#author("2024-01-14T17:32:22+09:00","","")
#author("2024-01-14T17:33:12+09:00","","")
*《&ruby(ふしちょうほうごう){不死鳥縫合}; ブラック・ビッグバン》 [#top]

|不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン SR 水/闇/自然文明 (8)|
|クリーチャー:ディスペクター/フェニックス 13000|
|''EXライフ''|
|''ブロッカー''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、カードを2枚引く。|
|自分の山札が0枚でも、自分はゲームに負けない。|
|自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら、かわりにクリーチャーを1体、墓地から出してもよい。|

[[DMRP-20]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[自然]]の[[ディスペクター]]/[[フェニックス]]。

8[[コスト]][[パワー]]13000で[[T・ブレイカー]]という今や標準サイズと[[EXライフ]]を有する[[ブロッカー]]。
さらに、2枚ずつの[[墓地肥やし]]・[[ドロー]]を行う[[cip]]・[[アタックトリガー]]と、対[[ライブラリアウト]]限定の[[常在型>常在型能力]][[敗北回避能力]]、そして[[山札]]が0枚の時あらゆる[[ドロー]]を任意で無制限[[リアニメイト]]に[[置換>置換効果]]する[[能力]]を持つ。

[[cip]]と[[アタックトリガー]]での[[墓地肥やし]]・[[ドロー]]は全て強制であるため、発動するたびに自分の[[山札]]を4枚削る。
この[[クリーチャー]]の登場時には[[EXライフ]]も発動するため、場に出るだけで[[山札]]を5枚も減らす。
しかし、自身の[[常在型能力]]によって[[ライブラリアウト]]には[[敗北回避]]し、さらに[[山札]]0枚の時に真の力を発揮するという、[[フェニックス]]という[[種族]]に恥じぬ豪快な[[能力]]の持ち主である。

その[[山札]]0枚の状態で発揮されるこの[[クリーチャー]]の真骨頂が、あらゆる[[ドロー]]を[[リアニメイト]]に変換する[[置換効果]]である。
置換対象となる[[ドロー]]は[[ドローステップ]]の物に限らないため、この[[クリーチャー]]自身の[[能力]]や他の[[カード]]の[[ドロー]][[効果]]でも置換して[[リアニメイト]]が行える。極端な話、[[《ガード・グリップ》]]([[コスト]]1[[呪文]])が[[《傀儡が来る!》>《阿修羅ンチュラ/傀儡が来る!》]]([[コスト]]8[[呪文]])相当の[[効果]]に化けることになり、1:1変換としては破格の行動となる。

非常に強力な[[クリーチャー]]だが、この[[クリーチャー]]の[[リアニメイト]]を軸とした[[デッキ]]・[[コンボ]]を構築する場合、この[[クリーチャー]]は要となると同時に''最大の弱点''にもなる。
この[[クリーチャー]]の[[能力]]で[[リアニメイト]]できるということは自分が常時[[ライブラリアウト]]しているということであり、この[[クリーチャー]]が[[除去]]されたり[[能力]][[無視]]を受けた瞬間に即敗北してしまうためである。
強烈な[[能力]][[無視]][[cip]]を持つ[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]はおろか、[[ブロッカー]]を持つため軽い[[ブロッカー破壊]]にすら注意が必要となる。
[[EXライフ]]があるとはいえ限度はあるので、なるべく速やかに勝利し相手に対策[[カード]]を使う暇を与えないようにしたい。あるいは[[《神の試練》]]でライブラリアウトそのものを無効化するのも手か。
その他の対策としては、[[コンボデッキ]]気味に構築し登場[[ターン]]をそのまま勝利[[ターン]]にする、逆に十分な[[山札]]がある内に呼び出すなどがある。
いずれにせよ、[[山札]]切れをデメリットとして機能させないことがこの[[カード]]を上手く使うのに必須であるといえよう。

この[[クリーチャー]]が属する『縫合』派閥は[[山札]]を削る[[クリーチャー]]が多く、相性が良い。
とにかく[[山札]]を削って[[アドバンテージ]]に変換し、[[山札]]が切れてなお[[ボードアドバンテージ]]を貪欲に求めるその様は、まさに『縫合』[[ディスペクター]][[コンセプト]]の集大成とも言える。

-[[ライブラリアウト]]を防止する『縫合』[[ディスペクター]]は[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]がいるが、あちらと異なりこの[[クリーチャー]]が回避できるのは「[[山札]]切れのルールによる敗北」のみである。

-[[山札]]が0枚になる瞬間に[[エクストラウィン]]できる[[《水上第九院 シャコガイル》]]とよく比較される。
[[能力]]判明時には、[[山札]]0枚にして初めて[[能力]]の準備が整うという悠長さから《シャコガイル》には及ばないという意見も見られた。
実際のところ、[[EXライフ]]持ち[[ブロッカー]]で[[山札]]0枚にさえしてしまえば延々とメリットを生成し続ける《ブラック・ビッグバン》と、単体では[[置きドロー]][[ファッティ]]で[[cip]]で[[墓地]]を[[山札]]に[[戻す>山札回復]]ため即座に[[勝つ>エクストラウィン]]にはそれなりの手間がかかる《シャコガイル》とでは使用感がかなり異なる。
[[コスト]]が1軽いことと、[[ササゲール]]による早出しプランを取ることができる事も大きい。前述の通り、この[[クリーチャー]]を先に出しておいても問題ないため、《シャコガイル》より早い[[ターン]]で比較的安定して勝利できるのが大きな魅力。
また、[[文明]]の違いも大きい。水[[単色]]のあちらに対し、[[闇]]と[[自然]]も持つこちらは活用できるサポートカードの種類も異なる。[[【青黒緑ゼーロベン】]]が[[フィニッシャー]]を《シャコガイル》にするか《ブラック・ビッグバン》にするかで大きく構築が変わるのはこの点によるものも大きい。

-[[《アクア・ハルカス》]]などの[[ドロー]][[cip]]持ちや、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]の様な[[クリーチャー]]に反応する[[置きドロー]]を[[リアニメイト]]することで、各[[クリーチャー]]登場時の[[ドロー]]を全て[[リアニメイト]]に置換し、以後際限なく[[リアニメイト]]をすることが可能になる。この[[クリーチャー]]自身[[cip]]で[[ドロー]]が出来る為、[[山札]]の残り枚数が4枚以下の状態でこの[[クリーチャー]]を出せば最低1回は[[リアニメイト]]が可能である。
--[[水]]には[[ドロー]][[cip]]を持つ[[クリーチャー]]が多くいるため、それらで疑似[[墓地]][[連鎖]]を引き起こし最後に[[《サイバー・J・イレブン》]]を出すことで[[エクストラウィン]]を達成できる。
--[[《終絶電融 パワーロビン》]]ならば[[色]]と[[種族]]を共有しつつ無限[[リアニメイト]]が可能。1枚挿しておくと、[[《究極銀河ユニバース》]]の[[エクストラウィン]]プランが使えない時などに大量[[リアニメイト]]からの物量作戦に移行できるので一考の余地あり。

-[[進化クリーチャー]]でも[[リアニメイト]]できる。《ブラック・ビッグバン》自身が[[非進化]][[フェニックス]]なので、[[《究極銀河ユニバース》]]を[[リアニメイト]]し[[進化]]させるだけで容易に[[エクストラウィン]]の準備が整うが、《ブラック・ビッグバン》の上に乗せると[[ライブラリアウト]]を防ぐ[[能力]]が失われて敗北してしまうため、[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]] や2体目の《ブラック・ビッグバン》を別に用意しておく必要がある。
--とはいえ山札0の状態なら自身の[[cip]]で《ブラック・ビッグバン》→[[《究極銀河ユニバース》]]と連鎖的に出せるので、実際のところそこまで難しい条件ではない。

-[[リアニメイト]]可能状態では[[山札]]が無いため[[封印]]されることが無い。しかし、[[山札]]が残っている状態で呼び出し、万一[[封印]]されてしまうと非常に危険。

-非常に珍しい「[[置換効果]]による[[リアニメイト]]」を行う。そのため、[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]等の[[着地置換>着地置換効果]]方式の[[コスト踏み倒しメタ]]を貫通できる。
一般に、[[コスト踏み倒しメタ]]は[[《異端流し オニカマス》]]等の「着地後[[除去]]」タイプよりも「[[着地置換>着地置換効果]]」タイプの方が上位とされるが、ことこの[[クリーチャー]]の[[能力]]に対してはそれが逆転することになる。
一方で[[《ポクチンちん》]]や[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]などの[[デッキ]][[バウンス]]するタイプの[[コスト踏み倒しメタ]]は天敵で、一時的にとは言え[[山札]]0枚の状態を崩されてしまう。
また、当然ながら[[《洗脳センノー》]]の様な[[コスト踏み倒し]]そのものを禁じるタイプには弱い。

-この[[クリーチャー]]で[[ディスペクター]]の[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]を行う場合、[[山札]]が無いため[[EXライフ]]を付けられないことに注意。従って、EXライフシールドが離れた時に誘発する[[能力]]を持つ『連結』[[ディスペクター]]とは少々相性が悪い。

***相性の良い[[カード]] [#synergy]
:[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]|
自分の[[山札]]を問答無用で残り3枚にする、言わずと知れた大量[[墓地肥やし]][[クリーチャー]]。
《エンド・オブ・ザ・ワールド》の後に《ブラック・ビッグバン》を出せば、[[cip]]の[[ドロー]]を容易に[[リアニメイト]]に[[置換>置換効果]]できる。
《エンド・オブ・ザ・ワールド》が[[コスト]]7の[[クリーチャー]]なので、[[《蝕王の晩餐》]]の[[コスト]]にすれば[[墓地]]のこの[[クリーチャー]]にアクセスできる点でも好相性。
#region2(高速[[エクストラウィン]]の一例){{
+3[[ターン]]:[[《フェアリー・ミラクル》]]で[[マナ]]ブースト
+4[[ターン]]:[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]を[[唱え>唱える]]、[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]の[[cip]]を使用。この際、[[山札]]の1番上を[[《灰燼と天門の儀式》]]にする。
+5[[ターン]]:[[ドロー]]した[[《灰燼と天門の儀式》]]で[[墓地]]の《ブラック・ビッグバン》を[[リアニメイト]]、[[cip]]の2[[ドロー]]を[[リアニメイト]]に[[置換>置換効果]]し、[[進化元]]となる[[非進化]][[フェニックス]]と[[《究極銀河ユニバース》]]を同時に[[リアニメイト]]し、[[攻撃]]して[[メテオバーン]]で[[勝利>エクストラウィン]]する。
}}
[[【青黒闇王ゼーロ】]]基盤で考えるとループのメインルートに失敗した場合でも[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]との組み合わせは無駄になりにくい。[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]で極限まで山札は削れているはずなので、2コスト手札交換クリーチャーを連打して[[置換効果]]で一気に[[リアニメイト]]することで[[ワンショット]]プランが取れる。並べている間に[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]などの汎用除去で相手盤面を処理することができ、[[召喚酔い]]が解除されるまでの間に出されると厄介な[[スピードアタッカー]]も[[《暗黒鎧 ザロスト》]]のような[[ブロッカー]]や[[《墓地の儀》]]だけ残して[[零龍卍誕]]を構えることで対処可能。
極端な話、S・トリガーで[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]を捲って[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]のcipを使ってから[[《ブレイン・スラッシュ》]]でこのクリーチャーを呼び出せば、カウンター封じでS・トリガーを未然に防がれない限り、どんな高速なデッキに対してもカウンターで対応できる。[[【我我我ブランド】]]程度ならずらりと並んだブロッカーや打点を返すことはまずできないだろう。

:[[《ルドルフ・カルナック》]]|
《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》の能力で墓地から繰り返し蘇生することで、墓地から無限に[[クリーチャー]]を出すことが出来る。
[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]と組み合わせれば、相手のクリーチャーとマナを毎ターン無限に墓地送りに出来るループが成立する。
このループはフィニッシュに必要なパーツが2枚で済み、このクリーチャーが手札やマナにあっても、[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]の能力でマナから[[墓地]]に落とせるため安定性が高い。

:[[《戦霊混成 ウルボランス》]]|
[[白青赤]]の『混成』[[3色]][[ディスペクター]]。
《ブラック・ビッグバン》を[[召喚]]して出すことで、[[《知識の包囲網》]]などの8[[コスト]]以下で大量[[ドロー]]の見込める[[呪文]]を[[唱える]]ことができる。一応、[[ブロッカー]]サポートの共有も可能。

:[[《究極銀河ユニバース》]]|
この[[クリーチャー]]は[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]・[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》]]に続く新しい[[非進化]][[フェニックス]]であるので、[[【ユニバースエクストラウィン】]]における新しい[[進化元]]の選択肢となる。[[山札]]が0枚の時にこのクリーチャー自身を進化させると負けになるので注意。


:[[《コマンダー・テクノバスター》]]|
相手がターンのはじめにドローしたタイミングで[[リアニメイト]]を行える。[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を出し、返しの自分のターンで[[《学校男》]]などで《クロック》を墓地に送れば、相手はドローしかできず、そのまま勝利となる。相手がドローする度に[[《特攻人形ジェニー》]]を延々と出し入れするのも手である。


:[[《頂災混成 セーゼン・ザ・フメイト》]]|
[[白青赤]]の『混成』[[3色]][[ディスペクター]]。
置きドロー効果で[[山札]]を削り、[[山札]]が切れた後は《ブラック・ビッグバン》の効果でドロー効果がクリーチャー展開に切り替わる。それに加えてライブラリアウトでゲームに負けなくなるため、[[山札]]が無い状態で《ブラック・ビッグバン》が除去された際の保険になる。ただ、[[《究極銀河ユニバース》]]によるエクストラウィンも阻害してしまうため、併用する場合は注意。


-その他、[[自然]]の偶数[[コスト]][[クリーチャー]]なので[[【チェイングラスパーループ】]]と、[[墓地]]リソースを活用できる大型の[[闇]][[クリーチャー]]なので[[【青黒闇王ゼーロ】]]などとも好相性であるとも言える。
**ルール [#rule]
-[[山札]]が1枚の時に、''山札以外から''《ブラック・ビッグバン》を出し、[[EXライフ]]で[[ライブラリアウト]]してもゲームには負けない。
これは、[[状態定義効果]]である[[EXライフ]]が《ブラック・ビッグバン》が出るのと同時に[[効果]]を発動するため。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40526]]
--残り山札1枚の山札があり、その1枚が《ブラック・ビッグバン》で[[《ミステリー・キューブ》]]などを使って出そうとしたら「エレメントを出そうとする場合、出す前に一旦[[保留状態]]を経由する」という裁定で[[ライブラリアウト]]する。([[根拠>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42131/]])
なので山札から《ブラック・ビッグバン》を出す場合には、山札が2枚だったら[[ライブラリアウト]]しないという意味となる。
なので山札から《ブラック・ビッグバン》を出す場合には、出そうとする前の山札が2枚だったら[[ライブラリアウト]]しないという意味となる。

-「[[カード]]をX枚引く」とは「『[[カード]]を1枚引く』行為をX回繰り返す」という処理を意味する。そのため、[[山札]]0枚時に複数枚の[[ドロー]][[効果]]を使用した場合、その[[効果]]で[[ドロー]]するはずだった枚数分まで[[リアニメイト]]が出来る。

-[[山札]]の残り枚数が「n枚」の状態で「n+1枚以上」引く場合、その過剰分を[[リアニメイト]]に当てることが出来る。
--[[能力]]判明時にはこれは出来ないとする主張もあったが、[[2021/12/16裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31645/]]により可能になった、あるいは問題なく行えると定義された。
#region2(裁定変更前){{
[[山札]]が0枚になるまで引き切った後、残りの[[ドロー]]予定枚数分[[リアニメイト]]を行うことになるが、[[《始虹帝 ミノガミ》]]の裁定を参照し「[[山札]]が無くなった時点で処理が終了し、[[リアニメイト]]もできない」「[[山札]]0枚の状態で複数枚[[ドロー]][[効果]]を使っても、[[リアニメイト]]できるのは最初の1枚分のみ」とする説が出ていた。
-[[《始虹帝 ミノガミ》]]の裁定では、自分の山札が3枚のときに[[輪廻∞]]で4枚マナブーストすることになったら、たとえ[[敗北回避能力]]でゲームが続行されようが山札が0枚になった時点でマナゾーンに置く処理は終了する([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39304/]])。
それを論拠に、例えば自分の山札が1枚のときに[[《クアトロ・ブレイン》]]で4枚引くことになった場合、1枚引くと山札がなくなるため、残り3枚を引く処理が終了し1体もリアニメイトできない、とする解釈である。
}}

-相手の[[《宇宙 タコンチュ》]]に対し[[パワー固定]]で[[破壊]]を試みた場合、《タコンチュ》の[[強制]][[ドロー]]を置換できず[[リアニメイト]]は行えない。((置換できないため無限に[[カード]]を引くことになるが、山札は0枚のため結果として何も起こらない。))
《タコンチュ》は自身の[[破壊]]を[[置換>置換効果]]して相手に[[ドロー]]させるため、「[[置換効果]]は連鎖しない」ルールにより[[ドロー]]を[[リアニメイト]]に[[置換>置換効果]]する《ブラック・ビッグバン》の[[能力]]を適用できないためである。

-[[《知識の包囲網》]]で[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を見せて無限の枚数カードを引く場合、無限の定義上ではどれだけ任意[[リアニメイト]]を破棄してもストックを消化し切ることはできずゲームが進行不能になってしまう。
なので、[[離れない]]クリーチャーが[[パワー低下]]で破壊されそうになった場合と同じく、結果が確定した時点で処理を強制終了する(任意リアニメイトのストックを使い切ったことにする)と思われる。

-やや違和感があるが、[[《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》]]の裁定から、山札の一部を見ながら山札からカードを引こうとすると、見ている山札は山札ではないため、''山札が0枚として[[リアニメイト]]できる場合がある。''
--[[《Go! 韻句 Steady》]]が[[W・メクレイド]]で山札を6枚見ながら山札からカードを引く呪文を唱えれば、その6枚を除外した山札の枚数を参照し《ブラック・ビッグバン》の「自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら」の効果を使える。

**環境において [#nbe24aeb]
[[DMRP-20]]発売から約1ヶ月後、【5色ユニバース】なる【5色コントロール】の一種が[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]優勝を果たした。
[[リソース]]系[[カード]]で[[アドバンテージ]]を取ってから[[除去]]や[[ハンデス]]などで妨害し、頃合いを見て上記の[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]と[[《灰燼と天門の儀式》]]から[[《究極銀河ユニバース》]]を発射するコンボを軸としている。
既に[[《ヴォルグ・サンダー》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されており、そのことから環境的に[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]が使いやすい状況にあった。
[[DMBD-21]]・[[22>DMBD-22]]期には、[[【青黒緑ゼーロベン】]]の[[フィニッシャー]]として環境で見られるようになる。[[リアニメイト]]効果を用いて[[《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]を使い回し[[ランデス]]を行う型が主流。[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]によって退場してライブラリアウトが有効になるといけないので、2枚採用して2体フルにバトルゾーンに出す運用が主体。

その後も相性の良いコンボデッキを中心に使われ続けた。[[ブロッカー]]なので[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]型[[【ヘブンズ・ゲート】]]に[[ライブラリアウト]]防止用と[[破壊]][[除去]]を受けた際の復帰手段として使われる場合もある。
**その他 [#others]
[[''不死鳥''編>不死鳥編]]で最終決戦を繰り広げた、[[《超神星''ブラック''ホール・サナトス》>《超神星ブラックホール・サナトス》]]と[[《超神星''ビッグバン''・アナスタシス》>《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]を合成した『縫合』[[ディスペクター]]。

#region2(合成元との関係){{
-上下反転した《サナトス》の下半身を《アナスタシス》の上半身で置き換え、さながら[[2体の上半身同士を上下逆さまに合成している>《天紅連結 シリディアン》]]。
《サナトス》の腕や《アナスタシス》の翼などがいくつか削除されている他、お互いの左腕を交換した上で鏡合わせの様に元の《アナスタシス》と同じポーズを取っている。また、《アナスタシス》側に《サナトス》の触手が移植されている。
--よく見ると、《アナスタシス》《サナトス》共に、接合部と関係ないところにも幾つもの縫合痕がある。[[王来篇]][[ストーリー>背景ストーリー]]にて幾度も衝突・対消滅を繰り返していることから、衝突しバラバラになった物を繋ぎ合わせたというイメージなのだろうか。
--[[イラスト>カードイラスト]]上では《アナスタシス》主体での合成に見えるが、接合部に見える青白く輝く球体と骨状の突起は《サナトス》の物である。
--[[墓地]]を[[手札]]に戻し自身は[[山札]]に還る《サナトス》に対し「[[山札]]から[[墓地]]に送り[[山札]]から[[ドロー]]する」、[[山札]]の上から[[踏み倒し>コスト踏み倒し]][[召喚]]を行う《アナスタシス》に対し「[[山札]]が無い時に[[リアニメイト]]する」と、それぞれ[[能力]]の要素が微妙に反転している。
---また、2体は共に「[[進化クリーチャー]][[種族]]である[[フェニックス]]の頂点の一角」であり、さらに《サナトス》は全[[進化クリーチャー]]の[[進化元]]を[[墓地]]送りにする[[能力]]を持っていたのに対し、こちらは''[[非進化]]''[[フェニックス]]である。
---一方、この[[クリーチャー]]が持つ「[[敗北を否定>敗北回避]]し、[[死を無とする>リアニメイト]]」[[能力]]は、[[不死鳥編]]ラストである[[DM-23]]で登場し《サナトス》も有している[[L・ゲート]]の「死の克服」というフレーバーを体現した[[能力]]である。これを「[[DM-23]]の戦いに対する『リスペクト』」ととるか、それとも「《サナトス》に対抗するために生み出された[[力>能力]]を再び《サナトス》に持たせるという『ディスペクト』」ととるかは人に依るか。
--名前の「ブラック・ビッグバン」を直訳すると「黒き宇宙開闢」となる。この[[クリーチャー]]の[[フレーバーテキスト]]を表すだけでなく、その不吉な響きは[[ディスペクター]]の[[目的>ニュー・ワールド・ドラゴン]]を思わせる。
-合成元の両者から[[闇]]と[[自然]]を継承し、さらに『縫合』[[3色]]に合わせるため[[水]]が追加されている。また、単一同[[種族]]同士の合成であるため、削除された[[種族]]もない。
--初の完全同一[[種族]]同士の合成であり、派閥名を冠する[[ディスペクター]]としては初の2[[種族]][[ディスペクター]]である。また、[[特殊種族]]しか持たない[[ディスペクター]]としては2体目。
--『縫合』[[3色]]に揃えるために追加された[[水]]だが、《サナトス》は[[グランド・デビル]]及び[[ディープ・マリーン]]を、《アナスタシス》は[[グレートメカオー]]を[[進化元]]にできるため、縁がない[[文明]]という訳ではない。
}}
-[[フレーバーテキスト]]では「激突の衝撃で宇宙開闢に等しいエネルギーを生んだ」と述べられているが、この[[クリーチャー]]の衝突を見た[[《大樹王 ギガンディダノス》]]からは「いずれ世界を巻き込み消滅してしまう」という危機感を抱かれている。

***[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]での活躍 [#story]
[[モモキング>《王来英雄 モモキングRX》]]と[[ミカドレオ>《終末縫合王 ミカドレオ》]]が戦っているのと時を同じくし、[[自然]][[文明]]に襲撃をかける。
周囲を巻き込みながら身体の上下を高速で入れ替え、衝突・対消滅・復活を繰り返す[[ディスペクター]]。
《ブラック・ビッグバン》と対峙した[[ギガンディダノス>《大樹王 ギガンディダノス》]]は、放っておけばいずれ世界もろとも消滅してしまうという危機感を抱きその衝突に割り込もうとするが、莫大なエネルギーによって弾かれる。
対抗に足るエネルギーを得るべく、[[ギガンディダノス>《大樹王 ギガンディダノス》]]は援軍に駆け付けた[[バラギアラ>天地命動 バラギアラ]]と自ら衝突し、その状態で《ブラック・ビッグバン》の衝突行動に割り込み、対消滅を対消滅で対消滅させることで対消滅を無効化。
これにより《ブラック・ビッグバン》は衝突サイクルを一時的に停止。その隙に、[[レクスターズ]]の力を目覚めさせた[[ギガンディダノス>《ディダノス <デスフェニ.Star>》]]と[[バラギアラ>《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》]]の、[[死>《暗黒王デス・フェニックス》]]と[[原始>《我臥牙 ヴェロキボアロス》]]の力により衝突の威力を8億5千万倍にされてしまう。
8億5千万倍の威力で衝突サイクルを再開した《ブラック・ビッグバン》は、その高すぎる威力により次第に崩壊し、最期には復活することも無く虚空へと消えていった。
-「8億5千万倍」の出典は[[《大樹王 ギガンディダノス》]]のパワー''50000×''[[天地命動 バラギアラ]]のパワー''17000''と思われる。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DMRP-20]]にて登場した、[[エキスパンション]]シリーズをその名に冠する[[3色]][[ディスペクター]]のサイクル。
「[[歴史>背景ストーリー]]の転換点となった戦いにおいて中心となった[[超獣>クリーチャー]]たち」(([[《悪魔 ガンヴィ-2》]]の[[フレーバーテキスト]]より。))の[[ディスペクター]]として、[[王来篇背景ストーリー]]の最終盤に登場した。

-[[闘魂編]]:[[《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》]]
-[[不死鳥編]]:''《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》''
-[[戦国編]]:[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]
-[[覚醒編]]:[[《覚醒連結 XXDDZ》]]
-[[DS>ドラゴン・サーガ]]:[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]

**関連カード [#card]
-[[《超神星ブラックホール・サナトス》]]
-[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]

-[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]
-[[《ファビュラス一番ドリップ》]]

-[[《インフェルノ・ゲート》]]
-[[《阿修羅ンチュラ/傀儡が来る!》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMRP-20]]&br;'''2つの[[不死鳥>フェニックス]]が激突したその衝撃は、宇宙の開闢に等しいエネルギーを生んだ。'''
-[[DM23-BD1]]&br;'''生と死の違い。それすらも軽視された存在。'''

**収録セット [#pack]
-illus.[[tessy]]
--[[DMRP-20 「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」>DMRP-20]](S10/S11)
-illus.[[gozz]]
--[[DMART-09 「神アート ディスペクター・デュエマリウム」>DMART-09]](1/5)
-illus.[[Nottsuo]]
--[[DM23-BD1 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」>DM23-BD1]](SE8/SE10)

**参考 [#reference]
-[[ディスペクター]]
-[[フェニックス]]
-[[EXライフ]]
-[[ブロッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[アタックトリガー]]
--[[タイタントリガー]]
-[[墓地肥やし]]
-[[ドロー]]
-[[山札]]
-[[ライブラリアウト]]
-[[敗北回避能力]]
-[[置換効果]]
-[[リアニメイト]]

-[[【強欲ユニバース】]]

----
[[公式Q&A]]

-5つ目の能力について

>Q.自分の山札が5枚の状況で、自分は[[《闇王ゼーロ》]]を唱えました。&br;その効果で山札の上から4枚を墓地に置いた後、墓地から''《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》''を出そうとしたのですが、この時、山札の最後の1枚が「EXライフ」でシールド化されることで、自分はゲームに負けてしまいますか?
A.いいえ、''《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》''を出してもゲームに負けません。&br;「EXライフ」は状態定義効果ですので、クリーチャーが出るのと同時に処理されます。シールド化により山札が0枚になるのと''《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》''が出るのは同時ですので、自分は「自分の山札が0枚でも、自分はゲームに負けない。」の能力により、ゲームに負けません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42075]](2022.9.20)

-6つ目の能力について

>Q.自分の山札が0枚で、自分の''《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》''がバトルゾーンにいる状況です。自分が[[《サイバー・ブレイン》]]を唱えた場合、''《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》''の置換効果を適用して墓地からクリーチャーを3体出せますか?
A.はい、墓地からクリーチャーを3体バトルゾーンに出せます。複数枚のカードを1つの効果で引く場合、プレイヤーはその回数だけカードを1枚引くことを繰り返します。
#region2((総合ルール 114.2)){{
:114.2. |カードを同時に引くことができるのは1枚だけです。複数枚のカードを引くように指示された場合、そのプレイヤーはその回数だけカードを1枚引くことを繰り返します。
::114.2a |効果によって複数人がカードを引く場合、まずターン・プレイヤーが指定された枚数のカードを引き、その後非ターン・プレイヤーがカードを引きます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40626]](2021.12.17)

>Q.自分の山札が0枚で、自分の''《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》''と相手の[[《とこしえの超人》]]がバトルゾーンにいる状況です。「自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら、かわりにクリーチャーを1体、墓地から出してもよい。」の置換効果で墓地からバトルゾーンに出すクリーチャーは、[[《とこしえの超人》]]の置換効果でマナゾーンに置きますか?
A.いいえ、マナゾーンに置かれません。置換効果は連鎖しないので、墓地から出すクリーチャーは、マナゾーンに置かれません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40627]](2021.12.17)

&tag(クリーチャー,水文明,闇文明,自然文明,青黒緑,3色,多色,コスト8,ディスペクター,縫合,フェニックス,パワー13000,EXライフ,ブロッカー,T・ブレイカー,cip,アタックトリガー,出た時または攻撃する時,墓地肥やし,ドロー,ライブラリアウトメタ,敗北回避能力,山札が0でも負けない,自分が引く時,置換効果,リアニメイト,・,終音「ん」,SR,スーパーレア,tessy,gozz,Nottsuo);