#author("2024-02-10T12:58:54+09:00","","")
#author("2024-03-08T04:56:27+09:00","","")
*《&ruby(れいごくおうひでん){零獄王秘伝}; &ruby(ゼロ){ZERO};&ruby(アンド){×};&ruby(ストライク){STRIKE};》 [#top]
|零獄王秘伝 ZERO×STRIKE VR 光/闇/自然文明 (4)|
|呪文|
|''アタック・チャンス'':光と闇と自然を持つディスペクター(自分の光と闇と自然を持つディスペクターが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)|
|次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|►自分の山札の上から、1枚目をシールド化し、次の1枚をマナゾーンに置き、さらにもう1枚を墓地に置く。|
|►自分のディスタスまたはディスペクターを1体選ぶ。それと同じ名前を持つクリーチャーを好きな数、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。|

[[DMRP-19]]で登場した[[光]]/[[闇]]/[[自然]]の[[アタック・チャンス]][[呪文]]。

[[アタック・チャンス]]は[[白黒緑]]の『接続』[[ディスペクター]]が条件で、以下の[[クリーチャー]]が該当する。

#taglist(光文明^闇文明^自然文明^ディスペクター-種族)
#taglist(ディスペクター^自己全文明追加)

[[《極世接続 G.O.D.Z.A.》]]と[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]の場合、[[攻撃]]時に[[コスト踏み倒し]]で出した[[クリーチャー]]も対象にできる。[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]も、[[マナ召喚]]した[[ディスタス]]を増殖できるので相性が良い。
ただ、これら3種は[[コスト]]が重く、[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]以外[[アタック・チャンス]]を誘発させづらいため、[[コスト]]が低いことを活かして、[[手打ち]]または他の[[踏み倒し]]手段で[[唱える]]ことも視野に入れていいだろう。
[[《霊黒接続 スピリガリア》]]はもっとも軽く、[[マッハファイター]]ですぐに[[攻撃]]できるため相性はいい。

1つ目の[[モード]]は[[《フェニックス・ライフ》]]に[[墓地肥やし]]が付いたような能力だが、移動先の選択及び[[シールド]]化する[[カード]]の確認ができなくなっており[[S・トリガー]]などは狙って仕込めない。

2つ目の[[モード]]は、[[デッキ]]に入っている自分の[[ディスタス]]または[[ディスペクター]]のカードを、[[手札]]、[[マナゾーン]]、[[墓地]]から好きな数踏み倒せるすさまじいもの。[[ディスペクター]]なら1体でも出せれば、[[手打ち]]でもリターンは[[コスト]]以上になることだろう。適当な[[ディスタス]]を対象に使うだけでも十分なリターンが見込める。

十分に[[山札]]を掘り進めていれば、2体程度出すことは難しくない。ほぼ全ての[[ディスペクター]]と相性が良いと言っても過言ではなく、相性が悪い[[カード]]の方が少ない。

相互[[踏み倒し]]の関係にある[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]や[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]との相性は良い。[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]を出す→[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]でこの[[呪文]]を唱えて[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]を増殖させて、大きな[[アドバンテージ]]を叩き出せる。また、[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]は、相手[[ターン]]に[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]を増殖させることで新しく出てきた[[クリーチャー]]も[[バニラ]]同然にできる。

[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]や[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]のような[[スピードアタッカー]]を持つ[[ディスペクター]]ならば、[[ワンショット]][[打点]]も望める。

[[cip]]持ちに使えばそれが最大で3倍化するため、爆発的な[[アドバンテージ]]を稼げる。淡泊なスペックである[[《無頼 ブロンズ-1》]]ですら、3枚用意出来ていれば3[[マナブースト]]になる。
[[ササゲール]]との相性も抜群で、[[ササゲール]]2以上の[[カード]]を増殖出来れば、支払った[[マナ]]以上の[[コスト軽減]]を実現できる。[[cip]]や[[pig]]持ちならばなお良い。
リソース目的だけでなく、[[《Disノメノン》]]に使えば[[ジャストダイバー]]の4[[打点]]を即座に用意できると攻撃的な目的にも転用可能。

深く考えなくとも[[バトルゾーン]]に[[召喚酔い]]していない[[アタック・チャンス]]元と[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]があれば[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]の[[墓地回収]]を活かしてノー[[コスト]]で連打することが可能。

とはいえ、[[マナブースト]]、[[墓地肥やし]]、[[ドロー]]を充分に行い、同名カードを複数仕込んでおかなければフルスペックは発揮できない。同名カードが4枚ともマナ落ちや[[墓地]]送りになる可能性を考えると、何らかの回収手段も用意しておきたいところ。

準備が済んでいない序盤は1つ目の[[効果]]で堅実に[[アドバンテージ]]を稼ぎ、用意が済んだ後半戦で2つ目の[[効果]]を使い畳みかけるという使い方が主になるか。

堅実な1つ目の[[効果]]と豪快な2つ目の[[効果]]により、非常に腐りづらく強力な1枚になっている。

-1つ目のモードはシールド、墓地、マナを増やすのは[[《Disゾロスター》]]と共通しているが、《Disゾロスター》とは順番が違うので注意。

-2つ目のモードは「同じ名前を持つクリーチャー」という指定のため、[[名前集合]]にあたる[[クリーチャー]]も出すことができる((更に言えば、[[バトルゾーン]]以外では[[ディスタス]]及び[[ディスペクター]]であるかは指定されていない。))。通常の[[ディスタス]]及び[[ディスペクター]]には該当するカードは存在しないが、例えば[[《ビックリ・イリュージョン》]]で[[種族]]に[[ディスペクター]]を追加した[[《龍覇 グレンモルト》]]を選択し、[[同じ名前を持つクリーチャー>名前集合#i5799ad7]]を十数体同時に出すことも理論上は可能である。

**環境において [#envionment]
登場した[[DMRP-19]]期には[[【5色コントロール】]]系統を筆頭に採用されるケースが見られ、[[【4色ロマノグリラ天門】]]でも使われる場合がある。
フィニッシュに使う[[カード]]としてはややオーバーキルな局面が多い上にディスペクター自体2体目以降が要らないほど能力が完結したクリーチャーが多いため採用しない構築も多く、環境を支配するまでには至っていない。

[[DM23-RP1]]期の最後から2週目の平日には[[【クイーンサイクル】>【クイーン・アマテラスループ】#QA4]]型[[【5色ザーディクリカ】]]におけるパーツとして結果を残した。

**その他 [#others]
-日常用語としては違和感があるかもしれないが、デュエマの能力テキストでは「または」は論理和と同じ意味で使われる。つまり、[[手札]]、[[マナゾーン]]、[[墓地]]に1枚ずつある場合でも、3つのゾーンのそれぞれから好きな枚数出せる。

-[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]において[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]はこの[[呪文]]を使用しなかったため、この呪文が具体的にどのような力を持っているのかは明かされなかった。
--後に[[デュエチューブ]]で明かされた設定によると、この技はすべての[[ゼニス]]を支配して操る力を持っていたが、ゼニス化が途中で止まったために使えるタイミングが無かったとのこと。
《ロマノグリラ》は魔弾を撃ち込んだ他者に同士討ちを強制し、その者の平和を望む心との矛盾でゼニス化させる能力を持つので、ゼニス化したクリーチャーをそのまま支配下に置くというのが目的なのだろう。
[[ゼニス]]がいることが前提なので、[[ゼニス]]化が果たされないとなると、やはり意味がない。
-カードの効果には、同名の[[ディスタス]]や[[ディスペクター]]を踏み倒す効果があるため、かなりの違和感がある。
おそらく、[[ゼニス]]化したクリーチャーを自らの軍勢に招き入れることを意識したのだろう。

-[[《Volzeos-Balamord》]]もこの技を使ったが、[[《未来王龍 モモキングJO》]]一人に使っても効果が無さそうである。[[《「俺」の頂 ライオネル GS》]]部分の離反を狙ったのだろうか。
--実際、このカード自体、[[王来篇]]の[[アタック・チャンス]]呪文サイクルの中で唯一、相手プレイヤーや相手のクリーチャーを対象とする効果を持たないため、[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]でもこの呪文を使う意味がなかったのだろう。
-アニメでも[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]登場回では結局使われず、40話にてようやく[[《Volzeos-Balamord》]]のアタック・チャンスで使用されたが、同時に唱えた[[他>《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]][[の>《禁時王秘伝エンドオブランド》]][[も>《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]][[の>《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]と比べると明らかに唱える意味のないものであった。

-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』でも[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]の登場した回では結局使われず、第40話にて[[ジェンドル]]が[[ハイド]]戦でようやく[[《Volzeos-Balamord》]]の[[アタック・チャンス]]で使用されたが、同時に唱えた[[他>《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]][[の>《禁時王秘伝エンドオブランド》]][[も>《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]][[の>《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]と比べると明らかに唱える意味のないものであった。

-一方、漫画『キング』ではアニメ版よりも先に使用し、こちらは[[ジェンドル]]が[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]の[[アタック・チャンス]]によって唱えている。

-カード名の由来はそれぞれ[[《「無情」の極 シャングリラ》]]を象徴する[[ZERO>無色]]と、[[《邪眼皇ロマノフI世》]]の必殺技[[《魔弾ロマノフ・&ruby(STRIKE){ストライク};》>《魔弾ロマノフ・ストライク》]]だろう。また、表記は《シャングリラ》の奥義[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]に似ておりこちらも意識されていると思われる。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[王来篇]]の[[ディスペクター]]の[[王>キングマスターカード]]に対応する[[アタック・チャンス]][[呪文]][[サイクル]]。
-[[《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]]
-''《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》''
-[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]
-[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]
-[[《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]]

**関連カード [#card]
-[[《Disゾロスター》]]

-[[《魔弾ロマノフ・ストライク》]]
-[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]

**収録セット [#pack]
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMRP-19 「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜』>DMRP-19]](10/95)

**参考 [#reference]
-[[白黒緑]]
-[[呪文]]
-[[アタック・チャンス]]
-[[ディスペクター]]
-[[モード]]
-[[シールド追加]]
-[[マナブースト]]
-[[墓地肥やし]]
-[[ディスタス]]
-[[カード名]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リアニメイト]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.自分の[[《Volzeos-Balamord》]]が攻撃する時、自分は手札から''《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》''を「アタック・チャンス」で唱えました。「自分のディスタスまたはディスペクターを1体選ぶ。それと同じ名前を持つクリーチャーを好きな数、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。」を選んで[[《Volzeos-Balamord》]]を選んだ場合、自分は手札、マナゾーン、墓地から合体した状態で[[《Volzeos-Balamord》]]を出せますか?&br;参照:[[《新世界王の権威》]][[《新世界王の思想》]][[《新世界王の闘気》]]
A.いいえ、出せません。[[《Volzeos-Balamord》]]はバトルゾーン以外のゾーンではクリーチャーではなくキング・セルとして扱いますので、同じ名前を持つクリーチャーとして出すこともできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40609]](2021.12.17)

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