#author("2024-05-18T15:05:27+09:00","","")
#author("2024-07-11T07:40:40+09:00","","")
*《アクア・スーパーエメラル》 [#top]

|アクア・スーパーエメラル UC 水文明 (3)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 2000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚裏向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。|

[[DM-25]]で登場した[[リキッド・ピープル]]。

[[殿堂入り]]カード[[《エメラル》]]の[[調整版]]。

[[コスト]]1[[重く>重い]]なり、[[ブロッカー]]を得、[[種族]]が[[リキッド・ピープル]]に変更された。本家同様に[[手札]]を[[シールド交換]]するため、[[S・トリガー]]や[[シールド]]に絡んだギミックの仕込みなどを行える。
[[ブロッカー]]である点は大きく、1:1交換の[[S・トリガー]]を仕込んでも単純に2打点分の防御になる。[[シールド]]がなくなってしまっても[[ブロッカー]]として防衛に参加できるのもすばらしい点。[[速攻]]や[[ビートダウン]]相手には銀の弾丸となりえる1枚である。

仕込む内容としては、[[《アクア・サーファー》]]や[[《エマージェンシー・タイフーン》]](&[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]])など、純粋に[[アドバンテージ]]を稼ぐをものを仕込めば、[[ビートダウン]]や[[速攻]]相手には強力な武器となる。[[リーサル]]が大いに遠ざかり、下手に踏み抜くと逆に盤面をとられてしまうため厄介極まりないことだろう。
[[《終末の時計 ザ・クロック》]]や[[スパーク]]系を仕込めば確実に1ターンを稼いでくれる。超火力を1ターンで飛ばしてくる相手や土壇場の詰め合いに極めて強力な戦術であり、[[パワーカード]]のぶつけ合い・殴り合いになりがちな近年の[[環境]]ではかなり有効な戦術である。

仮に何も仕込めなかったとしても、少なくとも[[ブラフ]]か[[手札交換]]になるので、完全に無駄になることは少ない。

低[[コスト]]で[[能力]]持ちの[[水]][[ブロッカー]]は大抵[[攻撃できない]][[デメリット]]を持つが、この[[クリーチャー]]にはそのような[[テキスト]]がないため、相手[[プレイヤー]]や[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる。
そのため、[[《エメラル》]]と同じように[[ビートダウン]]を中心として採用される。[[シールド交換]]で防御性能を高めながら[[ブロッカー]]として二重の守りを見せつつ、[[クリーチャー]]への[[殴り返し]]にも有効に働くため、その活躍っぷりは本家に負けず劣らず優秀である。

[[リキッド・ピープル]]ということで[[種族]]的な恩恵は豊富。[[《超閃機 ジャバジャック》]]や[[《クリスタル・スーパーパラディン》]]や[[《侵略者 バロンスペード》]]に[[進化]]させられる。[[《龍素記号iQ サイクロペディア》]]の[[シンパシー]]要員にしてもいい。

[[シールド交換]]する[[クリーチャー]]としては、[[カード]][[パワー]]的に優れる上に防御性能に秀でており使いやすいため、[[水]][[文明]]を使った[[デッキ]]では広く活躍してくれるだろう。
他の同種たちとはスペックや運用性の違いがあるので、うまく使い分けるとよいだろう。

**ルール [#ibb18f03]
-手札からの[[シールド追加]]がシールド回収の条件となっているため、手札が0枚の場合は[[シールド回収]]できない。

**比較対象 [#a36ab54d]
-[[スーパーカード]]は元となった[[カード]]の[[完全上位互換]]であるのだが、この[[カード]]だけは[[《エメラル》]]の[[調整版]]。もっとも、すでに[[殿堂入り]]している[[カード]]の[[完全上位互換]]が登場するはずもないが、[[防御性能が本家より上がっている事>ブロッカー]]に目を向ければ、本家が規制された理由である他[[文明]]の[[S・トリガー]]をタッチして使うという戦法に使うのもアリではある。
-[[スーパーカード]]は元となった[[カード]]の[[完全上位互換]]であるのだが、この[[カード]]だけは[[《エメラル》]]の[[調整版]]。もっとも、すでに[[殿堂入り]]している[[カード]]の[[完全上位互換]]が登場するはずもないが、[[防御性能が本家より上がっている事>ブロッカー]]に目を向ければ、本家が規制された理由である他[[文明]]の[[S・トリガー]]を[[タッチ]]して使うという戦法に使うのもアリではある。

-[[《アクア・シューター》]]の[[完全上位互換]]。[[水]]の3〜4[[コスト]]の[[攻撃]]できる[[ブロッカー]]の存在意義がこの[[カード]]の登場でほぼなくなった。
--攻撃可能な[[水]]のブロッカーの[[コスト論]]が見直されて登場したカードがこのカードであり、それまで攻撃可能な[[水]]の[[ブロッカー]]に実用性のあるものはほとんどなかった。

**他のカード・デッキとの相性 [#l246bc85]
-[[S・トリガー]]を仕込むのに目が行きがちだが、[[S・バック]]を確実に発動させることもできる。例えば、[[手札]]から[[火]]の[[カード]]を[[シールド]]に埋め、それをすぐに[[回収]]すれば[[《デュアルショック・ドラゴン》]]や[[《爆襲 アイラ・ホップ》]]が出せる。

-上の[[コンボ]]を応用すれば[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]/[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]の[[ループ覚醒]]を1[[ターン]]に何度も行うことができる。

-[[【カウンターマッドネス】]]では[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]を仕込むために良く使われる。ついでに[[シールドゾーン]]から[[マッドネス]][[クリーチャー]]を掘り出せれば儲けものだろう。

**環境において [#s2b4972b]
登場以来[[色]]の合う[[ビートダウン]]や[[カウンター]]を中心に長期に渡って使われた。当初としてはこれで[[《アクア・サーファー》]]を仕込んで[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]を返す運用が主体。

一番の活躍は[[戦国編環境]]における[[【カウンターマッドネス】]]系統での活躍である。

[[エピソード3環境]]で[[【カイザー「刃鬼」】]]の振るう[[《パクリオ》]]が目立つと、純粋なシールド回収としても使われるようになった。

[[【ガネージャ墓地ソース】]]では生き残れば[[《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》]]の進化元になり、破壊されても1枚クリーチャーが墓地に増えるという二段構えを形成。後年よりも墓地肥やし速度が格段と低かった、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]が大流行していた、などの理由から、ある意味では無理からぬことであった。

[[【ガネージャ墓地ソース】]]に限らず[[【墓地ソース】]]全体においても使われた。[[【シューゲイザーワンショット】]]との対面では[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を仕込んで耐えれば[[《暴走龍 5000GT》]]による全体除去で当時の[[《神聖麒 シューゲイザー》]]での呼び出し先は一網打尽にすることができ、[[《神聖麒 シューゲイザー》]]本体も[[殴り返し]]で[[破壊]]できた。

[[【イメンループ】]]の全盛期は時間稼ぎとして重宝された。[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]存在下なら[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]とその龍解後のもので呼び出せるので無駄がなかった。[[革命編環境]]を席巻していた[[【レッドゾーン】]]への対策としても注目され、特に相手が[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]を引いていない展開なら[[ブロッカー]]と[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で2ターン延命することができた。

その後も、カウンター系の[[【オールデリート】]]や[[【ウーニループ】]]で使われることがあった。

**アニメ・漫画において [#ge2c6901]
-漫画「SX」では[[アダム]]が[[ザキラ]]戦で登場。[[《超次元リバイヴ・ホール》]]の[[効果]]によって[[墓地]]から回収されたが、その後の出番はなかった。おそらく先ほどのターンで、[[《邪神M・ロマノフ》]]の能力で唱えた[[《魔弾 クリティカル・デストロイヤー》]]によって[[破壊]]された[[ブロッカー]]の一つだったと考えられる。

-漫画「ビクトリー」では[[ドラゴン龍]]が[[勝太>切札 勝太]]戦で使用。[[《ガンヴィート・ツイスト》]]を仕込みつつ、攻撃に転じた。

-アニメ「[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]」第28話の「[[最上川 イッサ]]vs[[カレン]]」([[メンタル・デュエマ>異世界転生宣言 デュエル・マスターズ「覇」#day3]])でイッサが使用。
[[cip]]で[水(6)]のワイルドカードを[[シールド]]に仕込み、[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]の[[攻撃]]を[[ブロック]]して[[破壊]]された。仕込んだシールドはその後[[《B.F.F. モーメント》]]として唱えられた。

**その他 [#fd76405c]
-この手の[[シールド交換]]のお約束として、[[S・トリガー]]を仕込んだと思ったら[[回収]]した[[カード]]も[[S・トリガー]]で差し引きゼロになってしまうのはよくある話。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#a57b1d75]
[[DMPP-17]]で実装。

-[[《クリスタル・ツヴァイランサー》]][[ナーフ]]前なら[[スパーク]]系を仕込みながら《ツヴァイ》を複数出し、返しの反撃に備えながら[[ワンショット]]する動きがより容易にできたであろう。《ツヴァイ》がナーフされたからこそ登場を許されたと言えるかもしれない。

-このカードが公式Twitterで公開された同日に、[[《アクア・アドバイザー》]]も公開されている。この二枚で[[デザイナーズコンボ]]になっており[[リキッド・ピープル]]二体が並べられる。なお、[[ディスカード]]込みだと[[手札補充]]ではなく[[手札交換]]止まりなので注意。

-[[DMPP-19]]までは[[《DNA・スパーク》]]や[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《ウェディング・ゲート》]]と他文明のカードを仕込んでいたが、[[DMPP-20]]では色が同じで逆転性能も高い[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を獲得した。

-登場時点では、元となった[[《エメラル》]]はデュエプレに実装されていない。

-[[MODE→CHANGE]]版の[[フレーバーテキスト]]に並ぶ5つの「力」はそれぞれ[[スパーク]]、[[ブレイン]]、[[ハンド]]、[[スクラッパー]]、[[トラップ]]を示唆していると思われる (([[《「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》 >《「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》]]のカード名を踏まえた表現))。
TCG版で収録された際にも度々見られた、[[S・トリガー]]との相性の良さを示唆するフレーバーである。また、「〜の力」というフレーズを列挙する文体は、[[DMEX-01]]版をオマージュしている。

**関連カード [#h4bc761b]
-[[《アクア・シューター》]]
-[[《エメラル》]]
-[[《H・センボン》]]
-[[《無法地帯 マクラーゲン/無法警報PSY》]]
-[[《「策略のエメラル」》]]

-[[DM-25]]の、既存カードの[[完全上位互換]]的な性格を持つ[[スーパーカード]]。
全て[[カティノカード]]でもある。
--[[《スーパー・スパーク》]]
--[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]
--''《アクア・スーパーエメラル》''

**[[フレーバーテキスト]] [#q0ca93fa]
-[[DMX-10]]、[[DMPP-17]] (通常版)&br;'''アクア・タクティクス ニ段階防御、準備完了! ---アクア・スーパーエメラル'''
-[[DMX-18]]、[[DMPB-04]]&br;'''見てな。今度はもっとワクワクするフォーメーションを作ってやる。負けてもくじけないのも、弱さの特権なのさ。 ---[[アクア・メディアクリエイター>《電脳 メディクリ-1》]]'''
-[[DMX-24]]&br;'''[[ブロッカー]]部門受賞のこのオレのタラコ姿、みんな見てくれ! ---アクア・スーパーエメラル'''
-[[DMEX-01]]&br;'''[[龍の軍勢の力>DMC-36]]と、[[天門の力>DMC-37]]。そして、[[悪魔神の力>DMC-38]]・[[大地の力>DMC-39]]・[[極神の力>DMC-40]]。[[超越した円盤>スーパーデッキ・ゼロ]]に刻まれた、5つの力が世界を変えた。'''
-[[ファイナろうぜ!!革命パック]](P17/Y15)、[[プライズ]]&br;'''[[S・トリガー]]をめぐる攻防を制するようになったら、上級者だな。   ---アクア・スーパーエメラル'''
-[[DMPP-17]]([[MODE→CHANGE]])&br;'''[[閃光の力>スパーク]]、[[知識の力>ブレイン]]、[[強欲の力>ハンド]]に、[[破壊の力>スクラッパー]]、そして[[魅惑の力>トラップ]]すら使いこなす。それがアクア・スーパーエメラルの力だ。'''

**収録セット [#ee74658f]
***[[デュエル・マスターズ]] [#ve2e798b]
-illus.[[Sumihito]]
--[[DM-25 「極神編 第2弾 人造神の創造(バイオレンス・クリエイター)」>DM-25]](23/55)
--[[DMC-61 「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」>DMC-61]](43/94)
--[[DMD-02 「スタートダッシュ・デッキ 水&闇編」>DMD-02]](6/15)
--[[DMX-10 「デッキビルダー鬼DX キラリ!レオ編」>DMX-10]](32/56)
--[[DMX-18 「三段変形!龍解オールスターズ」>DMX-18]](34/50)
--[[DMX-20 「デッキ一撃完成!! デュエマックス160 〜革命&侵略〜」>DMX-20]](40/68)
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](30/80[2007])
--[[プロモーション・カード]](P20/Y6)([[アルトアート]])
--[[ファイナろうぜ!!革命パック]] (P17/Y15)
-illus.[[Taro Yamazaki]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]](25/54)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#w2b7532e]
-CV:[[小島史裕]]
-illus.[[Sumihito]]
--[[DMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」>DMPP-17]]
--[[プライズ]]([[アルトアート]])
-illus.[[Taro Yamazaki]]
--[[DMPB-04 「LEGEND OF PLAY'S 2024」>DMPB-04]]

**参考 [#y760c087]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[ブロッカー]]
-[[cip]]
-[[シールド交換]]

-[[スーパーカード]]
-[[カティノカード]]
-[[優勝者賞]]

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