルゾーンを離れても、そのターン効果は持続する。

さらに、マナ武装の能力が強力過ぎて忘れがちだが、[[スレイヤー]]も持っている。他の対象への攻撃を阻む[[《ドンジャングルS7》]]を破壊しに行ったり、[[《蒼龍の大地》]]で踏み倒すと同時に[[効果バトル]]で相手のパワーが高いクリーチャーを道連れにできるなど、活躍の機会はそれなりに多いため、絶対に忘れてはいけない能力だろう。

パワーも6000と登場当時の6コストクリーチャーとしては及第点であり、後の環境でも[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]程度なら[[《百鬼の邪王門》]]でリアニメイトして[[効果バトル]]することで、バトルによる相討ちとスレイヤーを合わせて[[EXライフ]][[シールド]]を消費させた上で始末できる。

[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]との相性は抜群で、あちらの[[ファイナル革命]]でこの[[クリーチャー]]を出し、適当な[[クリーチャー]]を[[リアニメイト]]するだけで[[1ショットキル]]が成立する打点を得られる。[[リアニメイト]]対象として相性の良いカードは後述。

ただし、フルスペックを発揮するためには少なくとも[[マナ武装]]と[[墓地]]が必要であるため必要なお膳立てが多いのが難点。
単純かつ強力、使いやすそうなスペックに見えて実のところかなり上級者向けのカードといえよう。

**ルール [#s613c7a2]
-[[マナ武装]]の[[スピードアタッカー]]付与は[[リアニメイト]]を行ったかどうかに関わらず行うことが可能。これは「そうしたら」ではなく「その後」で区切られているからである。
--ただし、スピードアタッカー付与自体はマナ武装を達成しなければ行うことができない。2020年12月15日のよくある質問の類似例に挙げられていたことにより一時混乱を招いたが、同月17日の「[[その後]]」に関する[[裁定]]変更により統一された。

//-[[マナ武装]]の一文に取り込まれているため分かりにくいが、全体に[[スピードアタッカー]]を与える部分は、マナ武装を達成していなくても適応される。
//-なんと、[[マナ武装]]のテキスト内にある全体に[[スピードアタッカー]]を与える部分は、マナ武装を達成していなくても適応されるという裁定が2020年12月15日に公式から出され、強化された(引用元> https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39073/)
//--これは、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、''自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、~自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。''その後、~」と、マナ武装の条件を表す文章と、スピードアタッカー付与の文章が句点で区切られており、後者の能力に、前者の条件の達成が関与していないため。後に登場した[[《バイナラドア》]]などと同様である。

**環境において [#d0e66ca9]
[[革命ファイナル環境]]では、[[《裏切りの魔狼月下城》]]や[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]と並び、[[【赤黒ドギラゴン剣】]]を5色化させ、[[【5色ドギラゴン剣】]]を発祥させる要因となった。
相手と状況に応じてリアニメイトする[[クリーチャー]]を[[《単騎連射 マグナム》]]や[[《音精 ラフルル》]]、[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]と切り替えることで、対応力の高さを実現している。[[《単騎連射 マグナム》]]以外は[[ファイナル革命]]でも出せる。
いわゆる「単騎ラフルル」と呼ばれる理想的なムーブを実現させる重要なカードである。

ただ、当時は[[【5色ドギラゴン剣】]]自体それほどの量の墓地肥やしができる訳ではなく、多色マナ武装も早期には達成しづらかったため、[[《百族の長 プチョヘンザ》]]や[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]などのサブプランでそもそもの依存度を下げる試みが為されていた。それでも、[[《復讐 ブラックサイコ》]]によるハンデスを受けることで結果として墓地肥やしになる(しかも2点ブレイクを伴うので2枚ハンデスと差し引きで手札枚数は±0)ケースもあった。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[【青黒赤ドギラゴン剣】]]の主要パーツとして活躍。

それが双極篇あたりになると[[重め>重い]]の構築の[[【ドギラゴン剣】]]が環境から退潮し、このカードも偶に[[チャンピオンシップ]]上位で見かけるが[[環境]]に定着するほどではなくなった。

その後も[[【5色ドギラゴン剣】]]の主要パーツとして使われ続けたが、[[十王篇]]終期に【5色ドギラゴン剣】を発展的解消させた型である[[【5色ドギラゴン閃】]]が成立すると、狙って出せる訳でない上にデッキに[[ファイナル革命]]先を大量投入する必要があることから、【5色ドギラゴン剣】同様[[4枚積み]]はされるが[[《アクアン・メルカトール》]]との同時採用はほぼ無くなった。

[[オリジナル]][[環境]]では、[[GR召喚]]が存在せず大量展開が比較的難しいことから盤面の取り合いが常となり、[[マナブースト]]の一切ない[[ビートダウン]]も6[[マナ]]まで伸びることが珍しくないため、[[アドバンス]]環境では投入されない[[【赤黒ドギラゴン閃】]]にゲームが長引いた時の打開札として挿される場合もあった。

オリジナル制定からしばらくすると姿を消したが、それから[[DMBD-19]]・[[DMBD-20]]期になると、[[【青黒赤緑邪王門】]]のパーツとしてメジャー格に復帰。既に[[キング・セル]]のような[[マナ基盤]]、[[《神秘の石柱》]]のようなマナ調整手段を得ていたのが大きい。だが[[DMEX-19]]期辺りになると、これが無くとも十分ワンショットに必要な打点を形成できる点、多色マナ武装達成と[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]の最速キャストが噛み合わない点などから、1枚程度に抑える構築が主流化。[[革命]]0達成時の[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]や複数展開できることが多い[[《一王二命三眼槍》]]などの存在もあって特別貯めなくとも案外[[打点]]は困らないのである。[[DMBD-21]]・[[DMBD-22]]期にはついに不採用がざらになった。
**他のカード・デッキとの相性 [#y3d89867]
-上述の通り、[[【ドギラゴン剣】]]デッキを5色化させた要因の一つ。[[カード]]として[[多色]]であり[[コスト]]5以下の[[クリーチャー]]面が付いているあらゆる[[ツインパクト]]と[[シナジー]]がある。特に[[マナブースト]]、[[ドロー]]、[[サーチ]]などデッキの回転を支える要素を持っていれば実戦で十分使える。

**その他 [#f0f5c0dc]
-[[スレイヤー]]を持つので、[[リアニメイト]]候補の[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]共々[[タップイン]]への耐性がある。

-[[イラスト]]はMの[[イニシャルズ]]らしく、ハエトリグサと融合した[[ドラゴン]]といったデザイン。カード名の「ビーナス」もハエトリグサの英名である「ビーナス・フライトラップ」が元だろう。
「リンネ」の部分は動物学者にして植物学者である「カール・フォン・リンネ」に、あるいは自身と[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]の[[リアニメイト]]能力を踏まえると「輪廻」に由来するものと思われる。

-アニメ「VSRF」第31話にて[[うつぼみかづら]]が[[滝川 るる]]とのデュエマで使用。[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]で大量展開した[[クリーチャー]]に[[スピードアタッカー]]を与え[[ワンショットキル]]を決めた。ただし、このクリーチャーにCGは用意されていない。

-漫画「VS」でも[[うつぼみかづら]]が[[滝川 るる]]とのデュエマで使用し、イラストが用意されている。

**関連カード [#n6e8acfc]
-[[《黒神龍ハルヴェルド》]]


**収録セット [#j7ab1de3]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[kou1]]
--[[DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」>DMR-22]](9/74)
--[[DMEX-10 「W王国ドッキングパック 鬼札王国&不死樹王国」>DMEX-10]](5/42)

**参考 [#xeee52e7]
-[[デーモン・コマンド・ドラゴン]] 
-[[イニシャルズ]]
-[[スレイヤー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[マナ武装]]
-[[cip]]
-[[リアニメイト]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[付与]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.''《Mの悪魔龍 リンネビーナス》''がバトルゾーンに出た時に、自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上なかった場合でも、「マナ武装」能力にある「その後」の能力を解決できますか?
A.いいえ、解決できません。自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上無い場合、「その後」の能力を解決することもできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39160]](2020.12.17)

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