#author("2023-12-22T02:02:34+09:00","","")
#author("2024-02-04T15:22:26+09:00","","")
*《スケルトン・バイス》 [#fcbed8b9]

|スケルトン・バイス R 闇文明 (4)|
|呪文|
|相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

[[DM-08]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。

[[ハンデス]]の代表格とも言える[[カード]]であり、4[[コスト]]で2枚もの[[手札破壊]]を行う。

2[[コスト]]1[[ハンデス]]の[[《ゴースト・タッチ》]]や、3コスト2[[ドロー]]の[[《エナジー・ライト》]]の存在を考えた場合、一見すると[[ハンドアドバンテージ]]的には並み程度のように思える。

しかし、[[ゲーム]]序盤から中盤にかけての展開合戦の時に能動的に2枚捨てさせるという[[効果]]は想像以上の[[テンポアドバンテージ]]を生み出すことができ、一気に[[ゲーム]]の機先を制することができるほど。

[[コスト]]と捨てさせる枚数の設定が絶妙であり、[[手札補充]]の手段に乏しい[[デッキ]]が相手の場合、ちょうど相手が温存していた[[カード]]をこれで根こそぎ落とす事ができ、捨てさせる枚数の多さから、[[ドロー]]を多用する[[デッキ]]相手でもかなりの確率で重要な[[カード]]を[[墓地]]に送る事ができた。

[[《フェアリー・ライフ》]]からは2→4と繋がり、先攻ならば相手が[[《エナジー・ライト》]]を使う前に捨てさせてしまう事さえあった。

[[DM-08]]版のテキストは以下の通り([[旧《スケルトン・バイス》のテキスト>https://dm.takaratomy.co.jp/card/detail/?id=dm08-014]])。
このテキストである理由は[[空撃ち]]のページを参照。
|相手の手札から2枚見ないで選び、相手はそれを持ち主の墓地に置く。1枚しかない場合は、相手はその1枚を持ち主の墓地に置く。|

**環境において [#h6847dd0]
登場当初は手札が溢れるほどの[[ドロー]]を実現させた[[《アストラル・リーフ》]]のせいで影が薄く基本的に[[《ロスト・ソウル》]]優先であったが、[[《アストラル・リーフ》]]が[[殿堂入り]]になるとすぐにその凶悪さを見せつけはじめる。
しかし、[[《アクアン》]]系統のデッキに対しては腐りやすく、同系だらけの[[聖拳編環境]]では徐々に不採用もざらになっていった。
[[《アクアン》]][[殿堂入り]]後にはトップメタに立った[[【ボルバル】]]系デッキに[[ハンデス]]が刺さりやすかったため本領を発揮する。以降、[[闇]][[文明]]入りデッキの[[必須カード]]として活躍するようになる。

[[転生編環境]]の2005年7月より[[殿堂入り]]し、1枚制限に。そして[[《クローン・バイス》]]の[[殿堂入り]]後は実質的にそちらが使い物にならなくなったため、さらなる活躍を見せていた。

殿堂入り時代末期には[[【ナイト】]]を中心に使われ、特にそちらでは[[《ロジック・キューブ》]]で3→4と繋ぐ形で使われるケースまであった。

[[戦国編環境]]の2008年10月より遂に[[プレミアム殿堂]]入り。5年間に渡って数多の[[プレイヤー]]を苦しめてきたこの[[カード]]も、ついにお役御免となる。依然として強力な[[カード]]ではあったが、[[戦国編環境]]で特段この[[カード]]が猛威を振るうようになったわけではなかったため、このタイミングでの規制は予想外というプレイヤーも一定数いた。同じような経緯を辿った[[ハンデス]][[カード]]には後の[[《裏切りの魔狼月下城》]]が挙げられる。
その後は[[《解体人形ジェニー》]][[《特攻人形ジェニー》]][[《ヤミノカムスター》]]など、[[闇]]の低コストハンデスは[[cip]]あるいは疑似[[cip]][[クリーチャー]]が主体となった。

[[《クローン・バイス》]]や[[《ソウル・アドバンテージ》]]と同様、あまりにも強力な[[ハンデス]]は時として[[環境]]を支配するほどの強さを発揮するという好例だろう。

後に[[《有象夢造》]]が下準備や運次第でこのカードと同等のハンデスとして使えるようになったが、[[マナブースト]]さえできれば運に左右されず3ターン目に2ハンデスを放てるこのカードには敵わない。

このカードが暴走した要因は「下準備や運に左右されない4コスト2ハンデス」「色の合うあらゆるデッキに入る」この2点が大きいだろう。
**比較対象 [#e0524951]
-複数のカードを使っても良いなら、[[ナイト・マジック]]を発動させた[[《魔弾バレット・バイス》]]を唱える、[[《有象夢造》]]から[[《特攻人形ジェニー》]]を2体出す(→[[【青黒緑有象夢造】]])と、同じ[[ハンデス]]枚数を発揮できる。
--それらのカードは[[殿堂入り]]にすらなっていない。《スケルトン・バイス》の凶悪な部分は「他のカードを必要とせず」「[[ランダムハンデス]]を行う」ということ。[[グッドスタッフ]]の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]では[[《魔弾バレット・バイス》]]や[[《有象夢造》]]は[[1枚積み]]しても強くないが、《スケルトン・バイス》は[[1枚積み]]から無理なく採用できると例えれば[[プレミアム殿堂]]の必要性が伝わるだろうか。

-[[調整版]]として[[《デモニック・バイス》]]が存在する。また英語版ではこれらを足して2で割ったような以下のカードが存在する。こちらは、[[ナイト・マジック]]時の[[《魔弾バレット・バイス》]]と同等の[[能力]]。
|Cranium Clamp R 闇文明 (4)|
|呪文|
|相手は、自分自身の手札を2枚捨てる。|

**その他 [#we5d9dff]
-[[カードパワー]]の上がる[[王来篇]]現在に至っても、この[[カード]]以降無条件に4[[マナ]]で2枚もの[[ハンデス]]を行える[[カード]]は登場していない。この事からも、4[[マナ]]と言う低[[コスト]]で気軽に2[[ハンデス]]を行える事の恐ろしさが分かるだろう。
--[[《復讐 ブラックサイコ》]]は、基本的にシールドブレイクが要求され[[ハンデス]]の威力を自ら下げてしまう[[侵略]]ということで登場したと思われるが、それでも強すぎたため[[殿堂入り]]した。

-[[カード名]]の「バイス」の由来はおそらく「vise(万力)」と「vice((人格上の)邪悪、悪)」を合わせたダブルミーニングだろう。&br;のちの[[ハンデス]][[呪文]]にも名前に「バイス」とつくものが多い。おそらくハンデス呪文の象徴となったこのカードからとったのだろう。もちろん[[《地獄万力》]]は関係ない。

-[[カードイラスト]]では[[DM-08]]の様々なカードに登場している[[《怒髪の豪腕》]]が鎖付きの髑髏のような物体に頭を締め付けられており、非常に痛そうである。

-漫画「デュエル・マスターズ」及び「FE」の[[勝舞>切札 勝舞]]vsブラックサンタ戦にてブラックサンタが使用。しかし、[[《緑神龍アーク・デラセルナ》]]を落としてしまい、反撃を食らう。また、[[ザキラ]]vs[[トーイ]]戦でもザキラが使用。どちらの場合も、鎖つきの万力が手札のカードに噛み付き、奪い去るような演出となっている。&br;また、[[DMC-19]]に収録された[[アルトアート]]バージョンの[[フレーバーテキスト]]は、劇中でのザキラの台詞が元になっている。

**関連カード [#jcdf0895]
-[[《デモニック・バイス》]]
-[[《クローン・バイス》]]
-[[《バイス・サイクロン》]]
-[[《ソウルバイス・ドラグーン》]]
-[[《バイスフレイム・ドラグーン》]]
-[[《魔弾バレット・バイス》]]
-[[《超次元バイス・ホール》]]
-[[《復讐のバイス・カイザーZ》]]
-[[《魔光ドラム・トレボール/魔弾バレット・バイス》]]
-[[《腐敗 スケバイ-3》]]
-[[《スケルトン・デバイス》]]

-[[《強襲する髑髏月》]]
-[[《ガチンコ・ジョーカー》]]
-[[《裏切りの魔狼月下城》]]
-[[《ラップ仙人 デッドマン》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《怒髪の豪腕》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#bba8b8f3]
-[[DM-08]]&br;'''血も肉も[[魂>《ロスト・ソウル》]]も、死者の飢餓を癒せやしない。'''
-[[DMC-19]]&br;'''勇者一人の命とは、こんなに軽い。'''

**収録セット [#u9cd6f64]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]
--[[DM-08 「闘魂編 第3弾 超神龍の復活(インビンシブル・レジェンド)」>DM-08]](14/55)
--[[DMC-19 「ザキラ龍武(ザキラドラゴン・コマンダー)デッキ」>DMC-19]](12/102)(新規イラスト)([[アルトアート]])

**参考 [#ia20c9c0]
-[[ハンデス]]
-[[ランダムハンデス]]
-[[プレミアム殿堂]]

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