#author("2018-08-29T02:59:02+09:00","","")
*《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》 [#l789ffd0]
//このページは重複記事でタイトルの卍・獄・殺の前に「空白」があります
|卍月(ばんげつ) ガ・リュザーク 卍 MDS 闇文明 (9)|
|クリーチャー:マスター・ドルスザク/マフィ・ギャング 11000|
|無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。|
|相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。|
|W・ブレイカー|
|卍・獄・殺(ばんごくさつ) MDS 闇文明 (9)|
|呪文|
|クリーチャーをすべて破壊する。|
|すべての墓地にあるカードの合計が13枚以上であり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文は「S・トリガー」を得る。|
#author("2018-09-01T10:56:55+09:00","","")

[[DMRP-06>DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]で登場した[[マスター・ドルスザク]]/[[マフィ・ギャング]]と[[闇]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は[[無月の門・絶]]と相手の[[ターンのはじめ>ターン開始ステップ]]で[[アンタップ]]できる[[マナゾーン]]の[[カード]]の枚数を「3枚まで」に制限する[[能力]]を持つ。
[[呪文]]面は[[クリーチャー]]すべてを[[破壊]]する[[効果]]を持つ。さらにお互いの[[墓地]]にある[[カード]]の合計枚数が13枚以上かつこの[[呪文]]自身が[[シールドゾーン]]にある状態で[[S・トリガー]]を得る[[効果]]を持つ。

[[クリーチャー]]面では相手の[[マナゾーン]]の妨害を行い、[[呪文]]面では敵味方問わない[[全体除去]]を発揮する。どちらの面も重量級だが、それぞれ[[コスト踏み倒し]]で使えるように設定されており、案外気にならない。

[[クリーチャー]]面が持つ[[能力]]の一つ目は新たな[[キーワード能力]]の[[無月の門・絶]]。[[無月の門]]よりも2枚多い6枚もの[[魔導具]]を要求するが、そのかわりに[[バトルゾーン]]に[[魔導具]]を用意する必要がなく、[[バトルゾーン]]と[[墓地]]のどちらからでも合計6枚を選択できるため、[[バトルゾーン]]が空でも[[コスト]]を支払わずに[[召喚]]することができる。また、発動のタイミングが各ターンの終わりにあることから、タイムラグはあるとはいえ自分や相手が除去したターンの終わりに戻ってくるという、擬似的に[[破壊]]耐性を持っているようなもので、後述の呪文面のおかげで[[シールド送り]]もさせにくい事から、事実上通常の無月の門より強化されている。
またこのクリーチャーの後述する能力は下の[[魔導具]]に依存しないため、下のカードが[[シールド]]や[[マナ]]に送られると弱体化を余儀なくされる《卍 デ・スザーク 卍》などの弱点を克服している。

二つ目の能力は、相手はターンのはじめに[[マナゾーン]]のカードを3枚しか[[アンタップ]]できなくなるというもの。相手の[[マナ]]が全て[[タップ]]された状態で[[召喚]]した場合、次のターンの相手は[[マナチャージ]]を含めても4[[マナ]]しか使えないということになる。
マナの使用制限は[[殿堂入り]]した[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]を見れば分かるように強力であり、こちら側が単色でも刺さる事や無月の門・絶による除去耐性など制圧能力だけならマナロックより強力である。[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と同時に並べることで、こちらのマナタップでデ・スザークの対処できない呪文や除去手段などを封じつつ、デ・スザークの強制タップや破壊能力でガ・リュザーク側の対応できない場のクリーチャーや少ないマナで飛び出す[[革命チェンジ]]などにも対処でき制圧能力は非常に高くなる。

[[呪文]]面の能力は、発動条件がなくなった代わりに[[コスト]]が上がり、更にすべての[[墓地]]にあるカードの合計が13枚以上という条件付きの[[S・トリガー]]となった[[闇]]版[[《アポカリプス・デイ》]]といったところ。
単純に[[呪文]]単体として見ると、手撃ちが困難な高[[コスト]]に加えて[[S・トリガー]]としての発動も序盤は期待できず、使い勝手はそれほど良くない。
だが、このカードの最大の強みは[[クリーチャー]]面が持つ[[無月の門・絶]]とツインパクトの相性の良さだろう。
[[呪文]]として墓地に置かれたこのカードがターンの終わりに《卍月 ガ・リュザーク 卍》としてそのまま登場できるため、条件を満たしてさえいれば実質的に[[全体除去]]持ちの[[S・トリガー]][[クリーチャー]]のように扱うことができる。すべての墓地を対象とするためこのカードが無月の門・絶で召喚出来る中盤〜終盤では条件を満たすのもそう難しくない。 

[[無月の門・絶]]も[[S・トリガー]]付与も大量の[[墓地肥やし]]を行って初めて発揮されるので[[《堕魔 グリギャン》]]等を使いまわして墓地を増やしまくろう。 

主な対策としては、[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]や[[《お清めトラップ》]]などの[[墓地肥やし]][[メタ]]カードが挙げられる。[[墓地]]にある[[魔導具]]ごと[[山札]]に戻してしまえば[[無月の門・絶]]での再[[召喚]]は困難になり、[[呪文]]面の[[S・トリガー]]の条件も満たせなくなる。
それでも[[召喚]]を許してしまった時に備え、[[《父なる大地》]]や[[《オリオティス・ジャッジ》]]など、4[[コスト]]以下で[[墓地]]・[[手札]]以外のゾーンに移動させる除去も用意しておくと万全。

-3マナ使用制限の能力は当然ながら相手[[マナ]]に左右されるので、相手が気付かずに普通に[[アンタップ]]するなどの事態が十分起こり得る為トラブルの元になりかねない。この為公式裁定ではきちんとターンのはじめにアンタップするように指摘するなど注意されている。
--アニメでは能力をわかりやすくする為か[[ミノマル]]の[[マナ]]が既に全てアンタップしていた状態だったが、あくまで演出であり当然ながら実際のデュエルではルール違反である。

-[[S・トリガー]]を得るのは[[シールド]]の中にある時のみ。よって、[[《呪術と脈動の刃》]]や[[《サイバー・I・チョイス》]]等で[[コスト踏み倒し]]はできない。

-[[《オリオティス・ジャッジ》]]や同弾収録の[[《サイコロプス》]]は天敵である。特に《サイコロプス》は[[J・O・E]]により実質[[コスト]]2で[[山札送り]]の[[除去]]を放ち、実質的に下にある魔導具とこのカード合計7枚も山札に戻されてしまう。幸いにも、同弾に[[《堕魔 グリナイブ》]]があるのでそちらで守ってあげよう。

-モチーフは四神の「青龍」と思われる。[[カード名]]の由来は「[[画竜>《朱雀神ガリョウ》]][[点睛>《白虎神テンセイ》]]」および「朱雀」と思われる。
--鳥のような羽ながら皮膚や尻尾が[[ドラゴン]]のようなものに変化している。[[《卍 デ・スザーク 卍》]]が「朱雀」、[[《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》]]が「白虎」モチーフという推測が正しければ、上記の通り、このクリーチャーは「青龍」に当たる。ただし、[[ドラゴン]]種族を持っていない。これは設定上あくまで不死の炎がドラゴンのような特徴を持った姿になっただけだからであろう。

-[[レアリティ]]は[[マスター・ドルスザク]](MDS)であるが、実際のカードには[[マスターカード]](MAS)と誤表記されており、[[エラッタ]]が出されている。
--MDSやMASを対象にするカードが現状ないので、見た目以外気にすることはない。

-[[シークレット>シークレットカード]]仕様は、[[無月の門・絶]]によって、六つの[[魔導具]]が形成された魔法陣から現れた「卍月」の、さらにその中から自身が出現する演出として描かれている。アニメでもその演出がしっかりと再現されており、いかに[[《卍 デ・スザーク 卍》]]が持つ[[無月の門]]とは別物となっているのがよく分かる。

-[[背景ストーリー]]では[[《卍 デ・スザーク 卍》]]が更なる力を求めて[[無月の門・絶]]を開き強化変形した姿。その実力は[[キングダム・オウ禍武斗>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]でさえ一人を倒すのに9日かかった七王すら上回っており不意打ちとはいえ不死の炎で七王を全て壊滅させる程の実力を持つ。ちなみに、闇文明の間では伝説の「卍月」と呼ばれている。

-アニメでは「[[ミノマル]]vs[[ゼーロ]]」のデュエルで初登場。数多くのデュエリストを倒し進化の兆しを見せる中で実力者の[[ミノマル]]とのデュエルによる[[ゼーロ]]の成長により、[[ゼーロ]]の最後のシールドの[[《卍 デ・スザーク 卍》]]から進化し、カードが変化した。Sトリガーになった「卍・獄・殺」で場を一掃し[[ミノマル]]のターンで無月の門・絶で召喚される。その後に[[《ナ・ハナキ・リー》]]により戦闘破壊されるが無月の門・絶で再召喚されフィニッシャーになった。
--この時のドローバンクでの"卍"の部分を強調して放った台詞「卍・獄・殺」は、漫画「BLEACH」の「卍解」を彷彿とさせる。その前に言い放った「黒い月は出ているか」はアニメ「ガンダムX」の登場人物ジャミル・ニートのセリフ「月は出ているか」を思わせた。
--また、「卍・獄・殺」を発動する際、突如として出現した「卍月」の中から、イラスト通り無数もの闇を纏った槍が降ってきて、バトルゾーンにいる敵味方のクリーチャーすべてを葬る演出となっている。

**関連カード [#j8901152]
-''Prev''
--[[《卍 デ・スザーク 卍》]]

-[[《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》]]

-[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]
-[[《アポカリプス・デイ》]]

//**[[フレーバーテキスト]]
//-[[]]&br;'''}
**収録セット [#x8b6e066]
-illus.[[Futaro]]
--[[DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]

**参考 [#ka71908a]
-[[マスター・ドルスザク]]
-[[マフィ・ギャング]]
-[[無月の門・絶]]
-[[マナゾーン]]
-[[カード]]
-[[アンタップ]]
-[[ロック]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ツインパクト]]
-[[クリーチャー]]
-[[破壊]]
-[[全体除去]]
-[[墓地]]
-[[シールドゾーン]]
-[[S・トリガー]]
-[[マスター・ドルスザクカード]]
-[[シークレットカード]]