#author("2023-04-01T01:34:01+09:00","","")
#author("2024-02-11T13:20:35+09:00","","")
*《バザガジール・ドラゴン》 [#p361c59a]

|バザガジール・ドラゴン R 火文明 (8)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 8000|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーは、アンタップしているクリーチャーを攻撃できる。|
|自分のターンの終わりに、このクリーチャーを自分の手札に戻す。|

[[DM-06]]で登場した強力な[[アーマード・ドラゴン]]。

[[アンタップキラー]]を持つ大型[[スピードアタッカー]]。今でいう[[マッハファイター]]のような使い方ができる。

毎[[ターン]]使える[[除去]][[カード]]のように働くことから「生きた[[除去]]」とも呼ばれていた。

[[パワー]]は同弾の[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]に[[バトル]]で勝つ水準。

現在では多数の上位互換の登場により一線を退いているが、デュエマの歴史に残るカードの1枚となっている。

**環境において [#ab8f74f8]
[[DM-06]]で登場。[[能力]]的には同[[エキスパンション]]の[[《襲撃者エグゼドライブ》]]と[[《エグゼズ・ワイバーン》]]の上位[[カード]]なのだが、それらとは比較にならない[[サイズ]]の上に[[アンタップキラー]]まで持つので、[[アタッカー]]兼[[制圧]]要員として活躍する。パワーは同期登場の[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]に当たり勝つラインである。

登場当時は[[《解体人形ジェニー》]]のような手頃な[[ピーピングハンデス]]手段も無かったため、基本的に[[《ロスト・ソウル》]]でもない限り手札に戻ったこれを狙って落とすことは困難であり、上手くいけば無限に使い回せる[[《デーモン・ハンド》]]のような使い勝手を発揮した。

登場からしばらくはその重さから敬遠されがちであった。また、当時はプレイヤーの殆どが低年齢層であったため本当の強さに気付かれづらく、自己[[バウンス]]は一般に[[デメリット]]として認識されていた。

だが次第に、[[【除去ボルバル】]]や[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]で頭角を現した。厄介な[[《光器ペトローバ》]]を除去でき、各[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]のパワーラインも高くはなく大抵一方的に破壊できた。
[[ターンエンド]]時に[[手札]]に戻るので、[[ハンデス]]の手段を持たない[[デッキ]]では対抗するのが非常に難しく、これ1枚で[[ロック]]状態に持ち込まれてしまうこともあった。
相手の[[ブレイク]]による手札補充を行いながら諸々の[[マナブースト]]を重ねれば、4ターン目に[[《母なる大地》]]から出て来ることが出来た。このことから、8[[コスト]]というのはある意味では寧ろ[[軽い]]ぐらいであった。

[[クリーチャー]]であるため[[《母なる大地》]]で呼び出すこともでき、[[スピードアタッカー]]に加え[[W・ブレイカー]]を持つので、[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]感覚で単純な[[打点]]として運用することも可能であり[[デュエル]]終盤の一斉[[攻撃]]時にも大きな力を発揮した。

ただし、[[《襲撃者エグゼドライブ》]]等とは違い8[[コスト]]と非常に[[重い]]のが欠点。毎[[ターン]]8[[マナ]]をこの[[カード]]に食わせていると他の行動がおろそかになるため、[[召喚]]後もこまめに[[マナ]]を貯めるのが得策であった。

後に[[《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》]]や[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]のような対抗馬が登場。

[[超天篇]]時点では同じ火文明で同コストの[[アンタップキラー]]としては[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]や[[《リュウセイ・天下五剣カイザー》]]に取って代わられており、[[汎用性]]の高いアンタップクリーチャー除去手段が欲しいなら文明の違いを考慮しない限り1コスト下の[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]で十分。[[スペック]]、[[汎用性]]を考えると、如何に自ら手札に戻るという利点があれど使われなくなった。

**他のカードとの相性 [#j724b48f]
-[[《インフィニティ・ドラゴン》]]と併用すれば、その[[効果]]で[[バトルゾーン]]に残ることもできる。ただし、毎[[ターン]]自分の[[山札]]を削っていくので注意。

-[[《幻想妖精カチュア》]]で呼ばれた場合、[[ターン]]終了時に[[破壊]]されるか[[手札]]に戻すか好きな方を選ぶことができる。

**派生カードなど [#q624a230]
-[[DM-29]]で[[《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》]]と合体した[[《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》]]が登場。この[[カード]]はそちらの[[下位互換]]となった。ただし[[《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》]]などの[[効果]]に対しては、増えた[[サムライ]]の[[種族]]が仇となってしまう場合もあるため、[[サムライ]][[種族]]の活用がなかったり[[クロスギア]]を使用しない[[デッキ]]ではこの[[カード]]でも問題ない。

-[[DMR-05]]にて、このクリーチャーが元となった[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]が登場。1コスト軽く、瞬間的な制圧力はあちらの方が上だが、手札に戻らず、本体の[[アンタップキラー]]は出した[[ターン]]だけなので、こちらのように「生きた[[除去]]」として使うことはできない。自分の戦略に合わせて使い分けるべきだろう。
-[[DMR-05]]にて、このクリーチャーが元となった[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]が登場。1コスト軽く、瞬間的な制圧力はあちらの方が上だが、手札に戻らず、本体の[[アンタップキラー]]は出した[[ターン]]だけなので、こちらのように恒久的な除去として使うことはできない。自分の戦略に合わせて使い分けるべきだろう。

**その他 [#gaf37d00]
-8マナの[[準バニラ]]は[[パワー11000>6マナ以上優位の法則]]が基本であるため、スピードアタッカー(-2000)とアンタップキラー(-1000)、手札に戻る(+2000)を考慮するとパワー10000になり、[[コスト論]]として2000損していることになる。これだけ能力がシナジーしていると強力でありサイズが大きくなりすぎないよう調整されたのかもしれない。
またパワー10000のクリーチャーは長らく意図的に回避されていたのも理由の1つだろう。

-[[アルトアート]]も含め、[[カードイラスト]]が6種類も存在する。[[アルトアート]]のカラーリングは、古い順に青、赤、緑、黄色で、武器は剣、雷、炎、棍棒。全て違う[[イラスト]]で4枚[[デッキ]]に入れてみるのも一興だが、期間限定のパックや[[構築済みデッキ]]に収録されているものばかりなので全て集めるのは難しい。また、後に[[デュエル・マスターズ パフチョコレート 第4弾]]でCGイラストの[[カード]]が2種類登場した。

-漫画「デュエル・マスターズ」ではバトルアリーナ編で[[勝舞>切札 勝舞]]が[[牛次郎>邪藩 牛次郎]]戦で使用。[[《バルキリー・ドラゴン》]]で[[サーチ]]され、[[S・トリガー]]の[[《ホーリー・スパーク》]]発動直後の[[ターン]]に[[ダイレクトアタック]]を決めた。
--時は経ち、アニメVSにて、牛次郎の回想の中でこの[[クリーチャー]]が登場している。

-『デュエル・マスターズ 超全集 革命ファイナル』では[[DMX-23]]で再録されたこのカードに対して「[[ゲリラ>ゲリラ・コマンド]]龍」との異名が与えられている。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-04]]で実装。能力とパワーはそのままで、[[レアリティ]]が[[スーパーレア]]になった。
--[[DMPP-02]]以降のデュエプレでは不自然に高パワー[[アンタップキラー]]の収録が敬遠されているように見受けられる中で登場した珍しい高パワーアンタップキラーであった。ただ、パワー8000では[[《剛撃聖霊エリクシア》]]など届かない相手もそれなりに存在した。
--[[《無双竜機ボルバルザーク》]]が無制限で使え、環境全体で10ターン以上になる試合が当然だった頃は、何回でも使える除去として[[【ボルバルザーク】>【ボルバルザーク】 (デュエプレ)]]などで使われることがままあった。[[スピードアタッカー]]を持つ点は、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]で得た[[追加ターン]]に出して追撃を行える点でも噛み合っていた。
--[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の[[DP殿堂]]後は環境が高速化し、カードとして重すぎで瞬間的なアドバンテージ量も少ない《バザガジール》の採用は廃れていった。
--追い打ちをかけるように、これより低レアリティで[[上位互換]]の[[《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》]]が[[DMPP-12]]で登場した。一応、[[《幻想妖精カチュア》]]の[[探索]]でヒットされやすくなるよう併用したり、相手の[[S・トリガー]]で出た[[《邪眼銃士アレクセイ候》]]の効果の対象にならないなど、採用理由を作り出すことは可能である。

**関連カード [#nd42f634]
-[[《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》]]
-[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]
-[[《龍装車 バザジープ》]]
-[[《轟音 ザ・ジェットV》]]
-[[《剣薔電融 バザガロズソール》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#pab11bcc]
-[[パフチョコ4>デュエル・マスターズ パフチョコレート 第4弾]](P60/Y8)
'''我が魔剣、キサマに見ることができるかな?――バザガジール・ドラゴン'''
-[[パフチョコ4>デュエル・マスターズ パフチョコレート 第4弾]](P68/Y8)、[[DMPP-04]]
'''瞬く間に相手を切る蒼き剣は、今こそさらなる輝きを見せるだろう。'''

**収録セット [#p1d2abb6]
***[[デュエル・マスターズ]] [#l4bc8cc6]
-illus.[[Ken Sugawara]]
--[[DM-06 「闘魂編 第1弾」>DM-06]]
--[[DMC-09 「勝舞神龍(しょうぶドラゴン・レジェンド)デッキ」>DMC-09]]([[アルトアート]])
--[[DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」>DMC-13]]([[アルトアート]])
--[[DMC-15 「幻想の無限龍(エターナル・ドラゴン)デッキ」>DMC-15]]([[アルトアート]])
--[[DMC-49 「フォース・オブ・ドラゴン」>DMC-49]]
--[[DMX-23 「奥義伝授!! デッキLv.マックスパック」>DMX-23]]([[アルトアート]])
-illus.[[Sugawara]]/[[KEITA HATTORI]]
--[[デュエル・マスターズ パフチョコレート 第4弾]](P60/Y8)
-illus.[[Sugawara]]/[[KAIRI SHOYAMA]]
--[[デュエル・マスターズ パフチョコレート 第4弾]](P68/Y8)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#o97c46fc]
-CV:[[水中雅章]]
-illus.[[Ken Sugawara]]
--[[DMPP-04 「混沌の軍勢 -REBELLION SYMPATHY-」>DMPP-04]]

**参考 [#d4afe2ee]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[アンタップキラー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ターンエンド]]
-[[バトルゾーン]]
-[[バウンス]]
-[[デメリット]]

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