#author("2024-09-14T04:12:17+09:00","","")
#author("2024-10-25T22:37:49+09:00","","")
*《オリオティス・ジャッジ》 [#s58664d9]

|オリオティス・ジャッジ R 光文明 (3)|
|呪文|
|''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|各プレイヤーは、自身のマナゾーンにあるカードの枚数以上のコストを持つクリーチャーをすべて、好きな順序で自身の山札の下に置く。|

[[DMX-22]]で登場した[[光]]の[[呪文]]。
持ち主の[[マナ]]の枚数以上の[[コスト]]を持つ[[クリーチャー]]をすべて[[デッキボトム]]に送ってしまう。

[[《制御の翼 オリオティス》]]の持つ[[誘発型能力]]を[[バトルゾーン]]にいる[[クリーチャー]]全員にかける[[単発的効果]]といった趣である。

しかしながら、マナゾーンにあるカードの枚数を参照した[[コスト踏み倒しメタ]]のうち、登場時点で唯一&color(red){''マナゾーンの枚数と同じコストのクリーチャーも巻き込む''};という特徴がある。
これにより、正規の[[マナカーブ]]で出していたクリーチャーも除去の対象になる。

[[《制御の翼 オリオティス》]]と同じく[[コスト踏み倒し]]で登場した高[[コスト]][[クリーチャー]]や、[[バトルゾーン]]に出す実質[[コスト]]が名目[[コスト]]よりも低くなりやすい[[サイキック・クリーチャー]]・[[ドラグハート・クリーチャー]]などに有効で、それらを主体とした[[デッキ]]には非常に[[刺さる]]。
性質上、元々の[[コスト]]が[[デュエル・マスターズ]]の[[山札]]枚数を超えてしまっている[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]](コスト99)や[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]](コスト71)等は回避のしようがない。特に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]は敗北に直結するため、かなりの有効打。
//AOTWは《13番目の計画》によって回避できる可能性が生まれたため例を変更 他は《カモン・ビクトリー》でも使わないと無理
//[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]はこの呪文の効果を無視するので普通は除去できない

**ルール [#c865676c]
-元となった[[《制御の翼 オリオティス》]]とは違い「自身のマナゾーンにあるカードの枚数''以上''」であるため、相手がすべての[[マナ]]を正規に払い[[召喚]]した[[クリーチャー]](例えば3[[マナ]]の時点で[[バトルゾーン]]に出した[[コスト]]3[[クリーチャー]]など)でも返しの[[ターン]]に唱えれば[[山札]]に強制送還できる。また、[[ランデス]]を絡めて[[マナ]]を減らすことで、[[除去]]範囲を飛躍的に広げられる。

-ちなみに対象を取っていないので、[[手打ち]]するだけで[[禁断解放]]した[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を離してデュエルに勝利することが可能。このカードが見えたら[[禁断解放]]しないプレイングも必要となる。
--互いに[[封印]]されていない[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が存在する状況で《オリオティス・ジャッジ》を撃った場合、[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]や[[《禁断C マーモ》]]などで保護してやらない限り同時に敗北する(>[[両者敗北]])。
--互いに[[封印]]されていない[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が存在する状況で《オリオティス・ジャッジ》を撃った場合、ターンプレイヤーの効果が先に適用され、ターンプレイヤー側が敗北する。[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41119/]](2024.10.25)

**他のカードとの関係 [#g9597887]
-[[《母なる星域》]]などで1ターン早く出てきた[[《聖霊王アルファディオス》]]も山札に送れる。アルファディオスを[[除去]]できる[[カード]]は非常に限られているのでコスト3でそれが可能なのは大きい。

-上記の通り[[ランデス]]と相性がよく、お互いの[[マナ]]を大量に[[ランデス]]する[[《エクス・リボルバー・ドラゴン》]]や[[《未知なる弾丸 リュウセイ》]]と組み合わせることで軽い[[リセット]][[カード]]にもなる。低[[コスト]]なので[[《ドリル・スコール》]]などとも組み合わせるのは難しくない。

-運良く相手ターン中に[[S・トリガー]]で[[《魔天降臨》]]を引き当てたらそれを使って、返しの[[ターン]]にこの[[カード]]を使うと良い。そうすれば相手の[[マナ]]も盤面もボロボロになり、後は悠々とコントロールするだけである。

**環境において [#saf5ffc4]
[[革命編環境]]で猛威を振るう大型[[侵略]]持ち[[クリーチャー]]に対しても有効であり、[[S・トリガー]]も持つためそれらに[[シールド]]を[[ブレイク]]された際にカウンターとして発動することも狙える。
また事前に[[バトルゾーン]]に出しておく必要があった既存の[[コスト踏み倒しメタ]]と比べ、[[コスト踏み倒し]]による登場を許してしまった後でも対処できるのは大きな利点である。

ただし[[効果]]の都合上、[[マナ]]が十分増えたゲーム後半では大きく弱体化してしまう。使用する際は素早く発動できるよう[[デッキビルディング]]を工夫する必要がある。基本的には[[光]]を含む[[【速攻】]]か、序盤を耐えれば勝ちをほぼ確定できる[[【天門ループ】]]などでの運用が基本となる。

[[革命編環境]]終期や[[革命ファイナル環境]]では[[コスト踏み倒し]]系に対する強力な[[メタ]]として活躍し、デッキカラーに[[光]]が含まれるならほとんどのデッキで採用されていた。特に[[【ドギラゴン剣】]]はマナゾーンからの踏み倒しを行うので、このカード1枚で相手の盤面をすべて処理できることもざらであった。
革命ファイナル環境終期になると[[【5色ドギラゴン剣】]]の流行によって[[《音精 ラフルル》]]の強力さに注目が集まり、それに伴い[[S・トリガー]]呪文としての立場が若干下がった。また、[[【緑単ループ】]]など[[ウィニー]]中心のデッキには腐るという面も目立った。

[[【ジョバンニスコール】]]では、[[マナ]]が増えると機能しないこのカードとコスト踏み倒しに対応できない[[《天雷王機ジョバンニX世》]]が相互に補完し合う関係を築いていた。

[[新章デュエル・マスターズ]]環境初期は[[ビートジョッキー]]や[[ジョーカーズ]]など小型中心の種族がプッシュされており、それらを使ったデッキのシェアがそれなりに高くなっていたため、ますます腐る場面が増えた。
しかし、[[新章デュエル・マスターズ]]環境中期から[[【墓地ソース】]]や[[赤青レッドゾーン>【レッドゾーン】]]など早期に中重量級を扱うデッキが息を吹き返したので、[[コントロール]]型の[[【ジョーカーズ】]]に採用されるなど環境に復帰した。
[[双極篇]]に入ると、[[【デ・スザーク】]]や[[《“轟轟轟”ブランド》]]などが流行。どちらのデッキも、このカードが致命的に刺さるため、このカードの使用率はさらに跳ね上がることとなった。

ところが[[双極篇]]後半になると、環境に台頭した[[【青単スコーラー】>【スコーラー】#blueonly]]では、[[1ショットキル]]の精度を上げるため、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を封じるために[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]でコスト3を宣言されるようになり、このカードはそのとばっちりを受けてしまう。

[[超天篇]]に入ると、《「本日のラッキーナンバー!」》は[[【ミッツァイル】]]を始めとする多くのデッキに採用されるようになり、《終末の時計 ザ・クロック》の巻き添えを受ける形でこのカードも環境で見かけないカードとなってしまった。

《「本日のラッキーナンバー!」》の[[殿堂入り]]が発表されたものの、[[重量級]][[マナドライブ]]を利用する[[デッキ]]が環境に居座っており、そうしたデッキは[[マナ]]が伸びる上に[[GRクリーチャー]]もコスト4以下のものを使うのが専らであるため、依然として立場が厳しい。

[[十王篇]]では[[文明]]も全く違い[[コスト]]も1大きいが、遥かに[[汎用性]]の高い[[除去]]形式のコスト踏み倒しメタとして[[《得波!ウェイブMAX》]]が登場。但し、除去の質はこちらの方が遥かに高い。

[[DMBD-13]]・[[DMBD-14]]期に[[【連ドラグナー】]]が[[環境]]トップに立つと、[[ミラーマッチ]]対策として積まれるようになった。

[[王来篇環境]]はこのカードが[[腐る]]対面であるマナを伸ばすデッキが多いばかりか、単色呪文殺しとして名高い[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]のようにそもそも唱えさせないカードも目立つ。仮に唱えたとしても[[スター進化]]、[[EXライフ]]によって耐えられるケースがざら。

[[【JO退化】]]成立後の環境では[[《アルカディアス・モモキング》]]に[[呪文ロック]]に引っ掛からず、[[【グルメ墓地ソース】]]や[[【青魔導具】]]の対面ではクリーチャーをすべて除去できる[[防御札]]ということで再評価されており、[[【白青黒退化】]]など色の合うデッキに居場所を見つけている。[[DMEX-19]]期になると、[[【キリコチェイングラスパー】>【キリコスクリプトループ】#h390b9e7]]のように[[青黒緑]]構築が主流で本来[[色]]の合わないデッキにも採用されるようになった。

[[【JO退化】]]消滅後は需要が衰え、その後[[【絶望神サガループ】]]がトップメタに君臨した頃になると[[【白青黒退化】]]で細々と使われる程度である。

[[【白赤アーマード・サムライ】]]が環境に進出すると、そちらにおける防御札として使われるようになった。メタカードを積みづらく、早期に自分の動きを押し付けられると弱いそちらのデッキにとっては命綱となる。

[[【白青赤ゴスペル】]]が成立すると、次第に[[光]][[単色]][[マナ]]に窮乏しやすいそちらに[[4枚積み]]されることが多くなった。特に[[【黒緑アビス】]]は[[リソース]]を激しく消費して横展開するデッキのため、[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]でリソースを回復する前にこれを宛がわれると挽回が極めて困難となる。[[【青赤マジック】]]でも[[革命チェンジ]]先が吹っ飛ぶのは当然のこと、先攻3ターン目に相手が出した[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]などのコスト3帯や後攻2ターン目の初動クリーチャーも範囲に入るのが優秀。ただし[[【青赤マジック】]]は[[【黒緑アビス】]]よりリソースが太く、再展開が容易なので過信は禁物。
遅くとも[[DM24-RP2]]発売近くになると、これを[[手打ち]]する動きが余りに[[【白青赤ゴスペル】]]の動きとして多くのプレイヤーに覚えられたため、露骨にマナブーストやウィニー展開などで避けられることも増えた。
とはいえ[[王道篇]]時点で登場から丸8年以上が経過した、[[着地]]した後から[[除去]]する方式の[[コスト踏み倒しメタ]]が露骨に対策される時点で、その[[スペック]]は折り紙付きである。
**アニメ・漫画において [#a05db33a]
-アニメ「VSRF」第34話では[[切札 勝太]]が[[バサラ]]戦で使用。[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を[[除去]]し勝負を決めようとしたが、[[置換効果]]を発動され失敗に終わった。
この[[カード]]は事前に[[ドラゴン龍]]経由で[[ルシファー]]から貰っていたが、使用時まで何の[[カード]]か明かされなかった。このタイミングで出るのは十中八九[[DMR-23]]の新[[カード]]であろうと考え、唐突な既存ガチ[[カード]]の登場に驚いた視聴者も多いのではないかと思われる。
「キングMAX」では[[切札 ジョー]]が[[DMEX-06]]版を使用。 相手のマナの枚数以上の[[コスト]]を持つ相手の[[《自然の四君子 ガイアハザード》]]を山札に送り、[[《MAX・ザ・ジョニー》]]の召喚成功に貢献した。
なおこの時、ジョーの盤面には[[タマシード]]しか存在せず、ジョーは被害を全く受けなかった。

**その他 [#u0d94546]
-この[[カード]]の登場以降、[[《シディアン・ビーティス》]]や[[《サイコロプス》]]といった[[類似カード]]も作られていった。それぞれデッキによって使い分けよう。

-[[イラスト]]では[[《白骨の守護者ホネンビー》]]が手痛い目にあっている。
--このイラストは[[DMX-23]]の収録内容の予告になっているという説が有力である。「コジローの悪魔の復活戦略パック」に[[《一撃奪取 ブラッドレイン》]]と[[《白骨の守護者ホネンビー》]]が収録されており、[[先攻]]で[[マナカーブ]]にしたがって[[プレイ]]すると、ちょうど[[後攻]]3ターン目に《オリオティス・ジャッジ》で[[山札送り]]されてしまう。
偶然かもしれないが、この商品は[[DMX-22]]で《オリオティス・ジャッジ》が初登場→[[DMX-23]]発売→[[DMX-24]]で《オリオティス・ジャッジ》[[再録]]と《オリオティス・ジャッジ》の収録弾に挟まれてもいる。

-[[DMX-22]]版の[[フレーバーテキスト]]では「[[不正]]は許さない!」と[[《制御の翼 オリオティス》]]が啖呵を切っているが、上記の通り[[正規コスト>名目コスト]]を払って出てきたクリーチャーにも効果があるため、若干理不尽な言い分となっている。
メタ範囲の観点では、相手にしか効果がない[[《制御の翼 オリオティス》]]と異なり自分も対象に含まれるため、ある意味公平性が増している。

-[[DM23-RP2]](TF3/TF10)版のフレーバーテキストの元ネタは2ちゃんねる発祥のコピペ「ヨハネスブルグのガイドライン」。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#ba563fa7]

|オリオティス・ジャッジ VR 光文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|各プレイヤーは、自身の最大マナ以上のコストを持つクリーチャーをすべて、ランダムな順番で自身の山札の一番下に置く。|

[[DMPX-01]]で実装。[[ベリーレア]]になった。

[[山札の下]]に置く順番は[[ランダム]]になった。

**関連カード [#eaf3c988]
-[[《赤攻銀 ハムラービ/ハムラティス・ジャッジ》]]
-[[《奇石 オリオン》]]

-イラストに描かれているクリーチャー
--[[《制御の翼 オリオティス》]]
--[[《白骨の守護者ホネンビー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#c18a811e]
-[[DMX-22]]、[[DMPX-01]]&br;'''[[不正]]は許さない! ---制御の翼 オリオティス'''
-[[DMX-24]]&br;'''受賞者相手でも、今後も厳しい裁きを下していきます。 ---[[制御の翼 オリオティス>《制御の翼 オリオティス》]]'''
-[[DMEX-06]]&br;'''デュエキングを決める戦いは公平なものであるべきだ。そして、その為にジャッジは尽力しているのだ。'''
-[[DM23-RP2]](T3/T10)&br;'''相手に厳しく、自分にも厳しく。それが[[オリオティス>《制御の翼 オリオティス》]]の信条だ。'''
-[[DM23-RP2]](TF3/TF10)&br;'''[[オリオティス>《制御の翼 オリオティス》]]に[[不正]]が見つかって裁かれた者は、有罪率が300%を超えてしまう。最初に見つけた[[不正]]の他にも、隠れた[[不正]]が必ず2つ以上見つけられてしまうからだ。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]]&br;'''GPでの素晴らしき激闘に、拍手!'''
-[[DMPX-01]](PLAY'S CHARACTER CARD)&br;'''断罪の光が、貴方を裁きましょう――[[光の守護者 エレナ>エレナ]]'''

**収録セット [#l25c8753]
***[[デュエル・マスターズ]] [#f4561488]
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](12a/59)
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]](15/54)([[Dramatic Card]])
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](58/98)
-illus.[[shosuke]]
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](超14/超38)
--[[プロモーション・カード]](P15/Y16)
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DM23-RP2 「アビス・レボリューション 第2弾 忍邪乱武」>DM23-RP2]](T3/T10)(TF3/TF10)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#s143a44e]
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMPX-01 「PLAY'S CHRONICLE PACK」>DMPX-01]]
-CV:[[佐藤聡美]]
-illus.[[nuisuke]]
--[[DMPX-01 「PLAY'S CHRONICLE PACK」>DMPX-01]](PLAY'S CHARACTER CARD)

**参考 [#u56fc4bd]
-[[S・トリガー]]
-[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]
-[[コスト踏み倒しメタ]]
-[[マナゾーン]]
-[[全体除去]]
-[[山札の下]]
-[[山札送り]]

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