#author("2024-11-21T18:19:32+09:00","","")
#author("2024-11-21T18:20:28+09:00","","")
*《&ruby(グレート・ムダ){偉大なる無駄};》 [#top]

|偉大なる無駄 P 火文明 (1)|
|呪文:スペシャル・クライマックス|

[[DMX-12]]で登場した[[火]]の[[スペシャル・クライマックス]][[呪文]]。

同弾の[[ジョークカード]]の1枚であり、[[能力]]はなし。呪文史上初となる[[バニラ]]。

ただ[[唱える]]だけでは[[手札]]1枚と1[[マナ]]の無駄なので、[[呪文を唱えた時]]の[[能力]]や[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]方式の[[G・ゼロ]]ありきの[[スペック]]と言える。しかし、[[火]]の1マナ呪文には[[《スチーム・ハエタタキ》]][[《地震》]]など能力付きのものが多数登場しており、あえてこのカードを選択する意義は薄い。

新[[種族]][[スペシャル・クライマックス]]も[[種族サポート]]が皆無で活かしづらい。

後に2種目となるバニラ呪文[[《堕呪 ゾメンザン》]]が登場したが、あちらは[[魔導具]]の種族サポートが受けられるようになり、しっかりと実用性のあるカードとなっているため、曲がりなりにも種族を持つこの呪文も日の目を見るかもしれない。
後に同じくバニラ呪文[[《堕呪 ゾメンザン》]]が登場したが、あちらは[[魔導具]]の種族サポートが受けられるようになり、しっかりと実用性のあるカードとなっているため、曲がりなりにも種族を持つこの呪文も日の目を見るかもしれない。

**ルール [#w2c1dc93]
-この呪文に対して「呪文の効果が実行される時」を[[誘発]][[タイミング]]に持つ[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]の[[メテオバーン]]は使えない。「相手が呪文を唱えた時」の[[《オラマッハ・ザ・ジョニー》]]はカードを捨てられるが、[[墓地肥やし]]以上の意味はない。

-2022年4月8日に[[サブタイプ]]が廃止され、[[スペシャル・クライマックス]]を[[種族]]として扱えるようになった。しかし、これが[[メリット]]になる場面は多くなく((例えば[[《光器ペトローバ》]]や[[《ビックリ・イリュージョン》]]で選ぶことができるが無駄である))、むしろ[[《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》]]で[[ハンデス]]されてしまうという[[デメリット]]が生じている。

-ほとんどの[[バニラ]]サポートは「カードに[[能力]]が書かれていないクリーチャー」が対象なので、このカードはサポートできない。[[《バニラ・ゾーン》]]は例外でこのカードを[[マナ]]に置けるが、肝心の[[色]]が合わない。

**比較対象など [#u57a4db5]
-[[種族]]持ちが[[無種族]]の[[下位互換]]とされることは通常ないが、このカードの場合は他の火コスト1呪文に実用性で明らかに劣るため微妙な立場にある。[[デメリット]]付きにも拘らず[[殿堂入り]]した[[《ドリル・スコール》]]という例もある。

-[[DMX-22]]では[[同型再販]]の[[《偉大なる感謝》]]が登場した。そちらも[[効果]]はないが、感謝状として使うという目的があり[[ゲーム]]の外での実用性はある。

-[[DMEX-08]]では[[水]][[文明]]になった[[《堕呪 ゾメンザン》]]が登場。やはり[[効果]]は何もないのだが、[[魔導具]]を持つことから[[【青魔導具】]]のパーツとして使われている。

-[[《The ワンタン漢・チャージャー》]]は[[文明]]こそ[[無色]]だがこのカードより2重いコストで[[チャージャー]]のみを持つ。これは既存呪文+2という[[チャージャー]]の[[コスト論]]と一致する。

**その他 [#w871ac69]

-開発部の[[射場本正巳]]氏によると、このカードの開発は1マナで呪文のカウントを稼ぐ動きがどのくらいゲームに影響を与えるかの実験だったらしい。氏はこれがあったから[[《堕呪 ゾメンザン》]]が生まれたとも言えるので、まさに「偉大なる無駄」だったと締めくくっている。[[ソース>https://x.com/syaba3/status/1801011599852896400]]

-[[カード名]]の由来は元プロレスラーの「グレート・ムタ」氏。[[イラスト]]の両手を広げたポーズとハンドサイン(テキサス・ロングホーン)も氏のリングインが元ネタである。
--このポーズは「プロレスLOVEポーズ」と呼ばれており、[[フレーバーテキスト]]にもそれを意識したと思われる「無駄をLOVE」の文面がある。

-[[フレーバーテキスト]]はラップ調になっている。「無駄無駄無駄無駄無駄」という部分は「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物「ディオ・ブランドー」が拳のラッシュを繰り出す時の台詞が元だろう。原文で4行という無駄な長さを誇るが、それ以上に長い[[フレーバーテキスト]]を持つ[[カード]]がごまんと存在する[[DMX-12]]においてはそれほど飛びぬけた長さではない。
--「無駄のラッシュ」が「役に立つ」という内容は後の[[《次元の嵐 スコーラー》]]の登場を予言しているようでもある。上記の通り呪文のカウントを稼ぐためにデザインされたカードなので、あながち妄想とも言えない。

-アニメ「デュエル・マスターズ ビクトリーV」では[[DMX-12]]を使用した[[トッキュー8]]の際、[[才場>才場 源内]]が最後の[[シールド]]から[[トリガー]]した[[《ホーガン・ブラスター》]]でこのカードを引き当てた。元々収録枚数の関係で[[《ホーガン・ブラスター》]]の当たりはほとんど見込めない[[エキスパンション]]だが、一番のハズレを引いたと言って良いだろう。

**[[相互互換]] [#k6d68dec]
|''《偉大なる無駄》''|[[スペシャル・クライマックス]]|
|[[《偉大なる感謝》]]|[[スペシャル・サンクス]]|

**関連カード [#df53c70a]
-[[《堕呪 ゾメンザン》]]
-[[《The ワンタン漢・チャージャー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#f3eb96f2]
-[[DMX-12]]&br;'''無駄無駄無駄無駄無駄、無駄をLOVE!必要ないって、それはタブー!無駄の良さわからんって、そいつはバツ!とにかくとまらん、無駄のラッシュ!きっといつかは役に立つ!ホントかウソかは謎である。メインじゃなくても愛せと、サブ!なんにしたって、愛は勝つ!'''

**収録セット [#u341872e]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]]

**参考 [#j0067af1]
-[[スペシャル・クライマックス]]
-[[バニラ]]
-[[ジョークカード]]

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[[公式Q&A]]

>Q.''《偉大なる無駄》''には、効果はひとつもないのですか?
A. ひとつもありません。有効な使い方はキミ次第!
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36745/]](過去のよくある質問より)

&tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト1,スペシャル・クライマックス,バニラ,・,P,レアリティなし,Murakami Hisashi);