#author("2024-04-09T14:50:06+09:00","","")
#author("2024-05-13T19:34:47+09:00","","")
*《&ruby(しんかい){深海};の&ruby(でんどうし){伝道師}; アトランティス》 [#y964a11d]

|深海の伝道師 アトランティス R 水文明 (10)|
|クリーチャー:オラクル/リヴァイアサン 4000|
|''S・トリガー''|
|このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを1体選び、残りの自分のクリーチャーを手札に戻す。その後、相手は自身のクリーチャーを1体選び、残りの自身のクリーチャーを手札に戻す。|

[[DMX-15]]で登場した[[重量級]][[オラクル]]/[[リヴァイアサン]]。

互いのクリーチャーを1体ずつ残して全て[[バウンス]]してしまう豪快な[[cip]]を持つ。不安定ではあるが、[[アンタッチャブル]]でも関係なく掃除できる。
[[クリーチャー]]を並べる[[デッキ]]には非常に刺さるカード。さらに[[S・トリガー]]持ちなので守備にも使える。除去札があれば返しのターンで[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]による[[エクストラウィン]]も可能。

ただし、本当に[[バウンス]]したいカードを自分で狙えないのはややネック。最後の[[S・トリガー]]として出てもダイレクトアタックを防げない点には注意。

また、自分の[[クリーチャー]]も一体だけになってしまうので、反撃の口火にするには一工夫が必要。[[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]]や[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などの[[バトルゾーン]]を離れない[[クリーチャー]]や[[ウルトラ・セイバー]]とは相性がいい。逆に相手がこれらを並べているときは自分の首を絞めかねないので注意。

残す対象に他のクリーチャーを選べばコイツ自身も[[手札]]へ舞い戻るため、複数回能力を使うこともできる。元となった[[《キング・アトランティス》]]と比べ、アタッカーとしては貧弱なので、何かの[[コンボ]]に組み込むなどして差別化を図りたい。
そうでなければ、使いやすい[[《アクア・サーファー》]]で十分だろう。

[[能力]]の豪快さに目が引かれがちだが、非常に癖が強く、入る[[デッキ]]を選ぶカードである。ぜひ相性のいい[[デッキ]]で使ってやりたい。

高コスト[[S・トリガー獣]]ということで、[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]にも適性がある。[[水]]系の型を組みたいなら一考の余地がある。

**環境において [#y2c67095]
登場するなり[[【ミステリー・キューブ】]]の防御札として採用されるに至った。あちらのデッキの場合は[[《ミステリー・キューブ》]]でも呼び出せるので腐りにくかった。当時[[《ヒラメキ・プログラム》]]の種にして諸々の11コストに繋げるという手もあった。また、フィニッシュの直前までクリーチャーを並べない[[【カイザー「刃鬼」】]]とも相性が良く、そちらでも使われた。

[[ドラゴン・サーガ環境]]までは[[【黒緑速攻】]]も仮想敵の内に入った。3[[コスト]]と[[デッキ]]の中では重い[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]、[[墓地]]に[[闇]]の[[クリーチャー]]が必要な[[墓地進化]][[クリーチャー]]以外は召喚酔いする者ものばかりであったため[[バウンス]]でも十分な[[除去]]となり、[[パワー]]4000はそちらのデッキへの[[殴り返し]]に十分であった。

[[革命編]]に[[【ミステリー・キューブ】]]が消滅し、[[【カイザー「刃鬼」】]]も[[革命ファイナル]]で環境落ちしたが、[[【マークロループ】]]が成立すると[[《転生スイッチ》]]の踏み台にもなり[[バウンス]]によって[[ループ]]の中核を担う[[S・トリガー獣]]としてそちらで利用されるようになった。

2016年9月15日の[[殿堂レギュレーション]]改訂により[[【マークロループ】]]が弱体化するとこのカードの入る主流デッキが軒並み淘汰された格好となったが、その後も[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に残る必要のない[[【オールデリート】]]や[[【青黒緑シャコガイル】]]で偶に見かけられる。

[[DMBD-11]]・[[DMBD-12]]期には[[《奇天烈 シャッフ》]]と[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]で一部の呪文とクリーチャーだけ止めて雑に殴る型の[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]が流行したため、[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]除けとなる10[[コスト]]の[[S・トリガー獣]]として採用を検討されるようになった。

2020年1月1日殿堂レギュレーション改訂を機に環境に進出した[[【バーンメアジョーカーズ】]]には刺さりが悪い。相手が[[《グレープ・ダール》]]を残せばそこから再展開されてしまうためである。

[[DMEX-12]]期に[[【ライベルモットループ】]]が成立して以降の[[環境]]に定着すると、[[チャンピオンシップ]]における対戦でも常連のカードとなった。

[[DMEX-18]]発売からしばらくすると、オリジナルで[[【白青緑シャコガイル】]]折衷型の[[【白青緑ギャラクシールド】>【白青ギャラクシールド】#c8895af4]]が結果を残し、このカードはそのパーツとしても見かけられるようになった。豊富に採用される[[ブロッカー]]や[[ニンジャ・ストライク]]のおかげで最後のシールドから捲れても腐りにくい。
もちろん[[単発的効果]]なので相手が使っている[[EXライフ]]や[[スター進化]]などはクリーチャーを残すことができてしまうので過信は禁物。([[《アポカリプス・デイ》]]などの[[S・トリガー]][[リセット]]と共通なのでこのカードに限った弱点ではないが。)
[[パワー]]も4000あるため、[[【我我我ブランド】]]対面では[[ウィニー]]を粗方[[殴り返し]]で処理できる。

[[【青黒COMPLEXコントロール】]]が成立すると、水単色の防御札としては最高峰の除去性能なので、稀に採用される場合がある。
**その他 [#l0765792]

-これまでの8[[コスト]]を抜いた、最も重い[[S・トリガー]]でもある。そのため、10[[コスト]]の割に[[《雷雲の守護者ラーザ・ベガ》]]並に[[パワー]]が低く、[[ビートダウン]]性能も低い。また、下手に[[アンタップ]]状態で場に残すと[[《地獄門デス・ゲート》]]や[[《破壊と誕生の神殿》]]の餌食になりやすいので注意。

-[[《マーシャル・クイーン》]]等を利用し、[[《転生スイッチ》]]と同時に踏み倒すことで、[[コスト]]9以下の[[クリーチャー]]を踏み倒すという利用法もある(>[[【マーシャルエクストラウィン】]])。

-[[《ドンジャングルS7》]]での呼び出し範囲内でもある。自身を[[バウンス]]対象に含めた場合、[[コスト踏み倒しメタ]]による被害を実質0にできる。また、[[【チェンジザドンジャングル】]]に採用すれば[[殿堂入り]][[カード]]である[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の再利用手段と看做し得る。

-また、[[シノビ]]との相性も良い。相手の[[クリーチャー]]を[[バウンス]]しつつ自分の使い終わった[[シノビ]]を回収し、再利用できる。この[[カード]]自体が[[S・トリガー]]なので、[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]で追加した[[シールド]]から[[召喚]]できる可能性があるのも良い。

-[[冠詞]]に「伝道師」とあるが、[[種族]]に[[バーサーカー]]は含まない。また、[[水]][[オラクル]]の命名ルールから外れている。

-後に、新能力[[フシギバース]]が登場。相手ターン中に登場する高[[コスト]][[クリーチャー]]として相性がいい。[[DMRP-17]]現在、[[S・トリガー獣]]としては最高[[コスト]]を誇る。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#e9305765]
同じ能力、レアリティで[[DMPP-21]]で実装。

TCGの環境では自身のクリーチャーも手札に戻してしまう部分はループパーツに使われていたが、盤面制限のあるデュエプレでは[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]系で''使わざるを得ない''潤滑油として投入された。

本来なら横に広げた盤面を自ら縮小させるのは利敵行為だが、盤面を整理しないと本命のクリーチャーを出す枠がないので《深海の伝道師 アトランティス》を利用するというわけである。

コスト10は素召喚には重すぎるため、コスト5の[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]を複数回バトルゾーンに出し都合の良いタイミングで[[暴発]]して盤面を空け、その枠を強いクリーチャーに変換するという使われ方をする。

**関連カード [#x4d54744]
-[[《キング・アトランティス》]]
-[[《大宇宙シンラ》]]
-[[《オニオン・リング》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#k6ba969d]
-[[DMEX-08]]&br;'''大量に現れた[[犬>アウトレイジ犬]]と[[猫>アウトレイジ猫]]が、[[サバイバー]]に占拠されようとしていた[[超GR]]を取り戻してゆく……'''
'''これこそ、自由と支配、我々[[オラクル]]と[[アウトレイジ]]の友情戦略だ。 ー 深海の伝道師 アトランティス'''
-[[DM22-RP2]]、[[DMPP-21]]&br;'''アトランティスのひとかきは、クジラ百匹分に相当する。'''
-[[DM23-BD6]]&br;'''[[アカシック・ゼノン>《アカシック・ゼノン》]]は深海に研究所を構えた。それが後の[[海底研究所>《Dの天災 海底研究所》]]である。'''

**収録セット [#pfad99aa]
***[[デュエル・マスターズ]] [#r83099d3]
-illus.[[Ayaki]]
--[[DMX-15 「フルホイルVSパック 仁義無きロワイヤル」>DMX-15]](4/30)
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](154/???)
--[[DM23-BD6 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 双極のアカシックZ計画」>DM23-BD6]](21/60)
-illus.[[Heart]]
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](T7/T20)(TF7/TF20)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#p0637c76]
//-CV:[[]]
-illus.[[Ayaki]]
--[[DMPP-21 「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」>DMPP-21]]

**参考 [#g7431b87]
-[[オラクル]]
-[[リヴァイアサン]]
-[[S・トリガー]]
-[[cip]]
-[[バウンス]]

&tag(クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト10,オラクル,リヴァイアサン,パワー4000,S・トリガー,S・トリガー獣,cip,自己バウンス,除去,全体除去,選ばせ除去,バウンス,オールバウンス,両者バウンス,R,レア,Ayaki,Heart,クリーチャー (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),青単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト10 (デュエプレ),オラクル (デュエプレ),リヴァイアサン (デュエプレ),パワー4000 (デュエプレ),S・トリガー (デュエプレ),S・トリガー獣 (デュエプレ),cip (デュエプレ),自己バウンス (デュエプレ),除去 (デュエプレ),全体除去 (デュエプレ),選ばせ除去 (デュエプレ),バウンス (デュエプレ),オールバウンス (デュエプレ),両者バウンス (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),Ayaki (デュエプレ));