#author("2024-09-18T14:05:31+09:00","","")
#author("2024-09-19T11:31:59+09:00","","")
*《&ruby(しっくりゅう){疾駆竜}; ボルシャック・アッシュ・レイダー》 [#top]

|疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー SR 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000|
|このクリーチャーを、[火(4)]を支払って召喚してもよい。そうしたら、このクリーチャーが出た時、相手は自分の山札の上から2枚をシールド化してもよい。|
|''スピードアタッカー''|
|''W・ブレイカー''|
|自分のクリーチャーがシールドをブレイクした時、カードを1枚引いてもよい。|

[[DM24-RP3]]で登場した[[火]]の[[アーマード・ドラゴン]]。

[火(4)]の[[代替コスト]]で召喚することができ、自身含めた味方獣のブレイク時に1ドローの追加効果を得られる。しかし[[代替コスト]]を使用した場合は[[相手依存]]で相手にシールドを2つ増やされてしまうデメリットを持つ。

自前で[[コスト軽減]]のできるコスト5以上の[[スピードアタッカー]]持ちドラゴンなので、[[革命チェンジ]]元としての適性があるように思えるが、相手のシールドを2つも増やすデメリットはかなり痛い。似た能力を持つ[[《聖霊龍騎サンブレード・NEX》]]は[[手札交換]]をすることができてデメリットも軽いうえ、多色なので[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]や[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]から踏み倒すこともできる。
またドロー効果は、ブロッカーで阻まれたり、[[革命チェンジ]]でバトルゾーンを離れたら意味をなさなくなるため、ますます[[cip]]で手札を確保できる《聖霊龍騎サンブレード・NEX》から枠を奪うことは難しい。
そもそも2枚目以降の[[《“龍装”チュリス》]]として使おうにも、相手のシールドが増えるため革命チェンジしたターン中に相手を仕留めきれない。
条件を満たせば4マナ以下で召喚でき、盤面に出てからはコスト5以上として扱えるスピードアタッカードラゴンという観点でも、ドロー能力も持っている[[《偽りの希望 鬼丸「終斗」》]]や[[《ボルシャック・ガラワルド》]]と、赤単色の括りでもより優秀なカードは登場済みである。

「[[革命チェンジ]]:コスト5以上の[[アーマード]]」の[[《ボルシャック・ヴォルジャアク》]]のチェンジ元としても、[[《聖霊龍騎サンブレード・NEX》]]が[[アーマード・ドラゴン]]なので比較対象となり、他にも[[《頂上印鑑 パラキン8th》>《頂上印鑑 パラキン8th/「魔物が居るな……」》]]も[[実質コスト]]が4の[[アーマードン]]なので《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》と同速で召喚できる。

《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》を[[革命チェンジ]]に用いずに相手のシールドをブレイクすれば自分の手札も増えるが、そのぶん相手の手札も増えるため、[[ハンドアドバンテージ]]に差をつけられない。自分のクリーチャーがシールドをブレイクするタイミングは基本的に[[攻撃ステップ]]なので、そのターンに自分の増えた手札を使える手段は[[キリフダッシュ]]などのかなり限られたものしかない。そのままターンを返せば手札増加の恩恵を先に受けられるのは相手である。
シールド追加させていた場合はこのクリーチャーで相手のシールドをW・ブレイクしても結果的に相手のシールド数が減らない。相手に手札を2枚も与えた上で、[[S・トリガー]]を踏んでしまうリスクまで考えるとこちらの手札補充に見合った行動とは言い難い。

安全にドローできない効果というのはたとえ[[ビートダウン]]と相性が良いカードであってもおおむね評価が低く、例えば「自分のクリーチャーの攻撃の終わりに」で1ドローできる[[《魔鎧天 アカフェシー》]]もあまり活躍していない。ましてや《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》は相手のシールドを増やす能力のせいで[[実質コスト]]4として召喚する運用はビートダウンには全く噛み合っていない。

極めつけには[[シールド追加]]は相手の任意なので、[[革命]]や[[鬼タイム]]などのメタとして使うこともできない。

[[代替コスト]]を使用せずに出せばデメリットは発生しないが、どのみち6コストに見合ったスペックではない。[[コスト踏み倒し]]で出そうにも[[名目コスト]]が6なため[[アーマード]]・[[メクレイド]]5にも対応しておらず、[[《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》]]による踏み倒しでも[[濁り]]になる。現代環境でコスト6の重さでSA2打点かつビートダウンすれば最低保証2ドローができるドラゴンというだけでは魅力が薄いというのに、他のカードとの連携も取れていないのが最悪。

[[《獲銀月 ペトローバ》]]などの[[コスト踏み倒し]]で着地させれば活路はある。その[[《獲銀月 ペトローバ》]]が最速3ターン目に[[アタックトリガー]]目的にW・ブレイクする場合に自分の手札が潤うリターンを生み出し、さらに[[スピードアタッカー]]の《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》が追撃することでさらに2ドロー&相手シールド2減少で相手を削れる。

踏み倒しでなら[[《ボルシャック・バラフィオル》]]という方法もある。そのカードなら[[メクレイド]]軸でアンチシナジーのコスト6であっても[[濁り]]にならず、《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》が[[ボルシャック]]名称を持つスピードアタッカーということで連鎖が狙える。

他にも[[《爆龍皇 ダイナボルト》]]の[[W・マジボンバー]]6の[[アタックトリガー]]を使いながら、このクリーチャーと別の[[スピードアタッカー]][[マジボンバー]]の2体展開をし、《ダイナボルト》の行うブレイクで自分の手札を充実させて次の[[マジボンバー]]の公開領域を広げるという使い方もある。

[[《百鬼の邪王門》]]も候補に挙がる。[[【赤黒バクロ法師】]]などビートダウン型の[[【赤黒邪王門】]]デッキならば、即時打点となりながら同時に[[《龍装者 バルチュリス》]]や次の[[《百鬼の邪王門》]]、[[《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》]]など[[攻撃ステップ]]中に使えるカードを引き込める。ただし、激しい山札消費が更に加速するためそこは要注意。

総じて、攻撃時の追加展開をコンセプトとした[[ビートダウン]]デッキに、[[コスト踏み倒し]]前提で入れるのが最も有用な使い方と言えるだろう。しかし、そもそも[[ビートダウン]]デッキにおいてメインギミック以外の手段で出しづらいカードというものは、求めるゾーン以外にあると[[事故]]札となるため好まれない傾向がある。入れるにしても上振れ要員として2枚以内に抑えておくのが無難か。

-召喚前に[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]など相手へのシールド追加を不発にさせる効果を準備するのも1つの手かもしれない。とはいえ、[[リソース]]確保としてブレイク誘発がリスクを伴う問題は解消されないのと、特定カードの依存度が高いカードは相方を引けていなかったら自身が腐るという一般論で、《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》自身の低スペックさが足を引っ張る形となる。

-普通に使おうとすると対抗馬が多すぎるため、[[デュエパーティー]]で「交渉」を前提として採用する方が現実的かもしれない。シールド追加で駆け引きを生み出しつつ、自分のリソースも増やすことができる。

-[[《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》]]のような「シールドの差で強くなるカード」のサポートという手も考えられるか。シールド追加が任意のため、そのコンボのみに頼りきらないようには気をつけたい。

-[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]のような[[ブレイク置換効果]]は「ブレイクした時」を誘発させない別のイベントに置き換えるため[[シールド焼却]]で安全にドローすることは不可能。

-[[《アカカゲ・レッドシャドウ》]]など、自分のクリーチャーを使って自分のシールドをブレイクした場合でも「ブレイクした時」の誘発条件を満たすためドローできる。

- 攻撃によるブレイクで「ブレイクした時」の手札補充が解決されるのは[[ダイレクトアタックステップ]]の最中である。「攻撃の終わりに」の[[使用宣言]]をするのは[[攻撃終了ステップ]]であり、すなわち引いたカードが手札に加わるのが完了した後であるため、引いたばかりの[[キリフダッシュ]]を使うことができる。

-相手が[[《ブラキオ龍樹》]]のような[[出て、その能力がトリガーする時>出ることによって起こる効果]]の誘発を妨害する能力を使用していた場合、[[代替コスト]]適用時の[[cip]]は効果を失う。([[類似例>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41663/]])
--すなわち、相手が[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]を出していれば、自分の[[シールド追加]]として使える。

**関連カード [#related]
-''Prev''
--[[《輝く革命 ボルシャック・フレア》]]

-[[《強襲竜 ボルシャック・レイダー/レイド・エントリー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM24-RP3]]&br;'''[[ボルシャック>《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》]]の仇は、[[ボルシャック]]が討つ。'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM24-RP3 「王道篇 第3弾 ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」>DM24-RP3]](S8/S11)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[代替コスト]]
-[[cip]]
-[[シールド化]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ブレイク]]
-[[ドロー]]

-[[ボルシャック]]

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