#author("2023-12-26T17:07:51+09:00","","")
#author("2023-12-26T18:02:17+09:00","","")
*《“&ruby(マジゴッド){魔神轟怒};”&ruby(マグナ){万軍投};》 [#s01b8ae6]

|“魔神轟怒”万軍投 MSS 火文明 (6)|
|呪文|
|''マスターG・O・D・S''(この呪文を、自分の手札を1枚捨てて、唱えてもよい。そうしたら、このターン中に捨てた自分の手札1枚につき、この呪文を唱えるコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)|
|GR召喚を3回する。|

[[DMEX-07]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。

新能力[[マスターG・O・D・S]]と、[[GR召喚]]を3回行う能力を持つ。

見かけ上の[[マナコスト]]は6だが、手札を1枚捨てることで4コストで[[唱える]]ことができる。
2ターン目に[[《フェアリー・ライフ》]]などを撃てば3ターン目には準備が整う。
後攻なら[[《神出鬼没 ピットデル》]]で[[手札]]をあらかじめ2枚[[捨てれ>捨てる]]ば1[[ターン]]目に唱えることができる。

この[[呪文]]で捨てた分も累積するので、毎回[[手札]]を捨てて唱える場合、2枚目は2[[マナ]]、3枚目以降は赤[[マナ]]1つだけで唱えられる。

4マナで[[GRクリーチャー]]3体を並べられる展開力は魅力的。丁度[[《“魔神轟怒”ブランド》]]の自身に[[スピードアタッカー]]と[[W・ブレイカー]]を与える能力の条件が満たされる。

後述するように[[マナゾーン]]に5枚以上[[カード]]がある場合に使用できる[[重量級]][[マナドライブ]]持ち[[クリーチャー]]と組み合わせることで爆発的な[[アドバンテージ]]を得られる。最速で唱えるか、[[マナブースト]]してから撃つかは採用する[[デッキ]]次第となるだろう。

[[《天啓 CX-20》]][[《サザン・エー》]][[《クリスマIII》]]など、めくれた[[GRクリーチャー]]の[[能力]]によっては[[ドロー]]や[[マナ回収]]できるので、捨てた[[手札]]の損失も取り返しやすい。

マスターG・O・D・Sで捨てる手段は特に指定がない。事前に[[《戦略のD・H アツト》]]や[[《【問2】ノロン⤴》]]を出せば、[[手札交換]]ついでにこの呪文を1コストで唱えることができる。[[《エマージェンシー・タイフーン》]]を唱えて[[《一なる部隊 イワシン》]]を捨ててもいいだろう。

[[《SSS級天災 デッドダムド》]][[《Disジルコン》]][[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]のような[[墓地]]からでも使える[[カード]]は、この[[カード]]で捨てるものとしてもってこい。[[クリーチャー]]が並ぶことから[[フシギバース]]や[[ムゲンクライム]]を[[墓地]]に待機させておいてもいい。

この[[呪文]]自体の[[効果]]で捨てた枚数も累積して計算されるので、1ターンに2回唱えるのも難しくない。同じく[[DMEX-07]]で登場した[[《回収 TE-10》]]は[[マナドライブ]]5(水)で呪文1枚を[[サルベージ]]可能。6[[マナ]]貯まった状態で[[GR召喚]]された場合、[[墓地回収]]したこの[[呪文]]をすぐに唱えられる。

[[コスト踏み倒し]]と異なり、対象となる[[クリーチャー]]を手札に確保しておく必要がなく、腐りにくいのも利点となる。

額面コストが6なので[[《正義の煌き オーリリア》]]の[[ラビリンス]]に引っ掛からないという利点がある。

[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]を事前に場に出しておいた状態でこの呪文を唱えると、マスターG・O・D・Sによる[[ディスカード]]で[[《烈王“轟怒”飛流投》]]を踏み倒すことができる。そのまま2つの呪文のGR召喚と[[《烈王“轟怒”飛流投》]]による[[スピードアタッカー]][[付与]]で[[1ショットキル]]に向かうことができるため、この組み合わせは[[火]]を入れた[[【チェンジザドンジャングル】]](いわゆる【赤チェンジザ】)のGR召喚プランの候補になる。

**ルール [#m8d15bfa]
マスターG・O・D・Sは[[《“必駆”蛮触礼亞》]]の[[B・A・D・S]]2を彷彿とさせるが、こちらは手札が《“魔神轟怒”万軍投》のみだとコスト軽減できないという大きな違いがある。

-マスターG・O・D・Sを使用するには、手札を1枚捨てる必要がある
-マスターG・O・D・Sを使用しない場合、そのターン何枚手札を捨てていてもコストは軽くならない
-マスターG・O・D・Sを使う前に1枚も捨てていなくても、マスターG・O・D・Sを使えばコストは2少なくなる

という処理のため、次のように読むとわかりやすいだろう。

|(この呪文を、自分の手札を1枚捨て、コストを2少なくして唱えてもよい。そうしたら、このターンこの呪文の効果以外で自分の手札を捨てていた場合、そのカード1枚につきコストをさらに2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)|

[[B・A・D・S]]と異なり手札を捨ててからコスト軽減し、そこでコスト計算が確定する扱い。そのため、このカードでディスカードするとその分が[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]の影響を受ける。

マスターG・O・D・Sを使う前からマスターG・O・D・Sで唱えられないコスト計算となる場合、ディスカードのみを使うことはできない。(2019/12/05事務局確認)

マスターG・O・D・Sを使う前の時点でマスターG・O・D・Sで唱えられる計算の場合唱えることはできる。但し、ディスカードして[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]の[[常在型能力]]でコスト増加した結果マナが足りなくなった場合、唱えられずに手札に留まる(2019/12/05事務局確認)。

**環境において [#t99fc2ba]
大方の予想通り登場後は[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]と組み合わせられ、[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】]]を中心に使用されている。それまでそちらの[[デッキ]]において手薄であった[[赤]][[マナ]]になるのも大きい。

[[【赤青ジョーカーズミッツァイル】>【赤青ジョーカーズ】#x8e061e7]]では[[捨てた>捨てる]]手札を[[《パッパラパーリ騎士》]]の[[マナブースト]]に活かすことができる。

[[《一なる部隊 イワシン》]]と組み合わせてディスカードを繰り返せば、[[《音奏 プーンギ》]]などの[[呪文]][[コスト加重]]をものともしないコスト軽減を実現できる。

[[重量級]][[マナドライブ]]との相性は最高の一言。例えば[[マスターG・O・D・S]]により4コストで唱えて[[《天啓 CX-20》]]、[[《カット 丙-二式》]]、[[《クリスマIII》]]が捲れた場合、実質的な[[《エナジー・ライト》]](《“魔神轟怒”万軍投》そのものの消費とディスカードを差し引き[[ハンドアドバンテージ]]1)で3コスト分、[[《解体事変》>《青守銀 シルト/解体事変》]]で4コスト分、疑似[[《白米男しゃく》>《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]で2コスト分(タップインによるマナブーストは通常のマナブーストよりもマイナス1コスト査定)で、合計9コスト分のアドバンテージになる。このことから、[[ビッグマナ]]などの[[コントロール]]にさえも積まれた。手札消費の激しさは重量級マナドライブのcipによる[[手札補充]]で相殺された。

一見相性が良さそうな[[【クラッシュ“覇道”】]]との相性は一概に良いとは言えない。というのも、必要分[[ディスカード]]する手段やGR召喚したクリーチャーにスピードアタッカーを付与する手段に乏しいためである。また、[[《“必駆”蛮触礼亞》]]を使う都合上ディスカードを要求するこのカードを使う余裕がないのである。

2020年7月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂によって[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]が[[殿堂入り]]に指定されたため、低[[コスト]]でまとまった回数の[[GR召喚]]ができる手段として最有力カードとなった。改訂に伴い[[【4色万軍投ジョリー】>【4色万軍投】#e99f8305]]が成立し、そちらが一瞬で廃れると後釜には[[【4色万軍投モモキング】>【4色万軍投】#z313e1c0]]が入り込んで環境に定着した。[[《天災 デドダム》]]で3→5と繋ぎ、このカードを唱える動きは[[【4色万軍投】]]の鉄板の動きとなり、[[《クリスマIII》]]を捲って[[マナドライブ]]6を強引に達成することもざらであった。[[アドバンテージ]]量の期待値を考えれば、5マナ域でマナドライブ6が捲れても許容範囲内だった。

[[DMEX-12]]期には[[【青黒GRハンデス】]]にこのカード、[[《DROROOON・バックラスター》]]、[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]などの[[火]]を足した型の[[チャンピオンシップ]]3位入賞が報告された。

ところが[[王来篇環境]]になると一変、[[GR召喚]]に対する強力なメタカードである[[《とこしえの超人》]]が登場。このシリーズでは大流行している[[【5色コントロール】]]と相性が良いものの、[[《とこしえの超人》]]のせいで採用が稀になった。採用したとしても[[《とこしえの超人》]]を処理した後のタイミングで1回打てれば良いところという理由で[[1枚積み]]にとどめることがざらになった。

それでも、2021年8月下旬から9月にかけて公表されたリモートデュエマの非公認大規模大会予選の上位入賞構築に、このカードが散見されるようになった。
//ZweiLanceさん主催のDM大甲子園のことです。コロナ感染拡大を勘案して非公認大会もピックアップすることにしました。ダメならコメントアウトしてください。

[[GR召喚]]をしたら[[コスト踏み倒し]]される[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]の存在も向かい風。

2022年7月1日に相性の良い[[《邪神M・ロマノフ》]]が[[殿堂入り]]に降格。

『[[DMGP2022>公認グランプリ]]』Day1(アドバンス)ではベスト8に[[【5色万軍投】>【4色万軍投】]]が1人残っていた。


**アニメ「デュエル・マスターズ!!」29話 [#m1991965]
[[ボルツ]]が[[キラ]]戦で使用。[[バトルゾーン]]に[[《ダダダチッコ・ダッチー》]]と[[《“魔神轟怒”ブランド》]]と[[《ドドド・ドーピードープ》]]を出した。
**アニメ・漫画において [#m1991965]
-アニメ「デュエル・マスターズ!!」29話で[[ボルツ]]が[[キラ]]戦で使用。[[バトルゾーン]]に[[《ダダダチッコ・ダッチー》]]と[[《“魔神轟怒”ブランド》]]と[[《ドドド・ドーピードープ》]]を出した。

**アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』第37話 [#ed891a37]
-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』第37話の「[[ウィン>斬札 ウィン]]VS[[パパリン]]」でパパリンが使用。
[[マスターG・O・D・S]]の効果で4マナで唱え、[[《クリスマIII》]]2体と[[《ポクタマたま》]]1体を[[GR召喚]]した。
[[GR召喚]]の際、[[ジョー>切札 ジョー]]と同じ口上を述べた。

[[斬札 ウィン]]と[[斬札 ガッツ>パパリン]]とのデュエマで[[斬札 ガッツ>パパリン]]が「よし!」と右手の拳を握ると[[手札]]の一番左のカードを右手の人差し指で持ち「[[手札]]を1枚捨てて」と言ったあと隣のカードを持ちあげ、[[マスターMAXカード]]の《“魔神轟怒”万軍投》のカードを見せながら「[[呪文]]、《“魔神轟怒”万軍投》を4マナで唱える」と宣言。
[[斬札 ガッツ>パパリン]]は再び右手の拳を握りしめながら「[[呪文]]の[[効果]]で、[[GRクリーチャー]]を3体[[召喚]]!」と言うと[[バトルゾーン]]の[[斬札 ガッツ>パパリン]]の[[《パーリ騎士》]]の隣に[[《クリスマIII》]]と[[《ポクタマたま》]]が現れた。

**関連カード [#m8d15bfa]
-[[《“魔神轟怒”ブランド》]]

-[[《スキマ・デ・ミール/こちらにイラッシャ〜イ…!!》]]
-[[《烈王“轟怒”飛流投》]]
-[[《“必駆”蛮触礼亞》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#e0e9289e]
-[[DMEX-07]]&br;'''[[“魔神轟怒”ブランド>《“魔神轟怒”ブランド》]]が最終決戦に向けて装着した新パーツの秘密。それは振り回した拳によって万軍の兵を投げつける超兵器だった!'''


**収録セット [#m8d15bfa]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」>DMEX-07]](M9/M12)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](M㊙︎10/M㊙︎10)


**参考 [#yc66bb32]
-[[呪文]]
-[[マスターG・O・D・S]]
-[[捨てる]]
-[[コスト軽減]]
-[[GR召喚]]

-[[マスター必殺カード]]
-[[【4色万軍投】]]

----
[[公式Q&A]]

-1つ目の効果について
--[[マスターG・O・D・S]]も参照のこと

>Q.このターン「マスターG・O・D・S」を使う前に手札を2枚捨てていたらどうなりますか?
A.「マスターG・O・D・S」を使うために1枚捨てて合計3枚捨てたことになるので、コストは6少なくなります。ただし、0以下にはならないので1支払う必要があります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32860]](2019.10.18)

>Q.自分の[[《魔素縫合 アモデゴラス》]]がバトルゾーンにいる状況です。''《“魔神轟怒”万軍投》''の「マスターG・O・D・S」でカードを1枚捨てる際、置換効果でマナゾーンに置きましたが、唱えるコストは4になりますか?
A.いいえ、6のままです。「このターン中に捨てた自分の手札」のように、この効果で捨てたカード以外を参照する必要がある場合、結果的に墓地に置かれたカードのみを数えます。置換効果によってマナゾーンに置かれたカードは数えられません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40213]](2021.9.24)

>Q.''《“魔神轟怒”万軍投》''の効果で[[《夜露死苦 キャロル》]]を捨て、置換効果により[[《夜露死苦 キャロル》]]が手札に戻った場合、''《“魔神轟怒”万軍投》''は何コストで唱えられますか?
A.いいえ、6のままです。「このターン中に捨てた自分の手札」のように、この効果で捨てたカード以外を参照する必要がある場合、結果的に[[墓地]]に置かれたカードのみを数えます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40295]](2021.9.24)

>Q.相手の[[《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分が''《“魔神轟怒”万軍投》''を唱える時、コストを少なくできませんが、手札を捨てることはできますか?
A.いいえ、コストを少なくする能力を無効にしますので、カードを捨てることもできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41429]](2022.6.24)

&tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト6,マスターG・O・D・S,GR召喚,MSS,マスター必殺カード,Yuukoo009);