#author("2023-11-11T14:37:43+09:00","","")
#author("2024-03-04T16:45:40+09:00","","")
*《&ruby(こんわく){困惑};の&ruby(かげ){影};トラブル・アルケミスト》 [#w3df7abe]

|困惑の影トラブル・アルケミスト R 闇文明 (2)|
|クリーチャー:ゴースト 3000|
|このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンにあるカードをすべて手札に戻す。|

[[DM-10]]で登場した[[闇]]の[[ゴースト]]。

自分の[[マナゾーン]]のカードをすべて[[回収>マナ回収]]するという、良くも悪くも[[DM-10]]の出身者に恥じぬ豪快な能力を持つ。
自分の[[マナゾーン]]のカードをすべて[[回収>マナ回収]]するという、良くも悪くも[[DM-10]]の出身者らしいクセの強い能力を持つ。

[[バトルゾーン]]に出れば[[手札]]は増えるが、行動するための[[マナ]]がすべてなくなるため、当然通常の[[デッキ]]で使えるとは言い難い。
[[手札]]は増えるが、行動するための[[マナ]]がすべてなくなるため、当然実戦で使うには相応の工夫が求められる。

[[パワー]]は2[[コスト]]に対して3000と高めではあるが、[[能力]]がキツすぎるため[[速攻]][[デッキ]]でも採用する[[メリット]]にはならない。
[[パワー]]は2[[コスト]]に対して3000と高めではあるが、[[能力]]がキツすぎるためいくらマナが伸びない[[速攻]]であっても採用する理由にはならない。

なんらかの[[コンボ]]に絡めて使いたいが、[[召喚]]すると基本的に何もできなくなってしまうことを考えると、[[コンボ]]考案には骨を折りそうである。

着目すべきは2マナで一気に[[手札]]を増やせるという点である。[[《偽りの名 iFormulaX》]]のような一時的に大量の手札が手に入ればゲームに勝てる[[カード]]、あるいは[[《闇王ゼーロ》]]のような[[マナ]]を払わずに使える[[カード]]とは相性がいい。

[[《悪魔の契約》]]とは似たような性質を持つ。あちらは好きなだけ[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[墓地]]に送り、その枚数だけ[[ドロー]]するというもの。[[呪文]]であること、[[墓地]]に送る枚数を選べることなどの違いがあるので、うまく使い分けたい。
ライバルは似たような性質を持つ同コストの[[《悪魔の契約》]]。あちらは好きなだけ[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[墓地]]に送り、その枚数だけ[[ドロー]]するというもの。こちらは[[クリーチャー]]であること、山札を削る必要がないこと、[[公開ゾーン]]のマナゾーンから回収できる点で、差別化したい。

**環境において [#d137be72]

癖の強い能力を持つカードは、登場時点では全く評価されなかったものの[[カードプール]]の増加によって突如脚光を浴びることがよくあり、このカードもその例外ではない。
癖の強いカードは、登場時点では全く評価されずとも後に[[カードプール]]の増加によって突如脚光を浴びることがよくあり、このカードも登場から長い月日を経てその一例となった。

このカードが最初に活躍したのは[[【フォーミュラエクストラウィン】]]にて。予め[[《偽りの名 iFormulaX》]]に[[《ドンドン打つべしナウ》]]を打っておき、このカードを出してごっそりマナを回収し[[エクストラウィン]]を狙うという[[コンボ]]で評価を上げた。[[《悪魔の契約》]]が強力なライバルとなっていたが、[[呪文メタ]]に引っかからない点と、山札を削らない点で差別化はできていた。

[[エピソード3環境]]において[[【ヒラメキドレーン】]]で使われることもあった。[[マナゾーン]]に埋まった[[G・ゼロ]]クリーチャーを回収して[[バトルゾーン]]に吐き出せば[[《偽りの名 スネーク》]]の能力でマナを削る事による被害を相殺できるためである。


後に[[【フォーミュラエクストラウィン】]]は[[【シャコガイル】]]に[[エクストラウィン]]デッキの地位を奪われてしまっており、[[《水上第九院 シャコガイル》]]と大量ドローは相性がいいことから、ライバルだった[[《悪魔の契約》]]に差をつけられてしまった。

[[十王篇]]で成立した[[【ゼロ・ルピアループ】]]にも採用された。コンボパーツが揃えばマナゾーンのカードが必要なくなるため、それらを[[ソリティア]]用の[[リソース]]に変換する動きが強力であった。

[[DMBD-19]]・[[DMBD-20]]期には[[【ゼーロベン】>【青黒闇王ゼーロ】]]が流行。[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]と[[手札]]さえあればマナが必要ないということでこちらでもよく使われる。
[[DMBD-19]]・[[DMBD-20]]期には[[【ゼーロベン】>【青黒闇王ゼーロ】]]が流行。[[クリーチャー]]と[[手札]]さえあればマナが必要ないということでこちらでもよく使われる。

**その他 [#s7435531]
-あらかじめ[[《草原の種》]]などの[[マナ]]を使わずに[[能力]]を使える[[クリーチャー]]を立たせておき、[[マナゾーン]]の再構築などをしてもいいが手間を考えると非現実的か。

-[[仁義]]と相性が良い。特に[[《爆双ブルカノ・フドウ》]]を出した次の[[ターン]]にこの[[クリーチャー]]を出せば、最低でも7枚が[[手札]]に戻ることになり+35000の[[パンプアップ]]と7枚の[[追加ブレイク]]が得られ、[[1ショットキル]]並みの威力になる。&br;ただ1度[[ブロック]]されてしまえば、次の自分の[[ターン]]からは[[マナ]]0でスタートしなければならないため、何らかの対策は必須だろう。

-このカードを使った専用構築には[[【トラブルネイチャー】]]も存在する。

-[[DMデッキ開発部]]では、[[《真実の名 ナッツ・スパゲッティーノ》]]を[[《ヒラメキ・プログラム》]]で[[《マーシャル・クロウラー》]]に変え、これと[[《光霊姫アレフティナ》]]を[[リクルート]]して、[[マナ回収]]→[[シールド追加]]で[[エクストラウィン]]を狙う[[コンボ]]が紹介されていた。

-[[《ルナ・コスモビュー》]]ごと[[マナゾーン]]の[[カード]]をごっそり[[回収]]する手段として、[[【逆流コスモ】]]に挿してもいいかもしれない。

-用途は非常に限られるものの、特定の[[コンボデッキ]]では必須パーツかつ枚数がある程度必要となるだろう。しかし[[絶版]]となった大型弾の[[レア]]、[[再録]]経験なしということもあり、[[シングルカード]]の価格はそれなりに高い。
--後に[[20周年トレジャー]]の1枚として[[DMRP-21]]で18年ぶりに再録。比較的レアリティの低い銅および黒トレジャーでの再録のため、価格は下がっていくと思われる。

-「アルケミスト」とは錬金術師の意。強引な方法とはいえ一瞬にして大量の手札を得られるこの[[カード]]には相応しいネーミングだろう。

-迂闊にマナゾーンに置いてしまうと[[《父なる大地》]]や[[《獰猛なる大地》]]で引っ張りだされ、マナがすっからかんになり[[フレーバーテキスト]]のように後悔するので自然文明を扱うデッキには注意しよう。

-フレーバーテキストは基本的にデメリットの厄介さを物語る内容であるが、ある意味では何度か環境で悪用されたことに対する皮肉とも取れる。
--再録版ではこの皮肉の面がより強調されている。
**[[フレーバーテキスト]] [#p0f854e5]
-[[DM-10]]&br;'''「また、やってもうた。」――困惑の影トラブル・アルケミスト'''
-[[DMRP-21]]&br;'''久々にやってもうた。――困惑の影トラブル・アルケミスト'''

**収録セット [#yeaf4ce8]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Koji Harada]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]](25/110)
--[[DMRP-21 「王来MAX 第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!!」>DMRP-21]](T10/T20)

**参考 [#rf1d074d]
-[[ゴースト]]
-[[cip]]
-[[マナ回収]]
-[[【トラブルネイチャー】]]
-[[【青黒緑ゼーロベン】]]

&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト2,ゴースト,パワー3000,cip,マナ回収,・,R,レア,Koji Harada,20周年トレジャー,20th銅・黒トレジャー);