#author("2024-05-04T06:29:39+09:00","","")
#author("2024-05-04T06:44:02+09:00","","")
*《&ruby(かんぜんすいちゅうようさい){完全水中要塞}; アカシック&ruby(スリー){3};》 [#top]

|完全水中要塞 アカシック3 SR 水文明 (10)|
|ヒストリック・フィールド|
|自分は呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|

[[DM23-EX2]]で登場した[[水]]の[[ヒストリック・フィールド]]。

10という膨大な[[マナコスト]]と引き換えに、''すべての呪文を0[[マナ]]で唱えられる''強烈な恩恵をもたらす。

[[唱える]]ことが可能な呪文であれば[[コスト]]も[[文明]]も一切不問であり、[[コスト99>《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]だろうが[[コスト∞>《夢幻の無》]]だろうが[[5色レインボー>《ラスト・バイオレンス》]]だろうが踏み倒せる。
流石に[[呪文ロック]]には負けてしまうが、[[コスト加重]]なら最上級の[[《無限皇 ジャッキー》]]系列であってもすべて無効。

出した[[ターン]]からタイムラグなく呪文が使い放題になるため、手札次第ではすぐに勝利が狙える。

安定した範囲で最速[[着地]]を狙うなら(1〜2ターン目は[[《♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》>《淡いと濃い ケローラ/♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》]]あたりで手札を整えて)3ターン目に[[《神秘の宝箱》]]or[[《神秘の宝剣》>《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]でこのカードをマナゾーンに置き、4ターン目に[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]や[[《激烈元気モーニンジョー》]]で[[《森夢龍 フィオナ・フォレスト》]]の[[cip]]を使う。

-[[DM23-EX2]]時点では「[[ヒストリック・フィールド]]」を踏み倒せる能力を持つのは[[《森夢龍 フィオナ・フォレスト》]]のみである。[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]は「[[''D2''フィールド>D2フィールド]]」を指定しているので《完全水中要塞 アカシック3》を踏み倒しで出すことができない。
--一応、どんなカードでも[[S・トリガー]]により[[使う]]扱いで踏み倒せる[[《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》]]は存在する。そちらは手札さえ整えば最速3ターン目に[[展開]]できる。
他には「水のカード」という条件で踏み倒しできる[[《ブレイン珊瑚の>《ブレイン珊瑚の仙樹》]][[仙樹》>《エターナル・ブレイン/ブレイン珊瑚の仙樹》]]か[[《劇場戦艦 カァテンコヲル》]]で参照時に手札が10枚以上であれば踏み倒しができるが、そこまでの手札確保は明らかに[[《森夢龍 フィオナ・フォレスト》]]よりも遅くなるだろう。

超[[重量級]]の「使えばすぐに勝利を狙えるカード」にはコスト1上に[[《オールデリート》]]、コスト2上に[[《煌銀河最終形態 ギラングレイル》]]という鉄板の[[フィニッシャー]]呪文もあるが、それらと違いこちらは[[オリジナル]]でも使用可能で、メタの影響も受けにくい。
厳密には[[《オールデリート》]]を軸とするデッキでオリジナル仕様のものとして[[【キリコデリート】>【キリコキュービック】]]が存在するが、そもそもの基盤とコンボ始動条件が違うので、比較にはなりづらいか。
アドバンスで使う場合でも、搭載するコンボ次第では[[【オールデリート】]]よりもコンボ専用のフィニッシュパーツを少なくできるため、基盤の強い構築にできる。

弱点として、フィールドを出した段階で[[息切れ]]すると、何も恩恵がない置物になってしまう。[[展開]]のみでターンを渡すと[[エレメント]]や[[カード指定>カード指定除去]]の除去で対処させる機会を与えてしまうため、[[要求値]]は上がることとなる。

それでも構築次第で安定性を得ることが可能で、超CSⅥ in 福岡、超CSⅥ in 群馬では[[【フィオナアカシック】>【アカシック3】]]のデッキタイプが二連続優勝する実績を残した。
それでも構築次第で安定性を得ることが可能で、超CSⅥ in 福岡、超CSⅥ in 群馬では[[【フィオナアカシック】]]のデッキタイプが二連続優勝する実績を残した。

**ルール [#w2b2a645]
-[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]とは真逆のような[[常在型能力]]を持つ。(現実に発生するかは別として)[[バトルゾーン]]に相手の[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]と自分の《アカシック3》がある場合は、「できないはできるに勝つ」ルールによって呪文のコスト踏み倒しができなくなる。
ただし、コストを支払って[[唱える]]ことは通常通り行える。

-[[リサイクル]]や[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]のように、手札以外から唱える場合でも有効。

-[[《新世界秩序》]]も[[コスト踏み倒し]]で唱えられる。

-[[ムゲンクライム]]や[[キリフダッシュ]]といった[[代替コスト]]にも能力が使える。コストの部分のみを無視し、前者ならクリーチャーの[[タップ]]だけで、後者なら攻撃の後ならコストなしで唱えられる。

-コストを支払わないことを選んだ場合、[[バズレンダ]]や[[キッカー]]を使うことはできない。

-[[フィールド]]という[[カードタイプ]]の話だが、[[展開]]は[[キーワード処理]]であり、「[[出す]]」効果の[[《森夢龍 フィオナ・フォレスト》]]とは区別される。したがって《フィオナ・フォレスト》なら相手の[[《古代楽園モアイランド》]]で「フィールドを展開できない」効果があってもバトルゾーンに出すことが可能。
--ただし、《モアイランド》は[[呪文ロック]]も併せ持つため、《完全水中要塞 アカシック3》は機能停止している。

**コンボの例 [#wc228a99]
極論「やろうと思えば何でもできる」自由度がある。もちろん、それがデッキになるかの保証はないため参考程度に。

-手札と墓地にそれぞれ1枚ずつ用意した[[《♪必殺で つわものどもが 夢の跡》>《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》]]と[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]で、無限に[[追加ターン]]を得る。[[公式デッキ>https://youtu.be/JN4nyBwKc7o?si=tdSaD4wKtPufNZdj&t=544]]

-[[《星龍の記憶》]]で全シールドに[[S・トリガー]]を与え、[[《ブレイン・スラッシュ》]]などから[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]を出して全て[[暴発]]させる。

-イラストつながりでもある[[《インビンシブル・テクノロジー》]]で山札からありったけの呪文を手札に加えて乱れ撃ちする。《テクノロジー》が手札になくても、手札に確保する[[《クリスタル・メモリー》]]も無料なので回収は容易。

-[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]で[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]や[[《芸魔龍王 アメイジン》]]の[[cip]]だけを使い、そのクリーチャーと同時に墓地の呪文も半永久的に回収する。

-[[《神々の逆流》]]で相手の反撃の芽を摘みつつ、手札に戻した呪文を自分だけ撃ちまくる。

**3ターンキル [#g5bd25bc]
[[《森夢のイザナイ メイ様》]]を使えば、2ターン目の終了時に[[《激烈元気モーニンジョー》]]を[[リクルート]]できるため[[《森夢龍 フィオナ・フォレスト》]]経由で出せる《完全水中要塞 アカシック3》の効果を3ターン目から起動できる。
ただし、コスト1の[[《お目覚めメイ様》]]を[[革命チェンジ]]元に採用する都合デッキスペースが圧迫される上、2ターン目の[[攻撃ステップ]]までにマナゾーンに《完全水中要塞 アカシック3》を埋める必要もあるため実現は困難。

机上論かつもはや《完全水中要塞 アカシック3》に執着しすぎなきらいはあるが、3ターン目に[[《マーシャル・クイーン》]] で《アカシック3》と[[《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》]]を埋め、即座に後者を回収して呪文側→クリーチャー側で[[シールドゾーン]]の《アカシック3》を[[ブレイク]]すれば、[[《森夢龍 フィオナ・フォレスト》]]以外の方法で高速踏み倒しができる。
3ターンキルの観点では、他に「[[使う]]扱いの[[コスト踏み倒し]]」したら勝てるカードの候補が大量にあるためネタに近いが、十分に手札が整った4〜5ターン目以降でなら意外とデッキのサブプランとして成立する可能性はある。ただ、[[《海姫龍 ライベルモット・ビターズ》]]を重視した型では相性が悪いだろう。[[アタックトリガー]]は必然的に[[メインステップ]]を終えて[[攻撃ステップ]]に入ってからなので、そこで《完全水中要塞 アカシック3》を踏み倒せても呪文無料化の恩恵が1ターン遅れてしまう。

-上の運用は、実際に[[【星龍ライベルモット】(ライベルモット抜き)>【星龍ライベルモット】]]にて確認されたようだ。[[アドバンス]]・[[オリジナル]]両方に存在している。

**環境において [#xd81af4c]
登場以降[[【アカシック3】]]で活躍。当該デッキについての詳しい事はそちらの記事を参照されたい。

ループ以外では登場2週目に[[【5色蒼龍】]]のアドバンテージ獲得手段として利用され、CS3位タイ入賞を果たした。

登場2週間後にはアドバンスで準優勝した[[【マーシャルデリート】(ライベルモット抜き)>【星龍ライベルモット】]]に、あわよくば[[《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》]]で[[コスト踏み倒し]]することを狙って[[1枚積み]]されていた。

[[DM23-BD2]]・[[DM23-BD3]]発売前日のオリジナルでは、これと[[《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》]]を各[[4枚積み]]することで[[暴発]]による[[フィールド]][[展開]]をメインギミック化した[[【マーシャルループ】>【ライベルモットループ】]]が3位入賞。なお、これさえ暴発できれば後は流れで[[ドローソース]]を連打することで[[コンボ]]を十分遂行できるということで、[[《海姫龍 ライベルモット・ビターズ》]]は不採用とされていた。

『[[DMGP2024-1st>公認グランプリ]]』Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、本戦進出の64チーム192人中4人使用に留まった。呪文対策が多すぎた上に高速系に手を焼いたためであろう。

**その他 [#odf22fc4]
-[[《エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADE!》]]に並ぶ[[コスト]]最大の[[フィールド]]。[[展開]]できるフィールドの最大コストを更新した。

-[[フレーバーテキスト]]は2004年([[聖拳編]]期)の[[コロコロコミック]]の付録ポスター「デュエル・マスターズ 5大文明ワールド超激戦図」(([[コロコロ×デュエマ歴史館>https://corocoro.jp/bakuren/286745/2/]]にて確認可能。サイト上で画像内の文字がつぶれて読みにくい場合は[[こちら>https://corocoro.jp/wp-content/uploads/2021/05/307f1de63f72da2df9d0c8a9b95b49bd.jpg]]から当該画像を確認できる。))に掲載されていた「アカシック3」の説明と同じもの。

-[[Magic:The Gathering]]にはこのカードと[[色]]や[[マナコスト]]が共通しており、コストを支払わずに[[呪文]]を唱えられる[[《全知/Omniscience》>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%85%A8%E7%9F%A5/Omniscience]]というカードが存在している。 
--Magic:The Gatheringにおける呪文とは[[土地]]以外の[[カードタイプ]]の総称であり、[[デュエマ]]なら「コストを支払わずにカードを[[使っても>使う]]よい」という[[能力]]に相当するため、効果の凶悪さ自体はそちらの方が断然上。

**関連カード [#card]
-[[《インビンシブル・テクノロジー》]]

-[[《電磁無頼アカシック・サード》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-EX2]]&br;'''[[水文明]]を制御する水中都市。[[サイバーロード]]が眠るシリンダータワーが補完し合う集合体なので、完全に破壊されないかぎり、機能が低下することは、ない。'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Moopic]]
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](9/112)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]

**参考 [#reference]
-[[ヒストリック・フィールド]]
-[[コスト踏み倒し]]

-[[【アカシック3】]]

-[[ゲーム外での言及が初出のカード]]

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[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.自分の''《完全水中要塞 アカシック3》''がバトルゾーンにある状況です。&br;''《完全水中要塞 アカシック3》''の効果で自分が[[《秩序の意志》]]の「S・バック」を使う際、シールドゾーンから加わる闇のカードを捨てなくても唱えられますか?&br;類似例:[[《煌世主ノ正裁Z》]]の「サバキZ」
A.いいえ、シールドゾーンから加えるカードは捨てる必要があります。&br;「S・バック」の効果でカードを捨てるのは、唱えるコストではなく効果です。そのため、捨てなければ「S・バック」の使用宣言ができません。&br;''《完全水中要塞 アカシック3》''がバトルゾーンにあっても、「S・バック」や「サバキZ」の処理は変わりません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43952]](2023.10.20)

>Q.自分の''《完全水中要塞 アカシック3》''がバトルゾーンにある状況です。&br;自分の手札またはマナゾーンに[[《新世界王の創造》]][[《新世界王の破壊》]]が揃っている場合、[[《新世界秩序》]]をコストを支払わず唱えられますか?
A.はい、合体させ、コストを支払わずに唱えられます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43953]](2023.10.20)

>Q.自分の''《完全水中要塞 アカシック3》''がバトルゾーンにある状況です。&br;[[《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》]]を''《完全水中要塞 アカシック3》''の効果でコストを支払わずに唱える際、「バズレンダ」のコストを支払ったことにして追加で能力を使えますか?&br;類似例:[[《ウルザの激怒》]]の「キッカー」
A.いいえ、使えません。コストを支払わずに唱える場合、追加コストは支払えません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43954]](2023.10.20)

>Q.自分の''《完全水中要塞 アカシック3》''がバトルゾーンにある状況です。&br;[[《モモダチパワー!!!》]]を「キリフダッシュ」コストで唱える場合、マナコストを支払わずに唱えられますか?
A.はい、「キリフダッシュ」の代替コストで唱える際も、マナコストを支払わずに唱えられます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43955]](2023.10.20)

>Q.自分の''《完全水中要塞 アカシック3》''がバトルゾーンにある状況です。&br;[[《♪面白き こともなき墓地を 面白く》]]を唱えて、墓地にある呪文を1枚選び、墓地から唱えられるようにしたのですが、その呪文を''《完全水中要塞 アカシック3》''の能力でコストを支払わずに唱えられますか?
A.はい、コストを支払わずに唱えられます。&br;ただし[[《♪面白き こともなき墓地を 面白く》]]の墓地から使える効果は、一度唱えたら失われるため、何度もその呪文を墓地から唱えることはできません。
#region2(([[総合ルール]] [[409.1d>総合ルール本文#rule409_1d]])){{
:409.1d |保留状態になったカードが保留状態ではなくなった後、そのカードは、保留状態になる前に与えられていた効果を失います。&br;例 : 「このターン、自分の墓地から使ってもよい」という効果が与えられたカードを自分の墓地から使用した結果、そのカードが再度墓地に置かれた場合、それをもう一度使うことはできません。&br;例2: 《蛇手の親分ゴエモンキー!》の効果を与えられたクリーチャーをマナゾーンから召喚した際、そのクリーチャーが《獣軍隊 ヤドック》の置換効果でマナゾーンにとどまった場合、そのクリーチャーを再度マナゾーンから召喚することはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43956]](2023.10.20)

>Q.自分の''《完全水中要塞 アカシック3》''と相手の[[《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》]]がバトルゾーンにある状況です。&br;「呪文をコストを支払わずに唱えてもよい」と「呪文を唱えるコストは無限のマナを必要とする」が同時に存在しますが、自分が呪文を唱える場合、支払うコストはどうなりますか?
A.その場合、呪文のコストを支払わずに唱えることができます。&br;「コストを支払わずに唱える」という効果で呪文を唱える場合は、呪文のコストを増やす能力の影響を受けません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43957]](2023.10.20)

&tag(ヒストリック・フィールド,フィールド,水文明,青単,単色,コスト10,呪文サポート,コスト踏み倒し,SR,スーパーレア,Moopic);