#author("2023-08-11T13:12:12+09:00","","")
#author("2023-08-11T13:12:25+09:00","","")
*《&ruby(でんじ){電磁}; アクアン-&ruby(ツー){2};》 [#r0aeb77c]

|電磁 アクアン-2 R 水/火/自然文明 (5)|
|クリーチャー:サイバーロード/ディスタス 3000|
|''G・ストライク''(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から水、火、自然のカードを1枚ずつ手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。|
|''ササゲール2''(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)|

[[DMSD-19]]で登場した[[水]]/[[火]]/[[自然]]の[[サイバーロード]]/[[ディスタス]]。

[[cip]]で[[山札の上]]から4枚を[[表向き]]にし、[[水]]/[[火]]/[[自然]]を1枚ずつ[[手札]]に加えることができる。
さらに[[G・ストライク]]と[[ササゲール]]2を持つ。

[[cip]]で[[手札]]に加えた[[ディスペクター]]を次のターンに[[ササゲール]]で[[コスト軽減]]して[[召喚]]する、というデザインのカード。
5[[マナ]]でこの[[クリーチャー]]を[[召喚]]した場合、次のターンには[[コスト]]8までの[[ディスペクター]]を[[召喚]]できる。
そのようなカードには既に[[《麗姫 アントワ-2》]]もあったが、此方は1コスト重い代わりに既にある手札を温存できる上、防御札としても運用出来る。

かの[[《サイバー・ブレイン》]]が4マナで3枚引けると考えると、5マナで3枚[[手札]]を増やして[[クリーチャー]]が残るのは悪くない。
サポート対象である[[ディスペクター]]は[[多色]]が多いため、各文明1枚ずつという制約もあまり気にならない。

[[《セブ・コアクマン》]]・[[《アクアン・メルカトール》]]らのような[[《アクアン》]]系列と比べると[[マナコスト]]や[[手札]]に加えられる[[カード]]の[[文明]]が異なる。そのため[[青赤緑]]で[[防御札]]を兼ねる[[ドローソース]]として考えると、比較対象はむしろ[[《ストリーミング・Re:チューター》]]だろう。

[[ディスペクター]]のサポートを考慮しないのならば、[[山札の上]]から5枚[[表向き]]にできるあちらの方がより多く[[手札]]を増やしやすい。[[クリーチャー]]と[[呪文]]という違いもあるので[[デッキ]]によって使い分けたい。

[[ササゲール]]2によって一気に大型の[[ディスペクター]]にアクセスできる。
[[パワー]]は3000と決して高い部類ではなく、相手ターンをまたいで[[ササゲール]]を使えるかはやや不安定。

とはいえ[[cip]]の[[手札補充]]で一仕事終えていると考えると、オマケのような[[能力]]の割に成功した時のリターンは非常に大きい。
むしろ相手に[[ササゲール]]を妨害するための[[除去]][[カード]]を使わせられるともいえ、コスト以上の仕事が見込める。

[[ディスペクター]]は大部分が[[多色]]であり、「[[連結>白黒赤]]」「[[電融>青赤緑]]」「[[接続>白黒緑]]」「[[混成>白青赤]]」「[[縫合>青黒緑]]」のいずれもこのカードが指定するカラーを含んでいる。[[白黒]]2色の[[多色]]だけは《電磁 アクアン-2》の対象外だが、4枚見て多色1体を手札に加える呪文である[[《レインボー・マップ》]]の上位版のような働きが期待できる。

さらには[[G・ストライク]]まで持ち合わせる。[[手札補充]]と[[コスト軽減]]を行える[[クリーチャー]]が[[防御札]]としても使えるのは驚異的であり、ありがたい点である。

この[[カード]]が最も輝くのはやはり[[青赤緑]]で組まれる[[ディスペクター]]の[[デッキ]]だろう。
[[ディスペクター]]は[[アタック・チャンス]][[呪文]]との連携を持ち味にするものが多いため、一度に複数枚加えられる点は重要である。

特に[[【青赤緑Vol-Val-8】]]のような[[ササゲール]]持ちを並べて大型[[ディスペクター]]に繋げる[[デッキ]]では活躍の場は多い。[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]は[[ターン]]中に[[破壊]]された[[クリーチャー]]の数を参照し、[[《竜界電融 N・EXT》]]は[[マナゾーン]]の[[ディスタス]]を[[アンタップ]]できるため、単なる[[マナブースト]]よりもこの[[クリーチャー]]が優先される。特に後者は連続して同名[[カード]]を[[召喚]]しやすい性質を持つため、複数枚の[[手札補充]]と組み合わせる価値は高い。

[[文明]]が合致する[[《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》]]や[[《呪帝電融 カーペラー・キリテム》]]とは特に相性がよく、5→8とすぐに繋がり、そちらの[[能力]]で[[コスト踏み倒し]]できる。

汎用的な[[マナ基盤]]&[[防御札]]として見ると、同色同コストの[[《ドンドン火噴くナウ》]]や[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]と比較される。それらも同じく山札の上から3枚以上を操作でき、[[マナブースト]]や[[除去]]もこなせる。[[手札補充]]の枚数を優先するか、それ以外の役割も期待するかで使い分けるべきだろう。

一概には言えないが、[[G・ストライク]]と[[S・トリガー]]では後者に軍配が上がりやすい。対してこちらは[[手札補充]]の枚数では圧倒的に勝っている。

[[ディスタス]]のサポートや[[ササゲール]]を活かして[[デッキ]]を組んでいきたい。

-元ネタの[[《アクアン》]]は武器を売ることで利益を得る商人だったが、こちらでは[[自らを犠牲に>ササゲール]]して[[ディスペクター]]に奉仕する[[ディスタス]]となっている。能力的にもディスペクトされた部分が大きく、
--自身と異なる[[文明]]を回収してきたこれまでの《アクアン》系列とは逆に自身と同じ[[文明]]を回収する
--しかも回収する他の文明はこれまでの《アクアン》と異なり、[[水]]の[[友好色]]ではなく[[敵対色]]
---[[《アクアン・メルカトール》]]も[[敵対色]]を回収しているが、同時に[[友好色]]を回収している上、自身と同じ[[水]]は回収していない。
--見せたカード全てを手に入れることができたこれまでの《アクアン》とは違い、3枚しか回収できないので必ず1枚は捨てなければならない
--[[墓地肥やし]]を兼ねる事ができたこれまでの《アクアン》とは異なり、加えなかったカードは[[墓地]]ではなく[[デッキボトム>山札の下]]へと送られてしまう
--[[武器を売る>手札補充]]だけが役目だった《アクアン》が[[G・ストライク]]と[[ササゲール]]という更なる役割を与えられている

と、ディスタスながらディスペクター並みの「ディスペクト」を受けているのが窺える。

**関連カード [#idb2ab44]
-[[《アクアン》]]
-[[《セブ・コアクマン》]]
-[[《アクアン・メルカトール》]]

-[[《ストリーミング・チューター》]]
-[[《ストリーミング・Re:チューター》]]

-[[《麗姫 アントワ-2》]]

**収録セット [#h6fe7e10]
-illus.[[otumami]]
--[[DMSD-19 「キングマスタースタートデッキ ハイドのN・EXT」>DMSD-19]](8/15)
--[[DMRP-19 「第3弾 王来篇 禁断龍VS禁断竜」>DMRP-19]](29/95)、(9A/20)、(9B/20)

**参考 [#a09f5041]
-[[サイバーロード]]
-[[ディスタス]]
-[[G・ストライク]]
-[[cip]]
-[[サーチ]]
-[[水]]
-[[火]]
-[[自然]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]
-[[ササゲール]]

&tag(クリーチャー,水文明,火文明,自然文明,青赤緑,3色,多色,コスト5,サイバーロード,サイバー,ディスタス,パワー3000,G・ストライク,cip,サーチ,手札補充,各文明1枚ずつ,ササゲール,ササゲール2,《アクアン》,アクアン,R,レア,otumami);
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