#author("2024-01-08T17:13:13+09:00","","")
#author("2024-01-08T17:45:23+09:00","","")
*《&ruby(こうしんりゅう){光神龍};スペル・デル・フィン》 [#m40f5efb]

|光神龍スペル・デル・フィン VR 光文明 (9)|
|クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 6000+|
|W・ブレイカー|
|相手は、手札を表向きにしてプレイする。|
|相手の手札にある呪文1枚につき、このクリーチャーのパワーを+2000する。|
|相手は、呪文を唱えることができない。|

[[DM-22]]で登場した[[アポロニア・ドラゴン]]。

相手の[[手札]]を常時[[ピーピング]]する[[能力]]と、それで確認出来る相手の[[手札]]にある[[呪文]]枚数に応じた[[パンプアップ]][[能力]]を持つ。
また、相手が[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する[[ロック]][[能力]]を持つ。

すべての[[呪文]]を禁止する[[ロック]][[能力]]の初代。同時に相手の[[手札]]の常時[[ピーピング]]する極めて珍しい種類の能力の持ち主。

[[呪文]][[ロック]]は強力な[[能力]]の1つであり、[[呪文]]による[[除去]]が行えないため自身の場持ちがよい上に、[[超次元]][[呪文]]による[[サイキック・クリーチャー]]の展開や、補助[[呪文]]による[[ドロー]]・[[マナブースト]]・[[サーチ]]一切を封じることができる。相手の[[手札]]状況次第ではゲームエンド級の制圧力を持ち、特にフィニッシュ手段に[[呪文]]が絡んでいる[[デッキ]]には単体で決定打となり得る。早期着地の恩恵も大きく、成功すれば多くの[[デッキ]]が機能不全に陥る事だろう。
[[S・トリガー]][[呪文]]や[[革命0トリガー]][[呪文]]も封じてしまうため[[フィニッシャー]]としても強力。[[シールド]][[ブレイク]]での反撃のリスクを大きく減らすことが出来、一斉[[攻撃]]の直前に出すだけでも大きな役割を果たす。

[[カードプール]]が少ない過去[[環境]]では[[除去]]はほぼ[[呪文]]頼りであったため、単体でも非常に高いフィニッシュ力を誇っていた。以降も[[呪文]][[ロック]][[能力]]が上手く刺さってしまうと致命打になるデッキは多く、また[[プレミアム殿堂]]となった[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を先駆けに、[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]や[[《ブラキオ龍樹》]]や[[《地封龍 ギャイア》]]などの対[[クリーチャー]][[ロック]]を重ね掛けすることで完全に対処できなくすることも出来るため、脅威度はやはり高い。

また[[ピーピング]][[能力]]に関しても、直接干渉こそしないがなかなかに手堅い能力。相手の[[フィニッシャー]]や[[シノビ]]、[[コンボパーツ]]の有無を割れるのは、攻めるタイミングを見定める上でとても役に立つ。キーポイントでは、[[情報アドバンテージ]]がそのまま勝負の要になることもあるだろう。

このように強力な[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]であるが、その分[[コスト]]9とかなり[[重く>重い]]、簡単には[[召喚]]できない。十分な[[マナブースト]]を積んでいるか、[[コスト踏み倒し]]の手段があるか、自然に[[マナ]]を溜めきるだけの持久力がない限り、先に息切れするかゲームが終わってしまう。逆に言えば、出す算段がつくのであれば投入を検討する価値のある[[カード]]である。
[[種族]]が[[ドラゴン]]なのでサポートは多い。[[バルガ>《紅神龍バルガゲイザー》]]系や[[《爆熱DX バトライ武神》]]をはじめとした[[ドラゴン]]関連の[[コスト踏み倒し]]や[[《メンデルスゾーン》]]などの[[ドラゴン]]関連の[[マナブースト]]や[[《始原塊 ジュダイナ》]]や[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]]などの[[マナ召喚]]が多く存在するため、[[種族]]シナジーで運用性を補うことも出来る。

欠点として[[クリーチャー]]主体の[[デッキ]]には効果が薄く、[[【速攻】]]などゲーム展開の速い[[デッキ]]に対しては全く役割がない。また、[[パンプアップ]]こそあれど[[コスト]]に対して[[パワー]]が6000と低い。派生カードとして同[[文明]]同[[コスト]]に、[[ピーピング]][[能力]]及び[[パンプアップ]]を代償に素の[[パワー]]が9000になった[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]があるため、うまく使い分けると良いだろう。

登場当時から、強力な[[フィニッシャー]]として活躍し続けているカードである。
[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]共々、[[呪文]]を主体にした[[デッキ]]では必ず考慮に入れるべき1枚と言えるだろう。

**ルール [#j5969962]
-かつては[[S・バック]][[呪文]]は、唱えることは出来なくとも[[S・バック]]の[[コスト]]となる行為を行うことが出来た。具体的には、[[手札]]に加える[[シールド]]を[[墓地]]に送ることは可能であった。この場合、[[コスト]]は支払っていても[[呪文]]を唱えてはいないため、エリア移動は起こらず[[手札]]に残る。
--上手くいけば[[《フレイムランス・トラップ》]]や[[《シャロウ・オペレーション》]]の[[S・バック]]で[[シールド]]の[[《疾封怒闘 キューブリック》]]を[[墓地]]に置く芸当も可能であった。ちなみに[[《疾封怒闘 キューブリック》]]で《光神龍スペル・デル・フィン》を[[バウンス]]しても、[[トリガー]][[解決]]の前に、[[S・バック]][[呪文]]を[[唱える]]ことになるため、やはり[[呪文]]を[[唱える]]ことができず[[手札]]に残る。
---しかし、2017年10月6日の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]更新に伴い、禁止されている状態ではコストを払うことができなくなったため、上記の抜け道は封じられた。

-以前は[[《ゴースト・タッチ》]]など、[[手札]]を見ないで選び捨てさせる[[カード]]は、この[[クリーチャー]]の[[ピーピング]][[能力]]によって見ながら選ぶことができたが、[[《ブルー・モヒート》]]の裁定変更に伴い、''この[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]にいても、[[手札]]を見ないで選ぶことになった。''
// 9/26 DM事務局確認

-さらに、表向きのカードを見ないで選ぶという状況が起こりうることから、「見ないで選ぶ」とは「カードが区別できない状態で選ぶ」という意味として扱うようになった(https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31652/)。なので手札を表向きにしてプレイすることと[[ランダムハンデス]]は同時に処理できることの補強となった。

**環境において [#jf8df04e]
[[不死鳥編]]で登場。単体で高いフィニッシュ力を持つ[[クリーチャー]]であり、当時は大型[[フィニッシャー]]は稀有な存在だったため重宝された。[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の[[プレミアム殿堂]]から間もなくの登場であり、その立ち位置に入れ替わる形でプレイヤーに普及していった。

重さを考慮しても尚強烈な性能に当時のプレイヤーたちは騒然とした。当時は[[除去]]はほぼ[[呪文]]頼りであり、《光神龍スペル・デル・フィン》の居座り能力は非常に高く[[フィニッシャー]]として高く評価されていた。[[パワー]]6000は高くはないが、相手の[[手札]]に2枚以上[[呪文]]があれば[[《バザガジール・ドラゴン》]]の[[アンタップキラー]]による除去から身を守ることができた。
当時の環境の速度上、[[【除去ガーディアン】]]などマナブーストも早出し手段もこれと云って無いデッキに9マナで素出しされることもあった。
当時の環境の速度上、[[【除去ガーディアン】]]などマナブーストも早出し手段もこれといって無いデッキに9マナで素出しされることもあった。
[[【牙バジュラズ】]]に《光神龍スペル・デル・フィン》を投入した[[【牙デルフィン】]]も誕生。このように[[自然]]絡みのビートダウンであっても[[《母なる大地》]]を使えばタッチでも展開が容易であったため、役割が被り[[除去]]耐性のない[[《呪紋の化身》]]は評価を落とした。
また、[[《インフェルノ・ゲート》]]がまだ現役であり、《光神龍スペル・デル・フィン》が[[墓地]]に落ちてさえいれば早期かつ何度でも[[コスト踏み倒し]]で場に出すことが可能だった。[[【茄子サファイア】]]の《サファイア》をこちらに差し替えたものが使用された。
[[マナブースト]]後の大型[[フィニッシャー]]として、[[《インフェルノ・ゲート》]]で出せる[[フィニッシャー]]として、[[【除去コントロール】]]のフィニッシャーとして、[[コントロール]]から[[ビートダウン]]まで様々なデッキで活躍した。

[[極神編]]では[[《龍仙ロマネスク》]]が猛威を振るい、[[【ターボロマネスク】]]の[[フィニッシャー]]として採用された。また[[《龍仙ロマネスク》]]を導入した[[光]]入りの[[【連ドラ】]]も組まれ、そちらにも投入された。
この頃から、強力な[[グッドスタッフ]]を組むことが可能になり、登場したばかりの[[《フェアリー・ミラクル》]]を使った[[【5色フェアリー・ミラクル】]]が生まれ、[[フィニッシャー]]として使われた。
同時に[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が登場。組み合わせれば突破が非常に難しい[[ロック]]となり、一種の即死ギミックとして恐れられた。
一方で[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]や[[《龍神ヘヴィ》]]が登場したことにより、[[クリーチャー]]効果によって[[破壊]]する手段が増え、単体の分には対策はしやすくなった。

[[戦国編]]では、主に上記[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]との組み合わせを使った[[【キング・アルカディアス】]]・[[【ギャラクシーコントロール】]]や、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]で活躍した。
反面で、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]が登場したことで、単体の対処はさらにしやすくなった。さらに[[戦国編環境]]後半から[[ビートダウン]]が強化され、対ビートダウン性能の低さ故に評価を下げた。もっとも、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]との組み合わせは脅威視され続けた。

[[神化編]]で[[《エンペラー・キリコ》]]が登場。そちらの[[コスト踏み倒し]]先として[[【エンペラー・キリコ】]]の初期型から必ずと言っていいほど投入された。
[[【キングロックキリコ】]]で1ターンのうちに即死ロックを完成させたり、[[【星域キリコドラゴン】]]で[[ドラゴン]]シナジーを活かしたりと大いに活躍した。
ただし、[[《母なる星域》]]の登場により[[《エンペラー・キリコ》]]が早い段階で降臨してくるようになったため、[[【キング・アルカディアス】]]での[[呪文]]封じはより軽く運用性の高い[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]が担うことが増えた。また、この頃は相変わらず[[《威牙の幻ハンゾウ》]]が流行していた。
他には[[【バルガライゾウ連ドラ】]]でも強力な[[踏み倒し]]先ドラゴンとして採用されるようになった。

[[覚醒編]]に突入し[[【超次元転生】]]が考案されると、それの[[フィニッシャー]]として活躍。《光神龍スペル・デル・フィン》以外をすべて[[呪文]]で[[デッキ]]を構成し、[[超次元呪文]]から出した[[サイキック・クリーチャー]]に[[《転生プログラム》]]を打つことで、確実に《光神龍スペル・デル・フィン》を[[コスト踏み倒し]]することが可能だった。
[[《転生プログラム》]]の殿堂入り後に今度は[[《時空の不滅ギャラクシー》]]が登場し、[[【不滅オロチ】]]が誕生。[[《斬隠オロチ》]]の[[コスト踏み倒し]]先、そして4枚使えた[[《再誕の社》]]の[[マナブースト]]先の[[フィニッシャー]]として暴れた。

[[エピソード1]]では、新[[カード]]により[[《エンペラー・キリコ》]]が復活を果たす。新型の[[【星域キリコドラゴン】]]にも続投され、[[S・トリガー]]封じの詰め要員として再度活躍した。
また[[《ドンドン吸い込むナウ》]]が登場すると[[《ミラクルとミステリーの扉》]]が頭角を現し始め、初期の[[【ミラクルとミステリーの扉】]]に[[コスト踏み倒し]]先として投入された。

[[エピソード2]]になると[[ゼニス]]が登場し、[[ビッグマナ]]もとい[[ファッティ]]環境に最盛期が訪れる。
ところが、[[ファッティ]]の[[フィニッシャー]]枠として[[ゼニス]]があまりにも強力であったため、立ち位置が競合してしまった《光神龍スペル・デル・フィン》は一気に採用率を落とすことになる。[[《「祝」の頂 ウェディング》]]や[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]は[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]を[[除去]]することが可能であり、天敵となる存在だった。
[[ファッティ]]プッシュにより数多高[[コスト]][[ドラゴン]]やそのサポートが登場するも、やはり立ち位置が競合してしまう。中でも[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]は確定[[除去]]を持った天敵であり、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]と合わせて[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の枠をも奪われてしまった。

また、派生[[カード]]である[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]が登場。そちらは[[ピーピング]]や[[パンプアップ]]がない代わりに素の[[パワー]]が高く、この頃から増えていた[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]などの[[火力]]持ち[[クリーチャー]]への耐性で、採用率に不利をとった。基礎パワーの低さから[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]での[[タップキル]]にも比較的脆かった。
この頃は[[覚醒編]]以降の[[超次元]]中心の[[環境]]の遷移となる時期でもあり、[[クリーチャー]]主体の[[環境]]が推し進められていたのも大きい。

[[ドラゴン・サーガ]]になると[[ビートダウン]]環境はさらに顕著になり、[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]など[[パワー]]6000〜8000以下を対象とする[[火力]]持ち[[クリーチャー]]も台頭。[[呪文]][[ロック]]の需要は[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]に奪われがちであった。

[[革命編]][[革命ファイナル]]に突入すると[[侵略]]、[[革命チェンジ]]の登場により、[[環境]]の高速化が一気に進んだ。
反面で[[革命編]]後期あたりから[[革命0トリガー]]や[[D2フィールド]]の登場により[[ビートダウン]]を受け止める手段も一気に増加。[[コントロール]][[デッキ]]の開発も進んだ。

[[《S級不死 デッドゾーン》]]や[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]や[[《撃髄医 スパイナー》]]などのクリーチャーはパワー9000の[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]を破壊することも可能に。[[火力]]耐性の優位が揺らいだことで、[[ピーピング]]が可能な《光神龍スペル・デル・フィン》も活躍の場が広がった。
また、[[【青黒ハンデス超次元】]]などでは、相手が[[手札]]に[[呪文]]が2枚以上あれば《光神龍スペル・デル・フィン》の[[パワー]]が10000を超えるため、[[《S級不死 デッドゾーン》]]1枚では[[破壊]]されなくなる。[[パンプアップ]]能力の関係で[[呪文]]が多いデッキへの刺さり方は《光神龍スペル・デル・フィン》のほうが強烈であることが多く、《光神龍スペル・デル・フィン》も需要を伸ばした。もっとも、一方で[[グッドスタッフ]]相手では火力耐性のなさが露呈することが多いため選択ではある。

そして基礎[[パワー]]の低さのおかげで後に出てきた[[《ドンジャングルS7》]]の[[cip]]の[[コスト踏み倒し]]対象に。 [[超天篇]]になって[[【チェンジザドンジャングル】]]、[[【黒緑ドンジャングル】]]で大いに活躍している。

[[十王篇]]は[[DMRP-15]]期になると[[【連ドラグナー】]]で活躍の機会を得た。好みと地域ごとのメタゲームに合わせて[[《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》]]と選択になる。

登場から[[覚醒編]]までは[[ファッティ]]の[[フィニッシャー]]として、[[覚醒編]]以降は[[呪文]]への[[メタ]][[カード]]として、非常に長い活躍を続けている実力者である。
単体で高いフィニッシュ力を持つ重量級[[クリーチャー]]の先駆者の一人でもあり、[[環境]]における大型[[フィニッシャー]]歴史を語るにおいても欠かせない存在といえるだろう。

-[[コスト踏み倒し]]先としても歴史が深く、[[環境]]上でも[[《紅神龍バルガゲイザー》]]、[[《母なる大地》]]、[[《インフェルノ・ゲート》]]、[[《魔龍バベルギヌス》]]、[[《獰猛なる大地》]]、[[《母なる紋章》]]、[[《転生プログラム》]]、[[《ミラクルとミステリーの扉》]]、[[《竜星バルガライザー》]]、[[《斬隠オロチ》]]、[[《エンペラー・キリコ》]]、[[《超竜ヴァルキリアス》]]、[[《超天星バルガライゾウ》]]、[[《ホーガン・ブラスター》]]、[[《爆熱剣 バトライ刃》]]((2020年12月18日に[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]解除と同時に[[殿堂入り]]、2022年8月15日に[[プレミアム殿堂]]))、[[《ドンジャングルS7》]]と共闘している。ここまでの数となるのは《光神龍スペル・デル・フィン》くらいのものだろう。
--重量級非進化フィニッシャーとしては早い時期に登場したこと、強力ではあるが新規カード開発との兼ね合いで[[コスト踏み倒し]]側が規制されやすく、長らく愛用されたことが要因と言える。
---《光神龍スペル・デル・フィン》より少し前に登場した[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]は長い間[[プレミアム殿堂]]に指定されていたため、共闘したカードは《光神龍スペル・デル・フィン》より少ない。
--上記の[[カード]]の16枚のうち5枚が[[プレミアム殿堂入り]]、5枚が[[殿堂入り]]となっている。《光神龍スペル・デル・フィン》が直接関係したものは一部であるとはいえ、[[ファッティ]]の[[コスト踏み倒し]]の強力さが窺える。同時にこれは[[コスト踏み倒し]]先の[[ファッティ]]が[[インフレ]]していることも示している。

**他のカードとの関係 [#be5e0fa2]
-対策として、[[cip]]で[[除去]]を行う[[クリーチャー]]や[[オレガ・オーラ]]や[[タマシード]]が挙げられる。[[《アクア・サーファー》]]をはじめとして[[《罠の超人》]]、[[《バイナラドア》]]、[[《罪罰執行 ジョ喰ンマ》]]、[[《ヴィオラの黒像》]]など種類も増えているため、過去に比べれば随分対処しやすくなっている。

-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が使用できた頃は、この[[クリーチャー]]と[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を並べて相手を[[ロック]]する強力な[[コンボ]]が可能だった。この[[コンボ]]は原作においても[[Y (イエスマン)]]が[[白凰]]に対して使用している。

-[[光]]の[[ドラゴン]]であるため、[[《天命王 エバーラスト》]]、[[《百獣聖堂 レオサイユ》]]、[[《新・天命王 ネオエンド》]]によって[[除去]][[耐性]]を得られる。

**その他 [#k11b395f]
-[[DMX-11]]で登場した[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]と非常に似通ったスペックであり、有力な対抗馬。こちらは[[手札]]の[[ピーピング]]ができるのが利点だが、あちらは安定した高い[[パワー]]とサポートを受けやすい[[種族]]を持つ点で上回る。

-最初期の[[アポロニア・ドラゴン]]の1枚である。

-名前はプロレスラーの「スペル・デルフィン」からか。「[[ゲームジャパン>GAME JAPAN]]」では、「[[スペル>呪文]]・出る・FIN」と呼ばれていた。

-アニメ「デュエル・マスターズ キング」7話でかつてのそれぞれの[[文明]]を代表する[[ドラゴン]]のイメージとして[[DMBD-05]]版のこのカードが登場。

-「キング」34話の[[切札 ジョー]]と[[アン・ラッキー]]の対戦では[[アン・ラッキー]]の[[マナゾーン]]に[[DMEX-12]]版のこのカードが置かれていた。

-漫画「FE」では[[Y (イエスマン)]]が[[白凰]]戦で使用。[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]の召喚に続いて[[《魔龍バベルギヌス》]]の[[自壊]]で[[墓地]]から[[リアニメイト]]されて2体で強力な[[ロック]]をかけたが、シールドブレイク後に[[《無双海王ソウル・ドルジ》]]に[[殴り返し]]で破壊された。

-漫画「フラッシュ」ではホークが使用している。

-[[DMBD-05]]では新イラストで収録。イラストレーターは同じく[[Okera]]氏によるものだが、初収録から''12年''も経ったために別のイラストレーターが手掛けたように見られた。時代の重みを感じさせられる1枚である。

-[[DMBD-05]]版のフレーバーテキストは公式カードリストに記載されていない。おそらく誤植だろう。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#b5e1d47d]

|光神龍スペル・デル・フィン SR 光文明 (9)|
|クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 6000+|
|W・ブレイカー|
|相手は呪文を唱えられない。|
|相手の手札1枚につきパワーを+2000する。|

[[DMPP-08EX]]で実装。レアリティがSRに格上げされた。
能力は[[ピーピング]]が削除された一方で、パンプアップ条件は相手の全手札の枚数に拡がった。
情報アドバンテージは得られなくなったが、[[タッチ]][[《ホーリー・スパーク》]]といった数枚しか呪文を入れていないデッキにも[[パンプアップ]]が確実に機能するようになり、[[殴り返し]]や[[タップキル]]で対処されにくくなった。
手札上限は10枚であるため、このパンプアップ能力による最大の上昇幅は+20000である。

[[ピーピング]]がなくなった以外は弱体化要素もなく、TCG版と同様ないしは強化版の活躍が可能。ただデュエプレはTCG版ほど[[コスト踏み倒し]]が充実していないため、もっぱら[[自然]]が入った[[マナブースト]]ができる[[コントロール]][[デッキ]]で採用される。

TCG版では[[ビートダウン]]に対しては効果が薄い[[クリーチャー]]だったが、デュエプレでは[[《ホーリー・スパーク》]]や[[《アポカリプス・デイ》]]などの強力な[[S・トリガー]][[呪文]]を[[タッチ]]した[[ビートダウン]]が多いため、それらの[[デッキ]]に対しても安全にとどめを刺すための[[フィニッシャー]]として使える。
それだけなら[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]でも可能だが、こちらは[[コントロール]]で[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]対策として採用されやすい[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]や[[《ヘヴンとバイオレンスの衝撃》]]などの[[多色]][[呪文]]も封じられるのが強み。

-パンプアップが[[《レベリオン・クワキリ》]]と同じテキストのため[[パワード・ブレイカー]]を持っておらず、どれだけパワーが高くなっても[[W・ブレイカー]]止まりとなる。

-TCG版では[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の[[プレミアム殿堂]]後における[[《インフェルノ・ゲート》]]の踏み倒し先として使われていたが、デュエプレでは[[《インフェルノ・ゲート》]]のコストが7になったため相手にコスト4〜6の呪文詠唱を許してしまう点、《サファイア》も無規制である点に加え、制圧が不十分な状況で《スペル・デル・フィン》の呪文ロックをするという[[プレイング]]が有効でない場合も多いため併用されることはあまりない。
[[《ロスト・チャージャー》]](デュエプレ版)と併用する場合は[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]と二者択一になってしまう点も痛く、何より7コスト支払って早出ししたいなら[[《フェアリー・ギフト》]]の方が下準備がいらないぶん[[汎用性]]に長けるのもネックとなる。

-シークレット版のイラストは[[エレナ]]が共に描かれており、ボイスも彼女が担当している。入手するとエレナの[[スキン]]が手に入る。

**関連カード [#rd57f6d1]
-[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]
-[[《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]
-[[《偽Re:の王 ナンバーナイン》>《偽Re:の王 ナンバーナイン》]]
-[[《古代楽園モアイランド》]]
-[[《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》]]
-[[《悪魔神王バルカディアス》]]
-[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]
-[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]
-[[《聖霊王アルファリオン》]]
-[[《聖霊王アルファディオス》]]
-[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]
-[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]
-[[《聖隷王ガガ・アルカディアス》]]
-[[《サファイア・ウィズダム》]]
-[[《ミラクルストップ》]]
-[[《ファイナル・ストップ》]]
-[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]
-[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ze583bb8]
-[[DMBD-05]]、[[DMPP-08EX]]
'''[[ドラゴン]]が支配できるのは目に見えるモノだけではない。[[魔力のような、目に見えない力>呪文]]すらも、[[ドラゴン]]は自分の支配下とする。'''
-[[DMEX-12]]
'''[[呪文]]を[[終わらす>ロック]][[ドラゴン]]降臨!!'''
-[[DMPP-08EX]]
'''「あなたの輝きを、私に示してください!」――[[光の守護者 エレナ>エレナ]]'''

**収録セット [#k6d88e04]
***[[デュエル・マスターズ]] [#k5065a00]
-illus.[[Okera]]
--[[DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」>DM-22]](1/55)
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」>DMC-66]](25/36)
--[[DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」>DMBD-05]](7/18)(新規イラスト)
-illus.[[hippo]]
--[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」>DMC-46]](22/35)
-illus.[[Okera]]/[[otumami]]
--[[DMEX-12 「最強戦略!! ドラリンパック」>DMEX-12]](DR6/DR6)([[ドラリンカード]])

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#p8245020]
-CV:[[新井笙子]]
-illus.[[Akira Hamada]]
--[[DMPP-08EX 「覇竜咆哮 -TRIBAL EXTREME-」>DMPP-08EX]]
-CV:[[佐藤聡美]]
-illus.[[アートアンフ]]
--[[DMPP-08EX 「覇竜咆哮 -TRIBAL EXTREME-」>DMPP-08EX]]([[シークレット>シークレットカード]])

**参考 [#y9d00674]
-[[アポロニア・ドラゴン]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ピーピング]]
-[[呪文]]
-[[パンプアップ]]
-[[呪文メタ]]
-[[ロック]]

-[[【牙デルフィン】]]
-[[【キング・アルカディアス】]]
-[[【5色フェアリー・ミラクル】]]
- [[【チェンジザドンジャングル】>【チェンジザダンテ】#z4a9a3be]]
-[[【黒緑ドンジャングル】]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.''《光神龍スペル・デル・フィン》''の「相手は、手札を表向きにしてプレイする」というのはどういう意味ですか?
A.相手は、手札をすべて表向きにしてテーブルの上に置き、両プレイヤーから見えるようにします。新しくドローしたカードもその表向きの手札に加えられます。それ以外は、相手も普通通りプレイします。''《光神龍スペル・デル・フィン》''がバトルゾーンを離れた時、相手は手札を通常の持ち方で持ち、こちらからその中身は見えなくなります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35482]](過去のよくある質問より)

//----

>Q.相手が''《光神龍スペル・デル・フィン》''を出していて[[《ブルー・モヒート》]]の効果を使うと相手は手札を見て選べますか?
A.手札を見て選ぶことは出来ません。[[《ブルー・モヒート》]]の効果を使うときは、裏向きにして選ばせてください。
[[引用元1:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36354]] [[引用元2:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35483]](過去のよくある質問より)
#region2(類似裁定(2020.7.17)){{
>Q.トルゾーンに自分の''《光神龍スペル・デル・フィン》''が存在する状況で、自分が[[《ゴースト・タッチ》]]を唱えた場合、手札を見ながら選び捨てさせますか?
A.いいえ、見ないで選ぶ事になります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38652]]
}}

>Q.[[《獰猛なる大地》]]で''《光神龍スペル・デル・フィン》''を出してすぐにマナに戻すと、''《光神龍スペル・デル・フィン》''の効果は?
A.''《光神龍スペル・デル・フィン》''の効果は常在型効果であるため、バトルゾーンに出た瞬間に効果を及ぼします。''《光神龍スペル・デル・フィン》''がバトルゾーンに出た瞬間に、手札を表向きにしてプレイしてください。
[[引用元1:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35484]] [[引用元2:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35625]](過去のよくある質問より)

>Q.[[《風迅の精霊アイネスガゼル》]]を召喚する時、相手の''《光神龍スペル・デル・フィン》''の能力で自分の手札が表向きになっている場合でも、 自分の手札からコスト7以上のカードを相手に「見せる」ことはできますか?
A.はい。手札がオープンになっていても、相手に「見せる」ことは可能で、召喚コストを下げることができます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36698]](過去のよくある質問より)


>Q.バトルゾーンに相手の''《光神龍スペル・デル・フィン》''が1体いる状況で、自分は[[《電脳決壊の魔女 アリス》]]をバトルゾーンに出しました。カードを3枚引き、手札を2枚山札に加えますが、その2枚はどの順番で置くかを相手に見せますか?
A.いいえ、どのカードを置くかは相手に見せますが、山札にどの順番で置くかは相手に見せる必要はありません。
#region2((総合ルール 401.4)){{
:401.4. |何らかの効果が同時に複数枚のカードを同じ山札の上または下に置く場合、特に指示が無い限りそれらのカードの所有者がその置く順序を決めることができます。どのような順番で山札に置いたのかは公開しなくてかまいません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34329]](2020.10.23)

-4つ目の能力について

>Q.[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]の二つ目の能力で山札から出た3枚の呪文を唱えるとき、相手のバトルゾーンに''《光神龍スペル・デル・フィン》''がいた場合どうなりますか?
A.唱えることのできなかったその3枚の呪文は、シャッフルした山札の一番上に、引いた順番で戻します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37117]](過去のよくある質問より)

>Q.相手がバトルゾーンに''《光神龍スペル・デル・フィン》''を出している状況で、自分は「S・トリガー」や「S・バック」で呪文の使用を宣言することはできますか?
A.いいえ、できません。&br;唱えることを禁止されていると、それらは宣言をすること自体ができません。&br;「S・バック」でカードを捨てることもできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38672]](2020.7.17)

>Q.相手の''《光神龍スペル・デル・フィン》''がバトルゾーンにいる状況です。自分は[[《銀河の伝説》]]をマナゾーンに置きました。この「置いた時」の能力は解決できますか?&br;類似例:[[《月光の伝説》]][[《ボンバーの伝説》]][[《暴拳の伝説》]][[《零の伝説》]][[《美孔麗の伝説》]][[《ウェイブの伝説》]][[《鬼札の伝説》]][[《不死樹の伝説》]][[《切札の伝説》]]
A.はい、解決できます。''《光神龍スペル・デル・フィン》''は呪文を唱えることを禁止しますが、このカードのが持つような、唱えずにトリガーする能力を禁止することはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39403]](2021.2.19)
 
Q.相手の''《光神龍スペル・デル・フィン》''がバトルゾーンにいる状況です。自分の[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]が、唱える以外の方法で墓地に置かれました。この「墓地に置かれた時」の能力は解決できますか?
A.はい、解決できます。''《光神龍スペル・デル・フィン》''は呪文を唱えることを禁止しますが、このカードのが持つような、唱えずにトリガーする能力を禁止することはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39411]](2021.2.19)
#region2(類似裁定(2021.4.2)){{
>Q.相手の''《光神龍スペル・デル・フィン》''がバトルゾーンにいて、呪文を唱えられない状況です。自分のブレイクされたシールドが[[《フェアリー・Re:ライフ》]]だった時、 その「G・ストライク」は使えますか?
A.はい、使えます。呪文の「G・ストライク」を使うことは、呪文を唱えたことになりません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39554]]
}}

&tag(クリーチャー,光文明,白単,単色,コスト9,アポロニア・ドラゴン,ドラゴン,パワー6000+,パワー6000,W・ブレイカー,手札公開,パンプアップ,パンプアップ+2000,呪文メタ,唱えられない,ロック,・,終音「ん」,VR,ベリーレア,ドラリンカード,Okera,hippo,otumami,クリーチャー (デュエプレ),光文明 (デュエプレ),白単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト9 (デュエプレ),アポロニア・ドラゴン (デュエプレ),ドラゴン (デュエプレ),パワー6000+ (デュエプレ),パワー6000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),呪文メタ (デュエプレ),唱えられない (デュエプレ),ロック (デュエプレ),パンプアップ (デュエプレ),パンプアップ+2000 (デュエプレ),SR (デュエプレ),スーパーレア (デュエプレ),シークレットカード (デュエプレ),Akira Hamada (デュエプレ),アートアンフ (デュエプレ));