#author("2024-09-20T00:51:00+09:00","","")
#author("2024-10-25T17:20:41+09:00","","")
*《&ruby(ゆうあい){勇愛};の&ruby(てんびん){天秤};》 [#n9b3769c]

|勇愛の天秤 UC 火文明 (2)|
|呪文|
|''S・トリガー''(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|▶手札を1枚捨て、その後、カードを2枚引く。|
|▶相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊する。|

[[DMR-19]]で登場した[[火]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。

「天秤」[[サイクル]]の[[火]]担当。[[手札交換]]か[[火力]]を選べる。

[[火力]][[呪文]]としては[[《クリムゾン・ハンマー》]][[《幻竜砲》]][[《爆流剣術 炎熱の技》]]の[[完全上位互換]]。
[[手札交換]]を使った場合は[[《エマージェンシー・タイフーン》]]とほぼ同等。あちらとは交換順序だけが違うため、[[墓地肥やし]]としての選択肢は狭くなるが、[[手札]]切れの時でも2枚加えられ[[手札補充]]としては優秀、といった差異が表れる。[[文明]]の特色を表していると言える。
また、[[S・トリガー]]で相手[[ターン]]に発動すれば[[《エマージェンシー・タイフーン》]]と同様に[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]などの旧式の[[マッドネス]]を能動的に発動する事ができる。

総じて[[火]]の軽量[[呪文]]としてはトップクラスの[[汎用性]]を誇る。

**環境において [#v83f5878]
[[革命編環境]]から[[革命ファイナル環境]]にかけては[[【レッドゾーン】]]、[[【赤黒ドギラゴン剣】]]、[[【墓地ソース】]]を始めとして大型を使用するビートダウン系統で重用された。
-上位種的存在の[[《伝説の秘法 超動》]]はこのカードの登場以降環境から姿を消している。

特に[[闇]]系の[[ビートダウン]]では[[《超次元リバイヴ・ホール》]]と同時採用されることが多かった。[[捨てた>捨てる]][[手札]]を墓地回収によって活用できるためであった。

[[革命編環境]]当時、環境の速度的に[[【レッドゾーン】]]も4ターンキルを狙わなくとも勝てる場合が多かったため、安定5ターンキルを取るためにこれで手札を整える構築が少なくなかった。

ただ、[[新章デュエル・マスターズ]]後半あたりから2枚しか[[山札]]を掘り進めることができない上に[[クリーチャー]]が残らないという点が祟り、パーツ集めの手段としてはより[[見る]]ことができる範囲が広い上に打点が残る[[《ゴーゴー・ジゴッチ》]]や[[《月光電人オボロカゲロウ》]]が[[【ドギラゴン剣】]]では優先されるようになった。[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]の[[殿堂入り]]後、[[《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》]]が打点補強として使われる中、[[ドロー]]という役割が被る上に[[コスト踏み倒し]]が効いてより運用性の良い2[[コスト]][[多色]][[キャントリップ]]獣がこちらに取って代わった。

[[双極篇環境]]における[[【赤黒ドギラゴン剣】]]でも[[サーチ]]を[[《ゴーゴー・ジゴッチ》]]に一任し、[[除去]]の搭載も[[コスト踏み倒しメタ]]の処理など必要最小限にとどめ、残りをすべて[[1ショットキル]]に参加する札で固めるのが主流の1つとなっており、高速化した[[環境]]の中で枠が無いのが実情。

[[S・トリガー]]こそないものの手札交換としては同等の能力を持つ[[《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]の登場により、[[【墓地ソース】]]などクリーチャー主体のデッキではそちらに需要を奪われてしまったのも大きい。「墓地のクリーチャーの枚数」を参照するカードの場合、自身もそれにカウントできる《「アフロ行きま〜す!!」》の方が、自身は対象にならない《勇愛の天秤》より墓地肥やしの速度が早い。

それ以降では序盤に[[クリーチャー]]が残る必要のない[[リアニメイト]]系の[[デッキ]]で使われることが多い。[[完全下位互換]]である[[《バッドドッグ・プレス》]]も5枚目以降として採用されている。

[[超天篇環境]]では火力の範囲外になる[[《音奏 プーンギ》]]、[[エスケープ]]で場に残る[[《ナゾの光・リリアング》]]、[[アンタッチャブル]]でそもそも選べない[[《異端流し オニカマス》]]など、そこそこ見かけるカードに対して腐ることが増えた。この頃の環境で出オチにすることができるのは[[【青緑ジョラゴン】>【青緑ジョーカーズ】#ne665150]]の[[《タイク・タイソンズ》]]程度というのが悩ましい。

[[王来MAX環境]]では[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]による詰み盤面防止のために[[【旅路G3】]]で使われた。[[効果]]は軽いなりだが[[S・トリガー]]なので[[《めっちゃ! デンヂャラスG3》>《めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》]]での[[暴発]]対象にもなる。

[[アビス・レボリューション]]に入ると、受け札としての性能がより強化された[[《バーニング・フィンガー》]]が登場。序盤の火力としては使えないが終盤でも腐りにくくなっている。しかし、この頃の環境でも墓地肥やしといえば[[クリーチャー]]か[[ツインパクト]]が主流であり、《バーニング・フィンガー》共々なかなか居場所を見つけられていない。使われるとすれば[[ループ]]型の[[【赤黒テレスコ=テレス】]]を安定させるための初動にするぐらいか。

しかしこちらを主要パーツとして採用する[[【白青赤ゴスペル】]]が成立すると一転して環境におけるメジャー札に返り咲いた。もっとも、元々[[単色]][[マナ]]に窮乏しやすいデッキなので、[[火]][[単色]][[マナ]]運用の意味合いも強い。

**その他 [#z529d18a]
-優秀なカードゆえに再録回数が多く、その分[[アルトアート]]も多い。
[[イラスト]]には収録されたシリーズにおける[[火]]の主役級[[クリーチャー]]が描かれている。
--初登場の[[DMR-19]]の[[イラスト]]では[[《龍覇 ストラス・アイラ》]]と[[《龍覇 グレンモルト》]]が天秤にかけられている。
ただし、実際の[[効果]]は[[《爆熱血 ロイヤル・アイラ》]]の[[マナ武装]]3と[[《爆流剣術 炎熱の技》]]と例えたほうが近い。
[[サイクル]]の中でなぜかこの[[カード]]のみSDキャラを用いたポップなものになっており、硬派なイラストの他の[[カード]]との差異が際立っている。
--[[プロモーション・カード]] (P65/Y15)版のイラストでは[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]と[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]が対峙している。
勝負の行方を秤にかけている、という事なのだろうか。
--[[DMSP-01]]版の[[イラスト]]では[[《“罰怒”ブランド》]]がDJブースの上で、2枚の歯車を天秤のように操っている。
--[[DMEX-09]]版の[[イラスト]]は剣を構えた[[《勝熱英雄 モモキング》]]。歴代のイラストでも特に「天秤」らしさの感じられないイラスト。

-[[カード名]]が「''友''愛の天秤」ではないことに注意。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-27]]で実装された。

**[[サイクル]] [#ufb0b27f]
[[DMR-19]]の「天秤」[[サイクル]]。
全て[[S・トリガー]][[呪文]]で、2つの異なる[[効果]]を[[モード]]で選べる。
-[[《攻守の天秤》]]
-[[《金縛の天秤》]]
-[[《生死の天秤》]]
-''《勇愛の天秤》''
-[[《網斧の天秤》]]

**関連カード [#xc4a35d1]
-[[《爆熱血 ロイヤル・アイラ》]]
-[[《勇騎 バクアイラ-1》]]
-[[《爆流剣術 炎熱の技》]]
-[[《エマージェンシー・タイフーン》]]
-[[《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》]]
-[[《バッドドッグ・プレス》]]
-[[《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]
-[[《天神兵ユーアイ》]]
-[[《バーニング・フィンガー》]]
-[[《カラカラ・警・ルピア/「ここはお任せだッピ!」》]]
-[[《ボルザード・スラッシャー/「愛ゆえに斬る!!」》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《龍覇 グレンモルト》]]
--[[《龍覇 ストラス・アイラ》]]
--[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]
--[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]
--[[《“罰怒”ブランド》]]
--[[《勝熱英雄 モモキング》]]([[DMEX-09]])

**[[フレーバーテキスト]] [#hc632b64]
-[[DMSD-21]]&br;'''この[[デッキ]]のポイントは復活[[能力]]を持つ[[カード]]を使いこなすこと! [[クリーチャー]]を[[墓地]]に落としまくろう!'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P65/Y15)&br;'''[[最強>《龍の極限 ドギラゴールデン》]]と[[最凶>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]。世界の行方を決める戦いが始まる。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P53/Y20)&br;'''見えますよ、伝説の12枚を手に入れた私の輝かしい未来が! — [[ジェンドル]]'''
-[[DMPP-27]]&br;'''右手に愛を、左手に勇気を。'''
-[[プライズ]]&br;'''「あたしの勝ち~~~~!」「くっそぉぉぉぉぉ!!」「早いね……」「デュエマするぞ椎名ぁ!」「ふふふ」――[[椎名唯華]]&[[笹木咲]]&[[ニュイ・ソシエール]]&[[花畑チャイカ]]&[[シスター・クレア]]'''

**収録セット [#z2f8907f]
***[[デュエル・マスターズ]] [#k2563e44]
-illus.[[Piro]]
--[[DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」>DMR-19]](46/87)
--[[DMSD-18 「キングマスタースタートデッキ ジェンドルのディスペクター」>DMSD-18]](10/14)
--[[DMSD-21 「キングマスタースタートデッキ アバクの鬼レクスターズ」>DMSD-21]](10/15)
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMSP-01 「ステキ!カンペキ!!ジョーデッキーBOX」>DMSP-01]](34/48)
--[[DMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」>DMEX-02]](62/84)
--[[DMBD-11 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」>DMBD-11]](改造J 6/7)
-illus.[[YOICHI ITO]]
--[[DMEX-09 「Wチームドッキングパック チーム切札&チームウェイブ」>DMEX-09]](17/42)
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[プロモーション・カード]](P65/Y15)
-illus.[[Piro]]/[[YASUYUKI NODA]]
--[[デュエル・マスターズ カードグミ4>カードグミ4]](P53/Y20)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#k8254522]
-illus.[[Piro]]
--[[DMPP-27 「禁断伝説 -DISASTER OF X-」>DMPP-27]]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[プライズ]]

**参考 [#if043eb3]
-[[S・トリガー]]
-[[モード]]
-[[捨てる]]
-[[ドロー]]
-[[手札交換]]
-[[火力]]
-[[除去]]
-[[呪文]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.自分の手札が[[《「伝説のサイバーパワー!」》]]1枚だけの状況で、自分は[[《「伝説のサイバーパワー!」》]]を唱えました。手札を1枚も捨てませんでしたが、カードを3枚引けますか?&br;類似例:''《勇愛の天秤》''[[《閃勇!ボンバーMAX》]]
A.はい、引けます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39102]](2020.12.15)

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