#author("2022-02-14T22:27:02+09:00","","")
#author("2024-03-27T14:01:48+09:00","","")
*&ruby(マジック){Magic};:&ruby(ザ){The}; &ruby(ギャザリング){Gathering}; [#g9f0aad9]

アメリカ合衆国の[[Wizards of the Coast]]社が製作しているトレーディング・カードゲーム。

**概要 [#ef9822d2]
「マジック:ザ・ギャザリング」と読む。通称「マジック」「ギャザ」もしくは「MTG」。

日本では同社の日本支社が展開している。(2004年まではホビージャパン、2012年まではタカラトミー)
日本ではWotC社の日本支社が展開している。(2004年まではホビージャパン、2012年まではタカラトミー)

世界初のトレーディング・カードゲームであり、後発のTCGは基本的にこの[[ゲーム]]の影響を受けている。[[デュエル・マスターズ]]もこのゲームを基にして作られた。
創始者は数学博士のリチャード・ガーフィールド氏。

このゲームの[[文明]](色)、[[マナ]]や[[種族]]という概念が取り込まれ、[[タップ]]や[[ブロック]]など一部の用語や俗称も引用されている。
世界初のトレーディング・カードゲームであり、後発のTCGは基本的にこの[[ゲーム]]の影響を受けている。
なお「[[タップ]]」と呼ばれるカードを横向きにした状態、そうではない「[[アンタップ]]」状態はWotC社の商標登録となっているため、インスパイアされた他社TCGでは必ず別用語が用いられる。「守備表示」や「アクティブ」や「レスト」など。

-[[デュエル・マスターズ]]にはMtGのカードやメカニズムを元にして作られたと思われるカードやメカニズムも多い。例として、[[ゼニス]]はMtGの「伝説の[[エルドラージ]]」の特徴を色濃く残している。
-「Magic」と「The」の間に入るのは「・」(中点)ではなく「:」(コロン)である。よって、「マジック・ザ・ギャザリング」という表記は厳密には正確ではない。

**デュエル・マスターズとのかかわり [#s74627c1]
まず、「デュエル・マスターズ」という言葉が初めて生まれたのは、[[松本しげのぶ]]の漫画『デュエル・マスターズ』である。
そちらはもともと''Magic:The Gatheringを題材として始まった漫画''であった。
そのため、この「デュエル・マスターズ」という言葉も当初は『MtGにおけるデュエル』に絡めた意味の言葉であったとも言える。

その後、カードゲームとしての[[デュエル・マスターズ]]が誕生。このゲームは''Magic:The Gatheringを基にして作られたゲーム''である。
MtGの色([[文明]])、[[マナ]]や[[種族]]という概念が取り込まれ、[[タップ]]や[[ブロック]]など一部の用語や俗称も引用されている。

-基本的なルールに限らず、[[デュエル・マスターズ]]のカードやメカニズムにはMtGのそれを元にして作られたと思われるものも多い。例として、[[ゼニス]]はMtGの「伝説の[[エルドラージ]]」の特徴を色濃く残している。
--逆に、[[デュエル・マスターズ]]で作られた[[カード]]や[[能力]]がいわば「逆輸入」のような形でMtGにフィードバックされることもある。
たとえば「合体カード」は[[デュエル・マスターズ]]のメカニズム(おそらく[[覚醒リンク]])をもとに導入したとMtG公式サイトで語られており、MtGの《原始のタイタン/Primeval Titan》は[[《大勇者「ふたつ牙」》]]を元にデザインしたと[[射場本正巳]]氏が言及している。

-創始者は数学博士のリチャード・ガーフィールド氏。
-[[DMX-22]]からはMtGとの直接的な[[コラボカード]]も登場。コラボ先としては比較的多くのカードが作られている。
--カード名はあちらの日本語版カード名をそのまま使用しているが、[[《Black Lotus》]]などの日本語版が存在しないカードの場合は原語版のカード名が使用されている。

-漫画「デュエル・マスターズ」は、連載開始時からしばらくの間MTGを題材としていた。デュエルの神殿編の[[黒城 凶死郎]]戦まではマジックが使用されていたが、その次の[[白凰]]戦から[[デュエル・マスターズ]]に切り替わり、今日までそちらが題材となっている。
-漫画「デュエル・マスターズ」で題材が切り替わったのは[[白凰]]戦から。その直前まではデュエルの神殿編の[[黒城 凶死郎]]戦まではマジックが使用されていた。
--題材が[[デュエル・マスターズ]]になってからは劇中でMTGについて触れられることはなくなる。
しかし、MTG時代のデュエル描写が回想としてわずかに登場したり、SX編の終盤の倒壊を食い止める展開で[[デュエル・マスターズ]]の[[クリーチャー]]に混じって《[[こそこそするホムンクルス/Sneaky Homunculus>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%81%93%E3%81%9D%E3%81%93%E3%81%9D%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%9B%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%B9/Sneaky_Homunculus]]》が登場したりした。
--MTG時代から続投したキャラのうち、ストーリーの影響で[[デュエル・マスターズ]]でのまともなデュエル描写がないキャラが存在する。
本作が進行の遅い月刊雑誌の連載故にアニメでしか[[デュエル・マスターズ]]でのデュエル描写がないキャラも少なくない。
--MTG時代から続投したキャラのうち、ストーリーの影響で[[デュエル・マスターズ]]でのまともなデュエル描写がないキャラが存在する。こういったキャラクターは、最初から[[デュエル・マスターズ]]を題材に据えているアニメ版で[[デュエル・マスターズ]]を扱う描写がなされる事もある。

--コロコロアニキ連載漫画の「[[切札勝舞はマジック:ザ・ギャザリングを使いつづける]]」は、この時に''[[デュエル・マスターズ]]に切り替わらなかった''ifストーリーとなっている。
-コロコロアニキ連載漫画の「[[切札勝舞はマジック:ザ・ギャザリングを使いつづける]]」は、この時に''[[デュエル・マスターズ]]に切り替わらなかった''ifストーリーとなっている。
--原作漫画におけるデュエル・マスターズカードは本来「デュエルに敗北した者は命を落とす」という文字通り命懸けの代物であり、その事実を知った黒城から必死の思いで説得された勝舞が遂に「カードゲームで死にたくないからやめる」という''極めて真っ当な''理由でデュエル・マスターズのデッキを捨ててMTGの世界に戻る…という流れになっている。

-「Magic」と「The」の間に入るのは「・」(中点)ではなく「:」(コロン)である。よって、「マジック・ザ・ギャザリング」という表記は厳密には正確ではない。

**コラボカード [#hc0067a9]
-[[《精神を刻む者、ジェイス》]]
-[[《ニコル・ボーラス》]]
-[[《Black Lotus》]]
-[[《引き裂かれし永劫、エムラクール》]]
-[[《溶岩コイル》]]
-[[《モンスのゴブリン略奪隊》]]
-[[《セラの天使》]]
-[[《飛びかかるジャガー》]]
-[[《Library of Alexandria》]]
-[[《極楽鳥》]]
-[[《生ける屍》]]
-[[《スリヴァーの女王》]]
-[[《筋肉スリヴァー》]]
-[[《地震》]]
-[[《ウルザの激怒》]]

-《渦まく知識/Brainstorm》のイラスト→[[《ブレイン・ストーム》]]

[[DMEX-18]]では、上記の一部のカードがMagic:The Gatheringのカード枠をオマージュした枠で収録されている。
//全カードリストが判明次第CO解除
//↑最終的に外してくださるなら異論はないのですが、でももうブラックロータスとジャガーとライブラリーで3枚も判明してますし外しちゃってよくないですか…?
//↑OK

その他、直接的なコラボカードではないがかなり明示的なオマージュカードがいくつか存在する。例えば、[[《コジレックの審問》>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B8%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%AF%A9%E5%95%8F/Inquisition_of_Kozilek]]をアレンジした[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]など。
[[《渦まく知識》>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%B8%A6%E3%81%BE%E3%81%8F%E7%9F%A5%E8%AD%98/Brainstorm]]もそのようなカードの1枚だったが、こちらは正式にコラボが実現した。

**デュエル・マスターズ向けにリデザインされた(と思われる)能力 [#l65e39c3]
**デュエル・マスターズ向けにリデザインされた(と思われる)メカニズム [#l65e39c3]
-[[飛行]]:飛行
-[[ステルス]]:土地渡り
-[[サバイバー能力]]:[[スリヴァー]]の共有能力(キーワード能力なし)
-[[タップ能力]]:タップ・シンボル
-[[シンパシー]]:親和
-[[クロスギア]]:装備品
-[[O・ドライブ]]および[[キッカー]]:キッカー
-[[G・リンク]]:B.F.M. (Big Furry Monster)(キーワード能力なし)
-[[マーシャル・タッチ]]:開門(キーワード能力なし)
-[[ノー・チョイス]]:暴勇
-[[スペース・チャージ]]:上陸
-[[エグザイル・クリーチャー]]:伝説の
-[[リサイクル]]:フラッシュバック
-[[飛行]]:飛行
-[[O・ドライブ]]:[[キッカー]]
-[[革命チェンジ]]:忍術
-[[B・A・D]]:疾駆
-[[キリフダッシュ]]:強襲
-[[フシギバース]]:現出
-[[バズレンダ]]:多重キッカー
-[[ビビッドロー]]:奇跡
-[[シビルカウント]]:信心
-[[アビスラッシュ]]:蘇生
-[[《引き裂かれし永劫、エムラクール》]]の[[カード指定除去]](キーワード能力なし):滅殺
-[[《飛びかかるジャガー》]]の追加コスト(キーワード能力なし):エコー
-[[《フューチャー・スパーク》]]の[[超次元ゾーン]]に置かれ、その後[[超次元ゾーン]]から[[唱える]]能力(キーワード能力なし):反復

**Magic:The Gatheringの要素が由来となった俗称 [#u3ec9c7b]
-[[cip,ETB,187能力>cip]]
-[[pig]]
-[[タイタントリガー]]
-[[警戒]]
-[[サボタージュ能力]]
-[[アンタッチャブル]]
-[[ランデス]]
-3色の組み合わせ
--[[トリーヴァ>白青緑]]
--[[ドロマー>白青黒]]
--[[クローシス>青黒赤]]
--[[デアリガズ>黒赤緑]]
--[[リース>白赤緑]]
--[[デイガ>白黒赤]]
--[[シータ>青赤緑]]
--[[ネクラ>白黒緑]]
--[[ラッカ>白青赤]]
--[[アナ>青黒緑]]

**デュエル・マスターズからMagic:The Gatheringに逆輸入された能力(明言されているもの) [#xbd4d5ea]
-接死:[[スレイヤー]]((接死がキーワード化される前から近しいメカニズムである所謂バジリスク能力と呼ばれるものがあったが、キーワード化するに至った経緯の一つに[[スレイヤー]]が[[デュエル・マスターズ]]で優れた主要能力として使われていたことが挙げられている。[[参考>https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/keyword-play-2007-06-18]]))
-両面カード:[[サイキック・クリーチャー]]
-合体:[[覚醒リンク]]
-腐乱:[[逆スレイヤー]](キーワード能力なし)

**参考 [#d2408a91]
-[[用語集]]
-[[Wizards of the Coast]]
-[[デュエル・マスターズ]]
-[[マジック]]
-[[切札勝舞はマジック:ザ・ギャザリングを使いつづける]]

&tag(用語集,MTG);
**関連URL [#cc3cdc34]
-http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8(MTGwiki)