#author("2024-02-26T13:56:23+09:00","","")
#author("2024-08-02T19:00:52+09:00","","")
*《パシフィック・チャンピオン》 [#u43b77ab]

|パシフィック・チャンピオン R 水文明 (2)|
|進化クリーチャー:マーフォーク 5000|
|進化−自分のマーフォーク1体の上に置く。|
|このクリーチャーは、進化ではないクリーチャーから攻撃またはブロックされない。|

[[DM-13]]で登場した[[進化]][[マーフォーク]]。

[[進化クリーチャー]]ではあるが、わずか2マナにして[[パワー]]5000の上、[[進化]]でない[[クリーチャー]]には[[攻撃]]も[[ブロック]]もされないという驚異の[[スペック]]の持ち主である。

[[進化元]]や自身の[[軽さ>軽い]]、[[パワー]]、[[能力]]のどれをとっても優秀。[[除去]]手段が限られているため対処されにくく、[[マーフォーク]]軸の[[【パシフィック青単】]]の優秀な[[アタッカー]]を務めていた。

1[[ターン]]目に[[《フィスト・ブレーダー》]]を[[召喚]]し、2ターン目にこれにつなぐ戦法は[[転生編環境]]以降の青単、[[【準青単】]]ではもはや黄金のパターン。

**環境において [#u0a389fa]

登場当時の[[カードプール]]においては、2ターン目に出せば「相手がすぐ進化して対抗できるか」「S・トリガーの[[確定除去]]を踏むか」しなければほぼ勝ちに直結していたほどの強さを発揮した。
[[パワー]]5000のおかげで[[《地獄スクラッパー》]]以外の[[火力]]は大抵効かず、[[光]]が誇る優秀な[[ブロッカー]]も、[[進化]]でなければ全てすり抜けられ、[[殴り返し]]もできない。

この[[カード]]による[[【速攻】]]は、対策をしなければ敗北に繋がるほど強力だったため、[[メタゲーム]]での活躍時期にはほとんどの[[デッキ]]で対策がされていた。下記に当時の対処法を列挙する。
-[[《チェイン・スラッシュ》]]や[[《デーモン・ハンド》]]などの[[確定除去]]を[[マナブースト]]から[[撃つ]](必然的に[[【除去コントロール】]]でしかできないが)
-[[《解体人形ジェニー》]]で事前に[[手札]]から引き抜く(この場合も[[マナブースト]]から繋げた方が確実)
-[[《ボルカニック・アロー》]]や[[《超獣大砲》]]を入れ[[デメリット]]は承知で[[除去]]
-[[デッキ]]内の[[確定除去]]持ち[[S・トリガー]]の比率を上げる

その性能の高さから、2008年4月15日より[[殿堂入り]]。[[進化クリーチャー]]としては[[《超竜バジュラ》]]と同時で2例目の殿堂入り。そのためこのカードを中心とした[[デッキ]]はほぼ消滅し、このカードが猛威を振るうことはなくなった。また、[[進化元]]として使われてきた[[《フィスト・ブレーダー》]]の採用率も大きく減少した。

[[デュエル・マスターズ]]での、[[【速攻】]]と【速攻】対策に対して重要な影響を与えた[[カード]]でもある。この[[カード]]が存在した時期に[[トップメタ]]に登った[[【除去ボルバル】]]や[[【茄子サファイア】]]でさえ、対処に悩まされるほどの[[カード]]だったが、逆に考えるなら、それらに対しても負ける可能性を作った[[カード]]でもあった。

後に[[墓地進化]]や[[マナ進化]]などの出しやすい進化が登場。さらに[[侵略]]という進化手段も登場した為か、2016年2月1日に[[殿堂解除]]となった。だが、解禁後の環境において幅を効かせていた[[【レッドゾーン】]]に押し負けることから環境入りはできなかった。また[[勝太編]]以降[[マーフォーク]]そのもののプッシュも行われていないことで[[進化元]]が弱点となってか、かつての活躍はもはや完全に過去のものとなってしまった。進化元が弱点という性質は後に同じ様に[[殿堂解除]]された[[《アストラル・リーフ》]]にも通じるところがある。

-[[マーフォーク]]はマイナーな[[種族]]ゆえにこのような[[スペック]]を与えられたのだろうが、当時の基準からすれば結果的に調整を誤ってしまったと言える。一時期とはいえ[[殿堂入り]]したのは無理もないことだろう。

**その他 [#w92e5ad2]
上記のテキストは[[DMX-22]]で再録された際に短くまとめられたもの。当初のテキストでは以下のように2つに分かれていた。
|このクリーチャーは、進化クリーチャーではないクリーチャーから攻撃されない。|
|このクリーチャーは、進化クリーチャーではないクリーチャーにブロックされない。|

-[[《ペトリアル・フレーム》]]をクロスすると、進化クリーチャー以外に[[攻撃されない]]・進化クリーチャー以外に[[ブロックされない]]・選ばれないクリーチャーとなる。[[【速攻】]]でそこまでするのは逆に非効率的だが。

-イラストにはそれぞれ[[《フィスト・ブレーダー》]]、[[《パールチェーン・バトラー》]]、[[《サイレント・マジシャン》]]、[[《タイム・スカウト》]]が描かれている。

-漫画「FE」で[[L (ラブ)]]が3年前の[[NAC]]戦でこれらしきクリーチャーを使用。ブロックされない能力を活かして[[フィニッシャー]]となった。

**関連カード [#idb2ab44]
-[[《海族 パシフィオ-1》]]
-[[《パシフィック・ヒーロー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#w033e47a]
-[[DMX-22]]&br;'''[[速攻>【速攻】]]の王と呼ばれたチャンピオンが、[[再び、全力を出す>殿堂解除]]。'''

**収録セット [#e7886655]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Syuichi Obata]]
--[[DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」>DM-13]](9/55)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](67b/???)

**参考 [#g859d416]
-[[マーフォーク]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[攻撃されない]]
-[[ブロックされない]]
-[[青単]]
-[[【青単速攻】]]
-[[【パシフィック青単】]]
-[[殿堂入り]]
--[[殿堂解除]]

&tag(進化クリーチャー,クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト2,マーフォーク,パワー5000,進化,進化:マーフォーク,非進化クリーチャーメタ,攻撃されない,ブロックされない,・,終音「ん」,殿堂解除,R,レア,Syuichi Obata);