#author("2024-08-10T22:08:19+09:00","","") #author("2024-10-30T21:44:06+09:00","","") *《&ruby(ぜっきょう){絶叫};の&ruby(あくまりゅう){悪魔龍}; イーヴィル・ヒート》 [#u0ca8445] |絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート VR 闇/火文明 (5)| |クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 4000| |''スピードアタッカー''| |このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。| [[DMR-21]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[デーモン・コマンド・ドラゴン]]。 単体では[[スピードアタッカー]]&1枚の[[墓地回収]]と、物騒な[[カード名]]に反して大人しい[[スペック]]に見えるが、[[種族]]、[[文明]]、[[能力]]すべてが、他の[[環境]]カードと絶大な[[シナジー]]を形成することから、瞬く間に[[トップメタ]]となった1枚。 [[手札補充]]の直後に[[スピードアタッカー]]で[[攻撃]]できるため、[[侵略]]や[[革命チェンジ]]に繋げやすく、[[革命チェンジ]]で[[手札]]に戻せば次のターンに再び[[cip]]を使える点が極めて強力である。 また、同弾の[[アクミ団]]は[[ディスカード]]を[[コスト]]とするため、[[サルベージ]]が使えるこの[[クリーチャー]]とは[[シナジー]]を形成する。[[ドラゴン]]のため[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]や[[《D2M2 ドグライーター》]]に繋げられるのもポイント。 [[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]では[[《S級不死 デッドゾーン》]]や[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]を落とせれば御の字。[[侵略]]元兼[[墓地肥やし]]係といった潤滑油としての活躍が期待できるであろう。 パワー4000というのは当時としても5コストのクリーチャーとしては最低限の水準であったが、[[【赤黒ドギラゴン剣】]][[ミラーマッチ]]の[[コスト軽減]]系程度なら(もし相手がそれらを[[ビートダウン]]に参加させ、[[タップ]]状態を作っている場合であればだが)[[殴り返し]]で処理できた。 対抗馬となるのは同[[コスト]]の[[《超次元リバイヴ・ホール》]]+[[《勝利のガイアール・カイザー》]]あたりだろう。 あちらは[[アンタップ]]されている[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる、呼び出し元自体は[[単色]]で済む、状況に応じて別の[[サイキック・クリーチャー]]を呼び出せる等の利点があるが、こちらは自身の能力と[[封印]]を外すことによって[[墓地回収]]の前に[[墓地]]を2枚肥やせる点、また[[革命チェンジ]]の場合は手札に戻るため、何度も使い回しが可能になる点で勝っている。 **環境において [#w195366e] 情報判明当初から[[革命チェンジ]]との相性は注目されており、[[DMR-21]]発売から[[【赤黒ドギラゴン剣】]]で活躍を遂げるようになった。 このカードが[[殿堂入り]]する前、実際のゲーム上は慌てて[[ワンショット]]せずに[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]でこのクリーチャーを呼び出す択が少なくなく、そこからさらに[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]に革命チェンジして1ターンに合計[[封印]]を4枚外しつつ[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]の[[破壊]]能力で相手の盤面を荒らし、このクリーチャーの使い回しにより手札と墓地を整えることができた。[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]の破壊能力は[[ディスカード]]コストが必要であり、いわばこのカードが無制限カードとして使えることが前提であった。 [[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]、[[【黒赤デッドゾーン】]]のパーツとしても活躍した。 上記のような優れた[[汎用性]]持ち、[[革命ファイナル環境]]で一時期[[トップメタ]]に躍進した[[【赤黒ドギラゴン剣】]]を始め[[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]や[[【ドルマゲドンX】]]と色さえ合えばあらゆる[[デッキ]]に投入されたためか、2017年2月26日付けで[[殿堂入り]]する事が決定された。 -登場から1年未満で[[殿堂入り]]したカードとしては、9例目。この殿堂入りは発売からわずか''275日''での出来事であり、これより早く[[殿堂入り]]した前例は[[《暴龍警報》]]の''268日''のみである。ただし、これらの記録は[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]を除く。 -これほどまでに短い期間での[[殿堂入り]]は新しく始まる新シリーズに備えて[[環境]]を整えるねらいがあると見られる。開発側にとって苦渋の決断だったことは想像に難くない。 --一方、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]登場から約2ヶ月にして[[【ドルマゲドンX】]]の構築が大幅に変更されることとなり、[[規制]]当時は致命傷とまで考えられていたため、この速度での殿堂入りは否定寄りの意見が多数派であった。 殿堂入り後は[[【ドルマゲドンX】]]の1枚積み枠、[[【5色ドギラゴン剣】]]のパーツとして長く使われた。[[新章デュエル・マスターズ環境]]においては[[【青黒赤ドギラゴン剣】]]のパーツとして活躍。 ところが[[DMRP-08]]期から[[【ドルマゲドンX】]]の主流が[[【黒緑ドルマゲドン】]]に移行すると、環境における採用デッキを1つ失うこととなった。 そして[[リソース]]系の能力を持つ[[革命チェンジ]]元としてよりカードパワーの高い[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]が登場すると、[[【5色ドギラゴン剣】]]を発展的解消させた[[【5色ドギラゴン閃】]]でも徐々に採用を見送られることが目立っていった。そうしたことからか、2022年1月1日付で[[殿堂解除]]。殿堂解除までの間に、[[《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》]]などのサポートカード、[[《一王二命三眼槍》]]のような[[回収]]対象となる[[色]]の合う[[防御札]]が登場している。 殿堂解除後は極稀に[[【赤黒ドギラゴン閃】]]で入賞実績を残す程度であり、このクリーチャーの殿堂解除以降、[[【赤黒ドルマゲドン】>【ドルマゲドンX】]]が入賞することが稀にあったが、そちらですら不採用がざらであった。 しかし、[[DMBD-21]]・[[DMBD-22]]期に【赤黒ドルマゲドン】に強化が入り、再び陽の目を浴びることになる。革命チェンジや侵略を多用する型の場合は3〜4枚採用され、3ターン目から侵略で攻め、4ターン目に[[《最終龍覇 ボロフ》]]で[[《銀河大剣 ガイハート》]]を呼び出して総攻撃で[[ダイレクトアタック]]を狙う[[ビートダウン]]型なら積極採用される。ハンデス対策としても機能し、相変わらず革命チェンジや侵略との相性が非常に良い優秀なカードだと言える。 [[DM22-EX2]]で[[スペック]]上は[[上位互換]]の[[《絶速 ザ・ヒート》]]が登場。ただし[[ドラゴン]]である点や、[[コスト]]5であることで[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]を外せる点で[[差別化]]できるため、今後は棲み分けになる。 遅くも[[DM23-RP4]]期辺りになると、フィニッシャーはメインの[[《最終龍覇 ボロフ》]]とスーパーサブ[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]で事足りるようになったため、【赤黒ドルマゲドン】でも採用はほとんど見られなくなった。 [[DM23-EX3]]期には、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]型[[【赤黒バイク】]]に[[《偽りの希望 鬼丸「終斗」》]]の5枚目以降、あるいは[[墳墓避け]]感覚で革命チェンジ元に採用される場合がある。 殿堂解除後のアドバンスでは概して[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]や[[《蒼き覚醒 ドギラゴンX》]]に両対応するコスト5のスピードアタッカーという点に重きを置かれている。 **その他 [#sf47744a] -[[革命ファイナル]]で登場した[[コスト]]5以下の[[ドラゴン]]としては珍しく、[[種族]]は[[デーモン・ドラゴン]]ではなく何故か[[デーモン・コマンド・ドラゴン]]。そのため、[[侵略]]と[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]含む[[革命チェンジ]]のどちらにでも対応できることはもちろん、[[《禁断〜封印されしX〜》]]や[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]を解除できてしまう[[汎用性]]の高さも[[殿堂入り]]を早めた原因の1つと考えられる。 -[[墓地肥やし]]と[[墓地回収]]を行いたいのであれば、1[[コスト]]軽い[[《白骨の守護者ホネンビー》]]が優秀であり、この[[カード]]は[[能力]]だけを見るならば[[ベリーレア]]にしては地味である。[[侵略]]や[[革命チェンジ]]がなければ、もしくはこの[[クリーチャー]]の[[種族]]に[[コマンド]]も[[ドラゴン]]もなければ、大半の[[プレイヤー]]は見向きもせず、ここまで異例のスピードで[[殿堂入り]]することはなかっただろう。[[《凰翔竜機バルキリー・ルピア》]]と共に、[[コスト]]、[[文明]]、[[種族]]、[[能力]]といった4つ以上の[[特性]]が、見事に[[環境]]にマッチングしていた[[カード]]である。文面だけではカードの強さはわからない好例だろう。 --「[[革命編]]以前にデュエマを引退してから復帰した[[プレイヤー]]にとっては、一見何が強いか分からない[[カード]]」の典型として扱われる。 --[[《熱血龍 バクアドルガン》]]に1色プラスして、[[山札の上]]1枚[[ドラゴン]]限定[[手札補充]]を1枚[[墓地肥やし]]+[[《ダーク・リバース》]][[効果]]に置き換えたものと考えると、[[コスト論]]的には適正程度ではある。[[ベリーレア]]として刷られたのは[[コマンド]]兼[[ドラゴン]]かつ周りに[[侵略]]や[[革命チェンジ]]があったからこそだといえるだろう。 -「絶叫の悪魔龍」とあるが、[[フレーバーテキスト]]で叫んでいる様子はない。似た能力の[[《プライマル・スクリーム》]]や[[《絶叫の影ガナル・スクリーム》]] を意識したネーミングと思われる。 -[[革命ファイナル]]で登場した[[闇]]/[[火]]の2色を持ち合わせる[[クリーチャー]]だが、同じ色構成の[[アクミ団]]でもなく、[[侵略者]]でも[[革命軍]]でもない。 -[[背景ストーリー]]では革命軍の勢力に関しては思うところがあり、アクミ団を信頼する[[《天革の騎皇士 ミラクルスター》]]の考えについて懸念を表明している。後に[[デモンカヅラ>《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]は「M」の[[イニシャルズ]]として[[裏切る>《D2M マグラカヅラ》]]ことになる。しかも、実は裏切ったのではなく最初から[[革命軍]]に潜入していた[[禁断]]勢力の一員だという事実が判明するオチが待っており、《イーヴィル・ヒート》の懸念は的中した。[[更に自身は…>《絶速 ザ・ヒート》]] --[[アクミ団]]ではないものの、自身の色構成や植物的な要素が見られる[[イラスト]]は、非常に[[アクミ団]]に近い。 //-同じく[[ランド大陸]]を舞台とした[[革命編]]出身で自身と同じくスピード[[殿堂入り]]を果たした[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]同様、[[侵略者]]も[[革命軍]]も持っていない。侵略者でも革命軍でもないスピード殿堂入り組であることから、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]同様「ランド大陸の原住民は強い」とこの2体を「原住民」と見做した上で評価する声もある。 //聞いた事ないぞ -アニメ「VSRF」38話では[[うつぼみかづら]]のマナゾーンに置かれていた。 **関連カード [#w92dbc2e] -[[《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》]] -[[《シャクネツ悪鬼の巻》]] -[[《絶速 ザ・ヒート》]] -[[《白骨の守護者ホネンビー》]] **[[フレーバーテキスト]] [#t9e31e16] -[[DMR-21]]&br;'''[[ミラクルスター>《天革の騎皇士 ミラクルスター》]]は[[デモンカヅラ>《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]を信頼しすぎてないか? ---絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート''' -[[DMBD-21]]&br;'''貴様の[[デュエマ]]は周回遅れだ。 ー[[赤城山バサラ>バサラ]]''' -[[DM22-EX2]]&br;'''[[ミラクルスター>《天革の騎皇士 ミラクルスター》]]が何故そこまで[[アクミ団]]を信頼していたのかは私にもわからないが、そこに違和感を感じていたのがイーヴィル・ヒートしかいなかったことは三勇士同盟の崩壊の直接的な原因だった。 — [[ミスティ・レポート]] 第三十章『禁断の使徒について』より''' -[[DM24-BD1]]&br;'''[[封印]]されし[[禁断]]の力、[[ドキンダムX>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]もただの尖兵にすぎなかった![[真の禁断の力>最終禁断]]、その名も[[禁断の星>《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]][[ドルマゲドンX>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]!!。宇宙最強最悪の力に、[[ドギラゴン剣>《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]が立ち向かう!''' **収録セット [#i5ce3614] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[hatapug]] --[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」>DMR-21]](10/94) --[[DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕」>DMRP-12]](G7/G8)([[ウルトラゴールデンカード]]) --[[DMBD-21 「クロニクル・ダークサイド・デッキ 「終焉」」>DMBD-21]](22/27) --[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](10/75) --[[DM24-BD1 「ドリーム英雄譚デッキ ドギラゴンの書」>DM24-BD1]](10/21)(新規イラスト) **参考 [#q64922a1] -[[デーモン・コマンド・ドラゴン]] -[[タップイン]] -[[スピードアタッカー]] -[[cip]] -[[山札の上]] -[[墓地]] -[[クリーチャー]] -[[墓地回収]] -[[デュエマゴールデンリスト]] ---- [[公式Q&A]] >Q.自分は''《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》''で攻撃し、その際[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]の「革命チェンジ」と[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]の「侵略」の使用を宣言しました。&br;先に「革命チェンジ」を解決して、[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]と入れ替えた後で[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]の「侵略」を解決できますか? A.いいえ、解決できません。「革命チェンジ」で出た[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]は攻撃を開始した''《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》''とは別のクリーチャーです。&br;攻撃したクリーチャーが別のクリーチャーになってしまった場合は、「侵略」は解決できません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40284]] &tag(クリーチャー,闇文明,火文明,黒赤,2色,多色,コスト5,デーモン・コマンド・ドラゴン,デーモン・コマンド,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,パワー4000,スピードアタッカー,cip,墓地肥やし,墓地回収,殿堂解除,・,VR,ベリーレア,hatapug);