#author("2025-06-29T06:14:14+09:00","","")
#author("2025-06-29T07:26:47+09:00","","")
*《&ruby(ディーツーエス){D2S}; &ruby(こうてい){皇帝};ワルスラ》 [#top]

|D2S 皇帝ワルスラ SR 水文明 (7)|
|クリーチャー:マジック・コマンド/マスター・イニシャルズ 7000|
|W・ブレイカー|
|G・ゼロ−バトルゾーンに自分の水のクリーチャーが5体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|自分のクリーチャーは攻撃されない。|
|呪文の効果によって、相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを1体選ぶ時、自分のD2フィールドがバトルゾーンにあれば、自分のクリーチャーは選べない。|

[[DMR-21]]で登場した[[水]]の[[マジック・コマンド]]/[[マスター・イニシャルズ]]。

味方の[[水]][[クリーチャー]]が5体以上いることを条件とした[[G・ゼロ]]、味方を[[攻撃]]されなくする[[能力]]、そして[[D2フィールド]]があればさらに味方全員を[[呪文]]で選ばれなくする[[能力]]を持つ。

[[水]][[クリーチャー]]を展開していったところに[[G・ゼロ]]で耐久力を上げるといった趣旨の[[クリーチャー]]。[[マスター・イニシャルズ]]の宿命として[[D2フィールド]]を剥がされると弱体化してしまうが、幸いこの[[クリーチャー]]は[[D2フィールド]]なしでも2つの[[能力]]が使える。

弱点は[[呪文]]以外の選択[[除去]]と[[全体除去]]。[[水]]にはパワーの低めな[[クリーチャー]]が多いため(そもそもその点を補うためのカードなのだが)、[[クリーチャー]]による[[火力]]・[[効果バトル]]・一斉[[パワー低下]]などを食らえば全滅しかねない。これらは[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]である程度ケアすることが可能であり、[[呪文]]限定の対抗手段だが[[《奇天烈 シャッフ》]]も[[カードプール]]上にある。

**他のカード・デッキとの相性 [#synergy]
-[[《ユニバーサル・鮫・アンド・シー》]]は味方全員に[[呪文]]で選ばれない、[[攻撃されない]]、[[ブロックされない]]の3つもの耐性を付与できる。

-[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]はこの[[クリーチャー]]の前後の展開をスムーズにし、[[除去]]が困難になったところに[[Dスイッチ]]でさらに強化済み[[クリーチャー]]を増やし追い打ちをかけられる。

-[[G・ゼロ]]の条件は緩い方であるため、そちらを活かした全く別の[[デッキ]]に投入するのもありだろう。[[グランド・デビル]]など展開は得意だが個体が貧弱な[[種族デッキ]]では、[[《光器ペトローバ》]]のような強化役に使える可能性がある。[[水]]の[[クリーチャー]]が横に並びやすい[[デッキ]]の新たなエースとしての活躍が期待される。

-同じく[[水]]の[[クリーチャー]]の数を条件に[[能力]]が使える[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]や[[《サイバー・J・イレブン》]]とも非常に相性が良く、間をつなげつつ数を減らされるのを防げる。特に数の近しい[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]を使う場合はぜひ投入したい[[カード]]だろう。

**その他 [#others]
-[[背景ストーリー]]では、悪意を研究するワルスラー博士に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が力を与えその研究の産物として生み出した[[リキッド・ピープル]]の悪戯好きの生命体[[ワルスラ>【ワルスラ】]]の1体として登場。暴走し、悪戯の範疇を超えて暴れ始めてしまい、彼に呼応するかのように他のワルスラたちも暴れ始めてしまった。

-アニメ「VSRF」第8話で[[意地悪 清盛]]の新たな切り札として[[切札 勝太]]戦(3戦目)で使用。声優は山下大毅(現名・[[山下タイキ]])氏。
合体こそしないものの、登場時に[[G・ゼロ]]元のワルスラ達が積み上がるという、下記の「キングスライム」を思わせる演出を見せた。
また、[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]の[[能力]]で[[《燃える革命 ドギラゴン》]]を呼び出す参照元となった。

-漫画「VS」でも意地悪が使用した。

-[[カードイラスト]]には魔法陣とその中心に[[禁断文字]]が描かれており、中心に描いてあるのは「S」、魔法陣に沿って描かれているのは「HYDRO」。HYDROはギリシャ語で水という意味。

-元ネタは「ドラゴンクエスト」シリーズの「キングスライム」だろう(名前的には「スライムエンペラー」だが)。[[G・ゼロ]]は「[[《ワルスラS》]]が合体してこの[[クリーチャー]]になる」と考えると違和感は少ない。その割に[[超無限進化]]ではないが。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#plays]

|D2S 皇帝ワルスラ VR 水文明 (7)|
|クリーチャー:マジック・コマンド/マスター・イニシャルズ 7000|
| G・ゼロ:バトルゾーンに自分の《Dの悪意 ワルスラー研究所》|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|自分のクリーチャーは攻撃されない。|
|自分のD2フィールドがあれば、相手の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、自分のクリーチャーは選べない。|

[[DMPP-28]]で実装。[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]になった。

[[G・ゼロ]]の条件が[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]に変更され、[[ブロッカー]]を獲得した。
一方で些細な違いだが、[[呪文]]で選ばれない能力が「相手の呪文」に限定された。[[呪文横取り]]によって自分の呪文を相手が唱えた場合、自分のクリーチャーも選ばれるようになってしまった。

-G・ゼロ条件の変更により、[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]とのシナジーが大幅に強化された。フィールドを張ればそのまま出せるため、1ターン中に複数体の《皇帝ワルスラ》を並べつつ《ワルスラー研究所》のドロー効果で手札枚数を補える。

-「相手の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時」限定の[[アンタッチャブル]]であるため、《D2S 皇帝ワルスラ》側が唱えた呪文により相手に自分のクリーチャーを選ばせる場合は、選べるようになっている。元々の能力としてそのような効果を持つ呪文はTCG版含め存在しないが、[[《「迅雷」の鬼 ライジン天》]]等の選ぶ際の[[置換効果]]が発生する場合に影響しうる。
-「''相手の''呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時」という書き方のため、「自分の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時」には選択できてしまうことになる。
この概念は主に[[呪文横取り]]で発生し((参考資料:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32503/))、例えば自分がこのクリーチャーを出していて、相手が[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]経由で自分のシールドから[[《デーモン・ハンド》]]を唱えた際には選択できることになる。(実機でそういう仕様になっているかは未確認)

-[[プライズ]]版のイラストは、『ぷにるはかわいいスライム』の[[ぷにる]]。スライム繋がりでの抜擢だろう。
--元の《皇帝ワルスラ》を踏襲し、[[禁断文字]]の魔法陣らしきものが描かれている。中央の文字は「P」で、囲んでいるのは「CUTE」。「ぷにる」「かわいい」の意だろう。

***環境において [#zbe680f6]
[[New Division]]環境では登場以降[[【青黒アダムスキー】>【青黒アダムスキー】 (デュエプレ)]]の主力侵略元として活躍。[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]との組み合わせで盤面をガチガチに固めて相手の攻撃を捌いてから頃合いを見て[[《S級宇宙 アダムスキー》]]に侵略するのが勝ちパターン。

[[DMPP-29]]期では[[【青単VV-8】>【青単VV-8】(デュエプレ)]]で[[《禁断機関 VV-8》]][[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]と共に採用される。後述の通り当時は[[G・ゼロ]]条件が《ワルスラー研究所》に限られていなかったため、実質ノーコストで「[[アンタッチャブル]]・[[攻撃されない]]付与」「コスト9までの踏み倒し」のいずれかを実現できていた。

[[DMPP-30]]期では主に【青黒オーパーツ】で、[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]で[[《完璧問題 オーパーツ》]]を踏み倒すための要員として採用される。

3枚コンボさえ成立すれば、最速4ターン目から4枚の[[ハンデス]]と[[ドロー]]ができるのは強力すぎると見られたか、2025年5月29日に[[ナーフ]]され、[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]](と[[《ワンダーチューン・MOTORS》]])とは組み合わせられなくなった。

なお[[【青単VV-8】>【青単VV-8】(デュエプレ)]]は《皇帝ワルスラ》を入れていた枠に[[《D2W ワイルド・スピード》]]や[[《異端流し オニカマス》]]を採用の[[リペア]]型がで公認大会で上位入賞出来るポテンシャルはキープしている。
そのため《D2S 皇帝ワルスラ》の[[ナーフ]]で弱体化した環境デッキは【青黒オーパーツ】、【青黒赤オーパーツ】のみとなった。

***2025年5月29日メンテナンス前 [#qee64dc2]

|G・ゼロ:バトルゾーンに自分のコスト4以上の水のD2フィールド|

[[G・ゼロ]]条件が「コスト4以上の水のD2フィールド」と緩かった。
上記の通り、[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]登場以降はもっぱらそちらと組み合わせて使われていた。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DMR-21]]で登場した[[マスター・イニシャルズ]][[サイクル]]。
-[[《D2P ヘビーポップ》]]
-''《D2S 皇帝ワルスラ》''
-[[《D2K ジゴクシヴァク》]]
-[[《D2G ゴッドファーザー》]]
-[[《D2Y ヨー・サーク》]]

**関連カード [#related]
-[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]
-[[《越獣縫合 ワルスラフォー》]]

-[[《ワルスラS》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMPP-28]]&br;'''悪意を注ぎ込まれて生まれたそれは、イタズラとして形となった。'''
-[[プライズ]]&br;'''クリーチャーのかわいいぼくでーす――いつものかわいい[[ぷにる]]'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[HIRO”WO”NORI]]
--[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」>DMR-21]](S2/S10)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-CV:[[小堀真生]]
-illus.[[HIRO”WO”NORI]]
--[[DMPP-28 「蒼剣革命 -CHANGE THE FIELD-」>DMPP-28]]
-CV:[[篠原侑]]
-illus.[[ORSO]]
--[[プライズ]]

**参考 [#reference]
-[[マジック・コマンド]]
-[[マスター・イニシャルズ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[G・ゼロ]]
-[[攻撃されない]]
-[[D2フィールド]]
-[[呪文]]
-[[アンタッチャブル]]

-[[【ワルスラ】]]

&tag(クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト7,マジック・コマンド,マジック,コマンド,マスター・イニシャルズ,イニシャルズ,パワー7000,W・ブレイカー,G・ゼロ,G・ゼロ:水のクリーチャーが5体以上,攻撃されない付与,D2フィールドサポート,呪文メタ,アンタッチャブル付与,SR,スーパーレア,HIRO”WO”NORI,クリーチャー (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),青単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト7 (デュエプレ),マジック・コマンド (デュエプレ),マジック (デュエプレ),コマンド (デュエプレ),マスター・イニシャルズ (デュエプレ),イニシャルズ (デュエプレ),パワー7000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),G・ゼロ (デュエプレ),G・ゼロ:《Dの悪意 ワルスラー研究所》 (デュエプレ),攻撃されない付与 (デュエプレ),D2フィールドサポート (デュエプレ),呪文メタ (デュエプレ),アンタッチャブル付与 (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),HIRO”WO”NORI (デュエプレ),ORSO (デュエプレ),ナーフ (デュエプレ));