#author("2024-05-07T05:38:10+09:00","","")
#author("2024-05-07T10:21:54+09:00","","")
*《&ruby(えいゆうおうぎ){英雄奥義}; スパイラル・ハリケーン》 [#e3dd7314]

|英雄奥義 スパイラル・ハリケーン R 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。|
|マナ武装 7:自分のマナゾーンに水のカードが7枚以上あれば、相手のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。|

[[DMR-15]]で登場した[[水]]の[[S・トリガー]][[マナ武装]][[呪文]]。
[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]1体を[[バウンス]]する効果と、[[マナ武装]]7で相手の[[クリーチャー]]すべてを[[バウンス]]する効果を併せ持つ。

[[マナ武装]]無しでは劣化[[《スパイラル・ゲート》]]だが、条件さえ満たせば[[全体除去]]という[[S・トリガー]][[呪文]]としては破格の[[スペック]]と化す。[[手打ち]]でも十分すぎる効果であり、更に4[[コスト]]なので、[[プレミアム殿堂]]入りする前は[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]で[[コスト踏み倒し]]も可能だった。
マナ武装の都合上、基本的に[[【青単コントロール】]]専用のカードとなってしまうが、[[【薫風武装】]]でも採用が検討できる。

[[水]]は[[マナブースト]]の手段に乏しいため、7[[マナ]]貯まる前に押し切ってくる[[【速攻】]]に対してはかなり弱い。そもそも青単の構築でマナを安定して7域まで伸ばすというのがやや難しい。防御手段として[[マナ武装]]能力を期待するのは、やはり心もとない部分はある。少なくとも1体は[[バウンス]]できるとはいえ、それで4コストの呪文を使うというのは好ましい選択肢とは言えないだろう。
[[《スパイラル・ゲート》]]の[[コストパフォーマンス]]が高すぎただけとはいえ、やはりバウンスは一時凌ぎの手段なのだから軽いにこした事はない。

**テクニック [#x1a6b430]
-この呪文を[[唱える]]ための[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の[[Dスイッチ]]と[[ニンジャ・ストライク]]を同時に宣言した場合、ニンジャ・ストライクを先に[[解決]]すると良い。そうすると、ニンジャ・ストライクで[[召喚]]した[[シノビ]]を後から唱えたこの呪文で[[回収]]できるためである。

**環境において [#j991032a]
その真価を発揮すれば戦況を一気に変えるカードパワーは持っていたものの、その使いづらさからポテンシャルを十分に発揮できずにいた。

しかし、[[DMBD-02]]の発売と共に状況は一変。このデッキは、[[《怒流牙 佐助の超人》]]や[[《電脳鎧冑アナリス》]]という、[[青緑]]というカラーを大幅にパワーアップさせるカードが収録されていた。
[[《デュエマ・ボーイ ダイキ》]]なども合わせてデッキ内の水のカードの比率を落とすことなく優秀なマナブーストを採用する事ができるようになった。

この呪文もこれによって、ようやくそのポテンシャルを十全に発揮する事ができるようになった。

「デュエル・マスターズグランプリ-6th」4位入賞を果たした3人1組の内の2人が使用した同一レシピの[[【青黒緑コントロール】]]に各2枚投入されていた。

現在は、環境に進出した多くの[[地雷]]デッキの防御手段としてしばしばみられる。[[【チェンジザダンテ】]]でもフルスペック発揮時の[[カードパワー]]とある程度の軽さを買われ、採用されることがある。
その後も、環境に進出した多くの[[地雷]]デッキの防御手段としてしばしばみられる。[[【チェンジザダンテ】]]の現役時代でもフルスペック発揮時の[[カードパワー]]とある程度の軽さを買われ、採用されることがあった。

次第に環境の高速化によって[[重量級]][[マナ武装]]自体が下火となり、このカードもフェードアウトした。

**その他 [#g4525c7c]
-上のテキストの1体と[[マナ武装]]の全体で2回に分けてバウンスを行うため、自分のクリーチャーを手札に戻すことで[[cip]]を再利用しつつ全体バウンスを行ったり、[[《時空の不滅ギャラクシー》]]や[[解除]]持ちの[[サイキック・クリーチャー]]および[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]を2回バウンスすることで一気に除去することができる。

-[[全体除去]]故に[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]等の「選ばれた時」に能力が発動する[[クリーチャー]]に強いが、[[マナ武装]]条件を満たしていても全体[[バウンス]]の前に通常の1体[[バウンス]]が強制で行われるのでそれらの[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に1体のみの場合は能力を発動されてしまう。&br;もし自分の[[クリーチャー]]が存在しているならばそれを対象とすれば回避可能であり、多く見かける[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]の場合は基本的に[[ドラグナー]]が横に存在するはずなのでそちらを選べば問題ないだろう。

-アニメ「VS」35話の[[切札 勝太]]と[[孔明]]のデュエマで[[孔明]]が唱えた[[《スクランブル・タイフーン》]]によって[[《ブレイン・チャージャー》]]2枚と共に《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》が[[墓地]]に置かれた。

-アニメ「VS」36話の[[ルシファー]]と[[べんちゃん]]のデュエマで[[べんちゃん]]が唱えた。[[ルシファー]]の[[《神光の精霊龍 ウルティマリア》]]を通常効果でバウンスし、マナ武装7で[[《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》]]と[[《聖龍の翼 コッコルア》]]をバウンス。
その後に[[ルシファー]]は[[《ラ・ローゼ・ブルエ》>《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》]]で再度攻撃するも[[S・トリガー]]として2枚目が捲れた。だがこの時[[ルシファー]]は[[《天命讃華 ネバーラスト》]]の[[呪文ロック]]でそちらを封殺した。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#m0a9926a]
[[DMPP-23]]で実装。[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]になった。

数多くの[[バウンス]]が「相手のクリーチャーのみ」に弱体化されるデュエプレで、自分のクリーチャーも戻せるまま登場した数少ない呪文。
既存の[[《超次元ガロウズ・ホール》]]と比べてコストが軽い為、コンボを狙うならこちらのほうが良い場合もあるだろう。

[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]軸の[[《我臥牙 ヴェロキボアロス》]]デッキでは盤面上限が死活問題なので、自分のクリーチャーを[[バウンス]]除去するのに使われる場合がある。[[マナ武装]]は《イメン=ブーゴ》による[[染色]]でマナゾーンにカードがなんでも7枚以上あれば達成できるため無駄がない。

**関連カード [#ibc67fa6]
-[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#aa64bd7c]
-[[DMPP-23]]&br;'''敗戦に次ぐ敗戦、エースである[[ニュートン>《アクア操縦士 ニュートン》]]が行方不明…。[[水文明]]には、新たなヒーローが求められていた。'''
-[[プライズ]]&br;'''来た来た来た~!こよチャーンス!――[[博衣こより]]'''

**収録セット [#xf07c249]
***[[デュエル・マスターズ]] [#e86ec38f]
-illus.[[HIRO”WO”NORI]]
--[[DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」>DMR-15]]
--[[DMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」>DMEX-02]]

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#m398a6c2]
-illus.[[HIRO”WO”NORI]]
--[[DMPP-23 「双剣王凱旋 -DRAGHEART SOLUTION-」>DMPP-23]]
-CV:[[博衣こより]]
-illus.[[HIRO”WO”NORI]]/[[アートアンフ]]
--[[プライズ]]

**参考 [#d84f6aa0]
-[[S・トリガー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[バウンス]]
-[[マナ武装]]
-[[全体除去]]

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