#author("2025-03-27T22:31:38+09:00","","") #author("2025-04-02T00:11:11+09:00","","") *《キング・ボルバルザーク》 [#top] |キング・ボルバルザーク P(R) 火/自然文明 (7)| |クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000| |スピードアタッカー| |W・ブレイカー| |このクリーチャーの攻撃の終わりに、バトルゾーンに自分の他のドラゴンがあれば、自分のクリーチャーをすべて山札の一番下に置いてもよい。そうしたら、このターンの後、自分のターンをもう一度行う。| [[DMX-24]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[アーマード・ドラゴン]]/[[アース・ドラゴン]]。 かつて[[デュエル・マスターズ]]最強[[クリーチャー]]と謳われた[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の[[調整版]]…と言うにはあまりにも弱体化しすぎている。 [[攻撃の終わり]]に自分の[[ドラゴン]]がもう1体いる場合、自分の[[クリーチャー]]を全て[[山札の下]]に置くことで[[追加ターン]]を得る。 《無双竜機ボルバルザーク》より弱体化されるのは仕方ないが、[[追加ターン]]の取得条件があまりにも厳しいものになっている。味方の[[ドラゴン]]が1体は必要で[[シールド]]に攻撃しに行く際には除去持ちの[[S・トリガー]]を避けなければならない。しかも、[[アタックトリガー]]ではなく、攻撃の後にトリガーするため、このクリーチャー自身も攻撃中に除去されるわけにはいかない。クリーチャーを攻撃しに行くのが安全な策だが、パワー6000と7コストにしては低く、[[アンタップキラー]]でもないので、攻撃できる相手のクリーチャーはなかなかいない。しかも、このクリーチャーが出た頃には、相手も[[ニンジャ・ストライク]]で返り討ちにできる準備が整っていることもあるだろう。 そして、なんとか能力のトリガーに成功しても次は自分のクリーチャーが全部[[山札送り]]になるという問題に直面する。「クリーチャーの攻撃回数が増える」という追加ターンの最大の利点を帳消しにしてしまう。むしろ、何かしらの工夫がなければ、追加ターンを取得しない方がマシという結果になることの方が多いだろう。 総じて自身のクリーチャーでできる限り攻撃しておきたいが、そうした場合[[S・トリガー]]を踏む危険性が高まってしまうジレンマと、[[追加ターン]]の旨みを否定するバトルゾーンの[[リセット]]という2つの致命的欠点を抱える。 このカードに設けられている課題は、相手の[[防御札]]の対策と、次に展開するカードをしっかり準備しておくことだが、その壁はかなり厚い。 [[《不滅槍 パーフェクト》]]、[[《天命王 エバーラスト》]]、[[《インフィニティ・ドラゴン》]]などの「離れるかわりにとどまる」系の[[カード]]を駆使し、連続して[[追加ターン]]を獲得するコンボが考案されたりもしたが、[[オーバーキル]]もいい所。後にすべての[[クリーチャー]]が[[破壊]]以外では離れることがなくなる[[《気高き魂 不動》]]の登場の組み合わせが一定の終着点となったが、結局これも[[オーバーキル]]の域は出ない。 後に、公式からさすがに本家より弱体化しすぎたと判断されたのか、[[DMEX-01]]にて、新たな[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の[[調整版]]である[[《無双と竜機の伝説》]]が登場。あちらはクリーチャーではないものの、無条件で追加ターンを得られるため、このクリーチャーより遥かに使い勝手がいい。その《無双と竜機の伝説》も環境で大した活躍はしていないので、このクリーチャーがいかに使いにくいものなのかが良く分かる。 「攻撃の終わり」という[[S・トリガー]]ケアにはならないバッドタイミングと、運良く[[S・トリガー]]を踏まなかった場合でも[[オーバーキル]]なのは変わらないということで画期的な発明ではないが、白の[[《気高き魂 不動》]]を入れずにそれと同等のコンボができる、[[《「使命」の頂天 グレイテスト・グレート》]]と[[《偽りの名 スカラベオ》]]と《キング・ボルバルザーク》の[[赤緑]]構築【ゼニス・セレス】での運用も考案された。 **他のカード・デッキとの相性 [#synergy] -[[《煌龍 サッヴァーク》]]との相性はいい。[[《気高き魂 不動》]]とは違って破壊に対しても[[耐性]]があるため、[[追加ターン]]を安全に発動させやすい。相手のクリーチャーを1体除去する能力も持っている上に、[[《ドラゴンズ・サイン》]]でも出せるため、《ボルバルザーク》を出すまでの時間稼ぎが容易になる。 -パワーを上げることさえできれば[[《龍装者 ジスタジオ》]]の耐性範囲内に入れることができ、彼自身もドラゴンギルドであることから効果の無限起動を狙うことができる。 -[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]との相性はかなりのもの。[[サブタイプ]]に[[ドラゴン・ワールド]]を持つため《キング・ボルバルザーク》の能力を発動でき、[[クリーチャー]]ではないので[[山札の下]]には置かれない。さらに、確定ではないもののターンのはじめに後続のクリーチャーを踏み倒せる。 -原則[[バトルゾーン]]を離れない[[《零龍》]]とも好相性。尤も、[[零龍卍誕]]しつつさらにこの[[クリーチャー]]を使うのはいささか[[オーバーキル]]だが。 -[[山札の下]]への移動を[[ウルトラ・セイバー]]で[[破壊]]に変換することによって、連続して[[追加ターン]]を獲得するロマンコンボもある。いっそゾーン移動を認めてしまうという考え方である。[[《D2M2 ドグライーター》]]1枚と[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]2枚を使う。 -他にも[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]と[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]との組み合わせもある。手札から唱えた《ジャックポット・エントリー》で《サイクリカ》を出し、先程の《ジャックポット・エントリー》をまた唱えつつ[[サルベージ]]して、ついでに《キング・ボルバルザーク》を出せる。これにより、脇に他のドラゴンを用意しつつ、減るであろう頭数を手札の《ジャックポット・エントリー》によって補うことができる。場合によってはまた同じ行動が取れるだろう。まさに「ずっと俺のターン」である。 -ファンデッキ的な活用法になるが、[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]]を主軸としたドラゴンループでは、とどめを刺し切れず[[ライブラリアウト]]で自滅することがないようにするための保険として採用されることがある。ループに必要な大量のマナから出したドラゴンを自身の能力で山札送りにする、つまり山札回復の役割を与えられるということである。 -[[アーマード・ドラゴン]]の[[フィニッシャー]]なので[[アーマード]]・[[メクレイド]]とも好相性。[[アーマード・ドラゴン]]の中には[[EXライフ]]持ちも一定数存在するので、併用できると尚良い。 **その他 [#others] -「キング・〜」というカード名は、[[リヴァイアサン]]の命名ルールに当てはまるが、全く関係ない。 -[[DM23-RP1]]に[[再録]]された際、[[レアリティ]]が[[レア]]になった。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#plays] |キング・ボルバルザーク SR 火/自然文明 (7)| |クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000| |スピードアタッカー| |W・ブレイカー| |このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の他の、ドラゴンまたは多色クリーチャーがあれば、自分のクリーチャーをすべて山札の下に置いてもよい。そうした場合、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。(ただし、それが追加ターンなら発動しない)| [[DMPP-30]]で実装。[[レアリティ]]が[[スーパーレア]]になった。 追加ターンを得るためのバトルゾーンの条件が非ドラゴン多色クリーチャーでも満たせるようになる強化と[[追加ターン]]では発動しない弱体化を受けた。 TCG版の欄を見てもわかるだろうが、以下2つの大きな問題点が全く改善されていない。 +「攻撃の終わりに」なので[[ブロッカー]]や[[S・トリガー]]を回避しなくてはならず、[[革命チェンジ]]などで能動的に場から離してもいけない。 +エクストラターンを獲得したら味方のクリーチャーが更地になるので攻撃が止まる。 連鎖させて相手にターンをずっと渡さないロマンコンボができなくなっているが、それ以前に1度でも追加ターンを取れるのかというスタートラインがかなり遠い。 上方修正された部分は「多色クリーチャーがあれば」の部分なため、TCG版で非ドラゴンなので噛み合わなかったがデュエプレでは噛み合うようになるもの、かつ[[《気高き魂 不動》]](ただしこれは単色だが)のような2.の欠点をなくせる相性の良いカードが登場することに期待したい。 このカードの情報公開の翌日、大幅に効果変更された[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]が公開された。この[[D2フィールド]]を置いておくだけで、自分のコスト5以上の多色クリーチャーは山札送りをノーコストの[[置換効果]]でとどまることができる[[デザイナーズコンボ]]である。 //[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]こそは多色クリーチャーと相性の良いカードであり構築自体は歪めないものの、要求値はバトルゾーンに《キング・ボルバルザーク》+《マッド・デッド・ウッド》+[自分の他のドラゴンまたは多色クリーチャー]の3枚が必要になる部分が懸念点。 //-[[《オリオティス・ジャッジ》]]と異なり、山札の一番下に置く順番が[[ランダム]]と記されていない。実際どの順番で山札の一番下に置かれるかは要確認。 -文字通り解釈すれば、味方へのリセットは盤面の並び順を維持して指定したゾーンに置かれると思われる。([[《アポカリプス・デイ》]]などと同じ。)だが実際どの順番で山札の一番下に置かれるかは要確認。 **関連カード [#related] -[[《無双竜機ボルバルザーク》]] -[[《無双と竜機の伝説》]] -[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]] **[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] -[[DMX-24]]&br;'''世界で初の[[プレミアム殿堂]]。その[[ドラゴン]]が受賞を機に電撃復帰する。''' -[[DMX-24]]([[シークレットカード]])&br;'''[[ドラゴン]]の真の王を名乗るのに、我ほど相応しい者はおるまい? ---キング・ボルバルザーク''' -[[DM23-RP1]]&br;'''[[暴竜爵]]よ、我が力を貸そう! — キング・ボルバルザーク''' -[[DMPP-30]]&br;'''世界で初の[[DP殿堂]]。その[[ドラゴン]]が受賞を機に電撃復帰する。''' **収録セット [#pack] ***[[デュエル・マスターズ]] [#dm] -illus.[[lack]] --[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]](4/54) --[[DM23-RP1 「アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記」>DM23-RP1]](T5/T10)(TF5/TF10) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp] -CV:[[]] -CV:[[水中雅章]] -illus.[[lack]] --[[DMPP-30 「最終禁断決闘 -FINAL GOLDEN BIG BANG-」>DMPP-30]] **参考 [#reference] -[[アーマード・ドラゴン]] -[[アース・ドラゴン]] -[[スピードアタッカー]] -[[W・ブレイカー]] -[[攻撃終了ステップ]] -[[ドラゴン]] -[[山札送り]] -[[山札の下]] -[[追加ターン]] &tag(クリーチャー,火文明,自然文明,赤緑,2色,多色,コスト7,アーマード・ドラゴン,アーマード,ドラゴン,アース・ドラゴン,パワー6000,スピードアタッカー,W・ブレイカー,攻撃の終わり,ドラゴンサポート,自己山札送り,山札の下送り,追加ターン,・,P,レアリティなし,R,レア,lack,クリーチャー (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),赤緑 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト7 (デュエプレ),アーマード・ドラゴン (デュエプレ),アーマード (デュエプレ),ドラゴン (デュエプレ),アース・ドラゴン (デュエプレ),パワー6000 (デュエプレ),スピードアタッカー (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),攻撃の終わり (デュエプレ),ドラゴンサポート (デュエプレ),多色サポート (デュエプレ),自己山札送り (デュエプレ),山札の下送り (デュエプレ),追加ターン (デュエプレ),・ (デュエプレ),SR (デュエプレ),スーパーレア (デュエプレ),lack (デュエプレ));