#author("2024-03-27T15:44:54+09:00","","")
#author("2024-03-27T15:55:23+09:00","","")
*《&ruby(ぎゃくてん){逆転};のオーロラ》 [#top]

|逆転のオーロラ R 自然文明 (5)|
|呪文|
|自分のシールドを好きな数、自分のマナゾーンに置く。|

[[DM-03]]で登場した、[[自然]]らしからぬ[[スーサイド]]的側面を持ち合わせる豪快な[[マナブースト]][[呪文]]。

「好きな枚数」なのでちまちま数枚を[[マナゾーン]]に置くことも可能だが、それではわざわざこの呪文を[[唱える]]意味は薄い。
様々な[[コンボ]]に組み込んで豪快な動きをすることこそ、この[[カード]]の真価と言える。

このカードの突飛なブースト性能は魅力なのだが、自身が5[[マナ]]と重めなのは厳しい。
[[コスト軽減]]や[[シールド追加]]、[[マナ]]の[[アンタップ]]でも行わない限り、基本的にその[[ターン]]内では使える[[マナ]]が増えることは無い所が難しく、かと言って5[[マナ]]たまっている時点で更なる高リスクの[[マナブースト]]が欲しいかと言われると、[[カードプール]]が少ない初期の段階では疑問の余地が多かった。
その後、[[《母なる大地》]]の登場から、[[マナゾーン]]の[[カード]]の枚数を参照する[[呪文]]の系統が登場するようになり、以前よりは使い勝手が増したと言える。
しかし、やはり安全面を考えると、その他[[山札]]からの[[ブースト]][[呪文]]よりも[[汎用性]]は乏しい。現在使える「母なる〜」も[[《母なる星域》]]のみである。

以上より、使用の際には以下のいずれかの点を満たす必要があると言える。
+[[1ショットキル]]を決める。
+返しの相手[[ターン]]の反撃手段を確実に奪う。
+[[エクストラターン]]を得る。
+[[シールド]]にある[[コンボ]]パーツを[[マナゾーン]]に送りたい。

1番目の戦略で考えられるのは、目下一番で有名な[[《憎悪と怒りの獄門》]]との[[コンボ]]。[[《ラブ・エルフィン》]]等で[[コスト]]を軽減させれば、[[即死コンボ]]を決める事も可能。
ただし、[[S・トリガー]]を許す、[[マナゾーン]]に移動する[[シールド]]内の[[文明]]、[[多色]]の[[タップイン]]に依存する点など、不安定さが残る。

ここはやはり[[《デビル・ドレーン》]]同様、[[シールド]]0枚でこそ効力を発揮する[[クラッチ]]のような戦術に組み込みたいところ。
あちらは[[手札]]が増えるため、[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]や[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]の[[G・ゼロ]]からの[[《巡霊者ウェビウス》]]の[[G・ゼロ]]に繋げやすく、そこからの展開が考えられる。
一方、こちらは[[マナブースト]]になるため、先述の[[《母なる星域》]]からの展開が考えられる。→[[【オーロラマリッジ】]]

また、[[革命]]の登場により注目された。これ1枚で[[シールド]]を自ら好きなだけ削って[[マナ]]を伸ばし、簡単に[[革命]]を扱える。[[革命]]0を持つ[[《燃える革命 ドギラゴン》]]とは特に相性がいい。

**環境において [#environment]
登場当時は[[スーサイド]]としての利用が未開拓で、[[《憎悪と怒りの獄門》]]が登場してからもそちらのコンボは返り討ちの危険性が高いネタコンボに過ぎなかった。

基本的に使いにくかったが、[[メタデッキ]]に採用された実績も一応あった。[[《無双竜機ボルバルザーク》]][[殿堂入り]]後の[[【ボルバルステロイド】]]において、[[《母なる大地》]]経由で[[シールド]]のボルバルを[[回収]]するという[[コンボ]]に使用されて結果を残している。

[[【緑単ループ】]]でも[[コンボ]]パーツを回収する手段として使用されていた。[[《成長目 ギョウ》]]をループさせても[[シールド回収]]はできたが、大会によって設けられる時間制限を意識すればこのカードに軍配が上がった。[[【緑単ループ】]]の現役末期にはあまりにも[[殿堂入り]]カードが増えたため、このカードにシールド回収が一任された。

後にツインパクト化され[[《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》]]になった。それによりこちらの出番は無くなると思われたのだが、あちらはクリーチャー側の面を優先して使う場面が多く、呪文面と合わせてフル活用するには4枚積みでは足りなくなっていた。そのため、5枚目以降としてこちらも投入されていた。
-ツインパクト化されると以前の面はお払い箱になる物が多い中、それによって逆に使用機会が増えたという珍しい1枚である。

[[超天篇環境]]では[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]や[[【メルゲドッカンデイヤー】]]、[[【ヨミジループ】]]系統など、とにかく[[重量級]][[マナドライブ]]利用型で使われた。当時の環境の速度上4ターン以内に勝負が決まらなければ、殆どのデッキとの対面でカウンター封じによるワンショットやブレイクによらない勝ち筋で料理されたため、大規模シールド回収による負けのリスク増大が逆の意味で機能しなかった。

**流通・再録について [#distribution]
-長い間[[絶版]]となっていたが、[[DMX-12]]でついに[[再録]]。だが''上下逆に印刷されている''という衝撃の仕様になっている。これは名前に「逆」が含まれているためであり、[[《神々の逆流》]]なども同じ仕様になっている。[[DMX-12]]のジョーク[[エキスパンション]]としての側面が垣間見えるカードである。使用の際には裏面のロゴが見えない[[スリーブ]]の場合は上下逆にしても構わないが、見えてしまう[[スリーブ]]の場合には他のカードと判別できないようイラスト面を上下逆にしなければならない。
--[[DMX-12]]も短期間で生産を終え再び[[絶版]]に。[[革命編]]にて[[革命]][[能力]]による需要が高まるも、集めにくいb枠だったこともあり価格は高騰。その後ようやく[[DMR-20]]で新規[[カードイラスト]]で[[再録]]された。

**フレーバーテキストについて [#about]
-[[DMX-12]]の[[フレーバーテキスト]]は、上下が逆に印刷されている……''ことを指しているのではなく''、裏が表で表が裏なら、結局正規の表裏カードと全く同じなのでわかりようがないというネタとなっている。
--漫画『ドラえもん』では、「世の中うそだらけ」にてそれと全く同じ謳い文句でのび太が騙されている。

**メディアでの活躍 [#media]
-漫画「VS」では[[ルシファー]]が[[バサラ]]戦で使用。このカードを使った後[[《時の革命 ミラダンテ》]]の[[召喚]]に繋げた。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#plays]

|逆転のオーロラ R 自然文明 (5)|
|呪文|
|自分のシールドを好きな数、自分のマナゾーンに置く。|

[[DMPP-11]]で実装。[[マナブースト]]が疑似[[タップイン]]になっていた。[[DMPP-25]]の[[再録]]でその制限が取り払われた。

#region2(2024年3月28日メンテナンス前のテキスト){{
|逆転のオーロラ R 自然文明 (5)|
|呪文|
|自分のシールドを好きな数、自分のマナゾーンに置く。(この効果によって使用可能マナは増えない)|
}}

***変更前の考察 [#before]
TCG版では、マナを増やすカードと言うより、(相手にシールドブレイクされておらず、多色がシールドゾーンになければ)実質0マナで自分のシールドがない状態を作り出すカードとして使われていた。加えて、[[盾落ち>埋まる]]した[[殿堂入り]]または[[1枚積み]]したカードをマナゾーンに装填する役割も果たしていた。

デュエプレでは自分のシールドの個数を調整したりする運用には1ターンの遅延が発生することになり、大幅に実用性が損なわれた。
[[《居合のアラゴナイト》]]や[[《勝利のガイアール・カイザー》]]など、時代問わず[[スピードアタッカー]]の存在は度外視できないため、安易に全部をマナ送りするのができないのがもどかしい。かといって2枚ブースト程度で抑えると[[《アルティメット・フォース》]]で良いとなってしまう。
[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]の[[G・ゼロ]]や[[《次元院のディメンジョン・ホーン》]]の[[タップスキル]]など、支払えるマナが残っていなくても行動できるカードとの併用は必須だろう。

-実装当時はマナゾーンを見る場合にも[[探索]]があったため、盾落ちケアの役割も微妙だった。

-[[DMPP-11]]ごろでは[[【バルガライゾウ】>【バルガライゾウ】 (デュエプレ)]]での採用が一部見られたが、呪文そのもののリスクの高さと、[[S・トリガー]]でもドラゴンでもないシナジーのなさから採用は皆無となった。

-[[《眠りの森のメイ様》]]で[[鬼回り]]すれば、4ターン目に10マナ以上のマナを使えるようになる。デッキとして破綻する可能性が高いが、理論上は[[《メンデルスゾーン》]]のフルヒットでも到達できる。

-[[スタートチャージ5]]では、第2回から禁止カードとなった。もし《逆転のオーロラ》が第2回で使えたら2ターン目[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]などができるため何かしら開拓があったかもしれない。

***変更後の考察 [#after]
[[タップイン]]だと使用者は皆無だったが、TCG版に戻ったことで[[革命]]などと使えるコンボが考えられるようになった。
例えば[[【オーロラドギラゴン】]]を真似たデッキも組める。}
例えば[[【オーロラドギラゴン】]]を真似たデッキも組める。

**関連カード [#card]
-[[《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》]]

-[[《デビル・ドレーン》]]
-[[《オーロラ・ピカンチ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM-03]]、[[DMPP-11]]&br;'''危機を乗り越える勇気が君にはあるか?'''
-[[DMX-12]]&br;'''100枚に1枚くらい、裏面が表面に、表面が裏面に印刷されてるカードがあるらしいぞ!?'''
-[[DMR-20]]&br;'''[[ミラクル・ミラダンテ>《ミラクル・ミラダンテ》]]が[[ゼロトリガー>革命0トリガー]]の力で[[S級侵略者]]たちを蹴散らした時、その[[革命]]の光は「壁の雪山」ではオーロラとして観測されたと言う。'''
-[[DMPP-25]]&br;'''危機を乗り越える勇気が、[[革命]]をもたらす。'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DM-03 第3弾「超戦士襲撃」>DM-03]](20/55)
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](82b/???)
-illus.[[salsoba]]
--[[DMR-20 「革命編 第4章 正体判明のギュウジン丸!!」>DMR-20]](24/70)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DMPP-11 「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」>DMPP-11]]
-illus.[[salsoba]]
--[[DMPP-25 「轟炎革命 -LEGEND EVOLUTION-」>DMPP-25]]

**参考 [#reference]
-[[呪文]]
-[[シールド焼却]]
-[[マナブースト]]
-[[スーサイド]]
-[[【オーロラマリッジ】]]
-[[【オーロラドギラゴン】]]

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