#author("2024-10-17T10:40:38+09:00","","")
#author("2024-10-17T11:40:31+09:00","","")
*《&ruby(げきずいい){撃髄医}; スパイナー》 [#zb805698]

|撃髄医 スパイナー R 闇文明 (9)|
|クリーチャー:マフィ・ギャング 2000|
|''スーパー・S・トリガー''(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える)|
|このクリーチャーが出た時、次の能力を3回行う。|
|►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)|
|S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを好きな数、自分の墓地から出す。|

[[DMRP-04魔]]で登場した[[闇]]の[[マフィ・ギャング]]。

[[cip]]で相手[[クリーチャー]]1体に-3000の[[パワー低下]]を3回行い、[[スーパー・S・トリガー]]で自分の[[墓地]]から[[コスト]]4以下の[[クリーチャー]]を好きな数[[リアニメイト]]する[[能力]]を持つ。

相手の[[クリーチャー]]1体の[[パワー]]を-3000させる能力を3回繰り返すという珍しい[[クリーチャー]]。1回ごとに対象を選び直せるため、3体にそれぞれ-3000ずつはもちろん1体に集中させて-9000など柔軟な運用が可能である。

最大で-9000の[[パワー低下]]の強さは[[《S級不死 デッドゾーン》]]や[[《阿修羅ムカデ》]]で実証済みであり、ウィニーの大群と中型[[クリーチャー]]どちらにも対応できる強力な[[クリーチャー]]と言える。
一方で[[パワー]]が10000を超える大型[[クリーチャー]]には1体で対応できないのは[[《冥王の牙》]]や[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]に劣る点。
最大で-9000の[[パワー低下]]の[[ウィニー]]最大3体か、中型[[クリーチャー]]どちらにも対応できる。
一方で[[パワー]]が10000を超える大型[[クリーチャー]]には1体で対応できないため、[[T・ブレイカー]]以上の[[打点]]を持つクリーチャーには対処できない。

また[[スーパー・ボーナス]]は、[[コスト]]4以下の[[クリーチャー]]であれば[[文明]]に関係なく好きな数[[リアニメイト]]できるという豪快なもの。[[《百発人形マグナム》]]などを蘇生できるため[[ループ]][[コンボ]]に注目されている。

**テクニック [#acdd2adf]
-[[スーパー・S・トリガー]]で[[《百発人形マグナム》]]、[[《封魔バルゾー》]]or[[《一角魚》]]、[[《青守銀 シルト》>《青守銀 シルト/解体事変》]]or[[《青音の精霊龍 リンガール》]]、[[《暴発秘宝ベンゾ》]]を踏み倒すことで無限にこの[[カード]]の[[スーパー・S・トリガー]]を使い回すループが成立する。このカードはコスト4以下であれば好きな数リアニメイトできるので、そこに[[《黒神龍ザルバ》]]や[[《爺モン&婆ファンクル》]]を足せば相手を[[ライブラリアウト]]に追い込むことができる。[[《伊達人形ナスロスチャ》]]や[[《ダンディ・ナスオ》]]で[[墓地]]に[[サーチ]]することもでき、後者ならアンタップマナも生成できる。[[《魔光人形ドンキノフ》]]をループさせて[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を[[唱える]]というルートも存在する。
-また、[[《月を閉じ込めたヒバナ》]]が登場すると[[《百発人形マグナム》]]で破壊した《撃髄医 スパイナー》をそのままシールドに送れるようになった。具体的には以下。
++[[スーパー・S・トリガー]]で《スパイナー》を出す。[[スーパー・ボーナス]]が待機。
++[[スーパー・ボーナス]]で[[《百発人形マグナム》]]、[[《月を閉じ込めたヒバナ》]]、[[《暴発秘宝ベンゾ》]]をこの順で踏み倒す。マグナムのストックが3回。
++《マグナム》の効果を使い、《スパイナー》《ヒバナ》《ベンゾ》を破壊。マグナムのストックが0回。
++《ヒバナ》の[[pig]]で《スパイナー》を[[シールド化]]。1.の前の、ブレイクされる前の状態に戻る。
++シールドのスパイナーを《ベンゾ》のcipでブレイクすれば1.に戻りループが成立。2.のタイミングでコスト4以下の任意のクリーチャーを、好きな回数踏み倒せる。
--また、ループに拘らず「無限に相手の攻撃をシャットアウトする」だけなら、上記ループを4.で止め、相手にブレイクされればまた1.に戻るので無限耐久が成立する。[[シールド焼却]]されたり、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の能力[[無視]]や[[《とこしえの超人》]]等で復活や破壊そのものを阻害されればループが止まるが、そうでなければ何度でも1枚のシールドが復活する。
[[【ヒバナループ】]]に《スパイナー》を入れるだけでこのコンボが行えるため、ループとデッキの動きを共存させやすいのも利点。
--ちなみに、上記ループの2.で、《マグナム》のかわりに[[《学校男》]]及びその相互互換を2枚以上出すことでも同様の無限耐久が行える。
//もっといいループは探せそうだが、山札を削る《邪魂創世》か全体除去の《卍・獄・殺》くらいしか選択肢がない
**環境において [#a7af9f97]
[[新章デュエル・マスターズ環境]]から[[双極篇環境]]にかけては[[【青黒退化】]]や[[【墓地ソース】]]で使われた。運良くこれで[[墓地]]の[[ウィニー]]を出し尽くせば、[[《学校男》]]で相手の盤面に干渉したり[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で1[[ターン]]を確実に凌いだりして、この[[カード]]の[[cip]]で出した[[《戦略のD・H アツト》]]や[[《【問2】ノロン⤴》]]により回復した[[墓地]]を活かして返しの[[ターン]]に[[コンボ]]や[[ビートダウン]]を始動する、といったように大逆転の契機になることも有り得る。

またコスト4以下という点に注目して、狙うことは難しいが[[【デ・スザーク】]]の隠し味として偶に入った。好きな数リアニメイトして好きな回数[[無月の門]]をトリガーさせれば、劣勢からの逆転も夢ではない。ただしこのクリーチャーは[[魔導具]]を持っていない為、入れる枚数には注意された。

[[超天篇環境]]では[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]を仮想敵とした防御札として使われる。[[パワー低下]]という継続的効果なので[[《ナゾの光・リリアング》]]の[[エスケープ]]を貫通し、呪文ではないので[[《音奏 プーンギ》]]の[[GR召喚]]も反応しない。

ただ、[[DMBD-09]]・[[DMBD-10]]期あたりでは、軽量除去対策として多少[[コスト]]が大きくとも[[パワー]]4000以上の[[GRクリーチャー]]を好む風潮が一部で漂うようになったため、3000パワー低下1回では1体を処理し切れず[[刺さり>刺さる]]にくい場面もそこそこ見られるようになった。

[[DMRP-12]]では全体パワー-3000と一体をパワー-12000の2モードが選べ、手打ちも容易な[[《九番目の旧王》]]が登場。これからはクリーチャーである点で差別化が必要だろう。

オリジナルでは[[DMEX-17]]終期から[[チャンピオンシップ]]でも非常に使用率が高い[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]の対策として[[【青黒退化】]]に投入されるケースが激増した。

[[ゴッド・オブ・アビス環境]]では[[【黒単アビスロイヤル】]]が主な居場所。[[【我我我ブランド】]]のウィニーに刺さり、[[《ベイB セガーレ》]]さえ気を付ければ[[【緑単オービーメイカー】]]への対策にもなる。

[[【グルメ墓地ソース】]]の現役時代は、デッキにコスト4以下のクリーチャーが一切入らないにもかかわらず、純粋な[[【我我我ブランド】]]対策として投入されるケースまであった。勿論採用される前提としては[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]との兼ね合いがある。

[[【絶望神サガループ】]]の現役時代はS・トリガーを無効化するそちらに[[腐る]]ということで肩身が狭かったが、そちらが消滅してS・トリガーが有効な環境になるや否や[[【黒単アビスロイヤル】]]に確定レベルで入るようになった。ある程度墓地が溜まっていれば、[[スーパー・ボーナス]]での大量リアニメイトでさらに墓地肥やしを行い、いとも簡単に殿堂入りの[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]や[[《単騎連射 マグナム》]]にアクセスできるようになる。
特に[[【赤緑アポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】#v411d9ae]]対面ではマナゾーンにあるクリーチャーを相手が[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]の[[選ばれた時]]能力で[[ランデス]]することで[[スーパー・ボーナス]]での[[リアニメイト]]を活かすことができる。もっとも、相手が侵略の際に[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]を一番上にしなければランデス効果が発動されないので簡単にケアできるが。

ただ、[[《忍蛇の聖沌 c0br4》]]が登場すると[[【黒単アビスロイヤル】]]における確定枠がそちらに取って代わられ、こちらは採用率に陰りが見えるようになった。また、[[【青黒COMPLEXコントロール】]]が環境に進出した頃には、通常時cipに陰りが見えるようになり、そちらにもあまり採用されない憂き目にあった。ここに来て「自力で墓地肥やしができない上にリアニメイトが条件付き」という点が重くのしかかるようになった。
**ルール [#b9057814]
-[[スーパー・ボーナス]]を満たした状態で出した場合、[[パワー低下]]と[[リアニメイト]]は好きな順番で解決できる。ただしいずれも[[強制]]なので、解決しないことはできない。

-このクリーチャーの[[パワー低下]]は、「同時に対象を3回取る」能力ではなく、「『1体を[[選ぶ]]』操作を3回繰り返す」能力である。
--同時に複数体を選ぶ[[《レインボー・スパーク》]]などとは違い、同じクリーチャーを複数回対象にできる。
--[[選ばれた時]]能力持ちを3回選んだら、その能力が3回誘発する。
--[[可能ならこのクリーチャーを選ぶ]]能力持ちのクリーチャーを、1回選んだだけで破壊しきれなかった場合、次もそのクリーチャーを選ぶ必要がある。
--選んだクリーチャーのパワーが0になった場合、次の対象を選ぶ前に墓地に置く。ただし、そのクリーチャーの[[pig]]などは3回選び終わった後に解決する。

-現在の[[アイコン能力]]の裁定と同じく、[[解決]]前にバトルゾーンを離れていても「►」のテキストが見失われてしまうことはなく、普通に使うことができる。
--ただし、[[アイコン能力]]の裁定とは無関係に、[[解決]]が「►」まで含めて発動しているという説もある。具体的に[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]で[[《ブレイン・スラッシュ》]]を2連打して、1回目で《撃髄医 スパイナー》、2回目でそれを進化元に[[《無限超竜ボルザード》]]を出したら、同一オブジェクトの「►」のテキストが意図しないものとなってしまう。これは「次の能力」の文脈から考えると明らかにおかしい。

#region2(2019年12月のアイコン能力に関する裁定変更前の記述){{
下線部が引き継ぎや紛失がないと判断できる要素。
-%%%通常の[[マーク能力>アイコン能力]]と異なり、%%%《撃髄医スパイナー》の能力は[[トリガー]]した時点でマーク能力の分までトリガーしているため、能力を実際に使う前に破壊されるなどで場を離れても、能力の解決は問題なく行える(2018/3/2正式回答)。
}}

**その他 [#o580f538]
-選んだだけで能力がトリガーする[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]などには注意。複数回選ばなければいけない状況では相手に大量のアドバンテージを与えてしまう。
-名前の由来はおそらく英語で脊椎を表す“spine”とスナイパー"sniper"の掛詞だろう。 

**アニメにおいて [#fc589e5f]
-アニメ『デュエル・マスターズ!』では第26話で[[ゲオルグ・バーボシュタイン]]が[[ラビット大佐]]戦で使用。
[[cip]]で[[《最高学府 インテリエイル》]]のパワーを-9000し、[[スーパー・ボーナス]]でコスト4以下の[[マフィ・ギャング]]を6体[[リアニメイト]]した。
--ゲオルグの[[バトルゾーン]]には[[《メガロ・デストロイト》]]がいた為、《スパイナー》の能力が発動し終えた直後、ラビット大佐のクリーチャー全てのパワーが7000下げられ全滅してしまい、形勢がゲオルク有利に傾いてしまった。

-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN]]』では第4話で散らばった[[うんちく]]のカードの中にあった。

**[[サイクル]] [#i2390049]
[[DMRP-04魔]]で登場した[[スーパー・S・トリガー]][[クリーチャー]][[サイクル]]。
-[[《奇石 ミタラシオ》]]
-[[《唸る鉄腕 ギリガザミ》]]
-''《撃髄医 スパイナー》''
-[[《目玉坊ちゃんズ》]]
-[[《ぱくちーたー》]]

**関連カード [#nbee02b0]
-[[《ペインシュート・ドラグーン》]]
-[[《コジロー》]]
-[[《鬼札ヶ島 百鬼夜城》]]
-[[《魂の絆 スパイナー&ウーニ》]]
-[[《逆転の影ガレック》]]

**収録セット [#w27f1d60]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Tamagonokimi]]
--[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]](12/16)
--[[DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」>DMBD-10]](13/18)
--[[DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕」>DMRP-12]](G8/G8)([[ウルトラゴールデンカード]])
--[[DMBD-14 「クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚」>DMBD-14]](20/25)
--[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」>DM22-RP1]](T10/T20)(TF10/TF20)
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](T8/T20)(TF8/TF20)
--[[DM23-BD5 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 不敬なり!真邪眼騎士団」>DM23-BD5]](25/60)
-illus.[[touge369]]
--[[プロモーション・カード]](P46/Y17)
-illus.[[Gamazo]]
--[[DMART-17 「神アート 蛍光少女」>DMART-17]](4/5)

**参考 [#tedf88c7]
-[[マフィ・ギャング]]
-[[スーパー・S・トリガー]]   
-[[パワー低下]]
-[[リアニメイト]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.''《撃髄医 スパイナー》''の「パワーを–3000する」能力は、同じクリーチャーに対して使うことができますか?
A.はい、3回使う対象はそれぞれ選びますので同じものでも構いません。例えば、パワー9000のクリーチャーに対して3回使えばパワーを0にすることができます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31683]](2019.7.2)

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