#author("2025-08-03T02:10:30+09:00","","") #author("2025-08-03T07:24:49+09:00","","") *《ルピア&ruby(えんき){炎鬼};》 [#top] |ルピア炎鬼 UC 闇/火文明 (3)| |クリーチャー:ファイアー・バード/デモニオ 5000| |プレイヤーが召喚以外の方法でクリーチャーを出す時、その持ち主はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。| [[DM22-EX2]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[ファイアー・バード]]/[[デモニオ]]。 両プレイヤーに[[召喚]]せずに出すクリーチャーを[[着地置換効果]]で[[墓地]]送りにする制約を課す[[コスト踏み倒しメタ]]。 [[メタ]]能力が自分にも及ぶので、デッキ構築段階で[[踏み倒し]]に頼らない構築にしておく、邪魔になった際は[[進化]]などで能動的に退かせる手段を用意しておく、そもそも序盤の妨害ではなくフィニッシュの補助をメインに据えて相手への妨害はオマケ程度に考えておくなど、運用には工夫と準備を要する。 デッキ構築を工夫した例では自分の40枚すべてがコスト踏み倒し能力を持たない[[【赤黒我我我ブランド】]]など、[[プレイング]]を工夫した例では自身の[[《百鬼の邪王門》]]との相性が最悪ではあるがそれが必要ないほど溜めてからこのクリーチャーを出す[[【赤黒テレスコ=テレス】]]などがある。 [[構築済みデッキ]]の[[DM25-SD1]]は[[火]]のカードがこれ2枚のみで、最初から[[手打ち]]するつもりがない。[[《漆黒の深淵 ジャシン帝》]]の[[アタックトリガー]]ありきの採用であり、序盤に出すことが難しいので自分の首を絞めることにもなりづらい。 このクリーチャーを使う様々なデッキで参考にできるデッキレシピと言える。 **ルール [#l7cdcebe] -[[召喚]]は対象外であるため[[S・トリガー獣]]や[[S・バック]]、[[G・ゼロ]]、[[GR召喚]]、[[ギャラクシーGO]]などは防げない。 --[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]のカウンター召喚も防げない。自分が呪文のコスト踏み倒し、または[[G・ゼロ]]や[[GR召喚]]などで《ルピア炎鬼》のデメリットを回避したクリーチャーのコスト踏み倒しをしたりしているのなら、相手の《ガイアッシュ》には注意しておきたい。 -バトルゾーンに他の《ルピア炎鬼》がいない状態でこのクリーチャーを[[コスト踏み倒し]]した場合、このクリーチャーは墓地に送られない。 **比較対象 [#zaccde1a] 「相手の行動を妨害する」観点からすると、こちらより1ターン早く出せる[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]に軍配が挙がる。しかも、[[着地置換効果]]は自分のクリーチャーにもかかるため、早期に出してしまうと自分の展開も妨害してしまう恐れもある。 一方、ターン指定がないことから自分のターン中の[[攻撃ステップ]]などにも妨害ができるというのは[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]にはない大きなメリット。 また、コスト3・パワー5000と[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]より[[サイズ]]が大きいため、[[コスト火力]]・[[パワー火力>火力]]の双方に対して多少耐性がある。 ---- [[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[革命0トリガー]]などへの[[メタ]]としては[[《単騎連射 マグナム》]]が比較対象になる。このクリーチャーは[[S・トリガー獣]]を止められず、なおかつ出すタイミングを間違えるとデッキタイプによっては自分への被害も甚大となる。 [[黒赤]]の[[多色]]であることは[[《深淵の憤髄 ファウン=テイン》]]などで踏み倒せるメリットもあるが、[[マナチャージ]]すると[[テンポ>テンポアドバンテージ]]ロスになるデメリットの方が目立つ。 しかし、それらの欠点を加味しても貴重な能力であることには変わりなく、[[《単騎連射 マグナム》]]の2枚目以降として多数の採用実績がある。 「《単騎》を踏み倒すためだけのカード」は《単騎》が[[盾落ち]]や[[ボトム>デッキボトム]][[落ち>落ちる]]した瞬間デッキ内でお荷物と化すが、《単騎》に加えてこのクリーチャーも数枚採用しておけば[[事故防止]]になる。 **他のカード・デッキとの相性 [#ac859a3a] -[[【赤黒邪王門】]]系列のデッキでは、[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]や[[《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》]]との相性は悪くないものの、[[《百鬼の邪王門》]]は[[コスト踏み倒し]]を重点的に行うため相性が悪い。 特に[[【赤黒ドギラゴン閃】]]では、非[[S・トリガー]]受け札である[[《百鬼の邪王門》]][[《ボルシャック・ドギラゴン》]][[《デス・ザ・チョイス》]]がすべて封じられてしまう。[[《一王二命三眼槍》]]も[[鬼エンド]]が使えなくなる。 [[【赤黒バクロ法師】]]なら早期に攻めれば[[《百鬼の邪王門》]]や[[《バサラ》]]などの[[コスト踏み倒し]]に頼らずに勝てるのである程度無理なく運用できるか。 -自分のカードが踏み倒しをしないデッキだとしても、[[《父なる大地》]]など対戦相手に踏み倒しを行わせるカードがあるならそれらを除去として使えてしまうので注意。 -自分が[[ターン・プレイヤー]]時に[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]を[[唱える]]と、相手のみコスト踏み倒しを妨害することができる。正確には自分もコスト踏み倒しメタは働くが、一番最後に《ルピア炎鬼》を出して[[常在型能力]]を有効にすることで事実上無視できる。 [[《獰猛なる大地》]]、その呪文自身で《ルピア炎鬼》を設置できないが[[《イッツ・ショータイム》]]とも相性が良い。 -[[《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》]]の[[cip]]の除去範囲に収まるため、[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]への刺さりは微妙。一応複数体立てるなどして1体でも生き残れば、それ以上の踏み倒しは防げる。[[cip]]を使わせないので[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]などによる除去も回避できる。 **環境において [#y9e19d38] [[《単騎連射 マグナム》]]が入るデッキならどれにも入ると言っても過言ではない。 [[DM23-RP2]]期時点では[[【赤黒テレスコ=テレス】]]が主な居場所。[[【赤黒我我我ブランド】]]での入賞実績もある。 2024年のゴールデンウィーク明けには、[[【黒単アビスロイヤル】]]にタッチされた事例がオリジナルで見られた(59人、4位)。 [[DM24-EX1]]で[[【白黒赤ファイアー・バード】]]が成立すると、[[ファイアー・バード]]のカウンター封じ・[[メクレイド]]が召喚扱いなのでそこは邪魔しない(([[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]や[[《アリス・ルピア》]]で行う踏み倒しは味方の《ルピア炎鬼》で封じられてしまう。))という[[シナジー]]で採用候補になると期待された。 しかし多色カードである点と自分にもデメリットを生む点で基本的には入る余地がないと判明し、一瞬流行しただけで廃れた。『[[超CSⅦ in広島>超CS]]』(2024/8/24)でも《ルピア炎鬼》入り[[【白黒赤ファイアー・バード】]]はほとんど見られなかった。 [[DM24-EX1]]期には[[《極楽鳥》]]で[[火]][[マナ]]を捻出する前提または[[《キユリのASMラジオ》]]経由のクリーチャーとして、一見色が全く合わない[[【青黒緑オービーメイカー】]]にタッチされるケースまで見られた(オリジナル、80人、優勝)。 参考レシピでは《単騎》0枚と《ルピア炎鬼》1枚で、《単騎》は黒マナにならないから不採用にしたと思われる。 [[DM24-RP4]]で[[【青黒赤覇覇覇ジャオウガ】]]が成立すると、そちらにも入るようになった。 しかしやはり多色であるデメリットや、元々メタカードがデッキに豊富でそこまでしなくても勝てることから、一瞬使われただけで廃れた。 **その他 [#ab9e64ba] -[[《ルピア炎鬼の封》]]として先行登場していた[[デモニオ]]の、[[タマシード]]になる前の姿がカード化された。 **関連カード [#k4ed5e52] -[[《ルピア炎鬼の封》]] -[[《コッコ・ルピア》]] **[[フレーバーテキスト]] [#l8f90fbe] -[[DM22-EX2]]&br;'''[[ファイアー・バード]]たちは[[鬼>デモニオ]]の歴史においても[[龍>ドラゴン]]の友人であり続けていたが、全ての[[龍>ドラゴン]]がジャオウガの配下となった時、[[鬼>デモニオ]]の配下となった。 ― ミスティ・レポート 第十五章『鬼の歴史の住民について』より''' -[[DM24-EX1]]&br;'''[[ミロク>《仙界一の天才 ミロク》]]のシラハアローは、[[ドラゴン]]のためならすべてを犠牲にする[[恐怖の女王>《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]を候補に挙げた。''' -[[DM25-SD1]]&br;'''[[ヘブンズ・ゲート>《ヘブンズ・ゲート》]]などで「[[召喚]]」せずに[[タダ出し>コスト踏み倒し]]されて逆転されるのを防げる頼れるヤツ!でも、[[トリガー獣>S・トリガー獣]]を「[[実行]]」するときは「[[召喚]]」扱いだから防げないのは注意だ!''' **収録セット [#n9ca9ff6] -illus.[[nablange]] --[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](47/75) --[[DM24-EX1 「超感謝祭 ファンタジーBEST」>DM24-EX1]](68/89) --[[DM25-SD1 「いきなりつよいデッキ 技の王道」>DM25-SD1]](13/13) **参考 [#fe194946] -[[ファイアー・バード]] -[[デモニオ]] -[[常在型能力]] -[[着地置換効果]] -[[ルピア]] ---- [[公式Q&A]] -能力について >Q.''《ルピア炎鬼》''の攻撃時、自分は[[《凰翔竜機マーチ・ルピア》]]の「革命チェンジ」を宣言しました。&br;この時、処理はどうなりますか? A.''《ルピア炎鬼》''の能力によって[[《凰翔竜機マーチ・ルピア》]]がバトルゾーンに出ないため、何も起きません。[[《凰翔竜機マーチ・ルピア》]]は手札にとどまり、''《ルピア炎鬼》''が攻撃を継続します。&br;今回のように、効果によってカードの移動が正常にできない場合、その入れ替えは実行されません。 #region2(([[総合ルール]] [[701.26b>総合ルール本文#rule701_26]])){{ :701.26. |''入れ替える'' ::701.26a |入れ替えるとは、2つのゾーンにあるカードの場所を交換するということです。入れ替える効果によってクリーチャーをバトルゾーンに出す場合、入れ替えられたクリーチャーは入れ替える前のクリーチャーの位相と状態を引き継ぎます。(革命チェンジやJチェンジで入れ替えられたクリーチャーは攻撃状態にあります。) ::701.26b |バトルゾーンのクリーチャーを入れ替える効果を解決する際、置換効果等によって結果的にカードの移動が正常に行われない場合、その入れ替えは実行されません。それぞれのカードはゾーンを移動せず、状態は一切変化しません。&br;例: 《爆熱DX バトライ武神》で攻撃する時に《蒼き団長 ドギラゴン剣》の革命チェンジを使用した場合、龍回避によってカードがバトルゾーンを離れないため入れ替えは実行されない。結果として、《爆熱DX バトライ武神》は攻撃を継続し、《蒼き団長 ドギラゴン剣》は手札にとどまる。&br;例: 《真・天命王 ネバーエンド》で攻撃する時に革命チェンジを使用し、入れ替えに際して真・エスケープを使用する場合、入れ替えは実行されない。結果として、《真・天命王 ネバーエンド》はバトルゾーンを移動せず、真・エスケープは解決されない。 ::701.26c |2つのゾーンのカードをまるごと入れ替える効果が存在します。これらは、片方のゾーンのカードが0枚であっても解決されます。また、置換効果等によって一部のカードの移動が正常に行われない場合でも、残りのカードの入れ替えは実行されます。&br;例: 《魔天降臨》、《オールサンライズ》 }} [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/45215]](2024.7.19) &tag(クリーチャー,闇文明,火文明,黒赤,2色,多色,コスト3,ファイアー・バード,デモニオ,パワー5000,コスト踏み倒しメタ,置換効果,着地置換効果,《ルピア炎鬼》,ルピア,アンコモン,UC,nablange);