#author("2024-03-24T13:00:13+09:00","","")
#author("2024-10-12T18:55:51+09:00","","")
*《「&ruby(いわ){祝};え!この&ruby(ものがたり){物語};の&ruby(しゅうまく){終幕};を!」》 [#m08ac523]

|「祝え!この物語の終幕を!」 R 水/火文明 (6)|
|呪文:美孔麗王国|
|''<ビビッドロー>[水/火(4)]''(自分のターン中、攻撃の前にこの呪文をドローした時、表向きにしてもよい。そうしたら、このターンこの呪文を[水/火(4)]支払って唱えてもよい)|
|カードを1枚引く。その後、水または火のコスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。このターンの終わりに、そのクリーチャーを山札の上に置く。|
|''<ビビッドロー>[水/火(4)]''|
|カードを1枚引く。その後、水または火の、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。このターンの終わりに、そのクリーチャーを山札の上に置く。|

[[DMRP-15]]で登場した[[水]]/[[火]]の[[美孔麗王国]][[呪文]]。

[[《煉獄と魔弾の印》]]の[[手札]]版とも言うべき[[コスト踏み倒し]]系の呪文である。ドロー効果が付いた一方、このターンの終わりに出したクリーチャーは山札の上に戻ってしまう。
踏み倒されたクリーチャーがバトルゾーンを離れてしまうのは寂しい所があるが、[[cip]]の再利用できること、次の相手のターンで殴り返しを受けないというメリットもあり、[[ビビッドロー]]持ちなら、その[[ビビッドロー]]を確定させることが出来るとも言える。
また、この呪文も[[ビビッドロー]]を持つので、[[《煉獄と魔弾の印》]]よりも軽いコストで早期に唱える事も可能。

同弾の[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]とは[[デザイナーズコンボ]]が組まれており、5~6[[ターン]]目にこの呪文で《メテヲシャワァ》を[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]、その[[ターン]]の終わりに《メテヲシャワァ》を[[トップデック]]することで、次の[[ターン]]、今度は[[ビビッドロー]]により《メテヲシャワァ》を場に出すことができる。加えて、あちらの[[cip]]が2回発動するので、合計8[[ドロー]]となり、相手に強力な[[ロック]]をかけながら[[攻撃]]をすることが可能となる。
ただし《メテヲシャワァ》が手札か山札の一番上にないと成立しないので、このコンボを狙うのなら[[《クリスタル・メモリー》]]などで[[サーチ]]しておくべきだろう。

[[スピードアタッカー]]を[[付与]]することから、当然のごとく[[アタックトリガー]]を持ったクリーチャーと相性がいい。[[侵略]]や[[革命チェンジ]]を使うのもいいだろう。特に革命チェンジは、山札の上に戻らなくなるため、相性がいい。

[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]を[[ビビッドロー]]で唱えた際に出してそちらの[[cip]]で[[墓地]]に[[落ちた>落ちる]]この[[カード]]を唱えて[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]を出せばそれだけで5打点が揃う。そこに[[《龍装者 バルチュリス》]]を追加すれば5ターン目に[[ロック]]付きの[[1ショットキル]]ができることになる。

[[《無限合体 ダンダルダBB》]]で[[Jトルネード]]した[[GR召喚]][[ジョーカーズ]]を再展開できるため、[[【バーンメアジョーカーズ】]]とも多少の[[シナジー]]がある。裏を返せば[[《無限合体 ダンダルダBB》]]以外に手軽な詠唱手段がなく、ビビッドローのサポートも普通の構築ならほぼ存在しないため、[[汎用性]]は低い。

cipを使い回せる点は、[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]を連想させるが、[[ループ]]などコンボデッキの始動要員としては、ビビッドローを発動するための山札操作という行程を挟まない限り、[[コスト]]に見合ったリターンは帰ってきづらい。また、[[山札の上]]送りの発動タイミングが[[ターンエンド時>ターン終了ステップ]]であるため、ターンエンドを迎えることなくコンボ成立によって勝利するコンボデッキとはアンチ[[シナジー]]。

-このカードの登場で、元から[[スピードアタッカー]]が多い[[火]]はともかく、コスト7以下の水クリーチャーの有能性が向上したと言ってよい。例を挙げるなら以下のカードがある。

|7マナ||
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|この呪文を再利用して更に展開。|
|[[《傾奇黙劇 アルレキヰノ》]]|アタックトリガーでコスト9以下の呪文を詠唱。|
|[[《不可思議 ビダダ魔ン》]]|アタックトリガーで[[呪文横取り]]|
|[[《ν・龍覇 メタルアベンジャー R》]]|[[cip]]で[[ドラグハート]]を出しつつ[[手札補充]]|
|[[《ジョリー・ザ・ジョルネード》]]|cipで3回[[GR召喚]]。自身を含めた[[ジョーカーズ]]は[[ブロックされない]]。&br;そのまま[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]に[[革命チェンジ]]して&br;《Jの旅路》の能力で捨てるともう3回GR召喚が可能|
|[[《「綺羅星の豪傑」》]]|cipで手札補充とシールド追加。|
|[[《仮面のマジン・クロスノーム》]]|2体に[[プリン効果]]を放ち、[[攻撃制限]]に[[耐性]]を持つ|
|[[《神滅海王グラン・ベルゼ》]]|シールドに攻撃が通ればハンデス。|
|[[《虹色の精霊龍 ホワイトクライ》]]|場を離れる/cipで多色以外をバウンス。|
|[[《アクア・ウェイブスター》]]|~|
|[[《海王聖霊ウナ・アラーナ》]]|シールドに攻撃が通る/cipで[[ダブル・フリーズ]]。|
|[[《大聖堂 ベルファーレ》]]|~|

|6マナ||
|[[《雅役者 マチネソワレ》]]|[[プリン効果]]で相手を封じる[[アンタッチャブル]]。&br;使い勝手としては《メテヲシャワァ》に近い。|
|[[《猛菌魚雷ヤサカノフカ》]]|[[ブレイク・ボーナス]]で大量[[山札破壊]]。|
|[[《禁断機関 VV-8》]]※|[[cip]]で[[山札の上]]5枚から2枚を[[手札補充]]、3枚を[[封印]]として自身の上に置く。&br;封印された時点で[[無視]]されるので[[ターンエンド]]時の山札送りを無効化|

-また、[[解決]]で[[付与]]する能力にしては珍しく、[[スピードアタッカー]]が切れるタイミングが書かれていない。通常は[[ターン]]の終了時に[[トップデック]]に移動するので効果は切れるが、何かしらの[[耐性]]によってバトルゾーンを離れなかった場合、永続的に[[スピードアタッカー]]を持ったままとなる。登場[[ターン]]以降は[[スピードアタッカー]]の意味はあまりないが、[[《直神兵ワッショイエクスプレス》]]や[[《トミカタウン》]]などの[[スピードアタッカー]]を参照する能力に影響することには注意。

-コスト踏み倒しには進化クリーチャーも可能。ただし、山札に戻す際は、進化元も巻き込んでしまうことに注意。

-同色かつ、同じ様式の効果を持つ[[《希望と勝利の伝説》]]と比較しても、コストが軽い点ではあちらが勝るが、踏み倒しの自由度、[[召喚酔い]]の解除や殴り返しを受けない点ではこちらが圧倒的。
もちろん、[[《希望と勝利の伝説》]]の踏み倒しの対象である[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]も、こちらで踏み倒した方がお得。

-アニメ『[[キング>デュエル・マスターズ キング(アニメ)]]』では第30話で[[チョウキ]]が[[切札 ジョー]]戦で使用。
6ターン目に[[スペシャルドロー>今引き]]で引き当てた後に唱えられ[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]を[[バトルゾーン]]に出し、次の7ターン目に《メテヲシャワァ》の[[ビビッドロー]]を発動させるコンボを使用した。

**関連カード [#bf84bv90]
-[[《煉獄と魔弾の印》]]

-[[《希望と勝利の伝説》]]

-イラストに描かれているクリーチャー
--[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#n4edcdcb]
-[[DMRP-15]]&br;'''[[美孔麗王国]]の劇は、突然「祝え、この物語の終幕を!」のセリフとともに降臨した[[メテヲシャワァ>《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]が世界を滅亡させ、観客がそれを拍手喝采で迎えて終わる。'''
-[[DM24-EX2]]&br;'''[[メテヲシャワァ>《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]の襲来は、喝采をもって迎えられる。'''

**収録セット [#rc826wcc]
-illus.[[MATSUMOTO EITO]]
--[[DMRP-15 「十王篇 第3弾 幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」>DMRP-15]](26/95)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](37/68)
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](超34/超47)
--[[プロモーション・カード]](P65/19)

**参考 [#tba0a922]
-[[美孔麗王国]]
-[[ビビッドロー]]
-[[ドロー]]
-[[水]]
-[[火]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[付与]]
-[[ターンエンド>ターン終了ステップ]]
-[[山札の上]]
-[[【青赤ビビッドロー】]]
-[[【終幕ミラダンテSF】]]

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[[公式Q&A]]

-2つ目の効果について

>Q.自分のターン中、''《「祝え!この物語の終幕を!」》''を2回唱え、1回目で[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]をバトルゾーン出し、2回目で[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]をバトルゾーンに出しました。ターンの終わりにこれら2体のクリーチャーを山札の上に置く際、その順番はどうなりますか?
A/好きな順番で山札の上に置きます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34223]](2020.9.18)

&tag(呪文,水文明,火文明,青赤,2色,多色,コスト6,美孔麗王国,ビビッドロー,ビビッドロー4,ドロー,コスト7以下,コスト踏み倒し,スピードアタッカー付与,ターン終了時,自己山札送り,R,レア,MATSUMOTO EITO,十王篇ブロック);