#author("2023-10-15T05:43:51+09:00","","")
#author("2024-11-04T11:31:02+09:00","","")
*《「ちくしょおおおおおおっー!!」》 [#ocf5ee3b]

|「ちくしょおおおおおおっー!!」 VR 闇/火文明 (6)|
|呪文|
|相手のターンの終わりに、そのターン自分のクリーチャーが破壊されていて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。|

[[DMEX-15]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[呪文]]。

相手の[[ターン]]中に自分の[[クリーチャー]]が[[破壊]]されると、その[[ターン]]の終わりに[[コスト踏み倒し]]で[[唱えて>唱える]]、こちらも相手の[[クリーチャー]]を1体[[破壊]]するという、やられたらやり返す[[能力]]となっている。
[[コスト]]無しで唱えるには、自分の[[マナゾーン]]に[[闇]]と[[火]]のカードが1枚以上なければならない。このカードを相手ターン中に使えるデッキは[[闇]]と[[火]]を使う[[デッキ]]に限定される反面、該当する[[デッキ]]であれば相手ターン中に使う条件を簡単に満たせる。

[[手札交換]]は[[闇]]/[[火]]のカラーリングには珍しく、引ける枚数が3枚と多い。[[ドロー]]前に[[手札]]を全て捨てるため[[手札]]が少ないほど強力になり、[[手札]]がこのカードだけなら実質[[デメリット]]は無い。また、[[手札]]のカードを[[墓地]]に置けるため、[[闇]]が得意とする[[墓地利用]]の準備もできる。

相手[[ターン]]中に[[ディスカード]]できるため、[[マッドネス]]と組み合わせてもよい。特に[[《サイチェン・ピッピー》]]のマッドネス能力は[[《とこしえの超人》]]に無効化される弱点を抱えていたが、この呪文なら前もって[[除去]]を打てるので[[コスト踏み倒し]]を阻害されにくい。
ただし、[[闇]]には[[【カウンターマッドネス】]]と相性のよいカードが[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]くらいしかおらず、運用に際しては[[闇]]の[[マナ]]の確保が課題となるだろう。

積極的にこの呪文を踏み倒したいというのであれば、相手のターン中に[[自壊]]できるクリーチャーを使うのが望ましい。[[《消王ケシカス》]]であれば、相手の[[cip]]を無効化した上で自壊するので、相性はなかなか。

相手[[ターン]]中に積極的に自分の[[クリーチャー]]を[[破壊]]するなら、「相手が自分のクリーチャーを破壊しなければ不利益になる」条件、または「相手のターン中に自分のクリーチャーを[[自壊]]させる」方法を探したい。
例えば[[《ビックリーノ》]]のような出しやすく[[破壊]]されやすい[[クリーチャー]]など。[[《消王ケシカス》]]で相手ターンの[[cip]]を打ち消しつつ、その破壊を利用して唱える方法もある。
また、[[ビートダウン]][[デッキ]]でこの[[カード]]を採用したら、相手が[[クリーチャー]]を[[破壊]]したり[[殴り返し]]しようとしない≒自分が[[ゲーム]]に勝てそうになるので、発動の機会が見込める。

[[《ミケニャンコ》]]で[[踏み倒し]]た[[クリーチャー]]は、相手の[[ターン]]のはじめに[[破壊]]されるので、[[ハンデス]]で[[捨てられる>捨てる]]か、[[ランデス]]で[[闇]]または[[火]]がなくならない限り確実にその[[ターン]]の終わりに[[唱える]]ことができる。

このような小難しい[[コンボ]]を考えずとも、[[【赤黒速攻】]]や[[【赤黒バクロ法師】]]で[[息切れ]]防止手段として手札に抱えておくのもいいだろう。クリーチャーを並べて殴っていけば、必然的に相手は[[殴り返し]]などでこちらのクリーチャーを破壊してくれることが多い。[[《ブラッディ・イヤリング》]]の様な[[チャンプブロック]]でも発動するので速攻[[メタ]]としても有用。



逆にこのカードを[[マナゾーン]]などに置くなどしてちらつかせておくことで、相手に自分のクリーチャーの破壊をためらわすための[[ブラフ]]に使うのもいいだろう。

総じて強力なカウンター能力と多くの発動機会に恵まれたカードであるが、[[侵略ZERO]]と同じく唱えられるのはあくまで「相手のターン終了時」。盤面を並べてから[[《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》]]などで[[1ショットキル]]を仕掛ける相手には無力になる事もあるので注意。
他にも、相手が[[マナ加速]]や[[墓地肥やし]]に専念してクリーチャーを碌に出さないデッキも苦手。[[【緑単ループ】]]や[[【カリヤドネループ】]]が主流の時代なら役に立たなかっただろう。

-このカードの登場時期の環境では[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]や[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]、[[《百鬼の邪王門》]]を筆頭に[[除去]]能力を持っている物が多いので、適当な[[ウィニー]]でも立たせておけばかなりの確率で引っかかるだろう。[[【墓地ソース】]]の序盤で使われる[[《戦略のD・H アツト》]]などはその筆頭である。[[マッハファイター]]や[[効果バトル]]を持つカードは、このカードをチラつかせるだけで動きにくくなってしまう。
深く考えなくとも[[チャンプブロック]]で条件を満たすのも良い。

-一応コスト6の[[呪文]]なので[[《邪眼皇ロマノフI世 GS》]]など、このカードを唱えられる[[能力]]を持つカードも多い。

-[[カード名]]の元ネタは[[フレーバーテキスト]]通り[[切札 勝利]]に勝利後、目的であったDMの証を世界中へ飛び散らされた時に発したセリフ。涙を流しながら絶叫する[[ザキラ]]の怒りはもっともではあるが、例によってなぜか全裸である。[[テキスト]]で股間の部分は隠されているものの、このシーンを知らない[[プレイヤー]]からすればなかなかシュールな図に見えるかもしれない。

**関連カード [#hc1b40db]
-[[《デーモン・ハンド》]]
-[[《ZERO ハンド》]]
-[[《超音速 ターボ3》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#h1d03c95]
-[[DMEX-15]]&br;'''[[勝利>切札 勝利]]との戦いを制した[[ザキラ]]だったが、渇望したDMの証は世界中の子供たちの元へと飛び散り、[[ザキラ]]の手に渡ることはなかった。 -『デュエル・マスターズFE』2巻より'''

**収録セット [#f9ded7b1]
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](20/100)

**参考 [#b4359efc]
-[[呪文]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[破壊]]
-[[手札交換]]

-[[ザキラ]]

&tag(呪文,闇文明,火文明,黒赤,2色,多色,コスト6,ターン終了時,手札誘発,コスト踏み倒し,除去,単体除去,確定除去,破壊,単体破壊,手札交換,VR,ベリーレア,Shigenobu Matsumoto);
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