#author("2024-12-23T23:08:24+09:00","","") *《&ruby(きんだん){禁断}; ~&ruby(かいほう){解放};せし&ruby(エックス){X};~》 [#f7581ca1] |禁断 ~解放せしX~ SR 火文明 (2)| |禁断の鼓動| |この鼓動を出した時、封印を6つ付け、その後、カードを1枚引く。| |この鼓動はバトルゾーンを離れない。| |''禁断解放'':この鼓動の封印がすべてなくなった時、自分の山札を見る。クリーチャーを1体、自分の山札、マナゾーン、または墓地から出してもよい。その後、山札をシャッフルする。| |(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く)| ※[[カード名]]の「エックス」の表記は、実際のカードでは[[禁断文字]]、公式カードリストでは「X」 [[DMEX-17]]で登場した[[火]]の[[禁断の鼓動]]。 初のゲーム開始時に[[山札]]に存在できる[[禁断の鼓動]]である。勿論裏面は存在しない。 [[バトルゾーン]]に出た時に自身に[[封印]]を6つ付けてから1ドローし、封印が全てなくなった時に[[禁断解放]]する。 禁断解放したら[[山札]]と[[マナゾーン]]、[[墓地]]の広いエリアから好きなクリーチャーを呼び出せる。シールドに[[埋まらない>埋まる]]限りほぼ必ず好きなクリーチャーを出せるに等しく、構築の自由度が高いカードである。 [[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]のような順当に強力な[[ファッティ]]から、[[《Duplicates of G.O.D.》]]や[[《単騎連射 マグナム》]]で[[ロック]]を掛けたり、[[《ドキンダム・アポカリプス》]]や[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]により本家さながらの禁断解放カウンターを狙うのも良いだろう。 封印による[[全体除去]]とダメ押しの打点として強力な[[《禁断〜封印されしX〜》]]と比較すると、事前の構築次第で様々な状況に対応したクリーチャーを出せる汎用性は大きな強み。また、禁断解放後に除去されると敗北するあちらと違い、禁断解放に一切のリスクが無い点でも優れる。 封印の解放には[[火]]の[[コマンド]]が必要であり、早期の禁断解放を狙う場合は元となった[[《禁断 ~封印されしX~》]]と同じく、[[【レッドゾーン】]]、[[【ドルマゲドンX】]]系統や[[《インフェル星樹》]]を採用したデッキに組み込むのが無難。 一度バトルゾーンに出したら決して他のゾーンへ移動させられない為、[[バウンス]]などによる使い直しは出来ない反面、相手に除去される事も無いのは大きなメリット。その耐性を活かし[[オリジナル]]で[[《針柩医 ゼントヨウ》]]や[[《水晶転生》]]などの代償として利用する事もできる。離れない[[エレメント]]としてはより軽い[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]も存在するが、こちらは[[封印]]により無力化されない点で勝る。 [[《オールデリート》]]と組み合わせると、自身の[[封印]]をすべて外しつつ、お互いの防御を丸裸にした後、山札から[[スピードアタッカー]]を呼べる必殺のコンボが決まる。 しかし、[[アドバンス]]環境では[[《禁断 ~封印されしX~》]]が最初からバトルゾーンに用意出来ていた為、最悪《オールデリート》1枚をデッキに入れられれば良かったが、このカードでそのコンボを行う場合はこのカード自身と《オールデリート》、そして呼び出し先となる[[スピードアタッカー]]を入れる為に、最低でもデッキスペースを3枚消費してしまう。勿論スピードアタッカーの欄は汎用性のある[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]や[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]で補われるとはいえ、運用には注意したい。加えて、[[EXライフ]]が残っているブロッカーなど、コンボ成功時の障害となる存在も考えておきたい。 [[《海憤混成 ジャガ・A・ルザー》]]など[[スピードアタッカー]]と[[アンブロッカブル]]を両立したクリーチャーを出せば、[[EXライフ]]が残っているブロッカーに怯える心配はなくなる。 [[オリジナル]]環境における[[【オールデリート】]]の研究に期待が持たれる。 禁断解放には封印を0枚にする工程が必要。[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]などにより封印を付けられなかった場合、バトルゾーンを離れないだけの置物になってしまう。 僅か2[[コスト]]で場に7枚もの[[カード]]を用意できるため、[[《サファイア・ミスティ》]]とも好相性。 [[《Black Lotus》]]と同じく[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]との組み合わせも悪くない。こちらは[[キャントリップ]]と除去耐性を持っており、[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]使用前でのアドバンテージの損失がない点で勝る。 もちろんあちらには《禁断 ~解放せしX~》にはない利点もあり、マナコストがかからないため[[今引き]]等の運的要素や、お互いに決めきれずに帰ってきた際に[[コスト軽減]]として用い得ることができる点が優れている。 -バトルゾーンに相手の[[《とこしえの超人》]]がいる場合、封印をマナゾーンに置くことで6ブースト可能。[[コスト踏み倒し]]は使えなくなるものの、大幅な[[マナブースト]]で[[ファッティ]]を[[召喚]]できるようになるため、[[コスト踏み倒し]][[能力]]でありながら[[《とこしえの超人》]]に対して耐性のあるカードと言える。 似たような動きは他の封印カードでも可能だが、両面カード故魂胆が筒抜けな[[《禁断 ~目醒めの刻~》]]や、入るデッキを選び、成功時のブーストが《禁断 ~解放せしX~》の半分でしかない[[《Black Lotus》]]よりは比較的有用と言える。とは言え、あくまで相手依存なため万が一のプラン程度に考えると良いだろう。 -どのゾーンから出すクリーチャーを選んでも山札を見ている状態で出すため、[[EXライフ]]持ちを出す際は[[EXライフ]]を設置できなくなる。特に上記の[[《オールデリート》]]型で[[山札]]または[[マナゾーン]]から[[EXライフ]]持ち[[スピードアタッカー]]を射出する際は注意。 **裁定未判明 [#b5c0e3a1] このカードは裏面が他のカードと同じデザインになっている初の[[禁断の鼓動]]である。 そのため禁断の鼓動は両方に表面があるという前提で書かれた総合ルール807とは矛盾した存在となる。 このカードのような例外が登場したことで総合ルールの表記がどう変わるかは不明。 カードの挙動としては特筆するものはないため、総合ルール内の禁断の鼓動の定義が変更されるのみにとどまると思われるが、2024年6月時点では表記に変更はない。 **その他 [#j95b874b] -イラストは[[《禁断 ~封印されしX~》]]が赤くなったような見た目になっている。名前も自身が封印されているというものから、《禁断》が他のクリーチャーを解放するような名前になっている。 **関連カード [#p0b691e0] -[[《禁断》]] -[[《禁断 ~封印されしX~》]] -[[《禁断 ~目醒めの刻~》]] -[[《Black Lotus》]] **収録セット [#j6c96cf6] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[RUI MARUYAMA]] --[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](14/138) **参考 [#ed1e034c] -[[禁断の鼓動]] -[[cip]] -[[封印]] -[[キャントリップ]] -[[離れない]] -[[禁断解放]] -[[山札]] -[[サーチ]] -[[マナゾーン]] -[[墓地]] -[[クリーチャー]] -[[コスト踏み倒し]] -[[禁断]] ---- [[公式Q&A]] -1つ目の能力について >Q.相手の[[《とこしえの超人》]]と[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がバトルゾーンにいる状況で''《禁断 ~解放せしX~》''をバトルゾーンに出した場合、どうなりますか?&br;類似例:[[《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》]] A.''《禁断 ~解放せしX~》''の「出した時」の効果に対して[[《とこしえの超人》]]と[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]のどちらの置換効果を適用するか、相手プレイヤーが選びます。同一プレイヤーの置換効果が複数存在する場合、そのどちらを適用するかはそのプレイヤーが選べます。 #region2((総合ルール 101.5b)){{ :101.5b |複数の置換効果が同時に存在するとき、通常の効果処理と同様にターン・プレイヤーの置換効果を優先して適用します。同一プレイヤーが複数の置換効果を持つ場合、どの置換効果を適用するか選ぶことができます。 }} [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40448]](2021.10.22) >Q.[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がバトルゾーンにいる状況で自分の''《禁断 ~解放せしX~》''をバトルゾーンに出した場合、どうなりますか?&br;類似例:[[《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》]] A.''《禁断 ~解放せしX~》''に付く封印はすべて裏向きのまま山札に残り、山札をシャッフルし、カードを1枚引きます。「禁断解放」はこの鼓動に付いている封印がなくなった時にのみトリガーするので、今回の場合はトリガーしません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40449]](2021.10.22) >Q.相手の[[《とこしえの超人》]]がバトルゾーンにいる状況で自分の''《禁断〜解放せしX〜》''をバトルゾーンに出した場合、どうなりますか?&br;類似例:[[《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》]] A.''《禁断 ~解放せしX~》''に付く封印はすべてマナゾーンに置き、その後、カードを1枚引きます。「禁断解放」はこの鼓動に付いている封印がなくなった時にのみトリガーするので、今回の場合はトリガーしません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40450]](2021.10.22) &tag(禁断の鼓動,火文明,赤単,単色,コスト2,cip,自己封印,ドロー,キャントリップ,離れない,禁断解放,コスト踏み倒し,リクルート,リアニメイト,《禁断》,ドキンダム,SR,スーパーレア,RUI MARUYAMA);