#author("2024-10-16T22:59:09+09:00","","")
#author("2024-11-14T13:07:50+09:00","","")
*《「&ruby(はどう){覇道};」の&ruby(いただき){頂}; シュラ・ベートーベン》 [#le4df473]

|「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン SR 闇/火/自然文明 (10)|
|クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/ゼニス 13000|
|''T・ブレイカー''|
|自分のドラゴン・クリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置いてもよい。|
|自分のドラゴン・クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を与える。|
|ドラゴン・クリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。|

[[DMX-25]]で登場した[[闇]]/[[火]]/[[自然]]の[[キング・コマンド・ドラゴン]]/[[ゼニス]]。

初の[[有色]][[ゼニス]]であり、[[召喚]]限定[[cip]]の範囲が自身から味方[[ドラゴン]]全体に広がっている。つまり、この[[クリーチャー]]自体は[[コスト]]踏み倒しで出しても、後続が続くようであれば、特に問題にはならない。単に[[《フェアリー・ミラクル》]]を打つための序盤の[[マナ]]埋めをケアするのにも有用。

[[ドラゴン]]の多くは大規模な[[除去]]を持つため、そこに[[スレイヤー]]を付与すると大抵はオーバーキルになりがちだが、例えば除去を原則3回受けないと倒せない[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を[[殴り返し]]によって処理するにはうってつけ。[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]の[[マナ]]送りで1回選んでから、そちらとこちらで殴り返しすればすぐにあちらの[[特殊敗北]]能力を突くことができる。

名称自体は[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]からの派生と思われるが、[[能力]]的には[[エピソード2]]で登場した[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]・[[《偽りの王 フォルテッシモ》]]・[[《偽りの王 カンタービレ》]]の3体を1つにまとめたような性能である。

しかし、10[[マナ]]ある段階としてのアクションとしてみると、2[[マナ加速]]の上で即座に殴れる[[T・ブレイカー]]が用意されるだけとなっており、他の同[[コスト]]帯の[[ゼニス]]や[[ドラゴン]]と比較しても物足りない。[[除去]]耐性も持っていないため、ただ[[ファッティ]]を立てただけで終わってしまう可能性も十二分にある。

したがって、10[[マナ]]しかない状態で10マナきっかり払って出すような使い方では100%性能を活かし切ることはできない。
活かし切るには、早期に踏み倒して軽量[[ドラゴン]]を並べて他の[[フィニッシャー]]に繋げるか、15マナ程度まで伸ばしてから他のフィニッシャーと同時に展開していくかのいずれかが望ましい。
元にいた場所を問わず、[[召喚]]したドラゴンがそのまま2[[マナ加速]]に変換される上に、[[マナゾーン]]からの召喚に回数制限がないため、[[《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》]]や[[《ボルバルザーク・エクス》]]ら[[マナ回復]]と組み合わせれば驚異的な展開が見込める。

[[《龍世界 ドラゴ大王》]]・[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]・[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]、これら3体も比較的簡単に揃うため、[[フィニッシャー]]としては理想的だろう。
[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]と組み合わせないのであれば[[《無双恐皇ガラムタ》]]も視野に入る。[[《光神龍ダイヤモンド・グロリアス》]]で[[ダイヤモンド状態]]にさせれば《FORBIDDEN STAR》とも併用可能。

[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]と[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]があれば、大量の[[マナ]]を用意することが前提となるが、比較的緩い条件で[[ループ]]して[[マナゾーン]]の[[ドラゴン]]を出し尽くすことができる。またループを考慮せずとも、《ニガ=アブシューム》との相性は特筆に値する。(破壊されたドラゴンがマナゾーンへ移動して再度[[召喚]]が可能になる上、[[色事故]]の心配もなくなる)

総括して[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]以上に補助的な働きを持つ[[ゼニス]]であり、単体では少々派手さに欠ける。
しかし、この[[カード]]の真価は[[《地掘類蛇蝎目 ディグルピオン》]]や[[《コッコ・ドギラッチ》]]など、他の有用な[[ドラゴン]]・ドラゴンサポートによって発揮されるものである。構築ではそれを心がけたい。

先述の通り[[cip]]以外にも魅力的な[[能力]]が勢揃いであり、[[ゼニス]]でありながら[[【連ドラ】]]や[[【ミステリー・キューブ】]]にも難なく組み込めるスペックである。

-[[ドラゴン]]であれば''[[マナゾーン]]から[[S・バック]]や[[ニンジャ・ストライク]]を使う''ことも可能。[[《デュアルショック・ドラゴン》]]や[[《土隠龍ジライヤ》]]、[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]に[[《裏斬隠蒼頭龍 バジリスク》]]が該当する。&br;ただし、[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]の[[スーパーS・バック]]は[[多色マナ武装]]によって[[手札]]からのみ有効になるため、《シュラ・ベートベン》存在下でマナゾーンの《ザ=デッドブラッキオ》をスーパーS・バックさせることはできない。
--特に《ハヤブサリュウ》と《バジリスク》との相性は抜群。前者なら''[[cip]]で2マナ加速する[[スピードアタッカー]]、[[ブロッカー]]、[[スレイヤー]]の[[コマンド]]・[[ドラゴン]]''という驚異的なスペックの[[クリーチャー]]に生まれ変わる。後者だと[[コマンド]]が無い代わりに[[プリン効果]]と[[W・ブレイカー]]が付いてくる。ただし、それぞれ[[光]]・[[水]]を含むので、[[デッキカラー]]も合わせての使用になるだろう。&br;また、先述の[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]や《ハコオシディーディ》が場にあろうものなら事実上の[[無限ブロッカー]]にもなり得る。

-他にも、[[G・ゼロ]]や[[リベンジ・チャンス]]・[[キリフダッシュ]]等も使用可能。変わったところだと、[[《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》]]の[[代替コスト]]による[[召喚]]も可能になる。
--《オカルト》を代替コストで召喚すれば、場の3体を生贄にはするものの、0[[コスト]]2[[マナ加速]]という芸当もできる。

-早期に踏み倒す手段としては、《FORBIDDEN STAR》との相性の良さが指摘されている[[《ドラゴンの執事ニャンパッタ》]]が選択肢として挙げられる。また[[闇]]と[[自然]]を両方持っているので、[[【青黒退化】]]・[[【青緑退化】]]のギミックを使うことも一応可能。


**環境において [#u8e93f3f]
当初の評価としては環境[[デッキ]]を組むなら今一つの[[カード]]であったが、[[【ブライゼシュート】]]が環境入りしてからは積極的に採用されるようになった。特に[[《星龍の記憶》]]で[[S・トリガー]]化した[[ドラゴン]]達を[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]で複数体出しすると、それらのドラゴンで[[マナ]]を伸ばしつつ即座に[[1ショットキル]]を仕掛け、1ショットキルに失敗しても伸ばしたマナで追撃する、という無駄のない動きができる。

ただ、[[《トライガード・チャージャー》]]が登場したあたりから[[デッキ]]パーツとして脱落するケースが多くなった。劣勢を[[シールド追加]]からの[[スーパー・S・トリガー]]でひっくり返したり動き初めを早くしてくれる[[チャージャー]]として役立ったりするあちらと異なり、こちらは終盤にならないと強くならない点から優先度が下がったと言える。

後に[[【ブライゼシュート】]]は[[殿堂レギュレーション]]改訂によってあまり見かけられなくなったが、[[超天篇]]からは[[【5色蒼龍】]]において採用されるケースが見られるようになった。

ところが[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]が登場すると立場は一変。大規模マナブーストもマナ召喚もあちらで十分というケースが目立ち、ほとんど対戦で見かけなくなった。その後登場した[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]を使う場合[[召喚酔い]]が解けるまで[[攻撃制限]][[能力]]によって凌げるので、そもそもこちらで[[スピードアタッカー]]を[[付与]]しなくとも困らない。

**[[デュエパーティー]]では [#i036c753]
凶悪なマナ加速性能を持つため、[[黒赤緑]]のドラゴンデッキにおける[[パートナー]]の有力候補。
[[パートナーゾーン]]から召喚して、デッキ内に組み込んだ召喚扱いの軽量[[ドラゴン]]を大量に[[マナ召喚]]し、マナブーストと展開を繰り返して[[《無双恐皇ガラムタ》]]を含む大量のドラゴンによってそのターン中に参加者を全員なぎ倒すデッキが知られている。

[[デュエマ妄想構築録 vol.63-5>https://corocoro.jp/news/374596/]]でもこの構築が紹介されている。そちらでもレベル3(ガチ)向けのデッキとされている通り、制圧と[[ワンショットキル]]を狙うデッキなので、カジュアルレベルだと使いにくいのが欠点。

環境黎明期ではまだ他のデッキの開発が進んでいなかったためトップメタであったが、徐々に研究が進むと必ずしもこのデッキを選択する必要がなくなっていった。
環境黎明期ではまだ他のデッキの開発が進んでいなかったためトップメタであったが、徐々に研究が進むと[[パートナー]]が公開された段階で戦術が明らかであり、対策されやすいことからその座を退いた。
それでも決まれば全員を瞬殺出来るパワーには魅力があり、人気の[[パートナー]]の一つである。
**関連カード [#qcadb50d]
-[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]

***修羅丸 [#wa3361ba]
-[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]
-''《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》''
-[[《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》]]
-[[《真実の名 修羅丸》]]

***希望の双子二人一組 [#h5d663e7]
-[[《希望の絆 鬼修羅》]]

***希望の双子の融合形態 [#f7edb214]
-[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#c7fab9d8]
-[[DM23-EX3]]&br;'''[[修羅丸>《真実の名 修羅丸》]]は、[[レディオ・ローゼス>《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]の策略によって[[キング・コマンド・ドラゴン]]の鎧を着せられ[[ゼニス]]にされていた。'''

**収録セット [#p3747b96]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」>DMX-25]](S10/S10)
--[[DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕」>DMRP-12]](G5/G8)([[ウルトラゴールデンカード]])
--[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](TF8/TF10)

**参考 [#ie4e27e3]
-[[黒赤緑]]
-[[キング・コマンド・ドラゴン]]
-[[ゼニス]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ドラゴン]]
-[[マナブースト]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[スレイヤー]]
-[[マナ召喚]]

&tag(クリーチャー,闇文明,火文明,自然文明,黒赤緑,3色,多色,コスト10,キング・コマンド・ドラゴン,キング・コマンド,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,ゼニス,パワー13000,T・ブレイカー,ドラゴンサポート,召喚限定cip付与,マナブースト,スピードアタッカー付与,スレイヤー付与,マナ召喚,・,終音「ん」,修羅丸,SR,スーパーレア,MITSUAKI MATSUMOTO);