#author("2023-07-12T07:28:35+09:00","","")
#author("2024-01-12T19:59:29+09:00","","")
*《&ruby(れいけいれんけつ){霊刑連結}; ジゴク・パルテノン》 [#n311cabc]

|霊刑連結 ジゴク・パルテノン UC 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ディスペクター/デーモン・コマンド/アーク・セラフィム 6000|
|''EXライフ''(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|
|自分のターンの終わりに、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。|

[[DMRP-19]]で登場した[[闇]]の[[ディスペクター]]/[[デーモン・コマンド]]/[[アーク・セラフィム]]。

[[EXライフ]]と[[W・ブレイカー]]に、自分の[[ターン終了時>ターン終了ステップ]]に相手に[[セルフハンデス]]を行わせる[[能力]]を持つ。
//[[ベリーレア]]以下や[[単色]]の[[ディスペクター]]は基本的に[[カードパワー]]が抑えられ汎用性も欠いたスペックとなっているが、このカードは例外的に[[コストパフォーマンス]]と汎用性が共に高く設定されている。

[[セルフハンデス]]は自分の[[ターン]]の終わりに発動するため、基本的に1回は発動できる。
[[EXライフ]]を持つため[[バトルゾーン]]に居残りやすく、長く生き残るほどに相手に捨てさせる枚数も増える。
また、[[EXライフ]]の[[耐性]]は元々相手に[[手札]]の使用を強制しやすく、この手の相手に不利益を押し付ける[[システムクリーチャー]]とは相性が良い。その上、この[[クリーチャー]]の場合固有[[能力]]が[[ハンデス]]であるので「相手の[[手札]]を減らしやすい」という[[EXライフ]]の性質と二重に合致しているのも利点。
単純に、自分[[ターン]]で[[ブレイク]]して増えた相手の[[手札]]を無理やり差し引き0にする使い方もできる。

コスト5と[[ディスペクター]]で最軽量であるので、この[[クリーチャー]]自身展開がしやすいのも強み。
[[cip]]の[[ランダムハンデス]]と[[ササゲール]]1を持つコスト3の[[《傀儡 ジェニ-1》]]で絶え間なくハンデスが行える。

同じく最軽量[[ディスペクター]]の[[《飢動混成 ガリィングマール》]]とは異なり、この[[クリーチャー]]は[[単色]]であることから最小1マナにまで[[コスト軽減]]が可能である。[[《鬼寄せの術》]]は色が合い、ジャストで3ターン目召喚を可能にする。
//[[ササゲール]]によって早出ししやすい。
//↑ササゲールを使っても3ターン目の素出しは現実的には不可能。するにしても3ターン目に2マナのササゲール1と《フェアリー・ギフト》を重ねがけするといった力技が必要となる。
先述した通り長く居座るほど相手の損失が大きくなるので、早出ししやすく再展開しやすいコスト5は、この[[クリーチャー]]の運用を探る上で欠かせない要素である。

[[ハンデス]]を行う[[システムクリーチャー]]なので、当然ながら長期戦で長く維持すると強い。
ただ[[コスト軽減]]による早出しのしやすさから、序盤から[[手札]]を荒く消費して攻撃してくる[[ビートダウン]]系の[[デッキ]]相手にも多少睨みを利かせられる可能性があるのは覚えておきたい。

難点としては、盤面に干渉する[[能力]]が一切なく、また自分[[ターン終了時>ターン終了ステップ]]以外はほぼ棒立ちの[[準バニラ]]であるという点が挙げられる。
さらに[[セルフハンデス]]共通の問題として、相手にとって[[捨てる]]ことが[[メリット]]になるような[[カード]]を優先して捨てられる危険性も見逃せない。
コスト5にして[[EXライフ]]と[[W・ブレイカー]]を併せ持つため最低限[[打点]]として運用に足るスペックはあるものの、[[能力]]が遅効性であるため、有意義な影響をもたらす前に退場したり勝負が決してしまうことがあり得る。
[[単色]]・低[[コスト]]および所持する[[種族]]による展開のしやすさをフルに発揮させ、素早く長く場に居座らせることができるかどうかが、この[[クリーチャー]]を活かす上での焦点になるだろう。

5[[コスト]]以上の[[闇]]の[[コマンド]]なので、[[【ドルマゲドンX】]]系統に対する救済カードとも言える。素で2[[打点]]なので打点を[[侵略]]に依存しない型で利用価値がある。[[EXライフ]][[シールド]]が[[S・トリガー]][[コマンド]]なら、逆転の[[禁断爆発]]を狙うことも十分可能。

-[[マナ武装]]を満たした[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]と並べることで、自分のターンの終わりに相手に[[オールハンデス]]をさせる布陣を築くことができる。

**環境において [#j76ede63]
当初から[[【ドルマゲドンX】]]との相性の良さは注目されていたが、環境に進出するようになったのは[[DMBD-21]]・[[DMBD-22]]期に[[【赤黒ドルマゲドン】>【ドルマゲドンX】]]が強化されてからの事である。

[[【我我我ブランド】]]対面の場合、相手は[[カウンター]]札を見越して溜める[[プレイング]]を取るが、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の左上[[封印]]外しによる1111火力で1[[コスト]][[ウィニー]]を[[除去]]し、[[EXライフ]]による[[シールド追加]]で1[[打点]]分延命し、[[ターン終了時>ターン終了ステップ]]のハンデスで[[《カンゴク入道》]]による手札補充を相殺し、といった具合に[[能力]]や[[種族]]が悉く[[【我我我ブランド】]]対策として噛み合うのである。

後に[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]が登場すると、より汎用性の高いそちらの5枚目以降という立ち位置となった。それでも[[【赤黒テレスコ=テレス】]]が環境に進出すると、その類似スペック持ちの数合わせとして利用されている。
[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]には[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]などで出させないのが一番だが、[[《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》]]で貫通された場合でも[[《百鬼の邪王門》]]で呼び出して[[EXライフ]]で1ターン試合を続行させることができるのは[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]にはない強み。

**その他 [#o01e4486]
[[《聖''霊''提督セフィア・''パルテノン''》>《聖霊提督セフィア・パルテノン》]]と[[《D2K ''ジゴク''シヴァク》>《D2K ジゴクシヴァク》]]の『連結』[[ディスペクター]]。
[[《聖''霊''提督セフィア''・パルテノン''》>《聖霊提督セフィア・パルテノン》]]と[[《D2K ''ジゴク''シヴァク》>《D2K ジゴクシヴァク》]]の『連結』[[ディスペクター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《ジゴクシヴァク》の左上半身・右下半身がそれぞれ《パルテノン》の物に置き換えられている。
--《ジゴクシヴァク》は味方の[[破壊]]に関連した2つの[[メリット]][[能力]]を持っていたが、こちらの[[能力]]には一切面影が無い。また、「相手からの[[ハンデス]]に強い」という[[提督]][[サイクル]]に属していた《パルテノン》が、「相手が選ぶ[[ハンデス]]をする」[[能力]]になるという形で「ディスペクト」を受けている。
--[[カード名]]「霊刑」の「刑」は、《ジゴクシヴァク》の冠詞「D2''&ruby(ケー){K};''」が由来だろう。「刑」という漢字を選抜したのは、《ジゴクシヴァク》が支配していた[[D2フィールド]][[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]からの連想か。
-[[アンコモン]][[ディスペクター]][[サイクル]]ということで、《パルテノン》の[[光]]が削除され[[闇]][[単色]]の[[クリーチャー]]となっている。そのため、初の[[闇]][[単色]]の[[アーク・セラフィム]]となった。
--また、《パルテノン》の[[セイント・ヘッド]]及び《ジゴクシヴァク》の[[マスター・イニシャルズ]]も削除されている。しかし、《ジゴクシヴァク》は真の「K」のマスターでは無い為、この[[クリーチャー]]については[[マスター・イニシャルズ]]の削除は妥当であると言えるだろう。
--なお、「真のKのマスター」こと[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]は、その前身である[[《魔の革命 デス・ザ・ロスト》]]として[[ゲンムエンペラー>《虚∞龍 ゲンムエンペラー》]]に[[力を貸している>《ゲンムエンペラー <デスザ.Star>》]]。
--ちなみにであるが、[[闇]]を含む[[アーク・セラフィム]]自体はそれなりに存在する。
}}

-[[フレーバーテキスト]]では、[[マスター・イニシャルズ]]から[[ディスペクター]]/[[アーク・セラフィム]]に挿げ換えられているというこの[[クリーチャー]]の[[種族]]構成を、[[ドキンダム>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]より授けられた「『K』の[[意志>イニシャルズ]]」が「守護となって罰せられる」という記述で表現している。
--「[[地獄>《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]」の支配者であった《ジゴクシヴァク》が罰せられる側に置かれたという「ディスペクト」なのだろう。

**[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]での活躍 [#o34140f0]
[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]に対抗するべく「[[禁断王>《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]」の力を借り受けようとする[[モモキング>《アルカディアス・モモキング》]]の前に、[[サイクル]]のメンバーと共に「[[禁断王>《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]の試練を担う[[禁断]]の[[使徒>マスター・イニシャルズ]]」として立ちはだかった。
第三の試練の相手として選ばれ、[[無数の針がそびえたつ空間>《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]を展開し[[モモキング>《アルカディアス・モモキング》]]を追い込むが、[[超獣王来列伝>DMSP-02]]より発動された「[[天聖王>《聖霊王アルファディオス GS》]]」[[アルカディアス>《聖霊王アルカディアス》]]の力によって針を全て円柱に塗り替えられ、さらにその内の一本に磔にされ敗北した。

**[[サイクル]] [#r93919ac]
[[DMRP-19]]で登場した[[アンコモン]][[ディスペクター]][[サイクル]]。[[DM-21]]の[[提督]]と[[DMR-21]]の[[マスター・イニシャルズ]]が[[敵対色]]同士で合成されている。(光のみ[[DMR-21]]の[[《D2P ヘビーポップ》]]ではなく[[DMR-22]]の[[《D2J ジェルヴィス》]]が合成されている。)
-[[《炎勢混成 ガウスルヴィス》]]
-[[《越獣縫合 ワルスラフォー》]]
-''《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》''
-[[《士機電融 サウンドファーザー》]]
-[[《歪悪接続 ヨー・バルディ》]]

**関連カード [#s9095ed1]
-[[《聖霊提督セフィア・パルテノン》]]
-[[《D2K ジゴクシヴァク》]]

-[[《零》]]
-[[《光獅接続 シャウライガー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#za68dd41]
-[[DMRP-19]]&br;'''[[K>《D2K ジゴクシヴァク》]]の[[意志>イニシャルズ]]は、[[守護>アーク・セラフィム]]となって罰せられる。'''

**収録セット [#f4a63529]
-illus.[[Muna-Ge]]
--[[DMRP-19 「第3弾 王来篇 禁断龍VS禁断竜」>DMRP-19]](36/95)

**参考 [#g60146b4]
-[[ディスペクター]]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[アーク・セラフィム]]
-[[EXライフ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ターン終了ステップ]]
-[[セルフハンデス]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.自分の「マナ武装」が発動している[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]と、''《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》''がバトルゾーンにいる状況です。ターンの終わりに、先に[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]の効果で相手の手札を1枚残して捨てさせ、その後''《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》''の効果で残りの1枚を捨てさせられますか?&br;類似例:[[《零》]]
A.はい、捨てさせられます。「ターンの終わりに」の能力が同時にトリガーするので、好きな順番で解決できます。
#region2((総合ルール 605.1)){{
:605.1. |解決にあたって、待機状態の効果のうちターン・プレイヤーから自分の効果を好きな順番で解決していきます。効果がいつ待機したかの順番は関係ありません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40244]](2021.9.24)

&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト5,ディスペクター,連結,デーモン・コマンド,コマンド,アーク・セラフィム,パワー6000,EXライフ,W・ブレイカー,自分のターンの終わり,ターン終了時,ハンデス,セルフハンデス,置きハンデス,・,終音「ん」,UC,アンコモン,Muna-Ge);