#author("2024-05-12T01:03:29+09:00","","")
#author("2024-11-17T10:47:03+09:00","","")
*《&ruby(きんじゅつ){禁術};のカルマ カレイル/フォビッド・&ruby(すいしょう){水晶};チャージャー》 [#top] 

|禁術のカルマ カレイル R 闇文明 (2)|
|クリーチャー:オラクル・セレス/ヒューマノイド 2000|
|相手が、自身の手札以外からマナゾーンにカードを置いた時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|フォビッド・水晶チャージャー R 闇文明 (3)|
|呪文|
|プレイヤー1人の山札の上から1枚目を見る。それを持ち主の墓地に置いてもよい。|
|''水晶チャージャー''(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに、裏向きにしてマナゾーンに置く)|

[[DM23-EX3]]で登場した[[闇]]の[[オラクル・セレス]]/[[ヒューマノイド]]と[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]側は[[ハンデス]]方式の[[マナブースト]][[メタ]]。

能力がトリガーする条件は自分ターンにも発動する[[《星空に浮かぶニンギョ》]]、あるいは相手限定の[[《グングン☆マグネットマン》]]といったところだが、奪うのは[[マナ]]ではなく[[手札]]。
上のどちらかがいる場合、相手はそもそも意味がなくなるブーストはせず別の行動に専念されてしまうが、このクリーチャーはブーストはできるがブーストでの手札消費と[[セルフハンデス]]で[[息切れ]]に陥りかねないせめぎあいが発生するのがポイント。
[[マナブースト]]というのはそもそもより大きなコストのカードを使ったり、一度に沢山のカードを使うためにするものであり、その使いたいカードの選択肢を狭める[[ハンデス]]能力も強力なものと言えよう。

闇文明コスト3の[[《ミラー怪人 ドテラバラ》]]より1ターン早く、[[《星空に浮かぶニンギョ》]]と同速で召喚できるため、先攻を取れば[[《フェアリー・ライフ》]]などの2コスト[[マナブースト]]も咎められる。
ただし、[[《幻緑の双月》]]タイプの[[マナブースト]]のほか、手札から唱えた[[チャージャー]]呪文も手札から置く扱いなので見逃してしまうので注意。

呪文側はプレイヤー1人の[[山札の上]]を見て、[[墓地送り]]にするかどうか選べる[[水晶チャージャー]]。[[キャントリップ]]と[[S・トリガー]]を[[水晶チャージャー]]に置き換えた[[《ホーンテッド・チョイス》]]といったところか。
何もなくとも自分か相手の次のターンの[[ドロー]]の質を操作できる他、ささやかながら[[墓地肥やし]]として使ったり、[[ガチンコ・ジャッジ]]など山札コンボの確認にも使える。

基本的には自分の[[山札]]に使って不要なカードであれば[[墓地送り]]にして次の[[ドロー]]の質を上げると良いだろう。序盤から相手の山札を見ても相手の公開情報が少ないため、相手にとって必要なカードなのかの判断が難しいためである。
このクリーチャーも含めて[[闇]]の[[オラクル・セレス]]や[[ゼニス・セレス]]には[[ハンデス]]能力持ちが多く、相手の手札を枯渇させられる中終盤ならば相手の必要なカードは[[今引き]]で状況を解決できるカードに限られてくるので相手の山札に使用することも活きてくるだろう。

[[クリーチャー]]側は[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]における[[ミラーマッチ]]対策などに使える。

呪文側は一見すると[[ループ]][[デッキ]]で[[山札破壊]]に使えそうだが、[[水晶チャージャー]]の[[効果]]で[[マナゾーン]]に置かれる場合は[[無色]][[マナ]]として置かれる扱いなので、その実力は未知数。

**ルール [#p9ca0b33]

[[《破壊兵タクヤ》]]も参照。

-相手が使用したこちらのカードに対する[[マナ送り]]でもトリガーする。どのマナゾーンに置いた場合かが指定されていないため、どのプレイヤーのマナゾーンでも誘発するという解釈である。

-その逆で、自分が使用したカードの効果で、自分が相手のマナゾーンにカードを置いたら誘発しない。[[《地割呪文「ドゴル」》]]が[[ハンデス]]内蔵除去に化けたりはしないということである。

***不明な裁定 [#haa1491f]

-自分が使用したカードの効果で、相手自身にマナゾーンにカードを置かせるもの([[《霊騎ラグマール》]]、[[《H.D.2》>《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]など)があるが、その場合相手が置いたことになるのか。
--デュエマでは「自分''が''呪文を唱えた時」と「自分''の''呪文を唱えた時」は区別している。前者は[[《歩く賄賂 コバンザ》]]などで、カードの持ち主を問わず自分プレイヤーの行動に反応するが、後者は[[《機動基盤 コア・キャリバー》>《機動基盤 コア・キャリバー/エレクトロ・シャワー》]]と[[《ブロッケン・ヴォーン》]]の2種で、どのプレイヤーが唱えたかは問わず、唱えられたカードの持ち主が自分だったら反応する((https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32503/))。同じ考え方はデュエプレの[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]の[[エクストラウィン]]判定や、TCGの[[《爆龍覇 グレンリベット》>《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》]]の「相手のカードの効果」タイプの[[マッドネス]]でも適用されているため、《禁術のカルマ カレイル》と[[《H.D.2》>《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]の組み合わせでも相手が行ったら反応する可能性が高い。

-上の派生で、[[《ハーメルン・ハーモニー》>《マーチングドラム ミドリ/ハーメルン・ハーモニー》]]や[[《ギガタック・ハイパー・トラップ》>《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]は誰によってマナゾーンに置かれたことになるのか。どちらも似たような盤面[[リセット]]だが、前者は置く実行もこちら、後者は置く実行は相手自身と読める差があり、処理が違ってくることにはならないだろうか。

-実物のカードの呪文側の能力には、「[[デッキ]]の上」という表現が使われているが、デュエマにおいてデッキとは本来「40枚で構築された、ゲームに使用するカードの束」を示す言葉であり[[山札]]と同義ではない。[[《13番目の計画》]]を見ても、その点は明らかである。
--誤植だったようで後に「[[デッキ]]の上」の部分が「[[山札]]の上」に変更されるエラッタが出されている。→[[ソース>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/316663/]]
#region2(与太話){{
仮に誤植でなかった場合どのような挙動をするのかは不明。
「デッキの上」をそのままの意味で解釈するなら、「デッキ」だったものの一番上はゲーム開始時に[[シールド]]になっているはずであり、この能力は[[シールド焼却]]を行う能力とも読めてしまう。
}}

**環境において [#qa671cf1]
2024年のゴールデンウィーク明けに、これの呪文側をフィニッシャーとした[[【アーテルマトリクスループ】]]がアドバンスのチャンピオンシップで結果を出した(32人参加、準優勝)。[[青黒緑]]基盤なので[[《桜風妖精ステップル》]]を能動的に[[破壊]]すれば[[マナゾーン]]と[[墓地]]の間を循環する。

**その他 [#g00d385a]

-[[《禁術のカルマ カレイコ》]]は「カレー粉」が名前の由来で、このクリーチャーは「カレールー」が由来。
--他のカードに合わせたのか、性別まで女性に代わっている。《カレイコ》とは親族なのだろうか。

//-余談だが、呪文側のこれを[[墓地送り]]ではなく山札の一番下送りに相当するものは[[Magic:The Gathering]]で「消術1」に近い処理となるが、[[消術>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%B6%88%E8%A1%93]]はそちらでは追加で登場する可能性はまずない、全く楽しくないメカニズムと公式に評価されている。(ただし消術(X)は、山札の上から(X)枚を見て、好きなように山札の上と下に振り分けるので凶悪度が上。)デュエマでは「消術1」の[[《アクア・ベララー》]]が無規制で使えているのを考えるとゲーム性の違いを表す良い例だろう。
//あくまでキーワードにするほど積極的に登場させないというだけで《ドローガーの思考盗み/Draugr Thought-Thief》が最近出ているように全くそういう挙動をするカードを出さないというわけでもないし既存の消術カードの代表格である《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》も禁止解除されたし消術って書いてあるカード自体には規制経験もない。別にデュエマでもそんなに頻繁には出てないしゲーム性の違いが表れているとは思えない。
-一応[[《ロスト・チャージャー》]]と同じく相手のカードを触ることになりうるため、トラブルにならないよう細心の注意を払おう。可能ならば相手自身にデッキトップを相手自身で確認できないような角度でこちらにだけに公開させるのが良い。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM23-EX3]]で登場した[[レア]]の[[水晶チャージャー]][[ツインパクト]][[サイクル]]。[[クリーチャー]]側は「カルマ」の位階に属する[[メタ]]クリーチャーとなっている。
呪文側のイラストには彼女らが[[水晶の華>水晶マナ]]に成り果てた姿が描かれている。
-[[《神判のカルマ コットン/ジャッジ・水晶チャージャー》]]
-[[《救済のカルマ ミルク/リリーフ・水晶チャージャー》]]
-''《禁術のカルマ カレイル/フォビッド・水晶チャージャー》''
-[[《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》]]
-[[《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》]]

**関連カード [#related]
-[[《禁術のカルマ カレイコ》]]

-[[《星空に浮かぶニンギョ》]]
-[[《ミラー怪人 ドテラバラ》]]
-[[《ホーンテッド・チョイス》]]
-[[《ロスト・チャージャー》]]
-[[《ボーンおどり・チャージャー》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM23-EX3]]&br;''''''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm]
-illus.[[Muna-Ge]]
--[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](18/74)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[ツインパクト]]
-[[オラクル・セレス]]
-[[ヒューマノイド]]
-[[手札]]
-[[マナゾーン]]
-[[メタ]]
-[[ハンデス]]
-[[セルフハンデス]]
-[[墓地肥やし]]
-[[水晶チャージャー]]

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