#author("2024-11-24T12:48:23+09:00","","") #author("2024-11-25T02:51:05+09:00","","") *《&ruby(しんえん){深淵};の&ruby(かいろ){壊炉}; マーダン=ロウ》 [#k9179170] |深淵の壊炉 マーダン=ロウ SR 闇文明 (4)| |クリーチャー:アビスロイヤル 4000| |''スレイヤー''| |このクリーチャーが出た時、相手の手札を見てクリーチャーを1体選び、捨てさせる。| |''シビルカウント3'':このクリーチャーが攻撃する時、自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計3つ以上あれば、相手の墓地にあるカードを1枚選んでもよい。そのカードの、出た時にトリガーする能力を、自分が1つ使ってもよい。その後、相手はそのカードを山札の下に置く。| [[DM22-RP2]]で登場した[[闇]]の[[アビスロイヤル]]。 [[スレイヤー]]を持ち、[[cip]]で[[クリーチャー]]限定の[[ピーピングハンデス]]を放つ。 さらに[[シビルカウント]]3を達成していれば[[アタックトリガー]]で相手の[[墓地]]にある[[カード]]を1枚選び、その[[カード]]が[[出ることによって起こる効果]]を[[任意]]で使う事ができる。 デュエマは原則として「クリーチャーで攻撃してゲームに勝つ」ルールのため、[[ノンクリーチャー]]や[[超次元呪文]]、[[オーラ]]デッキ以外では、必ずクリーチャーがデッキの大部分を占める。 そのため[[シビルカウント]]抜きに考えても、[[スレイヤー]]持ちパワー4000の[[《解体人形ジェニー》]]に近い動きが可能。[[《邪侵入》]]からの早出しにも対応している。 もちろん、シビルカウントで使いたいcipを持つクリーチャーを選んで落とすのもあり。 [[シビルカウント]]3達成時の効果は[[墓地]]にある[[カード]]はどんな[[カードタイプ]]でも選べる。そのため[[クリーチャー]]だけではなく[[タマシード]]の[[出ることによって起こる効果]]も使える。 また、[[カード]]を選ぶかどうか、使うかどうかはすべて[[任意]]。相手の[[墓地利用]]を妨害するために[[墓地]]の[[呪文]]を選んで[[山札送り]]にする事もできる。cipで落としたクリーチャーをそのまま山札送りにして利用できなくしてもよい。 [[cip]]によって捨てたクリーチャーの能力も使えることから、実に自己完結したスペックと言える。 タイムラグが生じるリスクはあれど、[[《アビスベル=ジャシン帝》]]で[[アビスラッシュ]]を付与できれば、その問題を解消できる。[[スレイヤー]]を持っているため、[[ブロック]]や[[殴り返し]]を牽制することもできなくはない。 **ルール [#p2e27d79] -奪った[[能力]]の発生源は《マーダン=ロウ》自身である。 //-「このタマシード」を含む能力は正しく機能しない([[参考:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41465/]]) -選んだカードが出ることによってその能力がトリガーするのなら、クリーチャーではないカードの[[cip]]などもコピーできる。[[フィールド]]や[[タマシード]]などはもちろん、一部の[[進化クリーチャー]]が持つ「重ねた時」にトリガーする能力、[[オーラ]]の持つ「付けた時」の能力なども使用可能。 -[[ファイナル革命]]や[[召喚した時]]などの条件付きの[[cip]]は発動しない。 --[[マナ武装]]や[[シビルカウント]]などの条件付きのcip能力は基本的に使うことができる。これらの能力はトリガー自体は無条件で行われ、解決時に条件をチェックするためである。 ---ただし[[《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]のシビルカウント5の[[アタックトリガー]]などの、特定の条件を満たさなければトリガーしないものもあることが示唆されており、実際に使用できるかはテキスト次第。[[DM22-RP2]]現在そのような[[cip]]能力は存在しないが、今後使用できないcipを持つカードが出る可能性が全くないとは言いきれない。 **環境において [#m55ab2fe] 登場直後から[[【黒単アビスロイヤル】]]の序盤を支えるカードとして活躍。この頃の[[【黒単アビスロイヤル】]]は[[《Re:奪取 ブラッドレイン》]]と[[《一撃奪取 ブラッドレイン》]]を合計6枚程度採用した最速特化型と[[《ブルーム=プルーフ》]]や[[《レター=ジェンゲガー》]]を入れたロングゲーム対応型の2種類があったが、どちらにも[[4枚積み]]された。 また、《マーダン=ロウ》の[[召喚酔い]]を消すために相手ターン中に出す[[プレイング]]は重要になった。当時は[[《邪侵入》]]に加えて[[《シラズ死鬼の封》]]を4枚採用した構築が多数結果を残していた。 [[【赤黒邪王門】]]では一瞬使われただけですぐに抜けた。[[《百鬼の邪王門》]]基盤での活躍は[[【赤黒テレスコ=テレス】]]の成立を待つことになる。 [[DM23-RP4]]期時点では[[【黒単アビスロイヤル】]]、[[【黒緑アビスロイヤル】]]に4枚投入必須となる、[[アビス]][[デッキ]]のマストパーツとなっている。特定カードに依存するデッキの中で、事実上刺さらないデッキが存在しないのも大きい。 [[DM24-BD3]]・[[DM24-BD4]]発売直前から[[【青黒COMPLEXコントロール】]]のパーツとして散見されるようになった。[[ミラーマッチ]]が増加していることから、[[手札]]に抱え込んでいる[[《奇天烈 シャッフ》]]や[[《飛翔龍 5000VT》]]などのロック持ちを引っこ抜く目的での採用となる。1枚から3枚の範囲内での採用がメインだが、ロック持ち対策としては複数枚採用の場合でないと安定せず、1枚採用の場合はほぼ[[《深淵の逆転撃》]]対策ピンポイントでの採用となる。 [[DM24-BD3]]・[[DM24-BD4]]発売直前から[[【青黒COMPLEXコントロール】]]のパーツとして散見されるようになった。[[ミラーマッチ]]が増加していることから、[[手札]]に抱え込んでいる[[《奇天烈 シャッフ》]]や[[《飛翔龍 5000VT》]]などのロック持ちを引っこ抜く目的での採用となる。採用枚数は1枚から4枚までマチマチだが、ロック持ち対策としては複数枚採用の場合でないと安定せず、1枚採用の場合はほぼ[[《深淵の逆転撃》]]対策ピンポイントでの採用となる。 《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》の着地前に出すのが間に合わない[[cip]]持ちは、相手から[[ピーピングハンデス]]される前にマナに逃がして[[cip]]を横取りされないようにするのは重要となった。 例えば[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]は[[【黒単アビスロイヤル】]]、[[【黒緑アビスロイヤル】]]ともに[[呪文ロック]]で防げるのがほとんどない([[《「力が欲しいか?」》>《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》]]と[[《「……誰を呼びたい?」》>《ヨービリン=リリン/「……誰を呼びたい?」》]]と[[《秩序の意志》]]程度)反面、アビス側がついでで放つ場合は脅威となる[[cip]]なため、早急にチャージすべきである。 シビルカウント能力で相手の墓地のカードを山札の下に置かせること自体はクリーチャー以外も対象に入るため、例えば[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を[[《卍 新世壊 卍》]]で墓地から唱えさせないために山札の下に置かせるという手もある。 **その他 [#p2e27d79] -モチーフは暖炉。 -カード名の「壊炉」は恐らく同じく体を暖める「懐炉」(カイロ)との引っ掛けと思われる。 -[[シークレット>シークレットレア]]版のイラストの元ネタはフィンセント・ファン・ゴッホの自画像。 元ネタと同じタッチで帽子を被ったマーダン=ロウが描かれている。 --ゴッホは多くの自画像を描いたが、その中でもこのイラストのモデルになったのは1887-88年冬の「灰色のフェルト帽をかぶった自画像」(([[Moopic氏のtwitterより。>https://twitter.com/Moopic/status/1605773564916793344]]))。 -[[アドバンス]]でこのクリーチャーを使う場合、仮に使う予定が無くても[[超次元ゾーン]]と[[超GR]]のカードは用意しておくのが望ましい。相手が外部ゾーンを利用する[[cip]]を持つカードを用いた際に、それらを逆利用できる可能性があるからである。 **漫画・アニメでの活躍 [#p2e27d79] -漫画『デュエル・マスターズWIN』では第1巻に収録された特別編で[[斬札 ウィン]]が[[チバカブラ]]戦で使用。 [[cip]]で相手の[[手札]]を見て[[クリーチャー]]を1枚捨てさせた。 その後、[[シビルカウント]]3を達成し、相手の[[墓地]]に落ちた[[《天命龍装 ホーリーエンド》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]の[[cip]]を奪い相手[[クリーチャー]]を全て[[タップ]]し、その後は[[ダイレクトアタック]]を決めた。 -アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN]]』にも登場。 [[邪神くん]]が[[斬札 ウィン]]の[[プリンス・カイザ]]への怒りのエネルギーを使って封印を解いたアビスロイヤルの眷属の一人。声優は[[乃村健次]]氏。 邪神くんの前で舌打ちをするなど、態度が大きい。カードとしてのレアリティが高いからであろうか。また、デュエルに関する話題になったとき「俺が熱くしてやる」と叫ぶなど、好戦的な一面も見せている。 第15話での[[プリンス・カイザ]]戦にて早速使用。シビルカウント3によりカイザの墓地にある[[《ボルシャック・テイル・ドラゴン》]]のcipを強奪し、バトルで[[《アニー・ルピア》]]と相打ちになった。同話のミニコーナーである「今日のカード」としても選ばれた。 [[カイザ>プリンス・カイザ]]自身も「裏切り者」からこのクリーチャーが復活したことを聞いていたようで、それを認識している描写が存在する。 続く第16話では[[他のア>《ハンマ=ダンマ》]][[ビスロ>《ブック=ラギルップ》]][[イヤル>《フォーク=フォック》]]と和気藹々としており、意外にフレンドリーな性格であることが判明したが、前回敗北したのにワインを嗜んでいることが邪神くんの気に障ったのか、お仕置きとして4人の中で真っ先に燃やされてしまった。仮にも暖炉のクリーチャーなのに…。 それからはほとんど使われていなかったが((登場したとしてもハンデスcipや、[[《デス・ザ・チョイス》]]の進化元としてのみであった。))、[[《アビスベル=覇=ロード》]]入手後は付与された[[マッハファイター]]を活かしてアタックトリガーを使ったり、[[《フォック=ザ=ダーティ》]]に[[革命チェンジ]]したりと活躍している。 それでも本人は物足りないようで、出番が無くなったことを嘆く[[《ブック=ラギルップ》]]に共感している(その隙をついてパワーボムを食らわせている)。 -漫画『[[Duel Masters LOST ~追憶の水晶~]]』では第6話から第7話で[[斬札 ウィン]]が[[クリスタ]]とのデュエルで使用。 第6話では[[《ハンマ=ダンマ》]]と共に[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]の[[cip]]で逆利用されてしまった。 第7話では[[《アビスベル=覇統=ジャシン帝》]]の[[終極宣言]]によって他の[[アビス]]達と共にリアニメイトされた。 **[[サイクル]] [#j39096b9] -[[アビスロイヤル]]の《◯◯=ロウ》。いずれも現実世界では大きい器具を依代としている。[[デュエチューブ]]にて《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》と《ベッドウ=ロウ》は兄弟であると明かされている。(([[ソース>https://youtu.be/ZXj4qpONnx4?t=1068]])) --''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》'' --[[《ベッドウ=ロウ》]] --[[《終納 カボード=ロウ》]] --[[《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》]] **関連カード [#te1ed27a] -''Next'' --[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]] -[[《超暴淵 ボウダン=ロウ》]] -[[《ヤミノカムスター》]] **収録セット [#p6810ec3] -illus.[[Moopic]] --[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](S5/S8) --[[DM22-RP2X 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」超刺激パック>DM22-RP2X]](S5/S8)(S5X/S8) --[[DM23-SP1 「スタートWIN・スーパーデッキ 深淵の邪襲」>DM23-SP1]](4/17) -illus.[[Moopic]]''(別イラスト)'' --[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](5A/20)(7B/10) --[[DM22-RP2X 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」超刺激パック>DM22-RP2X]](5A/20)(7B/10) **参考 [#le126b34] -[[アビスロイヤル]] -[[スレイヤー]] -[[cip]] -[[ピーピングハンデス]] -[[シビルカウント]] -[[アタックトリガー]] -[[出ることによって起こる効果]] ---- [[公式Q&A]] -3つ目の能力について >Q.''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント」は、どういう能力ですか? A.相手の墓地にあるカードを1枚選び、そのカードが持つ、そのカードが出ることによってトリガーする能力を1つ使える能力です。[[《青銅の鎧》]]や[[《アストラルの海幻》]]の「出た時」や、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の「上に重ねた時」、[[《キング・マニフェスト》]]の「バズレンダ」など、そのカードが出ることによってトリガーするそのカードの能力であれば、どれでも使えます。&br;なお、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の「ファイナル革命」や[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の「召喚によってバトルゾーンに出た時」の能力のように、特定の条件下で出た時にしかトリガーしない能力は使うことができません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42513]](2022.12.16) //---- >Q.''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント」は、フィールドやオーラのような、クリーチャーでもタマシードでもないカードの能力も使えますか? A.はい、使えます。例えば[[《禁断の月 ドキンダムーン》]]の「このD2フィールドがバトルゾーンに出た時」の能力や、[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]などが持つ「これをクリーチャーに付けた時」の能力も使えます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42510]](2022.12.16) >Q.''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント3」で、相手の[[《特攻人形ジェニー》]]を選んでその能力を使う場合、どうなりますか? A.''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''を破壊すれば、相手の手札を1枚捨てさせられます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42511]](2022.12.16) >Q.''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント3」によって、相手の[[《禁断機関 VV-8》]]を選んだ場合、どうなりますか? A.''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の持ち主の山札の上から5枚を見て、その中から2枚を手札に加え、残りの3枚を''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''に封印として付けます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42512]](2022.12.16) >Q.''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント3」で、相手の墓地にある「出た時」の能力を持たないクリーチャーや、呪文を選べますか? A.はい、選べます。使える効果は無いので、何もせずに選んだカードを山札の下に置きます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43249]](2023.5.19) >Q.自分の''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント3」で、相手の墓地にある[[《ヨービリン=リリン/「……誰を呼びたい?」》]]を選びました。&br;この「アビス・フレンド・バースト」は使えますか? A.「アビス・フレンド・バースト」は使えますが、呪文の効果は使えません。&br;「アビス・フレンド・バースト」によって、自分のアビス・クリーチャーをタップすることはできますが、''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''は呪文側を持たないため、何も唱えられません。相手は選ばれた[[《ヨービリン=リリン》>《ヨービリン=リリン/「……誰を呼びたい?」》]]を山札の一番下に置いて処理が終了します。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44115]](2023.11.17) >Q.自分の''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント3」で、相手の墓地にあるゴッド・クリーチャーを選びました。&br;このゴッドの持つ「リンクした時」の能力は使えますか?&br;参照:[[《罪神イザナ》]][[《「黒幕」》]][[《堕天左神エレクトラグライド》]] A.いいえ、使えません。「リンクした時」の能力は、ゴッドが他のゴッドとリンクした時にのみトリガーする能力です。出た時に必ずトリガーするわけではありません。''《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》''の「シビルカウント」では、特定の条件下で出た時にしかトリガーしない能力は使えません。&br;相手は選ばれたゴッドを山札の一番下に置いて、処理が終了します。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44116]](2023.11.17) &tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト4,アビスロイヤル,アビス,パワー4000,スレイヤー,ハンデス,ピーピングハンデス,アタックトリガー,シビルカウント,シビルカウント3,シビルカウント闇,シビルカウント闇3,能力横取り,墓地利用メタ,SR,スーパーレア,Moopic,王来MAXブロック,アビス・レボリューションブロック);