#author("2024-04-04T13:31:10+09:00","","")
#author("2024-06-23T16:48:10+09:00","","")
*《&ruby(おうけ){王家};の&ruby(ひほう){秘宝};》 [#top]

|王家の秘宝 C 光文明 (3)|
|タマシード|
|このタマシードが出た時、相手の、クリーチャー1体またはタマシードを1枚選び、持ち主の超次元ゾーンに置く。|
|このタマシードが離れた時、相手は、このタマシードの効果で超次元ゾーンに置いたクリーチャーまたはタマシードを、超次元ゾーンから出す。|

[[DM22-EX1]]で登場した[[光]]の[[タマシード]]。

相手の[[クリーチャー]]か[[タマシード]]を1つ、一時的に[[超次元ゾーン]]に送り込む[[cip]]を持つ。このタマシードが[[バトルゾーン]]を[[離れた時]]に、[[超次元送り]]にしたカードが戻ってくる。

[[タマシード]]版[[《ツクモ・スパーク》]]といった感じで、一時的に相手に妨害を行うことができる。
しかし、「進化してデメリットを消す」というコンセプトがあったあちらに対し、こちらは[[シンカライズ]]がないので、現状簡単にはキャンセルできない。

とはいえ、[[超次元送り]]という再利用困難な場所であり、[[クリーチャー]]より対処が難しかった[[タマシード]]を離す手順が必要なため、実際の使用感は大分異なる。
軽量除去には変わりないので、厄介な[[ブロッカー]]や[[メタ]][[クリーチャー]]を一時的にでも取り除き、その間にイニシアチブを取るのが正攻法な使い方であろう。[[シビルカウント]]などに使えるとなお良い。

デメリットのほうも、[[《検問の守り 輝羅》]]と組み合わせて「出す」ことを封じたり、[[《マニフェスト <ファイナル.Star>》]]の効果でこのカードを進化元に取り込んだりと実質的なキャンセル方法自体はある。
強制1回耐性の[[EXライフ]]を剥がすために使うのも有効。この場合、実際に超次元ゾーンには置かれないため、このタマシードが離れても出す対象が不在でデメリットはなくなる。

また、[[進化クリーチャー]]や[[エクストラEXライフ]]を使い終わった[[《Volzeos-Balamord》]]を対象にし構成カードごと除去したら、次に戻そうとするときに[[進化元]]不在や非クリーチャー化で戻すことができずに終わるということも理論上は起こりうるが、実戦で狙うのは至難の業だろう。
他にも[[cip]]を使う前に先にこのカードを離し、[[離れた時]]の能力を先に解決するという力業も存在する。

文明の[[カラーパイ]]でも、[[光]]は安易な除去は持たない。他に光の[[タマシード]]での除去は、現状このカード以外は癖の強い[[《ジョーカーズの心絵》]]しか存在せず、独自色が強い。デメリットありでコスト3の設定なので、当面「確実な除去を遂行する」という観点でこのタマシードより軽かったり強力だったりするカードは登場しないと容易に想像がつく。
//参考:《バイナラドアの心絵》は、コスト5(S・トリガー持ち)、単体マナ送り
除去の得意な[[火]]や[[闇]]を入れていないデッキなら、[[光]]単色ながら除去できるタマシードとして重宝されるだろう。

ところが、[[アビス・レボリューション]]からは「[[エレメント]]除去」という概念が登場した。[[《ザーク・砲・ピッチ》]]など、低コストで簡単に[[タマシード]]を除去できるようになり、バトルゾーンを離れにくいことで有用性を高めていた《王家の秘宝》には大きなダメージといえる。
[[DM23-RP2]]では[[《邪招待》]]や[[《テイクバック・チャージャー》>《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》]]など、基本カード級の使い勝手の[[エレメント]]除去が充実し、ここまで来るとまともに運用を狙うのは骨が折れるだろう。

**環境において [#u075ecf5]
登場早々、これを2枚入れた[[【白青黒退化】]]がオリジナルでチャンピオンシップ優勝を果たしている。早期に[[コンボ]]が成立すれば[[デメリット]]が発生する前に勝負を決めることができるということである。

[[【白青ギャラクシールド】]]でもそのデッキの防御力によっていざと言う時にデメリットが目立ちにくいという理由で使われることが。

-[[殿堂ゼロデュエル]]の[[【転生カリヤドネ】]]でも[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]での[[コスト踏み倒し]]範囲内に入る上質な[[メタ]][[クリーチャー]]対策ということで、2枚程度入る場合がある。
**その他 [#w25f6936]
-初出は[[デュエマいやほいゲーム]]。
++王家の秘宝……超次元に関わる能力であることから、ここで言う「王家」とは、[[パンドラ王家>《超次元の王家》]]のことを指すと思われる。
[[《マザー・エイリアン》]]の頭上にはこの[[タマシード]]に似た球体が描かれている。
++怒流牙の神髄……[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]ら、怒流牙流[[忍者>シノビ]]から。怒流牙に限らず[[シノビ]]は超次元との関わりが深く、[[怒流牙忍法>《怒流牙忍法 次元隠しの術》]]によって送り込まれる先が「ぱんどら」であることが明らかとなっている。
++聖邪のクリスタル……[[ヨミ>《神人類 ヨミ》]]が討たれ失意に沈む[[イズモ>《名も無き神人類》]]が手にした[[オラクル]]の[[秘宝>《支配のオラクルジュエル》]]『[[オラクルドリームジュエル>《オラクルDJ》]]』が元ネタと思われる。選択肢中では唯一超次元との関わりが薄い。
++ミロクの金床……[[クロスギア]]などを作成した[[ミロク]]から。なお、同弾でカード化された[[《仙界一の天才 ミロク》]]のイラストで金床を確認できるが、この[[タマシード]]とは似ていない。
//[[仙界一の天才>《仙界一の天才 ミロク》]]が使っていたとされる金床。金床自体が炉を兼ねており、これ一基でありとあらゆる武具を鍛ち出して来たと伝えられている。金床の読みはかなとこ。かなどこと濁るケースもあるが、大抵の場合1度の変換では出てこない。

-元ネタはマジックの[[Oblivion Ring>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%BF%98%E5%8D%B4%E3%81%AE%E8%BC%AA/Oblivion_Ring]]。
-元ネタは[[Magic:The Gathering]]の[[忘却の輪/Oblivion Ring>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%BF%98%E5%8D%B4%E3%81%AE%E8%BC%AA/Oblivion_Ring]]。
あちらでは基本的な[[除去]]カードの一つであり、亜種がしばしば登場している。

//-「相手」が複数存在する[[デュエパーティー]]では、この[[タマシード]]が離れた際、1つ目の能力で選んだ相手とは違う相手を選ぶことでデメリットを帳消しにすることが可能。一騎打ちにならない限りは実質的な除外が実現する。
//ルールミス。公式よくある質問に記載あり。

**関連カード [#card]
-[[《ツクモ・スパーク》]]
-[[《怒流牙忍法 次元隠しの術》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM22-EX1]]&br;'''[[偽りの名 13>《偽りの名 13》]]の[[パンドラ・インパクト>《偽りの名 13/種族選別》]]によって崩壊させられてしまった[[パンドラ・スペース]]。だが、[[ファーザー>《エイリアン・ファーザー》]]と[[マザー>《マザー・エイリアン》]]はパンドラの力のコアを最後の最後でギリギリ残すことに成功していたのだった。'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[Miyamoto Satoru]]
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](103/130)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[タマシード]]
-[[cip]]
-[[超次元送り]]
-[[離れた時]]

-[[デュエマいやほいゲーム]]

&tag(タマシード,光文明,単色,白単,コスト3,cip,除去,単体除去,確定除去,超次元送り,単体超次元送り,離れた時,コスト踏み倒し (相手),C,コモン,Miyamoto Satoru);