#author("2024-03-13T22:04:57+09:00","","") #author("2024-03-13T22:09:41+09:00","","") *《♪&ruby(おもしろ){面白};き こともなき&ruby(ぼち){墓地};を &ruby(おもしろ){面白};く》 [#ac39c888] |♪面白き こともなき墓地を 面白く R 水文明 (2)| |呪文:マジック・ソング| |呪文またはタマシードを1枚、自分の墓地から選ぶ。このターン中、そのカードを使ってもよい。(ただし、そのコストは支払う)| [[DM22-RP1]]で登場した[[水]]の[[マジック・ソング]][[呪文]]。 自分の[[呪文]]または[[タマシード]]を[[墓地]]から再利用できる。 通常[[呪文]]は[[唱え>唱える]]た後[[墓地]]に置かれるためこのカードを使うにあたって下準備は必要なく、様々な呪文を追加2マナで再利用可能。 一方で[[タマシード]]を墓地から使う場合にはそうもいかず、相手に[[ハンデス]]や[[破壊]]されるか事前に[[墓地肥やし]]などを行わなければ[[墓地]]にタマシードが落ちることは無い。 幸い同[[文明]]に[[手札交換]]を行える[[《アストラルの海幻》]]や、自ら[[墓地]]に置かれる[[《バイケンの海幻》]]など相性のいいものも多くある。 とはいえ、順当に使うと[[《ダーク・リバース》]]や[[《ブツブッツ・レイン》>《奇石 アンコバ/ブツブッツ・レイン》]]同然なのでそこまでコストパフォーマンスは良くない。 加えて実際には墓地にあるままなので、手札に移動させるそれらとは違い次のターンに持ち越して使うことはできない。さらに[[《ダーク・リバース》]]や[[《ブツブッツ・レイン》>《奇石 アンコバ/ブツブッツ・レイン》]]同様相手の[[《若き大長老 アプル》]]の前では唱えることも墓地から移動させる(手札に戻したりバトルゾーンに出す)こともできなくされてしまう。 呪文の[[コスト軽減]]で1マナで唱えるか、軽量呪文と組み合わせたい。[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]などの墓地利用も相性が良い。 **ルール [#e97db765] -テキストに書いてある通り、[[コスト]]を支払って[[墓地]]から[[呪文]]カードまたは[[タマシード]]を[[使う]]ことを許可するものである。 「どんな重いカードでも○マナで[[コスト踏み倒し]]できる」という能力とは性質が違うので注意。[[墓地召喚]]のページも参照。 -唱えている最中のこの呪文は[[保留状態]]であるため、自身を選択し[[《エターナル・ブレイン》]]のように無駄撃ち連打することはできない。 --1枚が墓地にあり(以下「A」)、もう1枚唱えられるほう(以下「B」)があれば、AがBを対象にしてAが墓地に置かれ、墓地からBを唱えてAを対象にするという繰り返しで何度も無駄撃ちできる。根本的に[[《エターナル・ブレイン》]]1枚でできるプレイングのため特に意味はない。 -あるゾーンに置かれているカードに[[継続的効果]]を与え、そのカードを[[使う]]と結果としてそのゾーンから移動しなくても[[継続的効果]]はそこで終了する。 --これは[[保留状態]]から解放されると同時に失われると定義した[[変更点(2022.09.14)>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31662/]]によるもの。 -《♪面白き こともなき墓地を 面白く》で墓地の呪文を選んだ場合、唱えたカードの移動先に記述はないため基本的には墓地から移動しない。過去のカードでは[[《亜空艦 ダイスーシドラ》]],[[《Wave ウェイブ》]]に近い動きになる。[[チャージャー]]や[[《ピクシー・コクーン》]]など呪文自身が移動先を定義している場合と、[[《スローリー・チェーン》]]のように唱えている最中に自身を指定ゾーンに置く場合そちらが優先される。 --いずれにせよ、《♪面白き こともなき墓地を 面白く》での墓地の呪文利用は1回限りとなる。 -対象にしたカードが[[G・ゼロ]]を持っていた場合、墓地から唱える際にその[[G・ゼロ]]を使うことができる。[[アタック・チャンス]]や[[キリフダッシュ]]に関しても同様。 --ゾーン指定のない呪文は誘発条件を満たせば墓地からコストを支払わずに唱えることができるが、「手札から」というゾーン指定のある[[《百鬼の邪王門》]]は誘発条件を満たしても墓地からコストを支払わずに唱えることができない。 -[[呪文]]または[[タマシード]]の[[カードタイプ]]に限定しカードを選び、「指定したそれを[[使う]]」ことを許可するテキストのため、呪文やタマシードを含む[[ツインパクト]]のそうではない側は[[使う]]ことができない((参考:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44660/))。[[《ブレイン珊瑚の仙樹》]]とは一見テキストは似ているが、処理が異なるので注意。 -[[カードタイプ]]が限定されてカードを選び、それから「指定したそれを[[使う]]」ことを許可するテキストのため、[[ツインパクト]]は選んだ側のみ[[使う]]ことができる((参考:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44660/))。[[《ブレイン珊瑚の仙樹》]]とは一見テキストは似ているが、処理が異なるので注意。 --[[ACEクリーチャー>タマシード/クリーチャー]]は「タマシードでありクリーチャーでもある」ので、ACEクリーチャーを指定し、それを[[召喚]]することはできる。 --[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]で出た裁定により、上下呪文の[[《超次元エナジー・ホール/超次元サプライズ・ホール》]]すらも、対象を選んでから、選ばれていない側(例:《♪面白き こともなき墓地を 面白く》の効果で[[《超次元エナジー・ホール》]]として選んだ場合、選ばれていない[[《超次元サプライズ・ホール》]]側)をやっぱり後から唱えたいという融通すらもきかなくなった。 **環境において [#t7f7d8ea] 2023年4月初頭には、これを事実上の[[墓地回収]]として利用した[[【ダーツデリート】]]が[[アドバンス]]の[[チャンピオンシップ]]で3位入賞した。 **その他 [#uc6b3415] -2022年9月7日にカードテキストだけが公開された時点でループが考案され話題となり、その翌日にこのカードの裁定のみ収録に先んじて公開されるという異例の対応がなされた。[[ソース>https://twitter.com/t2duema/status/1567827889818828800]] 後の9月14日に総合ルールが改定され、「一度[[保留状態]]となったカードはそれまでに与えられていた[[効果]]を失う」というルールが追加された。未公開のルールに基づく裁定だったため、このような対応にならざるを得なかったと思われる。 #region2(上記対応前に行われた考察){{ -指定した呪文を唱えた場合、墓地にある間[[継続的効果]]が残り続け、そのターン中マナがあるないしは[[代替コスト]]を支払える限り連打できてしまう可能性があった。 --もし使えれば、[[《セイレーン・コンチェルト》]]や[[G・ゼロ]]呪文を無限に使える。現実的な[[要求値]]で[[《人形の裏技ペット・パペット》]]や[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]を2〜3ターン目の時点で無限詠唱、[[要求値]]無視なら''《ラララ・ライフ》で最速1ターンで無限マナブースト((1ターン目に手札にコスト1[[スノーフェアリー]]、その[[マナ基盤]]、2枚の《ラララ・ライフ》、1枚《面白く》。手札から唱えた《ラララ・ライフ》で青マナが確保されることも必要。))''が可能。 --《ラララ・ライフ》による無限ブーストから[[《バングリッドX7》]]のような[[マナ召喚]]・[[マナ回収]]を介して[[《水上第九院 シャコガイル》]]や[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]などを出すことで''1〜3ターンキル''が成立してしまうのではないかという声も上がっていた。 }} -元句は「おもしろき こともなき世を(に) おもしろく」。[[高杉晋作>《奇兵の超人》]]の辞世の句とされている。もともと面白くもないこの世を面白くするのは心のありよう次第であることだ、といった意味。 -[[フレーバーテキスト]]にある「ちはやふる」とは''和歌における''「神」もしくは「宇治」を導く枕詞。「[[アビスロイヤル]]」を「[[邪神>《アビスベル=ジャシン帝》]]」と解釈したか、あるいは単に同名の漫画作品の影響で有名な小倉百人一首の句から拝借したのだろう。 --もちろん、季語が要らない「川柳」や「和歌や俳句ではなく[[ハイク>《ヨサノ・エレキハイカー》]]という全く新しいジャンル」ならば、そういった制約は守らなくて良い。 -[[イラスト]]には[[《歩く賄賂 コバンザ》]][[《超宮兵 マノミ》]][[《遺跡隠れ ダンゴウ》]][[《走らせぬ者 カエランコ》]]に似た[[クリーチャー]]が描かれている。 いずれも[[新章世界>並行世界]]に登場した[[クリーチャー]]だが、[[ゴッド・オブ・アビス]]の背景世界が新章世界と同一かはわからない。同弾には[[《蒼き熱剣 デカベッタ》]]が収録されているため、[[ムートピア]]自体は存在していると思われる。 -開発段階では、効果はそのままでコスト1だったり、コスト3で好きなだけ使える((選んだ1枚を回数制限なしに使えるという意味なのか、一度に2枚以上墓地から対象を選べるという意味なのかは判断できない))ものが検討されていたと[[デュエチューブ]]で明かされた([[ソース>https://youtu.be/53Y5DroOhuE?t=326]])。 **関連カード [#card] -[[《大罪十二宮》]] **[[フレーバーテキスト]] [#o261db8e] -[[DM22-RP1]]&br;'''ちはやふる [[アビスロイヤル]] マジやばい — 一億年前から伝わる歌詞''' **収録セット [#rec1435e] -illus.[[HIRO”WO”NORI]] --[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 「伝説の邪神」」>DM22-RP1]](14/74) **参考 [#rc4d14a2] -[[マジック・ソング]] -[[呪文]] -[[タマシード]] -[[墓地]] -[[使う]] ---- [[公式Q&A]] -能力について >Q.''《♪面白き こともなき墓地を 面白く》''で、自分の墓地にある[[《ガード・グリップ》]]を選びました。その[[《ガード・グリップ》]]を一度墓地から唱えた後、墓地に再度置かれた[[《ガード・グリップ》]]をもう一度唱えられますか? A.いいえ、唱えられません。[[《ガード・グリップ》]]は一度唱えたことで、唱える前に与えられていた効果が失われています。 #region2(([[総合ルール]] [[409.1d>総合ルール本文#rule409_1d]])){{ :409.1d |保留状態になったカードが保留状態ではなくなった後、そのカードは、保留状態になる前に与えられていた効果を失います。&br例 : 「このターン、自分の墓地から使ってもよい」という効果が与えられたカードを自分の墓地から使用した結果、そのカードが再度墓地に置かれた場合、それをもう一度使うことはできません。&br;例2: 《蛇手の親分ゴエモンキー!》の効果を与えられたクリーチャーをマナゾーンから召喚した際、そのクリーチャーが《獣軍隊 ヤドック》の置換効果でマナゾーンにとどまった場合、そのクリーチャーを再度マナゾーンから召喚することはできません。 }} [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42146]](2022.9.28) >Q.''《♪面白き こともなき墓地を 面白く》''で、自分の墓地にある[[《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]を選びました。この[[《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]を、クリーチャーとして墓地から召喚することもできますか? A.いいえ、召喚できません。''《♪面白き こともなき墓地を 面白く》''の効果で選べるのは呪文のみです。選べるのは呪文側の[[《ハーミット・サークル》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]で、カード全体ではないので、そのクリーチャー側を召喚できるようにはなりません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42147]](2022.9.28) &tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト2,マジック・ソング,マジック,タマシードサポート,墓地詠唱,R,レア,HIRO”WO”NORI,王来MAXブロック);