#author("2024-09-30T01:12:28+09:00","","") #author("2024-09-30T01:13:41+09:00","","") *《&ruby(かいていきめんじょう){海底鬼面城};》 [#top] |海底鬼面城 UC 水文明 (1)| |城| |''城'':自分のシールドを1つ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)| |自分のターンのはじめに、相手はカードを1枚引いてもよい。その後、自分がカードを1枚引いてもよい。さらに、自分のサイバーロードがあれば、カードを1枚引き、自分の手札を1枚山札の下に置いてもよい。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''| [[DM-30]]で登場した[[水]]の[[城]]。 持ち主の[[ターンのはじめ]]に、各[[プレイヤー]]は1枚ずつ[[ドロー]]できる。[[テキスト]]は「[[そうした場合]]」ではなく「[[その後]]」なので、COLOR(blue){相手がドローしなくても、自分はドローすることができる}。 さらに自分の[[サイバーロード]]が居れば[[手札交換]]のおまけ付きだが、そこまで大きい[[メリット]]でもないため、[[デッキ]]に[[サイバーロード]]が入っているかはそれほど重要ではない。 最速2[[ターン]]目から追加で1ドローができるのはなかなか強い。唯一と言っていい1ターン目から設置できる[[ドローソース]]のため、手札を増やすことが重要なデッキにはほぼ確実に入る。 [[速攻]]のように手札消費が激しいデッキで1ターン〜3ターン目までに要塞化できれば、毎ターンカードを使ってもマナを増やすことができ、[[手札]]が枯渇しない。[[ブレイク]]でこのカードの[[要塞化]]が解除されても[[シールド]]1枚を得ているので、[[速攻]]としては願ったりかなったりである。 また、多くの[[コンボデッキ]]とも相性が良い。[[コンボデッキ]]は序盤にパーツを集める必要があり、一度コンボが決まり一気に有利になるならば、相手の手札が増えようが大抵は関係ない。[[コントロール]]でこのカードを使い、あり余る手札からニンジャ・ストライクで防戦しつつ、[[《ロスト・ソウル》]]で相手の増えた手札だけ叩き落とす、などといったデッキも作成可能。そのようなデッキは得てして1ターン目から使いたい[[クリーチャー]]や[[呪文]]が少ないのも大きい。 一方、序盤から手札を大量に消費できるデッキ相手には要塞化しづらい。[[戦国編]]当時としても[[【赤単速攻】]]のような短期決戦を前提としたデッキや、[[【カウンターマッドネス】]]などの[[コンボデッキ]]、[[【シノビドルゲーザ】]]のような[[シノビ]]を大量搭載したデッキとは相性が悪かった。有力なカードは少ないものの、[[G・ゼロ]]も苦手であった。 相手にも1[[ドロー]]のチャンスを与えるため、癖は強いが爆発力はピカイチの、デッキ構築者のアイデアが試されるカードである。 **テクニックなど [#cdaeb3b1] -[[キキ&カイカイ]]と非常に相性が良い。デメリットを解消しつつ、[[ハンデス]]を仕掛けられる。 -相手にもドローさせる[[クリーチャー]]として[[《暴走機械オーバースキル》]]が存在する。こちらは自分のターンのはじめであるため、相手にだけ利用されると言うことはない。[[軽い]]分こちらのほうが使い勝手は上。 -[[殿堂入り]]以前はこのカードの対策で[[コスト]]2[[マナブースト]]に[[《霞み妖精ジャスミン》]]や[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]を採用している[[ビッグマナ]]も多かった。あえて[[自壊]]させずに[[クリーチャー]]として残すことで3ターン目に《鬼面城》を[[ブレイク]]でき、生き残れば[[ウィニー]]と[[相打ち]]まで見据えられた。 -1ターン目《鬼面城》、2ターン目[[《異端流し オニカマス》]]、3ターン目[[《“必駆”蛮触礼亞》]]&[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]の動きは[[先攻]]なら残り手札がぴったり1枚になり、[[《“轟轟轟”ブランド》]]を引いていればそのまま出せる。[[【赤青覇道】]]はざっくり言えばこの動きを目指すデッキである。 --[[後攻]]の場合もドローが[[任意]]であることを利用して3ターン目の開始時にカードを引かなければ同じことができる。 -[[コンボデッキ]]が苦手とする[[ハンデス]]に非常に強いのも評価点。[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]でハンデスされた返しに手札が3枚残るというのは見た目以上に強力で、上振れれば[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《奇跡の精霊ミルザム》]]、[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]を揃えて[[ループ]]することもできた。 -[[コンボデッキ]]が苦手とする[[ハンデス]]に非常に強いのも評価点。[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]でハンデスされた返しに手札が3枚残るというのは見た目以上に強力で、上振れれば[[《ヘブンズ・ゲート》]][[《奇跡の精霊ミルザム》]][[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]の3枚を揃えて[[ループ]]することもできた。 **環境において [#v5c84900] [[戦国編]]では[[【マルコビート】]]系統で、[[神化編]]では[[【サイバー青単】]]の[[ドローソース]]として活躍した。 これをメインエンジンとする[[デッキ]]において[[《サイバー・ブレイン》]]が採用されないことが多かったことからも、[[カードパワー]]の程が分かるだろう。 [[エピソード3]]では[[コンボ]]さえ決まれば[[デメリット]]など関係のない[[【ヒラメキドレーン】]]で初動として利用された。 [[革命編]]では一部の[[【天門ループ】]]で使われた。 [[新章デュエル・マスターズ]]では当時としては驚異的な「ごく一部の例外を除いてカウンターを一切許さない4ターンキル」を実現するための札として[[【赤青ブランド】]]に採用された。 [[双極篇]]では[[【スコーラー】]]で使われた。また、[[【赤青覇道】]]のパーツとしても有名で、特に[[《“轟轟轟”ブランド》]]が[[殿堂入り]]した2019年7月1日[[殿堂レギュレーション]]改定以降の構築にはほぼ100%採用された。 [[超天篇]]では[[【赤青ジョーカーズミッツァイル】>【赤青ジョーカーズ】]]で、安定した3ターンキルを実現するための手札を供給する手段として活躍した。 [[十王篇]]では[[【ライベルモットループ】]]で使われた他、一時期[[【ゾンビパルテノンループ】]]の[[置きドロー]]としても有力視されていた。 長期に渡って多種多様なデッキで使われた結果、2020年12月18日に[[殿堂入り]]。[[城]]の殿堂入りとしては第1号。[[コスト]]1[[カード]]としては史上6例目。 より詳しい[[殿堂入り]]の理由としては、水が入る相性の良いデッキではとりあえず感覚で[[4枚積み]]されることが多いカードであり、[[デッキビルディング]]の選択肢を狭めていた点、1ターン目に引けた場合とそうでない場合でその後の展開が大きく変わってしまい、有り体に言えば[[運ゲー]]を加速させていた点などが挙げられる。 そもそもの運用が上振れ期待のようなもので、殿堂入りによって崩壊したデッキはほとんどなかった。 このカードの[[調整版]]に、早くても先攻2ターン目からしか出せない[[《伝説演者 カメヲロォル》]]が登場してもコンスタントな便利カードという活躍はしていない。 また、先攻1ターン目に使用した場合であっても相手にアドバンテージを与えてしまうデメリットは見過ごせず、先攻1ターン目はマナチャージしかしない[[【青赤マジック】]]もこれをスーパーサブとして採用するケースはなかった。基本的に1ターン目は火/水の多色をチャージし、2ターン目にアンタップインマナチャージをしたい立ち回りからも、1ターン目にマナ支払いが必要な《海底鬼面城》は相性が良くない。 加えて、[[【青赤マジック】]]が3ターンキルで勝つ場合、(先攻だろうが後攻だろうが)最速《海底鬼面城》時も1ターン目に1枚手札消費、2ターン目で消費した手札がリターン、3ターン目で消費した手札+1枚の増加となり、得られた手札は[[《エナジー・ライト》]]相当でしかない。[[殿堂入り]]カードの初手引きが要求されるのに、うまく引けたとしても「なくても回る」程度の活躍しかしないのなら不採用は当然となる。 **その他 [#p3ef6b7e] -[[カード名]]の由来は映画「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」と思われる。しかし、[[イラスト]]は全く似ていない。 //参照種族が[[サイバーロード]]であるのもうなずける。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#ud56b7de] |海底鬼面城 UC 水文明 (3)| |城| |自分のサイバーロードがあるなら、この城を要塞化するコストを2少なくする。| |自分のターン開始時、相手と自分は、自身の手札が5枚以下なら、カードを1枚引く。さらに、自分のサイバーロードがあれば、カードを1枚引いて、自分の手札を1枚山札の一番下に置く。| [[DMPP-11]]で実装。サイバーロードがバトルゾーンにない時の要塞化コストが3になり、お互いのドローが条件付きかつ強制になった。 1ターン目で[[《トリア》]]を出すと、[[コスト軽減]]により2ターン目に要塞化できるが、事前に手札消費してようやくTCG版に存在している[[《伝説演者 カメヲロォル》]]と同じタイミングでプレイできる調整となっている。 [[コスト軽減]]を使わなければ《カメヲロォル》より1ターン始動が遅い。[[《タケチヨ》]]でサーチした次のターンに使っていたらプレイは4ターン目となるためさらに遅い。 《海底鬼面城》の[[要塞化]]には自身の手札消費があるため、次のターンでプレイで使った手札を取り戻し、次の次のターンで+1の手札補充になる。 すなわち早期にこのカードを使うのが[[置きドロー]]として重要なため、必ず3ターン目以降となってしまう非サイバーロードデッキでは採用が難しい。 -うまく相手の手札を5枚より多い状態でキープできれば、相手だけ《海底鬼面城》の恩恵を受けられない状態にできる。自分が先攻で[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]や[[《超速レーサー・パラリラ》]]などで積極的にブレイクしていれば、いい感じに相手の手札をオーバーさせ続けられる。 **[[サイクル]] [#wc077b7e] [[DM-30]]の[[アンコモン]]の[[城]] -[[《セイント・キャッスル》]] -''《海底鬼面城》'' -[[《ローズ・キャッスル》]] -[[《超鯱城》]] -[[《雪要塞 ダルマンディ》]] **関連カード [#w29e3dbd] -[[《斬隠カイドウ・クロウラー》]] -[[《伝説演者 カメヲロォル》]] -[[《キキの海幻》]] **[[フレーバーテキスト]] [#h0ff0acb] -[[DMPP-11]]&br;'''海底にそびえる鬼をかたどった[[要塞>城]]。''' **収録セット [#o063d1c9] ***[[デュエル・マスターズ]] [#m0670175] -illus.[[TUBAKI HALSAME]] --[[DM-30 「戦国編 第3弾 戦極魂(ウルトラ・デュエル)」>DM-30]](26/55) --[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]](19/40) --[[DMX-11 「大決戦オールスター12」>DMX-11]](83/84) --[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](27a/59) --[[DMBD-19 開発部セレクションデッキ「火水覇道」>DMBD-19]](13/14) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#v8fca858] -illus.[[TUBAKI HALSAME]] --[[DMPP-11 「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」>DMPP-11]] **参考 [#oed9fc3e] -[[城]] -[[置きドロー]] -[[サイバーロード]] -[[手札交換]] -[[殿堂入り]] -[[【鬼面城ビート】]] -[[【鬼面城ギフト】]] ---- [[公式Q&A]] -1つ目の能力について --[[城]]も参照のこと >Q.「ネクスト・ブレイカー」を持つクリーチャーで、''《海底鬼面城》''により要塞化されたシールドをブレイクしようとしています。この場合、処理はどうなりますか? A.要塞化された城カードは、表向きのシールドカードとして扱います。よって、通常のブレイクと同様に手札に加わり、''《海底鬼面城》''は墓地に置かれます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33220]](2020.2.10) >Q.[[《英知ザクス・コット》]]を、''《海底鬼面城》''により要塞化されたシールドの上に進化して出そうとしています。この場合、''《海底鬼面城》''は[[《英知ザクス・コット》]]の下に置かれますか? A.いいえ、置かれません。要塞化した城はシールドゾーンにあるカードではありますが、シールドではないため、シールドのみが[[《英知ザクス・コット》]]の下に置かれ、''《海底鬼面城》''は墓地に置かれます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33237]](2020.2.10) >Q.自分の''《海底鬼面城》''が要塞化されているシールドを[[《斬斬人形コダマンマ》]]の「出た時」の能力で手札に戻す場合、その城は一度手札に戻されてから墓地に置かれますか? A.いいえ、シールドゾーンから墓地に置かれます。手札に戻すのはシールドのみです。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39332]](2021.2.5) -2つ目の能力について >Q.''《海底鬼面城》''のテキストにある一連のカードを引く作業は、どのタイミングで行いますか? A.自分のターンのはじめ、自分のクリーチャーをアンタップする前に行います。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35719]](過去のよくある質問より) >Q.''《海底鬼面城》''のテキストにある一連のカードを引く作業の他に、ターンはじめの通常のカードを引く事もできますか? A.はい、通常ドローを行ってください。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35720]](過去のよくある質問より) >Q.''《海底鬼面城》''の効果は、自分のターンはじめのドロー前に実行しますか? A.はい。また、バトルゾーンに自分のサイバーロードがあれば、ドローの前に自分の手札を1枚引くことができます。 つまり、ドローの前に2枚まで、すでに引いていることになります。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36682]](過去のよくある質問より) >Q.[[《真実の名 サイバー・O・ホーリー》]]がバトルゾーンにあり、自分のターンのはじめに1枚引かせてくれる''《海底鬼面城》''を持っています。 ''《海底鬼面城》''によるドローのかわりに自分の山札を見ることになりますか? A.はい、ターン最初のドローがどのような理由で発生したものであれ、関係なく作用します。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36762]](過去のよくある質問より) >Q.自分の''《海底鬼面城》''が要塞化されている状況で、その能力によって自分のターンのはじめに相手が引くカードに、自分の[[《結晶龍 プロタゴニスト》]]の置換効果を適用できますか?&br;類似例:[[《真実の名 サイバー・O・ホーリー》]] A.いいえ、適用されません。[[《結晶龍 プロタゴニスト》]]で引くことを置き換えられるのは、自分がこのターンはじめて引くカードです。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39129]](2020.12.15) &tag(城,水文明,青単,単色,コスト1,ターン開始時,ドロー,ターン初ドロー倍増,サイバーロードサポート,手札交換,殿堂入り,UC,アンコモン,TUBAKI HALSAME,城 (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),青単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),コスト軽減 (デュエプレ),ターン開始時 (デュエプレ),ドロー (デュエプレ),各ターン初ドロー倍増 (デュエプレ),サイバーロードサポート (デュエプレ),手札交換 (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),TUBAKI HALSAME (デュエプレ));