#author("2024-11-12T11:56:42+09:00","","")
#author("2024-11-19T18:09:31+09:00","","")
*《&ruby(ちょうじょうこんせい){頂上混成}; &ruby(バクオンソー){BAKUONSOOO};&ruby(エイス){8th};》 [#top]

|頂上混成 BAKUONSOOO8th SR 光/水/火文明 (9)|
|クリーチャー:ディスペクター/メタリカ/ビートジョッキー 9000|
|このクリーチャーを召喚する時、自分のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは2以下にはならない。|
|''EXライフ''|
|''W・ブレイカー''|
|自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。|
|このクリーチャーはブロックされない。|
|カードが相手のシールドゾーンを離れた時、GR召喚する。|

[[DM24-EX2]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[メタリカ]]/[[ビートジョッキー]]。

[[ブロックされない]][[W・ブレイカー]]で、自分の全[[クリーチャー]]を[[スピードアタッカー]]にし、相手の[[シールドゾーン]]の[[カード]]が[[離れた時]]に[[GR召喚]]を行う。
[[名目コスト]]は9だが、元となった[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]と全く同じの[[コスト軽減]]能力も有しており、実際には3[[マナ]]での[[召喚]]も現実的に可能。

このクリーチャーがシールド[[ブレイク]]すると2回[[GR召喚]]し、こうして出た[[GRクリーチャー]]が[[常在型能力]]で[[スピードアタッカー]]状態なので[[《BUNBUN・ヴァイカー》]]と同じ感覚で有限の連続攻撃ができる。

[[コスト軽減]]を度外視しても[[《“必駆”蛮触礼亞》]]との2枚要求で空っぽの盤面から3ターンキルが狙える。[[GR召喚]]はシールドをブレイクした処理を解決した後で[[誘発]]するため、[[S・トリガー]]を踏んでも新たに出るGRクリーチャーに対処できないので攻撃は止まらない。勿論このクリーチャーは[[EXライフ]]を持つので、1発の[[除去]][[S・トリガー]]では連続攻撃が止められない。[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などで攻撃そのものをシャットアウトするか、このクリーチャーに対処するしかないだろう。

しかし、一発で[[EXライフ]]ごと解体できる[[パワー低下]]には狩られやすいパワーラインではある。[[S・トリガー]]に限っても[[《九番目の旧王》]][[《サスペンス・ザイン》]][[《逆転の影ガレック》]]などのカード1枚で到達できる。[[《深淵の逆転撃》]][[《秩序の意志》]]などを使われ、パワーも[[EXライフ]]も関係なく阻止される可能性もありうる。今後も[[カードプール]]の増加に伴い、このような回数制限のある[[耐性]]貫通能力も増えて来ているため、注意が必要。

[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]では諸々の[[エスケープ]]や[[スター進化]]を[[コスト軽減]]時に砕くことで盤面を純粋に増やすことができる。

[[【9軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】#gachi9]]ではこれまで[[《ガチャンコ ガチロボ》]]に[[スピードアタッカー]]を[[付与]]できるクリーチャーが[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]だけで、しかも[[殿堂入り]]で1枚しか投入できず出てくる確率が低かったのだが、デッキに最大5枚その役割を入れることが可能になった。[[超GR]]を準備できない[[オリジナル]]でも出番があるだろう。

[[【九極侵略】]]ではこれと[[《Duplicates of G.O.D.》]][[《閃光の守護者ホーリー》]]の3枚で相手の[[ブロッカー]]と[[S・トリガー]]をほぼすべて突破する布陣が組めるようになった。[[コスト踏み倒しメタ]]に関しても[[《異端流し オニカマス》]]程度であれば、[[EXライフ]]で除去を一度耐え、[[GR召喚]]の「召喚扱い」を利用することですり抜けられる。

**ルール [#x14a9a8e]
-このクリーチャーの召喚時のコスト軽減と、[[ササゲール]]の軽減効果は重複させることが可能。(参考:[[《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》]])
--つまり、[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]のササゲール4を用いた上でこのクリーチャーのコスト軽減を適用すれば、わずか1体の破壊だけで下限のコスト3まで軽減できる。

-「[[カード]]」指定のため、[[城]]や[[シールド・プラス]]されたシールド、[[裁きの紋章]]が[[シールドゾーン]]を離れた時もその枚数分GR召喚する。

-「コストは2以下にならない」という珍しい表記を持つ。つまり、軽減できるコストの下限は3ということ。
--[[《コッコ・ルピア》]]や[[《ヤッタレマン》]]同様、「2以下」が他のコスト下限を上回ればそちらより優先される。
[[《希望のジョー星》]]や[[5色レインボー]]を利用して[[文明]]の支払いを無視できる場合でも、4体破壊してコストを1まで下げることはできない。ただし、この[[効果]]を使わずにコストを軽減した場合は、コストは2以下になりうる。

**環境において [#q369086f]
登場直後の10月3週のアドバンスのチャンピオンシップ上位入賞集計では、『[[DMGP2024-2nd>公認グランプリ]]』前でレシピを秘匿したいプレイヤーが多く、チャンピオンシップ自体の開催数が少なく母数が47と少なかったものの、専用デッキ【バクオンソー】が6件と入賞数2位であった。3件が[[青赤]]型、もう3件が[[白青赤]]型であった。

何と言ってもどの型にも共通して[[《“必駆”蛮触礼亞》]]との2枚要求の3ターンキルという点が大きい。[[《マシンガン・トーク》]]でこのクリーチャーでの一気の2枚[[ブレイク]]をおかわりすれば単体[[除去]]が追いつかないペースでGR召喚でき、[[《The ジョギラゴン・アバレガン》]]を捲ればそちらの自軍への[[ブレイク]]で[[手札補充]]したり[[《勇愛の天秤》]]系の[[S・トリガー]]を[[暴発]]して追撃に備えたりできる。[[手札]]以外[[メタ]]に関しても[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]ぐらいなら、4ターン目以降の場合[[《時を戻す水時計》]]で[[バウンス]]しつつ余ったマナで同一ターン中に始動できる。
フィニッシュ力に関しても、[[《ジェイ-SHOCKER》]]の[[Jトルネード]]を3ターン目に押し付ければ[[【白黒赤ファイアー・バード】]]や[[【白緑ドリームメイト】>【白赤緑ドリームメイト】]]系統、[[【赤黒バイク】]]/[[【青黒赤バイク】]]は大体機能不全となる上に、よしんば耐えられても3ターン目に[[《全能ゼンノー》]]が[[着地]]すれば相手はそうそう返しのターン中に綺麗に踏み越えて勝ち切るまでには至らない。

[[《“必駆”蛮触礼亞》]]に反応する通常のコスト踏み倒しもアドバンスでは使い捨ての[[《ベイビーポンの助》]]と[[《ベイB セガーレ》]]や、相手に先攻を取られた際の超上振れパターンの[[《ガル・ラガンザーク》]]を除けば、[[《勇愛の天秤》]]の[[火力]]範囲内の[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]と[[《キャディ・ビートル》]]ぐらいしか、3ターン目の動きに間に合う[[着地置換効果]]方式のものが存在せず、後は精々が後攻を取ってしまった時に間に合ってしまうがスペック自体は落ち目となっている[[《ルピア炎鬼》]]と[[《洗脳センノー》]]があるぐらいであり、出ることそのものを阻害されなければEXライフで耐えられる。一度通常のコスト踏み倒しメタをやり過ごせば手札以外メタは[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]で事実上[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]以外全てを吹っ飛ばすことができ、[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]も[[《時を戻す水時計》]]で処理できる。

白青赤型の場合は青赤型では採用できない白の[[メタ]][[カード]]や、青赤では質的に真似できない[[《ロジック・サークル》]]のような[[呪文]]指定[[サーチ]]、[[《氷柱と炎弧の決断》]]を凌ぐドロー効率となる[[《T・T・T》]]、メタカードを退かせない場合のサブプランに役立つ[[《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》]]のような上質な[[軽量級]][[GR召喚]][[呪文]]を積めるのが利点。光のコスト3呪文は[[《ナゾの光・リリアング》]]で高速射出するという手もある。

『[[DMGP2024-2nd>公認グランプリ]]』Day1の[[アドバンス]]部門では[[【白青赤バクオンソー】>【白青赤BAKUONSOOO】]]括りでベスト128進出者21人が使用と予選実績2位。ベスト8にも2人残ったがベスト4進出はならなかった。ベスト64には[[《死神覇王 ブラックXENARCH》]]での継続的なハンデスに対して[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]のマッドネスと自身回収を繰り返すことで半永久的に手札が減らないようにする型が残った。

グランプリ後には[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]の疑似[[侵略ZERO]]から[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]や[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]、[[《蒼き夢双 ドギラゴン天》]]などへの革命チェンジに繋げる[[【白青赤BAKUONSOOO】]]の入賞が報告された。諸々の[[ディスカード]]式[[手札交換]][[S・トリガー]]から[[カウンター]]で出した[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]を使って[[革命チェンジ]]を狙う型も見られる。

2024年11月中頃には[[【青魔導具】]]折衷型が64人参加の[[アドバンス]]の[[チャンピオンシップ]]で優勝。
**その他[#others]
2019年4月に開催された[[DMGP-''8th''>公認グランプリ]] Day2の決勝戦にて対戦した[[【メタリカミッツァイル】>【ミッツァイル】#e86f3492]]と[[【絶十】]]の主要カードである[[《''BAKUOOON''・ミッツァイル》>《BAKUOOON・ミッツァイル》]]と[[《音奏(''オンソ''ウ) ハイオリーダ》>《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]を合成した『混成』ディスペクター。
#region2(合成元との関係){{
-《音奏 ハイオリーダ》の体をブチ抜く形で、《BAKUOOON・ミッツァイル》の体が合成されている。《ミッツァイル》の顔部分と足は《ハイオリーダ》の体に「混成」のモザイクで繋がれているが、《ミッツァイル》のガトリング砲と両手や《ハイオリーダ》の翼は元の姿と変わらない位置にあり、[[ディスペクター]]にしては原型をかなり残した姿である。
[[《魔素縫合 アモデゴラス》]]と似た接合の仕方をされており、《ハイオリーダ》に対して《ミッツァイル》が追突してそのまま貫通してしまったかの様な容姿になってしまっている。《ハイオリーダ》の身体にあるバイオリンの弦やF字孔をも貫通されており、これでは音奏曲を奏でられなくなってしまっている。

-《ミッツァイル》からは、自軍[[破壊]]による[[コスト軽減]]と、自軍への無条件[[スピードアタッカー]]付与がそのまま引き継がれた。
--ただ、元の《ミッツァイル》がその破壊を[[GR召喚]]の弾として再利用していた一方で、《BAKUONSOOO》では''そのまま使い捨てて終わりにする''というディスペクトも受けている。
-《ハイオリーダ》からは、[[ディスペクター]]共通ながら[[EXライフ]]という形で[[シールド追加]]が引き継がれている。
--一方で、元の《ハイオリーダ》が「自分の」シールドゾーンにカードが「置かれた」時にGR召喚するという能力だったのに対し、《BAKUONSOOO》では「相手の」シールドゾーンからカードが「離れた」時にGR召喚するという、''真逆の条件にされる''ディスペクトも完備。
[[【絶十】]]由来のカードにもかかわらず、[[裁きの紋章]]とシナジーがないどころか、逆に相手の紋章付きシールドをブレイクすれば大量に[[GR召喚]]できる[[友情コンボ]]が起きてしまう。
-[[ブロックされない]]能力の由来は不明だが、【絶十】に採用されていた[[《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》]]を再現している可能性がある。2戦目では、《龍終》によって相手をブロッカーもろとも全てタップし、連続GR召喚と共に盤面を制圧した。
その他、単純に《ミッツァイル》が[[cip]]、そして《ハイオリーダ》も疑似的なcipで[[GR召喚]]出来ていたために、「ブロックされない[[スピードアタッカー]]がシールドを[[ブレイク]]することでGR召喚」、すなわち「疑似的なcip」を表現している可能性も考えられるか。

-文明は両者から過不足なく継承している。種族も同様だが、[[ワンダフォース]]は削除された。
-「BAKUONSOOO」という名前は、「BAKUONとONSOを繋げて余ったOOを後ろに付け足している」という解釈や、「BAKUOとOON、またはBAKUとOOONの間にONSOを組み込んで末尾のNを切り落としている」という解釈が可能。
--元のカードでは「おんそう」と読んでいたが、[[ビートジョッキー]]の命名ルールに合わせて「''オンソー''」に改変されている。
--オーケストラの緻密な音楽がモチーフの「音奏」が、耳障りなほど巨大な音である「爆音」と合成されてしまうのも一つのディスペクトだと言えるだろう。
}}

-[[ツインパクト]][[クリーチャー]]を合成元とする[[ディスペクター]]はこれが初めて。

-[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]は[[王来篇]]にて[[《暴走龍 5000GT》]]から力を借りて[[《BAKUOOON <5000GT.Star>》]]となり[[レクスターズ]]陣営につき[[ディスペクター]]と戦ったが、今度は自分が[[ディスペクター]]として利用されてしまった。

-[[メタリカ]]からは[[《頂上連結 サックーヴ・ヴァッサークァ7th》]]に続き2体目の、[[ビートジョッキー]]からは同弾で出た[[《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》]]と同じく初の[[ディスペクター]]となる。《頂上混成》の[[ディスペクター]]としても[[《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》]]に続き2体目となる。

-[[DM23-EX2]]に続く、新たな「頂上」ディスペクター。前回はGP8thからは[[Day1>《頂上印鑑 パラキン8th/「魔物が居るな……」》]]の様子がカード化されていたが、今回はDay2からカード化された。

//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#related]
-[[《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]
-[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]

-[[《頂上印鑑 パラキン8th/「魔物が居るな……」》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM24-EX2]]&br;'''フレーバーテキスト'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](17/100)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[ディスペクター]]
-[[メタリカ]]
-[[ビートジョッキー]]
-[[スーサイド]]
-[[コスト軽減]]
-[[EXライフ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[付与]]
-[[ブロックされない]]
-[[離れた時]]
-[[GR召喚]]
-[[【白青赤BAKUONSOOO】]]

&tag(クリーチャー,光文明,水文明,火文明,白青赤,3色,多色,コスト9,ディスペクター,混成,メタリカ,ビートジョッキー,パワー9000,召喚する時,スーサイド,自身コスト軽減,自軍を破壊し自身コスト軽減,EXライフ,W・ブレイカー,スピードアタッカー付与,無条件全体スピードアタッカー付与,ブロックされない,相手のシールドゾーンからカードが離れた時,GR召喚,頂上,SR,スーパーレア,MATSUMOTO EIGHT);