#author("2023-05-28T07:54:26+09:00","","")
#author("2024-10-28T03:31:21+09:00","","")
*《&ruby(きょうせいおう){凶星王};ザビ・ヒドラ》 [#h7028a63]

|凶星王ザビ・ヒドラ SR 闇文明 (6)|
|クリーチャー:ダークロード/エイリアン 6000|
|自分の他のエイリアンをバトルゾーンに出した時、《凶星王ザビ・ヒドラ》以外のエイリアンを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。|
|W・ブレイカー|

[[DMX-05]]で登場した[[闇]]の[[ダークロード]]/[[エイリアン]]。

[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が[[エイリアン]]化した[[クリーチャー]]である。

元になった[[カード]]がかつて[[プレミアム殿堂]]に入っていた強力なカードなので、その[[能力]]はオリジナルに比べて以下の点で弱体化している。
-[[墓地回収]]できる[[クリーチャー]]は[[エイリアン]]のみである。
-''《凶星王ザビ・ヒドラ》''は[[回収]]できない。
-[[エイリアン]]を[[バトルゾーン]]に出した時にしか[[墓地回収]]を行えない。
-自身を[[バトルゾーン]]に出した時は[[能力]]が誘発しない。

特に''《凶星王ザビ・ヒドラ》''自身は[[墓地回収]]できないのは大きな損失であり、[[除去]]に対して強い[[システムクリーチャー]]という、オリジナルの強力なアイデンティティを失うことになってしまった。そのためか、この[[カード]]が使用されることは少ない。

しかし[[エイリアン]]の[[種族デッキ]]ではその[[能力]]を活用できるため、構築によっては投入が検討されるだろう。また[[エイリアン]]には、この[[クリーチャー]]と高[[シナジー]]の[[カード]]が多く存在する。
-[[《死海秘宝ザビ・デモナ》]]などの[[自壊]][[クリーチャー]]。
-[[《最強横綱ツッパリキシ》]][[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]などの[[スーサイド]]。[[《学校男》]]なら2マナで破壊と回収を繰り返せる。
-[[《ジオ・ナスオ》]]や[[《ジオ・ナスディーノ》]]と組ませることでマナゾーンと墓地のカードを自在に操れる。
-[[《天下統一シャチホコ・カイザー》]][[《パンドラ城 デス・ファントム》]]などの[[エイリアン]]に[[pig]]を与える[[カード]]。
-[[《カビパン男》]]とパワー1000のエイリアン。例として[[《奪い去る者ザビフライ》]]を組み合わせることで、無限[[ハンデス]]。

これらと組み合わせることで、オリジナルの「芋づる式[[墓地回収]]」を再現することも不可能ではないだろう。ただし上記にもあるように自身は[[墓地回収]]できないため[[《超次元リバイヴ・ホール》]]等の[[墓地回収]]を用意するか[[《マザー・エイリアン<よろこんで>》]]で[[除去]]に耐性をつけるようにしたい。

-同じ[[エイリアン]]に[[cip]]で[[墓地回収]]できる[[《噛付の影クイチギリ・マスク》]]が存在するため、自身を回収できない点はこれでフォローしてやればいいだろう。

-後に[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が[[プレミアム殿堂]]から降格され、[[殿堂入り]]になった。肩身が狭くなったようにも思えるが、こちらは4枚デッキに積むことができ、いざとなったら同じデッキに共存させることも可能なことから、一概に弱体したとは言えないだろう。ただしこのカードで《凶星王ダーク・ヒドラ》を回収できないので注意は必要。
--その後、[[2022年7月1日>殿堂施行の履歴#w6c077eb]]付で[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]は無制限になった。
一応、[[エイリアン]]サポートを受けられるという利点は残るが、それ以上に自分が出た時には墓地回収が使えず、アドバンテージが稼げないデメリットが強い。
もし、このカードを使うなら出たターン中に墓地回収能力が使えるようなデッキ構築を心がけたい。

//-想定されていた居場所である[[エイリアン]][[デッキ]]でもさほど活躍できなかったこと、後に[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が[[プレミアム殿堂]]から降格され最終的には4枚使用できるようになったことを考慮すると、典型的な調整しすぎたカードの1例である。
//《凶星王ダーク・ヒドラ》の降格・解除はこのカード登場から結構経ってからだし、それを根拠に調整しすぎは酷な話では?

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#h97c70d6]

|凶星王ザビ・ヒドラ SR 闇文明 (6)|
|クリーチャー:ダークロード/エイリアン 6000|
|自分のエイリアンが召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の墓地からエイリアン1枚を手札に戻してもよい。それがコスト3以下なら、手札に戻すのではなくバトルゾーンに出す。|
|W・ブレイカー|

[[DMPP-16]]で実装。

変更点は
-[[墓地回収]]が[[召喚]]限定になった
-自分自身の召喚にも反応する
-《凶星王ザビ・ヒドラ》も回収できるようになった
-選んだカードがコスト3以下なら[[リアニメイト]]するようになった

《凶星王ザビ・ヒドラ》も回収できるようになったことで、TCG版[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]のように粘り強く戦えるようになった。
システムクリーチャーなので盤面に残しておきたいが、自分自身の召喚にも対応したことで、万一次のターンに除去されても最低限1枚回収の役割は果たせるのもうれしい。

実装時点の[[リアニメイト]]候補には、優秀な[[cip]]持ちの[[《西部人形ザビ・バレル》]]や[[《ガガ・ピカリャン》]]、システムクリーチャーの[[《ザビ・クラズ・ドラグーン》]]などシンプルながら強力な面子が揃っている。

-コスト3以下の[[エイリアン]]を回収することはできず、必ず[[リアニメイト]]を行う。盤面上限に達するとリアニメイトしても場に出られず、能力が腐ってしまうので注意。
--また、強制なので[[《学校男》]]との組み合わせも注意が必要。召喚した[[《学校男》]]を[[自壊]]させてから《凶星王ザビ・ヒドラ》の能力を誘発されることが可能だが、そこで[[《学校男》]]を選ぶと自分のクリーチャーを合計4体も破壊しなければならない。
---[[公式Twitterのデュエプレデッキビルド杯投稿例>https://twitter.com/dmps_info/status/1662307891846746114]]では[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]を採用することで《凶星王ザビ・ヒドラ》が巻き込まれないよう対策してある。

-[[S・トリガー]]も[[召喚]]なので、能力誘発の対象。リアニメイトでブロッカーを増やしたり、返しの反撃要員を増やしたりできる。
特に[[《死海秘宝ザビ・デモナ》]]とは好相性で、cipで自身を破壊して即座に回収し[[超次元]][[呪文]]のように使ったり、《ザビ・バレル》を破壊して即座に《ザビ・ヒドラ》でリアニメイトするなどcipを使い回したり柔軟な動きができる。

-[[《エイリアン・ファーザー》]]と組み合わせれば、即効性[[除去]]となった[[ウィニー]]を際限なく使い回せる。マナカーブがきれいにつながる上、あちらは[[cip]]で墓地肥やしまでしてくれる。

-[[DMX-05]]のフレーバーテキストでは「[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が[[エイリアン]]と化した」と思われる内容だが、[[デュエプレ]]では「[[エイリアン]]の英雄が[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]の力を取り込んだ」という内容となっていて、背景ストーリー上の経緯が異なっている。デュエプレのストーリーにおける[[エイリアン]]が持つ、文明に残る記憶から力を取り込む力(([[《大噴火グレイト・プルーム》]]や[[《腐敗電脳ディス・メルニア》]]などのフレーバーテキストより))によるものと思われる。[[《聖隷王ガガ・アルカディアス》]]や[[《時空のガガ・シリウス》]]など、同弾の他の[[エイリアン]]にも似た描写がある。

***環境において [#bd1ce9fb]

デュエプレ版のテキストでは、召喚できない[[エイリアン]]・[[サイキック・クリーチャー]]で能力を誘発させられないことから、強さを疑問視する声もあったが、[[DMPP-16]]のカードプールでは[[メインデッキ]]の[[エイリアン]]によるコントロールが主体だったのであまり問題にはならなかった。
特に[[《自爆屋ギル・メイワク》]]は、召喚後すぐに盤面から撤退できる軽量エイリアンのため非常に相性が良かった。

デュエプレ環境にほとんど進出できなかった本家[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]と比較すると、種族デッキでの活躍が見込める分良好な調整だったといえる。

[[DMPP-17]]では[[《超次元リュウセイ・ホール》]]が登場し、さらに[[DMPP-16]]中期以降徐々に評価を上げていた[[《サイバー・N・ワールド》]]がさらに採用率を高めたこともあり、[[ハンデス]]や[[墓地利用]]でコントロールする戦術全般が大打撃を受けた。《凶星王ザビ・ヒドラ》もその煽りを受け、ほとんど使われなくなっていった。

[[DMPP-18]]も、コスト3以下のエイリアンに恵まれず、テンプレのエイリアン軸は光に[[《聖隷王ガガ・アルカディアス》]]、水に[[《セブ・コアクマン》]]、闇に[[《ザビ・クラズ・ドラグーン》]]と[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]と[[《希望の親衛隊ファンク》]]といった具合に固定メンバーが確立していき、もはや《凶星王ザビ・ヒドラ》の居場所はなくなってしまった。

差別化を考えるなら、1回の召喚で2回[[自壊]]を使える《凶星王ザビ・ヒドラ》+[[《自爆屋ギル・メイワク》]]のパッケージと、味方の破壊に反応するエイリアンである[[《天下統一シャチホコ・カイザー》]]あたりを組み込んだ赤入りエイリアンが妥当だろう。[[DMPP-17]]〜[[DMPP-18]]に登場したコスト3以下のエイリアンで、火に着目すると[[《斬斬人形コダマンマ》]][[《襲撃者ディス・ドライブ》]][[《ハンマー野郎 オニドツキ》]][[《銀爪の義賊ギル・ムジカ》]]、[[S・トリガー獣]]に[[《ディス・アダラ・ドラグーン》]]と悪くないものが揃っている。

**関連カード [#o4bbe52e]
-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]
-[[《爆裂マーズ・ギル・ヒドラ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#h9712c67]
-[[DMX-05]]&br;'''[[殿堂の地>殿堂入り]]より、[[パンドラの世界>パンドラ・スペース]]へ呼び戻されし[[闇]]の英雄。'''

-[[DMPP-16]]&br;'''[[闇]]の記憶より、[[凶星>《凶星王ダーク・ヒドラ》]]の力を取り込みし[[パンドラ>パンドラ・スペース]]の英雄。'''

**収録セット [#pc3be179]
***[[デュエル・マスターズ]] [#sd1bef8e]
-illus.[[Hisanobu Kometani]]
--[[DMX-05 「フルホイルパック リバイバル・ヒーロー ザ・エイリアン」>DMX-05]](S4/S5)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#lc0ff8d7]
-CV:[[岡井カツノリ]]
-illus.[[Hisanobu Kometani]]
--[[DMPP-16 「ファースト・オブ・ビクトリー -激竜王の目覚め-」>DMPP-16]]

**参考 [#rb2170e9]
-[[ダークロード]]
-[[エイリアン]]
-[[cip]]
-[[墓地回収]]
-[[W・ブレイカー]]

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