#author("2024-04-12T13:29:07+09:00","","")
#author("2024-04-12T13:29:36+09:00","","")
*《&ruby(アイシング・フェアリー){氷打の妖精};/&ruby(ジャイアント・インパクト){巨打設計図};》 [#a72c80be]

|氷打の妖精 R 自然文明 (2)|
|クリーチャー:ジャイアント・スノーフェアリー 9000|
|このクリーチャーは攻撃できない。|
|相手のターン中、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせてもよい。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|巨打設計図 R 自然文明 (3)|
|呪文:ジャイアント・スキル|
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、ジャイアントとスノーフェアリーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。|

[[DM23-RP1]]で登場した[[自然]]の[[ジャイアント・スノーフェアリー]]と[[自然]]の[[ジャイアント・スキル]][[呪文]]の[[ツインパクト]]。

クリーチャー側は[[召喚]]以外に反応して[[効果バトル]]を行う[[コスト踏み倒しメタ]]。
[[コスト]]2・[[攻撃不可>攻撃できない]]という点は[[《デスマッチ・ビートル》]]と共通だが、召喚扱いの[[コスト踏み倒し]]を許してしまう点、[[パワー]]9000に低下したことにより効果バトルに負けやすくなってしまった点、さらには[[ガードマン]]の削除と様々な要素で弱体化しているため、種族の違いと呪文側の有無が大きな差別化点となる。

呪文側は[[ジャイアント]]と[[スノーフェアリー]]を最大3枚[[手札補充]]する効果。
[[非クリーチャー]]でも[[回収]]対象になり、[[《ジャスミンの地版》]]や[[《ファンタジスタ・ライフ》]]も手札に加えることができる。コスト3で最大3枚回収と[[コストパフォーマンス]]は標準の域を出ないが、自身が回収対象に入っている手札補充はやはり優秀。

メタクリーチャーが抱える根本的な欠点として刺さらない相手には[[腐り>腐る]]がちになるという点があるが、このカードは[[ツインパクト]]のメカニズムによってそれを克服しており、腐る状況が非常に少ない。
どちらの側で使用するのかをスムーズに判断する、プレイヤーとしての腕が問われる一枚となっている。

**メタ対象の考察 [#be53f6e6]
**メタとしての性能 [#be53f6e6]

そもそも、「相手のターン中に行う召喚以外の方法」に反応する[[メタ]]クリーチャーは[[《異端流し オニカマス》]]や[[《ブルーム=プルーフ》]]のように確実に1回[[除去]]が発動する、または[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]や[[《ガル・ラガンザーク》]]のように[[着地置換効果]]を出すことすら許さないのが過去の[[カードスペック>スペック]]である。

[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]を始めとしたバトルで勝てない踏み倒しには手出しができないため、刺さらない相手が多い踏み倒しメタカードと言える。また、[[GR召喚]]や[[マスターG・G・G]]、[[無月の門]]、同弾で登場した[[メクレイド]]などは召喚扱いのコスト踏み倒しなのでバトルすらせずスルーされてしまう。

[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]や[[《龍星装者 “B-我”ライザ》]]といった、中型以下を展開する効果を阻止する目的で運用したい。上記2つはどちらも《氷打の妖精》よりパワーが低いため、よく同じデッキに入っている[[《エヴォ・ルピア》]],[[《“必駆”蛮触礼亞》]]も同時に対策できる。他には[[《龍装者 バルチュリス》]]には強い。[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]],[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]などから踏み倒した[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]などにも多少は刺さる。

-[[《邪侵入》]],[[《キユリのASMラジオ》]],[[《有象夢造》]]などもメタ対象である。しかし[[【黒単アビスロイヤル】]]にしろ[[【青黒緑有象夢造】]]にしろ、これらの呪文に頼らないリソース回復手段をいくらでも備えているので、《氷打の妖精》1枚でプラン崩壊させるのは難しいだろう。[[《深淵の三咆哮 バウワウジャ》]]のような高パワーのクリーチャー、[[《学校男》]],[[《悪魔妖精ベラドンナ》]],[[《絶望神サガ》]]など[[効果バトル]]前に[[ターン・プレイヤー]]権で先に[[自壊]]していて刺さらないクリーチャーまで考慮すると、コスト踏み倒しメタとしては脆弱性が目立つ。

--ただし、後述する通り運用方法は「クリーチャー側は場持ちの良い軽量[[ジャイアント・スノーフェアリー]]」「呪文側は専用デッキなら安定した複数枚[[ドローソース]]」と分析されているため、実戦でバトルゾーンにポン置きすることは正しいプレイングの範疇に含まれると思われる。

**他のカード・デッキとの相性 [#o427177d]
-上下側ともに[[【緑単オービーメイカー】]]と相性が良い。このカードの登場時点では[[ジャイアント]]と[[スノーフェアリー]]で構築されるデッキの最たるものであり、呪文側の[[ジャイアント]]回収で[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]],[[《とこしえの超人》]],[[《キャディ・ビートル》]]などを、[[スノーフェアリー]]回収で[[《ジャスミンの地版》]],[[《桜風妖精ステップル》]],[[《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]],[[《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》]],[[《恋愛妖精アジサイ》]]などを回収できる。
クリーチャー側は上記の通りメタの刺さる範囲こそ狭いが、[[《とこしえの超人》]],[[《キャディ・ビートル》]],[[《若き大長老 アプル》]]の刺さらない[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]に強い。
また、メタ性能以上に素のパワーが魅力的で、[[シビルカウント]]5の達成要員として他の[[ウィニー]]よりも場持ちに期待できる。

-[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]軸の[[【スノーフェアリー】]]にとっては、待望のデッキ[[コンセプト]]を邪魔しない初動[[ドローソース]]である。ただし《エンドレス・フローズン・カーニバル》は回収できない。

-[[《ダイヤモンド・ブリザード》]]の[[cip]]、[[《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》]]の[[ltb>離れた時]]で呪文として唱えたこのカードをクリーチャーとして[[サルベージ]]できる。それ自体は他の[[ツインパクト]][[スノーフェアリー]]でも可能だが、このカードの場合軽量ドローソースであり、また先述の《エンドレス・フローズン・カーニバル》との相性の良さから、コンボが決まった際のリターンは頭ひとつ抜けている。

-[[スノーフェアリー]]デッキと相性の良い[[《武家類武士目 ステージュラ》]]との組み合わせでは、《氷打の妖精》の効果バトルをさらに《ステージュラ》に肩代わりさせることもできる。もっとも、パワーラインが9000から11000に上がるだけなので強化幅はそれほど大きくない。ただでさえパワー10000のクリーチャーの数が少なく、パワー11000は値打ちの低いパワーとされているため過信は禁物である。

--[[スノーフェアリー]]には今まで[[効果バトル]]や[[マッハファイター]]を持つものが存在しなかったので、一応《ステージュラ》の能力を能動的に使える[[スノーフェアリー]]はこのカードが初なのだが、パワーラインの[[インフレ]]が進んでいたために少し残念なことになってしまった。

-[[【シノビドルゲーザ】]]や[[【不死樹ドルゲーザ】]]で初動として利用する場合、[[《西南の超人》]],[[《怒流牙 佐助の超人》]],[[《雲の超人》]]に[[マナカーブ]]で繋がる点が優秀。ただし種族ギミックに[[デッキスペース>スペース]]を取りすぎると、持ち味だった防御力が損なわれないかが懸念点。

-今後の[[カードプール]]の推移次第だが、[[《樹食の超人》]]をドローできるため、[[【グルメ墓地ソース】]][[リペア]]に採用できる可能性を秘めている。
ツインパクトであるため墓地にある間クリーチャーとしても扱え、[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]の[[コスト軽減]]が可能。

-[[ツインパクト]]かつ呪文側がコスト3で最大3枚手札補充という性質は、[[《偽りの名 13/種族選別》]]を連想させる。

--上述の通り、《氷打の妖精/巨打設計図》は対象が[[ジャイアント]]かつ[[スノーフェアリー]]という活用方法の多い種族であるため、入るデッキは全く別になる。
[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]の[[シンパシー]]や、[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]の[[シビルカウント]]を補助する目的で軽量クリーチャーとして召喚する場面があるため、運用面でも大きな差がある。

--《種族選別》は種族を見て「クリーチャー」しか回収できないが、《巨打設計図》は種族を見て「カード」を回収する違いもある。現状ではどちらも[[フルクリーチャー]]気味の構成で輝くドローソースだが、《巨打設計図》は独自の道に進む可能性も否定できない。

**その他 [#qae4179d]
-呪文側の名前は漢字部分は[[《巨大設計図》]]のオマージュ、ルビは[[《種族選別(パンドラ・インパクト)》>《偽りの名 13/種族選別》]]のオマージュになっている。
また、ゴルフクラブのフェース面がボールに当たる瞬間を指す「インパクト」と、原始惑星同士の衝突を指す「ジャイアント・インパクト(巨大衝突)」もかかっている。

//-[[カードイラスト]]には「剛流振」の選手らしき[[ジャイアント・スノーフェアリー]]が描かれている。
//従来の[[スノーフェアリー]]と同じく民族衣装風の格好だが、頭に装着したサンバイザーや下半身のシルエットはゴルフウェアに見える。また、種族に[[ジャイアント]]を含むためか、背景の木や周囲を飛んでいる[[スノーフェアリー]]たちと比較してかなり巨大な体躯をしている。
//ジャイアント・スノーフェアリー全体に共通する特徴なのでそちらに記述しておきます。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM23-RP1]]の[[レア]][[ツインパクト]][[サイクル]]。

-[[《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》]]
-[[《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]
-[[《イード=ミード/「奈落を見たいか?」》]]
-[[《ボルザード・スラッシャー/「愛ゆえに斬る!!」》]]
-''《氷打の妖精/巨打設計図》''

**関連カード [#i402701f]
-[[《デスマッチ・ビートル》]]
-[[《巨大設計図》]]
-[[《偽りの名 13/種族選別》]]

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[tokiti]]
--[[DM23-RP1 「アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記」>DM23-RP1]](23/74)
--[[プロモーション・カード (第21期〜第25期)]](P10/Y22)([[アルトアート]])
-illus.[[tokiti]]
--[[DMART-14 「神アート フェアリー・タイムライン」>DMART-14]](3/6)

**参考 [#reference]
-[[ツインパクト]]
-[[ジャイアント・スノーフェアリー]]
-[[攻撃できない]]
-[[コスト踏み倒しメタ]]
-[[効果バトル]]
-[[ジャイアント・スキル]]
-[[手札補充]]
-[[ジャイアント]]
-[[スノーフェアリー]]

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