#author("2024-03-26T16:50:32+09:00","","")
#author("2024-06-04T18:44:24+09:00","","")
*《&ruby(ふごうおう){富轟皇}; ゴルギーニ・エン・ゲルス》 [#top]

|富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス OR 光/闇文明 (7)|
|クリーチャー:メカ・エンジェル・コマンド 11500|
|''革命チェンジ'':コスト5以上のメカ|
|''W・ブレイカー''|
|このターンにシールドが離れていなければ、このクリーチャーは離れない。|
|''終極宣言'':自分のターンのはじめに、次の中から4回選んでもよい。(同じものを選んでもよい。「終極宣言」は、ゲーム中に一度だけ使える)|
|▶︎相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、カードを1枚引く。|
|▶︎自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。|

[[DM23-RP4]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[メカ・エンジェル・コマンド]]。

コスト5以上の[[メカ]]を条件とした[[W・ブレイカー]]。ターン中にお互いの[[シールド]]が[[シールドゾーン]]を離れていなければ、自身も[[バトルゾーン]]を離れない能力と、新能力の[[終極宣言]]を持つ。

[[革命チェンジ]]の条件は[[《千羽忍革 ボジソワカ》]]と同様。[[メカ]]は即時攻撃できるカードがほぼ無いので、[[《パトファール-P4/サイレント・サイレン》]]でチェンジ元を守るか、[[《アーテル・ゴルギーニ》]]などの自力で[[除去耐性]]を持つチェンジ元が望ましい。

[[離れない]][[耐性]]は誰の[[シールド]]も離れていないことが条件。
自分のターンにおいては、自分のシールドは自分から[[シールド回収]]でもしない限り離れることは無いので、耐性が剥がれるのは[[シールド]][[ブレイク]]を行ったタイミングになる。
このため、プレイヤー対象のアタックからの[[革命チェンジ]]は非常に相性が悪く、基本的には[[タップ]]状態の敵クリーチャーを狙ったアタックから[[革命チェンジ]]を狙うことになる。[[メカ]]は[[マッハファイター]]を持たないため、[[タップキル]]手段は欲しいところ。
「[[《アーテル・ゴルギーニ》]]の除去耐性で[[召喚酔い]]をやり過ごし、次のターンに何らかのタッパーで殴り先を作って《アーテル》を元に[[革命チェンジ]]」といった立ち回りを狙いたい。
パワー12000以上のクリーチャーへのアタックからチェンジしても、耐性で破壊されずに場に残れるため、[[タップ]]さえされていれば狙うクリーチャーに特に制限が無いのはありがたい。

水文明が必要になるが[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]経由なら誰のシールドも触れずに着地できる。[[EXライフ]]以上の耐性持ちなのでデメリットの[[バウンス]]は無視できる。
その場合は[[メカ]]カテゴリの[[グレートメカオー]]が水の[[マナ基盤]]に使える部分を利用したい。
ただし[[S・トリガー]]で唱えた場合は[[シールド]]が離れているはずなので、そのまま[[バウンス]]される。返しの自分のターンに[[終極宣言]]ということはできない。

相手ターンを乗り越え、自分のターン開始時になると[[終極宣言]]を発揮する。「1体[[確定除去]]+1ドロー」か「1枚[[シールド追加]]+1枚[[墓地回収]]」を4回選んで行う。
どちらの選択肢を選んでも2枚分[[アドバンテージ]]差を広げることが出来るため、合計8枚ものアドバンテージ差をつけられる。

ただし、最速で[[終極宣言]]を使うと相手に破壊先のクリーチャーが4体もいなかったり、自分の墓地にカードが4枚もなかったりということが多発するだろう。
ゲームの流れを予想して、[[除去]]や[[シールド追加]]に[[終極宣言]]を温存する必要がないと思い至ったらさっさと「1体[[確定除去]]+1ドロー」4回につぎ込んでしまえば良いだろう。[[ターン開始ステップ]]に4ドローするだけにしても[[《天幕船 ドンデンブタイ》]]の4倍である。
手札が増えてもゲームの勝ちに繋がらないという指摘は、そもそも[[終極宣言]]に「使えば勝てる能力」を期待している解釈違いによるもの。[[終極宣言]]は「勝ちを目指すための露払い」なため、そのアドバンテージをどう生かすかが[[デッキビルディング]]の肝である。

相手ターンをまたぐのはかなり悠長だが、先述の[[耐性]]を維持することができれば、そこを耐え抜く難易度は下がる。

とはいえ、相手のリソースを削る択が単体除去しかないのが欠点。アドバンテージ差をこそつけられるが、勝敗に直結する効果ではないため、他カードとの連携が重要となる。
また、どちらの選択肢も確実に山札を1枚消費するため、合計4枚山札が削れることに注意。[[コントロール]]向きのカードであるためロングゲームになりやすく、終盤戦では[[ライブラリアウト]]にも気を配る必要がある。

また、[[《聖カオスマントラ》]]との相性はやや良くない。
[[耐性]]発揮中は[[ニンジャ・チェンジ]]元としては機能しなくなるため、相手に[[シールド]]を全てブレイクされた時に《聖カオスマントラ》を出せず、[[ダイレクトアタック]]を為す術なく受けてしまう、といったことも起こりうる。
[[耐性]]の無い状態の時に[[ニンジャ・チェンジ]]したとしても、[[終極宣言]]ができなくなってしまう。
[[《ドラン・ゴル・ゲルス》>《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》]]など、[[ニンジャ・チェンジ]]元を横にしっかりと用意しておけばこの問題はカバーできる。

//-自分のターン中では、[[スーサイド]]を[[コスト>そうしたら]]とする[[カード]]をスーサイドなしで使うのに都合が良い。[[闇]]はスーサイドの十八番なため、文明的にも組み合わせやすい。
//流石に現代でその立ち回りは無理があるのでは? 例えばメカ・メクレイド対応の《光器パーフェクト・マドンナ》を採用しつつ《邪魂転生》効果の《蜂紙の聖沌 h4ch1》使えばシナジーするとか知ってても実戦投入されないだ握って

-相手ターン中においては、このカードを除去するためには、先に[[シールド]]を割った上で[[殴り返し]]する必要があるため、かなり硬い。特に手打ちの[[除去]]に対してはほぼ無敵。[[革命チェンジ]]後は基本的に[[タップ]]状態となり、パワー11500という中途半端な数値を晒す弱点を補う能力と言える。
--ただし、適当な[[ウィニー]]の攻撃で自分のシールドがブレイクされるだけで耐性は消滅するため、剥がそうと思えば簡単に剥がされる。耐性が剥がされた後は、登場時点の環境ではパワー12000以上のクリーチャーを序盤から用意することは難しいことではなく、盤面に見えていなかったとしても[[《銀河竜 ゴルファンタジスタ》]]などの高パワー[[革命チェンジ]]獣にバトルを仕掛けられることもあるため、あっさり除去される危険もある。
また、積極的に自分の[[シールド]]を削る[[【赤黒邪王門】]]系統のデッキに対しては、実質相手ターン中の耐性が意味を為さないため、天敵と言える。
このカード単体ではあまり信頼できない耐性であり、ブロッカーを多数配置しておき「このターンにシールドが離れていなければ」を維持する、もしくは[[《豪龍の記憶》>《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》]]などで[[S・トリガー]]を構えておき、[[シールド]][[ブレイク]]を躊躇わせるなどのサポートは必須だろう。
---[[《カンゴク入道》]]は[[ターン終了ステップ]]なので[[メインステップ]]〜[[攻撃ステップ]]に耐性を剥がす作用はなく、そもそも[[【我我我ブランド】]]系統のデッキは《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》を除去する気はさらさらないので無問題。一方、[[《サーイ=サイクル》]]になると[[ターン開始ステップ]]なので[[《ロスト・チョイス》]]などを組み込んだ除去コントロールが刺さるようになってしまう。対[[《鬼寄せの術》]]軸は、パワーでは[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]ですらパワー11500のラインを超えられないが[[スレイヤー]]による相打ちには注意したい。[[《百鬼の邪王門》]]+[[《悪縁 ガクブッチ=リッチーモア》]]のパッケージが存在する。

-なお、''耐性発揮中は他クリーチャーへの[[革命チェンジ]]ができない''点に注意。[[終極宣言]]が1回しか使えないため、使ったらさっさと退場させても良いはずだが、そういう事ができなくなる。
先に他の[[クリーチャー]]でアタックし、[[シールド]][[ブレイク]]する等ひと手間かける必要がある。[[革命チェンジ]]の回数を重ねるデッキでは、その動きを阻害してしまう可能性があることには気をつけたい。
場に残って[[耐性]]を活かした戦い方をさせた方が良いだろう。

-お互いの[[シールド]]が1枚も無い状況で次の[[ターン]]を迎えると、どちらかが[[シールド追加]]を行い、それを別のゾーンに動かさない限り、場を[[離れない]]無敵の[[クリーチャー]]となる。

**[[背景ストーリー]]において [#i8979ae7]
[[ゴルギーニ一族>スーパーカー・ドラゴン]]の始祖。かつて大公ボルシャックと協力して[[《アビスベル=ジャシン帝》]]を深淵に封印し、[[シノビ]]たちに闇の力を与え、その使命を与えた張本人であった。
[[ゴルギーニ一族>スーパーカー・ドラゴン]]と一触即発であった[[シノビ]]に光を与えて和解させ、さらに[[天使>メカ・エンジェル・コマンド]]の力を[[メカ・デル・ディネロ]]たちに与えた。ゴルギーニ一族とシノビの蟠りを解いた後は[[《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》]]の元に向かい、[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]と戦う。かつて封印した[[ジャシン>《アビスベル=覇統=ジャシン帝》]]と協力し、COMPLEXを撃破した。

**アニメ・漫画において [#o1f4b333]
-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』では[[覚知山 ボウイ]]の新たな切り札として第32話の[[カレン]]戦で初登場。声優は[[神尾晋一郎]]氏。
ボウイが父親から譲り受けたカードで、[[《ドラン・ゴル・ゲルス》>《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》]]の攻撃時に[[革命チェンジ]]で登場し、[[《堕カオスマントラ》]]の能力で[[スレイヤー]]が付与された[[《聖カオスマントラ》]]との[[バトル]]は自身の[[除去耐性]]で[[スレイヤー]]を無力化した。
その後、カレンが[[息切れ]]したタイミングで[[終極宣言]]し、[[破壊]]3回と[[シールド追加]]で決定的な[[アドバンテージ]]差を付け、そのまま[[ダイレクトアタック]]を決めた。
第38話では[[斬札 ウィン]]の心を守るために[[仲>《聖カオスマントラ》]][[間>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]][[た>《Drache der'Zen》]][[ち>《電磁魔天イエス・ザナドゥ》]]と共に[[《アビスベル=ジャシン帝》]]に立ち向かったが、シールドが次々と破壊されたため残れなくなり、あえなく槍によって真っ二つにされた。
その後は第42話から第43話までの[[プリンス・カイザ]]戦でも使用した。
--それ以前には第26話から映像が大幅に変更されたオープニングテーマ「Believe it leap」の映像で登場していたが、[[DM23-RP4]]の情報公開前だったためシルエット状態になっていたが、第33話からはシルエットが解除されたことにより姿が見えた。
第38話から使用されたオープニングテーマ戦いが消えた日」にも登場した。
--また、第32話のミニコーナーである「今日のカード」としても紹介された。

**その他 [#id3f6d83]
-カード名のモチーフはおそらく、ドイツの社会・政治思想家にして革命家でもある「フリードリヒ・エンゲルス」と思われる。
また、冠詞の"富轟=富豪"にちなんで、「円(エン)」がカード名に含まれている他、語源こそ異なるものの、その語感は種族である「[[エンジェル>エンジェル・コマンド]]」にも通じている。
--始祖の名前モチーフのエンゲルスは共産主義運動の発展に関わっており、富豪や金持ち(資本主義)が何かと絡むゴルギーニ系統と思想的に矛盾した名前であり、自身の光と闇に相応しいネーミングの組み合わせといえる。

-「富轟」の肩書きは[[《ルベル・ゴルギーニ》]]と共通するが、これに深い意味があるかは不明。

-通常版のイラストの構図は、通常版[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]とよく似ている。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM23-RP4]]の[[オーバーレア]]と[[スーパーレア]]の[[終極宣言]]を持つ[[革命チェンジ]][[サイクル]]。
-''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''
-[[《ボルシャック・ヴォルジャアク》]]
-[[《芸魔龍馬 バルバトチェス》]]
-[[《超重竜 ゴルファンタジスタ》]]
-[[《シス=魔=シャル》]]

**関連カード [#zd291f42]
-''Next''
--[[《ハイパー・エン・ゲルス》]]

-[[《ドラン・ゴルギーニ》]]
-[[《ルベル・ゴルギーニ》]]
-[[《ウィリデ・ゴルギーニ》]]
-[[《フラウム・ゴルギーニ》]]
-[[《アーテル・ゴルギーニ》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm]
-illus.[[Sansyu]]
--[[DM23-RP4 「アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝」>DM23-RP4]](OR1/OR2)(1B/22)(1S/2)
--[[DM23-RP4X「アビス・レボリューション 第4弾 竜皇神爆輝 超刺激パック」>DM23-RP4X]] (OR1/OR2)(1B/22)(1S/2)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[メカ・エンジェル・コマンド]]
-[[革命チェンジ]]
-[[メカ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[シールド]]
-[[離れない]]
-[[終極宣言]]
-[[破壊]]
-[[ドロー]]
-[[シールド化]]
-[[墓地回収]]

----
[[公式Q&A]]

-3つ目の能力について

>Q.自分の''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分のクリーチャーの攻撃で相手のシールドをブレイクした際、相手は「S・トリガー」で[[《スーパー・デーモン・ハンド》]]を唱え、''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''を選びました。&br;この際、''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''は破壊されますか?
A.はい、破壊されます。&br;「S・トリガー」でカードを使う際、そのカードはシールドゾーンを離れ、1度手札に加わってから使われます。&br;[[《スーパー・デーモン・ハンド》]]を唱えた時点でシールドが離れていることになるため''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''は破壊されます。
#region2(([[総合ルール]] [[112.3a>総合ルール本文#rule112_3a]])){{
:112.3a |S・トリガーはブレイクなどでシールドが手札に加えられるとき、そのカードを対戦相手に見せて宣言することで、即座にコストを支払わずに使うことができます。複数のS・トリガーを持つカードがシールドから手札に加えられる場合、使用するカードを対戦相手に見せて宣言を行います。すべての宣言が終わったら、それらのカードを1枚ずつ使います。呪文の場合は呪文の効果解決までがS・トリガーの能力となりますが、クリーチャーは召喚することまでがS・トリガー能力です。バトルゾーンに出たことによって誘発する効果は別個のイベントとして扱います。これはクロスギアのジェネレートやフィールドを展開する事についても同義です。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44216]](2023.12.15)

-4つ目の能力について

>Q.自分の山札が4枚しかない状況です。&br;''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''の「終極宣言」で選択肢を選ぶ際、4回選ぶと山札が無くなるので、3回だけ選べますか?
A.いいえ、能力を使う場合、必ず4回選ぶ必要があります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44215]](2023.12.15)

>Q.''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''の「終極宣言」で、相手のクリーチャーが1体もいなくても、上の選択肢を4回選んで、カードを4枚引けますか?
A.はい、4枚引けます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44217]](2023.12.15)

>Q.''《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》''の「終極宣言」で、どの効果を何回使うか決めるのはいつですか?&br;また、効果の解決はどういう順番で行いますか?
A.「終極宣言」の効果を解決しはじめる前に、どの能力を何回ずつ使うか決めます。&br;また、1つの能力を解決する際、効果はテキストの上から順番に処理していきます。例えば、上の効果を2回、下の効果を2回解決すると決めた場合、必ず上の効果を2回解決した後で、下の効果を2回解決します。
#region2(([[総合ルール]] [[700.2a>総合ルール本文#rule700_2a]])){{
:700.2a |選択肢を持つ能力は、その能力を解決する際に、選択肢を選びます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44218]](2023.12.15)

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