#author("2025-10-20T14:48:07+09:00","","")
#author("2025-10-21T09:57:53+09:00","","")
*《キング・ザ・ポップコーン&ruby(セブン){7};》 [#top]

|キング・ザ・ポップコーン7 UC 無色[ジョーカーズ] (10)|
|クリーチャー:ジョーカーズ 4000|
|''S・トリガー''(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)|
|このクリーチャーが出た時、相手は自身の山札の上から3枚を表向きにする。こうして表向きにしたカード1枚につき、自分はそのカードと同じコストの相手のクリーチャーを1体選んでもよい。相手は表向きにしたカードと選ばれたクリーチャーを、好きな順序で山札の下に置く。|

[[DM25-EX2]]で登場した[[無色]]の[[ジョーカーズ]]。

[[cip]]で相手の[[山札]]を3枚[[表向き]]にし、[[コスト]]が被っているクリーチャーを1枚につき1体まで[[山札送り]]できる[[S・トリガー獣]]。

最大値は相手獣を3体除去しながら[[準バニラ]]が残るというもの。
長所のみを見ると魅力的だが、デッキに組み込むには短所が目立つ。

まず、前提となる除去について。[[カード名]]と[[イラスト]]から[[《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]の特に呪文側が元ネタと考えられるが、そちらと異なり[[ジャストダイバー]]などの貫通性能が消滅してしまっている。
加えて、[[名目コスト]]が異常なほど高くなっているため、[[S・トリガー]]以外の方法でアクセスするのがほぼ無理となってしまった。
出たら無条件に3体[[山札の下]]送りできるわけではなく[[相手依存]]な部分がある。[[マナカーブ]]を意識して構築したデッキであればある程度コストが偏るため、1体くらいは何かしらの当たりを期待できそうだが、当たった先が攻撃済みの[[クリーチャー]]など大して嬉しくない場合もありうる。

~

欠点は、なにより「[[汎用性]]の低さ」に尽きる。

前述した比較対象の[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]とは異なり、手札に引いてしまったときがあまりに弱すぎる。あちらのように種族無視で何らかのデッキの[[無色]]出張枠として出番が回ってくることは中々ないだろう。

現代デュエマではクリーチャーを除去するのみしか性能が期待できないカードに割く[[スロット]]は空いていない。[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]]では初動と受け札を兼ねられる[[《ネフェルカーネン/タイム・ストップン》]]が優先されることは想像に難くないし、除去の質を度外視するなら[[《「真実を見極めよ、ジョニー!」》>《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》]]のほうがよっぽど採用デッキがある。
現代デュエマではクリーチャーを除去するのみしか性能が期待できないカードの採用率は低い傾向にある。[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]]では初動と受け札を兼ねられる[[《ネフェルカーネン/タイム・ストップン》]]が優先され、その他のデッキでも除去の質こそ劣るものの確実に3体を除去できてかつ手札に来ても[[相手依存]]だが自己[[踏み倒し]]ができる[[《「真実を見極めよ、ジョニー!」》>《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》]]が採用されることが多い。

8を上回る高すぎるコストのせいで「ジョーカーズ・[[メクレイド]]8」や[[《ブレイン・スラッシュ》]]あたりの範囲からも逸脱しているのは、やはりマイナス。

盤面制限があるデュエプレならまだしも、半永久的にクリーチャーを出せるTCG版デュエマでは3体[[確定除去]]ですらも絶対的な信頼を置けるわけではない。ましてやそれが0〜2体の下振れがあるともなれば価値はさらに下がる。

特定のコストに偏りがちなデッキ、例えば[[【ガチャンコ ガチロボ】]]相手には比較的有効だが、そういったデッキには[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]の方がより痛烈に刺さるのが実情である。
何らかの理由でこちらを使うにしても、【ガチロボ】のような爆発的のある相手に対してはトリガータイミングの3体除去では[[リーサル]]回避に除去が足りていない可能性も考慮が必要となる。[[G・ストライク]]や[[《ニアピン・モスキート》]]などとは違い攻撃前の[[《覚醒連結 XXDDZ》]]を対象にしてもそれは[[EXライフ]]で生き残りこのターンのアタッカーを排除できない。

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デメリットである「コスト10」をメリットにできるデッキなら採用する理由につながる。

例えば[[《真気楼と誠偽感の決断》]]経由ならコストを無視して実行でき、高いコストは逆に[[フシギバース]]などの踏み台として長所となる。

[[コスト]]が10の[[ジョーカーズ]]であるため[[マスターJトルネード]]の条件を1体で満たす事が可能。[[《ジョリー・ザ・ジョルネード》]]を入れた[[デッキ]]に忍ばせておけば活躍が期待できるかもしれない。
-[[コスト]]が10の[[ジョーカーズ]]であるため[[マスターJトルネード]]の条件を1体で満たす事が可能。[[《ジョリー・ザ・ジョルネード》]]を入れた[[デッキ]]に忍ばせておけば活躍が期待できるかもしれない。

[[ジョラゴン・ビッグ1]]系なら、コスト関係なく[[cip]]の強さだけ抽出できるため候補の手助けになるだろう。
-[[ジョラゴン・ビッグ1]]系なら、コスト関係なく[[cip]]の強さだけ抽出できるため候補の手助けになるだろう。

[[ガチンコ・ジャッジ]]には強い。[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]の防御札になりうる。
-[[ガチンコ・ジャッジ]]には強い。[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]の防御札になりうる。

-[[【10軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】#gachi10]]への採用も可能だが、その場合は[[水]]の[[《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》]]が競合してしまうため優先度は低い。とはいえ大型も射程に入る多面除去はこれらの他には自軍を巻き込む[[《深海の伝道師 アトランティス》]]しかいないため[[無色]]であることを天秤にかけたうえで一行の余地はあるか。

**その他 [#ad18ee67]

-[[クリーチャー]]を選ぶ必要があるため[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]と違い[[アンタッチャブル]]を[[除去]]できなくなっている点に注意。

-[[ツインパクト]]であれば参照できるコストが2つに増えるため、[[ツインパクト]]多めのデッキ相手なら通りがよくなる。
--ほか、主力にコスト5が多い[[【黒緑アビス】]]あたりであれば期待値の高い複数枚の除去も狙えるか。

-特定のコストに偏りがちなデッキ、例えば[[【ガチャンコ ガチロボ】]]相手には比較的有効だが、そういったデッキには[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]の方がより痛烈に刺さるのが実情である。
何らかの理由でこちらを使うにしても、【ガチロボ】のような爆発的のある相手に対してはトリガータイミングの3体除去では[[リーサル]]回避に除去が足りていない可能性も考慮が必要となる。[[G・ストライク]]や[[《ニアピン・モスキート》]]などとは違い攻撃前の[[《覚醒連結 XXDDZ》]]を対象にしてもそれは[[EXライフ]]で生き残りこのターンのアタッカーを排除できない。

-[[フレーバーテキスト]]は「ハローキティ」のポップコーンマシーンのパロディ。

//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#related]
-[[《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]
-[[《キング・ザ・スロットン》]]

-[[《ポッポーポップコー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM25-EX2]]&br;'''できたてのポップコーンはいかがー?'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Shishizaru]]
--[[DM25-EX2 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」>DM25-EX2]](66/105)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[ジョーカーズ]]
-[[S・トリガー]]
-[[cip]]
-[[コスト火力]]
-[[山札送り]]
-[[山札の下]]

&tag(クリーチャー,無色,コスト10,ジョーカーズ,パワー4000,S・トリガー,S・トリガー獣,cip,火力,複数火力,コスト火力,コスト参照,除去,複数除去,山札送り,複数山札送り,山札の下送り,山札操作,・,終音「ん」,UC,アンコモン,Shishizaru);