#author("2024-03-07T20:24:12+09:00","","") #author("2024-07-13T12:18:33+09:00","","") *《&ruby(こどう){鼓動};する&ruby(せきばん){石版};》 [#w592546f] |鼓動する石版 C 自然文明 (2)| |呪文| |自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。そのカードがクリーチャーなら、このターン、自分のクリーチャーすべてのパワーを+2000する。| [[DM-28]]で登場した[[自然]]の[[呪文]]。 [[マナブースト]]に条件付きの[[パンプアップ]]がついた[[呪文]]。 2[[コスト]]で[[山札]]の上から[[マナブースト]]する[[カード]]としては[[《フェアリー・ライフ》]]に続き2種類目。 何より5枚目の[[《フェアリー・ライフ》]]としての存在意義が大きく、合わせて最大8枚積めることでかなり安定して2[[ターン]]目に[[マナブースト]]出来るようになった。3ターン目に[[手札]]に負荷を掛けずに4[[コスト]]の[[カード]]を使いたい[[デッキ]]にとっては、非常に大きな進展である。 この影響は初動だけでなく、2[[ターン]]目[[マナブースト]]→3[[ターン]]目2[[マナブースト]]→4[[ターン]]7[[マナ]]目達成(最速[[《ロスト・ソウル》]])の再現性を高めたり、2[[ターン]]目[[マナブースト]]→3[[ターン]]目[[マナブースト]]+[[《エナジー・ライト》]]によって[[手札]]補充によるテンポロスを抑えたりなど、[[【ターボ】]]がより素早く、あるいは多彩なムーブを取ることが可能になった。 おまけのようについている[[パンプアップ]]も有用性が高く、思わぬ[[殴り返し]]を可能にしたり、[[ブロッカー]]を乗り越えるのに役立ったり、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]の[[パワー低下]]を耐えたり、[[《地獄スクラッパー》]]による盤面崩壊を防いだりなど、要所で良い働きをしてくれる。+2000という値と味方全体である所がミソ。 ただし要所で不発することも多々あるため、あまり当てに出来るものでもない。[[ハンデス]]避けや[[墳墓避け]]に握っていた[[マナブースト]]が[[パンプアップ]]手段になることがある、程度の認識でいいだろう。 [[《フェアリー・ライフ》]]と比較した場合、そちらが[[S・トリガー]]によって受けが強いのに対し、こちらは[[パンプアップ]]によって攻めに貢献できる。 [[S・トリガー]]も[[パンプアップ]]も条件によっては役に立たないのは同じであるが、[[S・トリガー]][[マナブースト]]の有用性と比較すると、不発する可能性のある[[パンプアップ]]を活かせる場面はどうしても限られる。一概な優劣関係はないものの、特別な理由がないのなら[[《フェアリー・ライフ》]]を優先していいだろう。 [[DM-34]]では3種類目の「2[[コスト]]で[[山札]]の上から[[マナブースト]]する[[カード]]」として[[《時空の庭園》]]が登場した。 そちらの付随する効果も限定的な用途にしか使えないため、同じく5枚目以降の、あるいは9枚目以降の[[《フェアリー・ライフ》]]という認識でよい。 以降[[《霞み妖精ジャスミン》]]をはじめとして続々と「2[[コスト]]で[[山札]]の上から[[マナブースト]]する[[カード]]」が登場しており、[[《フェアリー・ライフ》]]も確定枠では無くなった現在においては5枚目の[[《フェアリー・ライフ》]]としての存在意義も消失している。 反面で多様化が進んだことにより、[[単色]]であること、[[呪文]]であることなど、当たり前だったことが個性になっている点もある。 [[カードパワー]]や汎用性で後世の[[カード]]に見劣りするのは仕方ないが、初動の[[マナブースト]]の枠はまだ潰しが効くため、《鼓動する石板》がニッチな需要に応えられる可能性は十分にある。 それらの中で[[パンプアップ]]を付与出来るのは《鼓動する石板》だけであるため、今後は[[パンプアップ]]を使った運用の開拓や[[シナジー]]の広がりに期待したい。 [[パンプアップ]]発動を視野に入れて採用する場合、《鼓動する石板》自体が[[パンプアップ]]発動を阻害する点には気をつけたい。 [[《霞み妖精ジャスミン》]]など[[クリーチャー]]の同類もいくつか存在するため、[[デッキ]]の[[クリーチャー]]比率と相談して枚数調整すると良いだろう。 **環境において [#m1fb3163] [[戦国編]]では[[【シノビドルゲーザ】]]の初動として採用された。[[シンパシー]]元の[[《西南の超人》]]、[[《土隠雲の超人》]]、[[《スペース・クロウラー》]]らはいづれも4[[コスト]]であり、2[[ターン]]目に[[マナブースト]]する意義の大きい[[デッキ]]の典型であった。[[【速攻】]]相手には[[ニンジャ・ストライク]]を発動できる[[マナ]]を素早く貯めるのに役立ち、[[コントロール]]相手には最速[[《ソウル・アドバンテージ》]]([[《ロスト・ソウル》]])または[[《英知と追撃の宝剣》]]の構えをとることもあった。 [[パンプアップ]]も[[ミラーマッチ]]の[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]への[[殴り返し]]に使えたのは勿論、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]など[[パワー]]9000相手の上を取るのに重宝された。 また、シンプルに横並びするために[[パンプアップ]]の恩恵が大きく、[[ブレイク]]の際に[[《西南の超人》]]と[[《土隠雲の超人》]]を[[《地獄スクラッパー》]]に巻き込まれにくくする上でも役立った。 [[神化編]]や[[エピソード1]]では[[【エンペラー・キリコ】]]の[[マナブースト]]として採用された。[[《フェアリー・ライフ》]]と[[《神秘の宝箱》]]を採用した上での《鼓動する石板》採用であり、[[《再誕の社》]]も合わせれば[[デッキ]]の1/4以上が軽量[[マナブースト]][[呪文]]で構成されるのも珍しくなかった。[[【エンペラー・キリコ】]]では下手に[[ブロッカー]]や[[シノビ]]を採用できないため、いくら[[除去]][[S・トリガー]]を積もうとも[[スピードアタッカー]]には無力であり、[[【速攻】]]に勝つには先に[[《エンペラー・キリコ》]]を叩きつけるほかなかった。 逆に言えば[[ワンショット]]で[[速攻]]を相手する時は、下手に[[除去]][[S・トリガー]]を積むよりも軽量[[マナブースト]]を詰んでテンポを上げたほうが勝利に貢献できる良い例とも言える。そういう意味でも2[[コスト]]の[[マナブースト]]のバリエーションが増えた意義は大きい。 [[エピソード1]]では[[【黒緑超次元】]]で3ターン目に[[《解体人形ジェニー》]]または[[《マナ・クライシス》]]を使うための初動として採用された。この頃には[[《霞み妖精ジャスミン》]]が登場していたものの、初動の[[マナブースト]]が8枚だと引けないことがままあったために《鼓動する石板》が[[1枚積み]]されるに至った。 [[【黒緑超次元】]]は[[呪文]]が多く[[パンプアップ]]はあまり当てにならなかったが、発動すれば[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]や[[《希望の親衛隊ファンク》]]で[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]や[[《爆竜 GENJI・XX》]]の[[パワー]]7000を一方的に殴り倒せたため、活躍する機会が全くない訳ではなかった。 2012年全国大会「G-1(ガチンコワン)グランプリ」決勝トーナメントレギュラークラス・優勝を果たした[[【ミラクルとミステリーの扉】]]に1枚投入されていた。 「デュエル・マスターズ グランプリ-3rd」4位入賞を果たした[[【5色ジャックポット・エントリー】]]にピン挿しされている。 だが、[[山札]]から[[ブースト]]する[[自然]][[単色]]の初動2[[コスト]][[マナブースト]]が充実した[[新章デュエル・マスターズ]]以降はめったに見かけないカードとなっている。 しかし時は流れて[[超天篇環境]]では、[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]で9枚目の初動ブーストとしてピン挿しされることが多くなる。このデッキは[[マナドライブ]]6の条件を達成させてから動きだす構築となっており、従って2→4→6のマナカーブを確実に達成することが必須となっているためである。しかしそれでも[[《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》]]が採用するプレイヤーも多い。この辺りは好みだろう。 呪文であるという点が幸いし、[[《Wave ウェイブ》]]から繋がる点が意外とユーティリティ。こういった点から《ジャスミン》を減らしてこちらを増量するプレイヤーも。 -呪文であるという点が幸いし、[[《Wave ウェイブ》]]から繋がる点が意外とユーティリティ。こういった点から《ジャスミン》を減らしてこちらを増量するプレイヤーも。 ただ、[[《ジョラゴン・オーバーロード》]]が登場すると、最大値の高さの違いから若干型落ち感が出てきた。 後により汎用性の高い[[《フェアリー・Re:ライフ》]]が登場。2マナブースト呪文としては独自性があまり無い事もあり、採用の機会はかなり少なくなった。一方、[[ツインパクト]]化した[[《韋駄天モー/鼓動する石版》]]は競合するカードの少なさもあり、未だ十分に活躍が見込める状況である。 **その他 [#b4a1c9bf] -他の類似[[カード]]に[[《時空の庭園》]]、[[《霞み妖精ジャスミン》]]、[[《ピクシー・ライフ》]]が存在する。それぞれ役割が違うので、デッキによって使い分けたいところ。 -[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、[[DMPP-04]]に早くも収録された。同弾の[[《西南の超人》]]と[[マナカーブ]]が綺麗に繋がる。 --[[プライズ]]版のイラストは漫画「七つの大罪」の[[メリオダス>《永遠のジャック・ヴァルディ》]]、[[エリザベス>《聖騎士ヴォイジャー》]]、[[ディアンヌ>《西南の超人》]]、[[キング>《アクア・ハルフォート》]]となっている。このイラストはのちに[[DMPCD-02]]にてTCGにも輸入された。 --[[DMPB-02]]では[[再録]]されていなかったため、[[DMPP-11]]期の[[New Division]]では5枚目以降の[[《フェアリー・ライフ》]]は[[《ホッピ・ルッピ》]]に枠を譲ることになる。 --その後、2022年6月にスーパーデッキ2022第2弾を称する[[DMPS-07 「マスター・オブ・ロマノフ」>DMPS-07]]が発売され、2022年中の復活を果たした。 **関連カード [#d76cf8bf] -[[《韋駄天モー/鼓動する石版》]] **[[フレーバーテキスト]] [#m8a3c9da] -[[DM-28]]&br;'''裏山から発見された石版が、神秘の力を発揮する!…かも?''' -[[DMC-55]]&br;'''石版の輝きがマナを育み、生命に隠された力さえも解放する!''' -[[DMC-59]]、[[DMX-02]]&br;'''光る石版の発見により、[[巨大獣>ファッティ]]の時代がやってきたのだ!''' -[[DMPP-04]]、[[DMPS-01]]、[[DMPS-07]]&br;'''裏山から発見された石版が、神秘の力を発揮する!・・・かも?''' -[[DM23-BD5]]&br;'''[[龍魂珠>《龍魂珠》]]は、歴史に不敬をはたらく。邪眼は、その不敬さすらも利用する。''' -[[プライズ]]、[[DMPCD-02]]&br;'''[[ディアンヌ>《西南の超人》]]「名残惜しいけど、帰らないとね。」''' '''[[メリオダス>《永遠のジャック・ヴァルディ》]]「ま、一度つながったんだ。そのうち、またひょっこりつながったりするんじゃねえの?」''' '''[[キング>《アクア・ハルフォート》]]「あまりほいほい異世界とつながっている欲しくないけどね。」''' '''メリオダス「いいじゃねえか。楽しかったんだしさ!」''' '''[[エリザベス>《聖騎士ヴォイジャー》]]「はい、私もまたみなさんとぜひ、デュエマがしたいです!」''' **収録セット [#q2775377] ***[[デュエル・マスターズ]] [#c2010c2b] -illus.[[kurokurokuro]] --[[DM-28 「戦国編(バトル・ギャラクシー) 第1弾」>DM-28]](109/110) --[[DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」>DMC-55]](83/84) --[[DMC-59 「武者見参(サムライ・アンビシャス)」>DMC-59]](11/12) --[[DMX-02 「デッキビルダーDX ハンター・エディション」>DMX-02]](40/42) --[[DM23-BD5 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 不敬なり!真邪眼騎士団」>DM23-BD5]](58/60) -illus.[[彩芽 (株式会社六面堂)]] --[[DMPCD-02 「デュエマプレイス・コラボデッキ 竜装の武者&魔弾の騎士」>DMPCD-02]](SP1/SP1) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#l248e245] -illus.[[kurokurokuro]] --[[DMPP-04 「混沌の軍勢 -REBELLION SYMPATHY-」>DMPP-04]] --[[DMPS-01 「レイジ・オブ・ドラゴン」>DMPS-01]] --[[DMPS-07 「マスター・オブ・ロマノフ」>DMPS-07]] -illus.[[彩芽 (株式会社六面堂)]] --[[プライズ]] **参考 [#dc1193ed] -[[山札の上]] -[[マナブースト]] -[[クリーチャー]] -[[ターン]] -[[パンプアップ]] ---- [[公式Q&A]] >Q.[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がバトルゾーンにいる状況で''《鼓動する石版》''を唱えました。どうなりますか?&br;類似例:[[《禁術のカルマ カレイコ》]][[《DG 〜裁キノ刻〜》]] A.結果的に、山札の上からカードをマナゾーンに置けず、クリーチャーのパワーは+2000されません。&br;[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]の能力により、山札の一番上のカードをマナゾーンに置こうとした際、かわりに山札をシャッフルします。それが何のカードだったか確認することもできませんので、クリーチャーのパワーを+2000することもできません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40785]](2022.1.14) &tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト2,マナブースト,パンプアップ,全体パンプアップ,パンプアップ+2000,《鼓動する石版》,C,コモン,kurokurokuro,彩芽 (株式会社六面堂),呪文 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト2 (デュエプレ),マナブースト (デュエプレ),パンプアップ (デュエプレ),全体パンプアップ (デュエプレ),パンプアップ+2000 (デュエプレ),C (デュエプレ),コモン (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),kurokurokuro (デュエプレ),彩芽 (株式会社六面堂) (デュエプレ));