#author("2024-03-22T16:35:24+09:00","","")
#author("2024-03-22T16:45:59+09:00","","")
*《&ruby(ミステリー・ヒッポ){陰陽の舞};》 [#ndbcdb0d]

|陰陽の舞 UC 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ビーストフォーク 3000|
|W・ソウル|
|マナ爆誕0(このクリーチャーを自分のマナゾーンから、コストを支払わずに召喚してもよい)|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンから召喚していたら、自然のカードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。置けない場合、このクリーチャーを破壊する。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DM-39]]で登場した[[W・ソウル]]持ちの[[ビーストフォーク]]。

まさかの''[[マナ爆誕]]0''という[[能力]]を持ち、[[マナゾーン]]からの[[コスト踏み倒し]]で[[召喚]]できる。
その[[能力]]を使う代償として[[マナゾーン]]から[[自然]]の[[カード]]を1枚[[墓地]]に置かねばならず、置けなければ[[破壊]]されてしまう。

[[マナゾーン]]から[[召喚]]すると実質[[マナ]]が2枚も吹き飛ぶ諸刃の剣であるが、ノー[[コスト]]で[[マナ]]から出せるというのはそれをもっても強力である。
単純にパワー3000とそこそこのサイズがあるので[[【緑単速攻】]]などに入れて最後の一押しに使ってもいいし、[[進化速攻]]の種にしてもいい。
速攻で不足しがちな[[手札]]に頼らない点もアタッカーとしては優秀である。


しかし、このカードの本領は[[コンボ]]や[[ループ]]として使われる事。
[[バトルゾーン]]や[[墓地]]などから[[カード]]を[[マナゾーン]]に置くギミックがあると運用性が跳ね上がる。おまけにノーコストで動けるという点から活用機会は多岐に渡る。
一例として、
-[[【スノーフェアリー】]]ではアタッカーと墓地肥やしを兼ね備える。
-[[《獅子舞妖精ミエゾウ》]]と組み合わせることで無限[[ループ]]が可能。
-[[【ラララオプティマス】]]では[[《ヒラメキ・プログラム》]]の種になる。
-[[《邪魂転生》]]や[[《ヨギー・ベジタリバー》]]、[[フシギバース]]の生贄にする。

他にも想像を絶するコンボの可能性を秘めている。ポテンシャルは非常に高い。
将来性溢れたカードと言えるだろう。
ただし、本来は[[パワー]]3000の[[バニラ]]なので普通に[[コスト]]を支払って[[召喚]]する価値は少ない。いかに[[能力]]を上手く使うかがカギといえよう。
[[殿堂入り]]後も[[《ダンディ・ナスオ》]]、もしくは[[《バロン・ゴーヤマ》]]のマナ操作から呼び出されており、このカードが[[シールド]]に入らない限り2~3枚体制で使えると言える。

**ルール [#v4d55dc5]
-[[マナ爆誕]][[能力]]で[[召喚]]した際、[[自然]][[マナ]]があるなら、[[強制]]的にその[[自然]][[マナ]]を[[墓地]]に置かなければならない。『[[マナゾーン]]にまだ[[自然]][[マナ]]があるが、あえて[[《陰陽の舞》]]を[[破壊]]する』ということはできない。

-[[コスト軽減]]や[[コスト加重]]の対象にならない。これは、「0マナを支払う」という扱いではなく、[[G・ゼロ]]のように[[コスト]]を支払わずに[[召喚]]するからである。[[マナ爆誕]]の中でも例外的と言えるだろう。当然、[[《薫風妖精コートニー》]]などの効果で[[文明追加]]をしても必要な[[コスト]]が増える事はない。

-[[《蛇手の親分ゴエモンキー!》]]などの[[能力]]で[[コスト]]を支払って[[マナゾーン]]から[[召喚]]した場合も[[デメリット]][[能力]]はトリガーする。
--一方で[[召喚]]にしか反応しないため、[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]などで[[マナゾーン]]から[[召喚]]でない[[コスト踏み倒し]]で出した場合はトリガーしない。

**環境において [#s2d52647]

登場当初しばらくは運用法が未開拓でそれほど評価が高くなかったが、当時から腐っても0[[コスト]][[ウィニー]]であることから、[[【黒緑速攻】]]に入ることもあった。ただし、[[《死神術士デスマーチ》]]の[[墓地進化]]に[[デメリット]]を活かす場合は事実上[[自然]]と[[闇]]の[[2色]]しか落とすものが無く、その中でも目ぼしいカードが[[《無頼封魔アニマベルギス》]]しかなかったため、デメリットを[[メリット]]に変えることはしづらかった。また、[[マナ爆誕]][[シナジー]]を活かしやすい[[【シロガシラ・ジュカイ】]]に採用されることもあった。

[[エピソード1]]になると、[[【ラララオプティマス】]]において最速4[[ターン]]目に[[コンボ]]を起動させるために不可欠な[[キーカード]]であることが注目され、ブレイクを果たす。
[[《ヒラメキ・プログラム》]]によって[[《常勝ディス・オプティマス》]]の土台となり、[[《薫風妖精コートニー》]]によって[[マナゾーン]]の[[カード]]がすべて[[自然]][[文明]]を持つため、[[コンボパーツ]]の[[呪文]]や[[《疾封怒闘 キューブリック》]]など、[[自然]]ではない[[カード]]を任意のタイミングで[[墓地]]に送ることができた。
[[【ラララオプティマス】]]において、マナさえ伸びていれば複数体展開することも容易であったため、無制限時代はコンボパーツの[[盾>シールド]]落ちによる[[ループ]]失敗時に最悪の場合[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]とこれを並べて[[1ショットキル]]するプランも取られた。このように[[コスト]]0でできることとしては明らかに高スペックになってしまったことから、2014年5月24日付けで[[殿堂入り]]が決定した。

殿堂入りするまでの間、[[【ヒラメキドレーン】]]でも単純な0コストクリーチャーとして使われた。[[《偽りの名 スネーク》]]を使っての大量[[マナブースト]]の合間に出せば、自己[[ランデス]]の[[デメリット]]もある程度相殺できた。

殿堂入り後も引き続き[[【ラララオプティマス】]]において使われた。[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[【白緑メタリカ】]]におけるタダ出し[[マナ]]リソースとして利用された。

[[【緑単ループ】]]の現役時代、タップマナを砕いて0マナで出すことで[[《ベイB ジャック》]]で生み出せるマナを1マナ増やすために使われることもあった。

[[【白緑メタリカ】]]の消滅後は影の薄いカードとなったが、[[超天篇環境]]になって[[【赤緑ジョーカーズミッツァイル】]]における[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]の[[コスト軽減]]要員として確認されるようになった。

[[十王篇]]で[[フシギバース]]が登場すると、0マナでフシギバースによる[[召喚]]の[[コスト]]を5軽減しつつ墓地肥やしを行い、さらに自身の再利用までできるカードとして注目された。
//これにより、将来の[[プレミアム殿堂]]が囁かれるようになった。

[[DMPCD-01]]・[[DMPCD-02]]期に[[オリジナル]]で流行を見せた[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]でも活躍。[[マナ爆誕]]はメイン[[フィニッシャー]]である[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]による[[能力]][[無視]]に引っ掛からない上に、逆に[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]のおかげで場に出さえすれば自己[[ランデス]]の[[デメリット]]も回避。自己ランデスを行うにしても[[《Disジルコン》]]や[[《大樹王 ギガンディダノス》]]を落とせばデメリットに見合った[[墓地肥やし]]となる。

[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]でも稀に0コストで出せる[[《母なる星域》>《幻緑の双月/母なる星域》]]の踏み台として利用される場合がある。終盤には10マナ程度溜まるデッキなので、《母なる星域》のマナ枚数参照効果とは完全にはアンチシナジーにはならない。

[[DM23-EX3]]期時点で流行している[[【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】>【超神星DOOM・ドラゲリオン】#t28ce348]]に入る場合もある。[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]を狙ってマナゾーンから墓地に落とせる上にタイミングを誤らなければ[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]用の[[《フェアリー・ギフト》]]として使える。
[[DM23-EX3]]期時点で流行している[[【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】>【超神星DOOM・ドラゲリオン】#t28ce348]]に入る場合もある。[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]を狙ってマナゾーンから墓地に落とせる上にタイミングを誤らなければノーコストで[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]を1コスト軽減できる。
**他のカードとの関係 [#r4dd8ef1]

-上記の無限[[ループ]]を使うことによって、[[《ハッスル・キャッスル》]]等の[[cip]][[能力]]を使い回すことができる。また、[[《イチバンの覚醒者オーシャン・G・ホーガン》]]と組み合わせると自分の[[山札]]から[[クリーチャー]]以外の[[カード]]が出るまで[[コスト踏み倒し]]を続けられる。

-[[マナ爆誕]][[能力]]でこの[[クリーチャー]]を[[召喚]]する場合、[[コスト]]を支払っていないので[[《百発人形マグナム》]]の[[効果]]が起動してしまう。相手の場に[[《百発人形マグナム》]]が存在するときは注意しよう。

-[[仁義]]と相性が良い。[[マナ爆誕]]を使って[[召喚]]すれば[[仁義]]を2回[[トリガー]]させることができる。

//-[[《バリバリ・ケドケド》]]がいる状態で[[マナ召喚]]すると、その召喚したクリーチャーはバトルゾーンに出せないが、マナゾーンに置かれた扱いになって[[スペース・チャージ]]が発動するという正式裁定が出された。そのため、このクリーチャーのマナ爆誕0で自然文明を対象とした[[スペース・チャージ]]を連発できるようになり、[[プレミアム殿堂]]に指定される可能性はさらに濃厚になった。

-[[《バリバリ・ケドケド》]]の登場に際し公式のよくある質問で追加された「''バトルゾーンに[[出せない]]状態でも[[召喚]]はできる''」という裁定を利用し、[[【ゾンビパルテノンループ】]]や[[【ケドケドベラドマイ】]]といったデッキが成立し、一気にトップメタとなった。ユーザーの間では《陰陽の舞》の[[プレミアム殿堂]]入りを予想する声もあったが、公式からは[[召喚に関する裁定変更のお知らせ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31627/]]を発表することになった。


**その他 [#j0eb4eb4]
-[[再録]]の度に[[マナ爆誕]]0限定[[cip]]の[[テキスト]]が変更されている。
--[[DMX-12]]版および[[DMX-22]]版のテキストでは、「自分のマナゾーンから召喚していた場合」のテキストは、[[cip]]の[[誘発]]条件として扱われている。
--[[DM-39]]版(初期版)及び[[DMEX-08]]版(最新版)のテキストでは、「自分のマナゾーンから召喚していた場合」のテキストは、[[cip]]の[[解決]]条件として扱われている。総合ルール109.1.により、こちらのテキストに沿って処理を行う。
---細かな違いだが、このテキストの違いによって、相手の[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]がいる場合の処理が変化する。((前者のテキストならば、解決条件が存在しないので、そのまま《The邪悪 寄成ギョウ》側のプレイヤーが自分のマナゾーンから自然のカードを1枚墓地に置く(それができなければ《陰陽の舞》を破壊する)。後者のテキストならば、この《陰陽の舞》は、《The邪悪 寄成ギョウ》側のプレイヤーのマナゾーンから召喚されたわけではないので、解決条件を満たせず、何も起こらない。))

-イラストは陰陽師の格好をした[[カバ>hippo]]。おまけに[[イラストレーター]]は[[hippo]]氏である。&br;ちなみにイラストレーターの[[hippo]]氏の名前の由来は英語でカバを意味するヒポポタマス(hippopotamus)からである。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、愛実が[[未来>虹矢 未来]]戦で使用。その変わった能力を見せつけ未来を感心させたが、[[《デーモン・ハンド》]]で[[破壊]]された。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#aa13bbe1]

|陰陽の舞 UC 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ビーストフォーク 3000|
|マナ爆誕[自然(1)]|
|バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンから召喚していたら、自分のマナゾーンから「マナ爆誕」を持たない、ランダムな自然のカードを1枚を墓地に置く。置けない場合、このクリーチャーを破壊する。|

[[DMPP-14]]で実装。[[W・ソウル]]は削除された。
TCG版では[[マナ爆誕]]がコスト踏み倒しだったが、こちらは自然1マナ必要になった。
また、セルフ[[ランデス]]が「[[マナ爆誕]]を持たない、ランダムな自然のカード」に変更された。

自分の[[《薫風妖精コートニー》]]がいるとマナ爆誕[光/水/闇/火/自然(1)]→文明数未満なら文明数に補正されて5マナ支払いが必要となる。マナゾーンを見た際の表記も⑤になっている。

***ランデスについて [#k6cca1d0]

デュエプレの[[マナゾーン]]のカードは、タップ・アンタップの概念がないため、通常は[[ランデス]]されると「最大マナ」だけ減って「使用可能マナ」は変わらない。

例1:使用可能マナ/最大マナが4/6でマナ爆誕[自然(1)]を使うと、1マナ支払いながらマナゾーンから《陰陽の舞》が離れることで3/5に更新され、そのようにして出た[[cip]]で3/4になる。使用可能マナはちゃんと4→3で1しか消費しない。

ただし、使用可能マナ=最大マナのときに限り、一緒に使用可能マナも減ってしまうため、事実上使えるマナが2減ってしまう。

例2:使用可能マナ/最大マナが6/6でマナ爆誕[自然(1)]を使うと、[自然(1)]でマナから出ると5/5に更新され、そのようにして出た[[cip]]で4/4になる。使用可能マナは6→4で2消費してしまっている。

-この仕様のため、[[《大神砕グレイトフル・ライフ》]]に[[進化速攻]]するためには2+7の9マナ必要になる。1+7の8マナではない。

**[[フレーバーテキスト]] [#scd13d11]
-[[DMPP-14]]&br;'''怪しげな舞は[[大地>マナ]]を鼓舞する。'''

**収録セット [#v848a3a5]
***[[デュエル・マスターズ]] [#acef0df9]
-illus.[[hippo]]
--[[DM-39 「覚醒編 第4弾 覚醒爆発(サイキック・スプラッシュ)」>DM-39]](34/55)
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](21a/38)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](122b/???)
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](72/???)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#i3eb9c9c]
-CV:[[坂本悠里]]
-illus.[[hippo]]
--[[DMPP-14 「爆竜覚醒録 -DIABOLIC CRISIS-」>DMPP-14]]

**参考 [#r3d0de81]
-[[ビーストフォーク]]
-[[W・ソウル]]
-[[マナ爆誕]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[cip]]
-[[マナゾーン]]
-[[召喚]]
-[[自然]]
-[[カード]]
-[[ランデス]]
-[[自壊]]
-[[デメリット]]

-[[ミステリー]]

-[[殿堂入り]]

-[[【ジャガルノフドウ】]]
----
公式Q&A
>Q.相手のバトルゾーンに[[《獣軍隊 ヤドック》]]がいて、自分のマナゾーンが合計4枚です。マナゾーンにある''《陰陽の舞》''を「マナ爆誕0」で召喚しようとした場合、[[《獣軍隊 ヤドック》]]の効果で''《陰陽の舞》''はバトルゾーンに出るかわりにマナゾーンに置かれますが、位相はどうなりますか?
A.''《陰陽の舞》''がタップ状態でマナゾーンにいたならタップ、アンタップ状態でいたならアンタップになります。ゾーンの移動をしていないため、マナゾーンにあった時の状態を維持します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33279]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト5,ビーストフォーク,パワー3000,W・ソウル,ソウル,マナ爆誕,マナ爆誕0,マナ召喚限定cip,自己ランデス,自壊,ミステリー,・,殿堂入り,UC,アンコモン,hippo,クリーチャー (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト5 (デュエプレ),ビーストフォーク (デュエプレ),パワー3000 (デュエプレ),マナ爆誕 (デュエプレ),マナ爆誕1 (デュエプレ),マナ召喚限定cip (デュエプレ),自己ランデス (デュエプレ),マナ爆誕サポート (デュエプレ),ランダム (デュエプレ),自壊 (デュエプレ),・ (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),hippo (デュエプレ));