#author("2023-11-12T20:26:35+09:00","","")
#author("2023-11-12T20:37:55+09:00","","")
*《&ruby(ぜっそく){絶速}; ザ・ヒート》 [#top]

|絶速 ザ・ヒート UC 闇/火文明 (4)|
|クリーチャー:ソニック・コマンド 4000|
|''スピードアタッカー''(このクリーチャーは召喚酔いしない)|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、墓地から手札に戻してもよい。|

[[DM22-EX2]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[ソニック・コマンド]]。

[[cip]]で3枚[[墓地肥やし]]し、1体[[クリーチャー]]を[[墓地回収]]する[[スピードアタッカー]]。

「バイク」強化の1枚であり、[[スピードアタッカー]]の[[コマンド]]なので、[[侵略]]、特に[[【レッドゾーン】]]系統の[[デッキ]]との相性がよい。
[[cip]]も[[【レッドゾーン】]]系[[デッキ]]との相性がよく、[[手札補充]]は[[手札]]消費の激しい[[侵略]]の弱点を補えるほか、[[墓地肥やし]]は[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]や[[《S級不死 デッドゾーン》]]をはじめとする[[墓地]]からの[[侵略]]との相性がよい。

これ単体で[[封印]]を1枚外せる[[《禁断〜封印されしX〜》]]を採用できる[[アドバンス]]の場合、それ以上のサポートを利用しない場合で考えても、探す枚数は実質そのままで回収範囲が広がった[[《轟速 ザ・マッハ》]]のような使用感となる。

スペックと色を考えると[[【青黒赤緑レッドギラゾーン】]]に適している。[[《天災 デドダム》]]と共に墓地のリソースを稼ぎ、これで[[侵略]]や[[革命チェンジ]]などの[[手札誘発]]を効率良く回収しよう。

単純に、[[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]に[[《Re:奪取 トップギア》]]と[[《Re:奪取 ブラッドレイン》]]の両方に対応した4コスト侵略元を[[《轟音 ザ・ブラック GS》]][[《轟音 ザ・ブラックV》]]と共に12枚体制にできるのが美味しい。[[Re:奪取>一撃奪取#restart]]系が無くとも3ターン目に出る[[《影速 ザ・トリッパー》]]を入れれば最大16枚体制にすることができ、ここまで来れば取り回しの良い侵略元には困らないだろう。

ただし、実際にはこのカードは基本的には初回の[[下バイク>進化元]]としては使わず、[[ワンショット]]失敗時や4ターン目以降にもつれ込んだときに使う継戦能力の補強として添え、メインの侵略元は3ターン目[[《影速 ザ・トリッパー》]]か[[《STARSCREAM -ALT MODE-》]]に一任した、[[【赤黒バイク】]]と呼ばれる新たな[[アーキタイプ]]で活躍した。
初回の下バイクとして使う場合も、[[コスト軽減]]を絡めて性急に攻めるのではなく、3ターン目に《ザ・トリッパー》の疑似[[ランデス]]で安全に1ターン稼ぎ、4ターン目に《ザ・ヒート》で手札と墓地を整えて走るといったテクニカルな使い方になる。

**環境において [#v43a7c9f]
登場から[[【赤黒バイク】]]の主要パーツとして[[アドバンス]]で一定の活躍を果たしている。[[墓地肥やし]]で[[《禁断の轟速 ブラックゾーン》]]を、[[墓地回収]]で[[《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》]]を用意するのが必勝パターン。後は[[《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》]]へ侵略→アンタップからの[[《禁断の轟速 ブラックゾーン》]]で5打点を叩き込みつつ[[G・ストライク]]を無効化し、最後に[[《龍装者 バルチュリス》]]で[[除去]]・[[タップ]]貫通の[[ダイレクトアタック]]を通すという事である。

[[【赤黒バクロ法師】]]でもリソース系を兼ねる打点として利用される場合がある。[[DM23-RP2]]初秋のアドバンスでは侵略に寄せた[[【赤黒バクロ法師】]]に投入され、4位入賞を記録している。
**他のカード・デッキとの相性 [#n401f3b4]
-「コスト5以上」を満たしていないので[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]の[[革命チェンジ]]の種や[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]の[[P侵略]]の種には使えない。また、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]存在下の封印外しにも貢献できない。

-[[【青黒赤緑レッドギラゾーン】]]における[[侵略]]元としても上々。2ターン目[[《葉鳴妖精ハキリ》]]召喚→3ターン目[[《天災 デドダム》]]召喚→《ハキリ》で《ザ・ヒート》コスト踏み倒し→《ザ・ヒート》で[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]に侵略。となれば、後は流れで[[ワンショット]]を決めるのみである。《ザ・ヒート》と《デドダム》でリソースを稼ぐため、《レッドギラゾーン》が手札に来ない事故の確率の低さは折り紙付きである。

**比較対象 [#ia62062e]
-元ネタは[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]。能力構成がほぼ同じで、カード名の「絶叫」から1文字が継承されている。
--基礎能力では、コストが1下がり、墓地肥やし能力が向上している分《絶速 ザ・ヒート》の方が上と言える。
一方、《イーヴィル・ヒート》は[[デーモン・コマンド・ドラゴン]]であり、[[種族]]的恩恵を受けやすい。特に「コスト5以上のドラゴン」であるため、[[革命チェンジ]]に適しているという点で差別化は可能であろう。[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]との相性も、あちらの方がはるかに高い。
//--コストが1下がり、墓地肥やし能力が向上している。[[ドラゴン]]種族を失っているとはいえ、[[ベリーレア]]の能力が更に強化された上で[[アンコモン]]になっているというインフレを感じるスペック。
//[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]のような[[ドラゴン]]指定および、種族に加えコスト5以上も要するタイプの[[革命チェンジ]]に使えないという最大の弱点を除けば、軽量かつ高性能版[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]である。
--《絶速 ザ・ヒート》のこの性能は手札を消費しなければならない[[侵略]]関連のカードだから許されたといえよう。[[革命チェンジ]]は、チェンジ前のクリーチャーが手札に還元され、手札の枚数が変わらないどころか[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]のようにまた手札から出して[[cip]]増幅するプレイングもできた。

**その他 [#u5b94cfd]
-[[フレーバーテキスト]]は、《イーヴィル・ヒート》の初出[[フレーバーテキスト]]の補足。
-[[フレーバーテキスト]]は、[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]の初出[[フレーバーテキスト]]の補足。
《イーヴィル・ヒート》は[[アクミ団]]と同じ色構成であるため、「[[アクミ団]]の一員であり、[[《天革の騎皇士 ミラクルスター》]]を煽っているニュアンスのテキストではないか?」とプレイヤーから疑われることも多かった。
実は完全なる被害者であり、前述のフレーバーテキストも裏表のない[[革命軍]]サイドとしてのコメントであることが確定した。
//--また、このカードのフレーバーテキストについては論理の飛躍が指摘されている。「誰の目からも明らか」ならば疑っている者が複数存在し、イーヴィル・ヒート1体が取り込まれた程度では「何事もなく進行」するようなことはないはずである。
//他のFTが出揃うまで保留→やはりイーヴィル・ヒート1体しか気付いていなかったというFTを前提としたものだった。「誰の目からも明らか」はミスティの主観が強いことを示す表現だろう
--フレーバーテキストに従うなら、このカードは[[イニシャルズ]]を持っているはずなのだが、何故か[[ソニック・コマンド]]単種族である。
--同弾で再録された《イーヴィル・ヒート》のフレーバーテキストと繋がっており、このフレーバーテキストを[[記した>ミスティ・レポート]][[《サファイア・ミスティ》]]によれば[[アクミ団]]の正体は「誰の目からも明らか」だったのだが、どうやら''三勇士同盟でこれに気づいたのが《イーヴィル・ヒート》しかいなかった''らしく、彼が取り込まれたことで誰も気づかないままにその裏切りが進行してしまったのだという。
--フレーバーテキストに従うなら、このカードは[[イニシャルズ]]か[[アクミ団]]を持っているはずなのだが、何故か[[ソニック・コマンド]]単種族である。
元の《イーヴィル・ヒート》が[[デーモン・コマンド・ドラゴン]]の単種族だったので、そちらに合わせたのだろうか。
//開発側がこれ以上イニシャルズのカードプールを無闇に拡充したくないのだろうか?
//もっとも、先述のアクミ団も最初期は侵略者ではなく革命軍であり、紋章も後者のものであった。侵略者や革命軍、イニシャルズの紋様は、常に浮かび上がるものではなく、持ち主が任意で書き換えられるものなのかもしれない。
//文脈の繋がりがよく分からない

**関連カード [#k4ed5e52]
-[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#l8f90fbe]
-[[DM22-EX2]]&br;'''[[アクミ団]]が[[禁断の使徒>イニシャルズ]]であること、それは誰の目からも明らかだったのだが、[[イーヴィル・ヒート>《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]が禁断の使徒に取り込まれてしまったことで、アクミ団の裏切りは何事もなく進行してしまった。 ― [[ミスティ・レポート]] 第三十章『禁断の使徒について』より'''

**収録セット [#n9ca9ff5]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](45/75)

**参考 [#fe194946]
-[[ソニック・コマンド]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[cip]]
-[[墓地肥やし]]
-[[墓地回収]]

&tag(クリーチャー,闇文明,火文明,黒赤,2色,多色,コスト4,ソニック・コマンド,コマンド,パワー4000,スピードアタッカー,cip,墓地肥やし,墓地回収,・,UC,アンコモン,MATSUMOTO EIGHT);