#author("2021-02-27T23:34:59+09:00","","")
#author("2023-03-16T20:24:30+09:00","","")
*DMC-25 「勝舞紅蓮鋼速(しょうぶフルメタル・ファイアー)デッキ」 [#cafdb5db]

[[DMC-26 「白凰聖霊帝国(はくおうエンジェルキングダム)デッキ」>DMC-26]] と対となるデッキ。現在は[[絶版]]。名前の通り、[[切札 勝舞]]が使用したデッキ。
[[DMC-26 「白凰聖霊帝国(はくおうエンジェルキングダム)デッキ」>DMC-26]] と対となるデッキ。価格は1300円(税抜)。現在は[[絶版]]。名前の通り、[[切札 勝舞]]が使用したデッキ。

限定カードは[[アルトアート]]版[[《メタルカオス・ドラゴン》]]と、[[レア]]のカード4枚のアルトアート版。

[[クロスギア]]をうまく使えといわんばかりの[[デッキ]]構成。小型〜中型[[クリーチャー]]の[[除去]]手段は豊富。
//初心者にありがちな赤単ドラゴンデッキなので強さは期待できない。
//↑そんなにドラゴン入ってないぞ。強いて言えば6枚。

しかしパワー6000を超えるクリーチャーへの対応策がなく、大型[[ブロッカー]]を数体並べられるとほぼ詰んでしまう。
[[S・トリガー]]も殆ど無く、たった一枚の[[《地獄スクラッパー》]]にすべての防御が託されていると言っても過言ではない。
取扱説明書に書かれているように、ブロッカー対策やクリーチャーのパワーを上げるカードを入れて改造すべき。

[[《ファイアー・ブレード》]]の4枚積みは意味があまり無いように思える。その他に入れなければならないカードはたくさんあったはずだが。
他にも[[《武装兵ミステリアス》]]の[[アクセル]]がほぼ前提の[[《チッタ・ペロル》]]や、[[4枚積み]]の意味が薄い[[《ファイアー・ブレード》]]などクロスギアデッキとしても、速攻デッキとしても噛み合わせが悪い点は見受けられる。
当時は…というより現在も常時[[パンプアップ]]させるクロスギアが少ないのが致命的だったか。

上記のように、無改造ではコンセプトの定まらなさや明確な弱点を抱えている[[デッキ]]である。
逆に言えば、デッキの中から自分に合いそうなコンセプトを探して改造していく[[デッキビルディング]]体験はしやすい。
取扱説明書に書かれているように、最低でも[[ブロッカー]]対策やクリーチャーのパワーを上げるカードを入れて改造すべき。

//-''構築済みデッキとしての完成度の低さ''
//当時の構築済みデッキの縛り(すべて既存カードかつ、VR1枚、R4枚、それ以外は全てUC以下)を加味しても、全構築済みデッキ最弱とまで言われる完成度の低さを誇る。
//要因は幾つかあるが、主なものとしては
//--''R以上のカードが貧弱'':デッキの切り札となり得るレアカードが弱いもしくは噛み合っていない。[[《メタルカオス・ドラゴン》]]は爆発力こそ高いものの、7マナ([[《ファイアー・ブレード》]]と併用するなら9マナ)の捻出は赤単色デッキでは困難であり、[[《クリムゾン・バーク・ドラゴン》]]や[[《ビクトリーのナイフ》]]はスペックに問題があり単純にカードパワーが低い。
//--''テンポを阻害するor腐るカードが多い'':クロスギアが7枚、クロスギアメタが2枚入っている。[[【赤単速攻】]]寄りのこのデッキはとにかく[[《タイラーのライター》]]などの数少ない優秀なウィニーで一気に攻め込んでいきたいのだが、クロスギアはそのテンポを著しく阻害してしまう。かといってこれらのクロスギアがこのデッキの苦手とする大型ブロッカー対策になるわけでもなく、実質[[《武装兵ミステリアス》]]の強化用カードになりがち(そのミステリアス強化用として見ても、1マナの[[《クリムゾン・ライフル》]]は1枚しか入っていないのだが)。クロスギアメタも当時環境レベルですら高確率で死に札である。
//--''P6000を超える大型ブロッカーへの対処手段がない'':ある意味最も致命的な点であり、対となる[[DMC-26]]の[[《青嵐の精霊バルキア》]]1枚で詰んでしまう。カードプールの問題点があるとはいえ、火力やパワーラインの上限は全て6000であり、クロスギアもパワーを上げられない為突破口にならない。あの[[DMC-01 「勝舞火炎デッキ」>DMC-01]]ですら理論上は[[《銃神兵ディオライオス》]][[《ボルシャック・ドラゴン》]]などで対抗し得るため、下手すればそれ以下ともいえる。

-このデッキとの繋がりがあったかは不明だが、[[デュエル・ジャック!!]]の27話で火野マナトの対戦相手が使用したデッキでも[[《武装兵ミステリアス》]]+[[《ファイアー・ブレード》]]+[[《チッタ・ペロル》]]のコンボ戦術が用いられていた。

-[[《クリムゾン・バーク・ドラゴン》]]や[[《ビクトリーのナイフ》]]など、単純に当時の[[カードプール]]では[[スペック]]が低い方のカードも入っている。上述の欠点も加味すると、[[メタゲーム]]の[[アーキタイプ]]としてはあまり向かない[[デッキ]]になっている。

-このデッキの対となる[[DMC-26]]は単体でもそこそこの完成度を誇るため、特にそちらと比較して『弱いデッキ』と呼ばれてしまうことがしばしばある。
--同時に発売された構築済みデッキ同士を対戦させるような遊び方をした場合、そちらの[[《青嵐の精霊バルキア》]]を突破できるクリーチャーが存在しない。

-これや[[DMS-05]]などの反省からか、[[ハーフデッキ]]シリーズを経て[[DMC-32]]などの実践的なデッキ、更にはレアリティ縛り((当時の[[構築済みデッキ]]は、すべて既存カードかつ、VR1枚、R4枚、それ以外は全てUC以下という暗黙の縛りがあった))を解禁しより実践性を高めた[[スーパーデッキ]]シリーズに繋がっていく。

**収録カード(◎=アルトアート仕様) [#dfd1fd38]
|収録カード|枚数|h
|~■火文明|~(40)|
|[[《メタルカオス・ドラゴン》]]◎|1|
|[[《クリムゾン・バーク・ドラゴン》]]◎|1|
|[[《西風の狩人シャリオン》]]◎|1|
|[[《地獄スクラッパー》]]◎|1|
|[[《ドラゴン・シャウト》]]◎|1|
|[[《東風の賢者ギュルカス》]]|2|
|[[《タイラーのライター》]]|2|
|[[《ビクトリーのナイフ》]]|1|
|[[《チッタ・ペロル》]]|2|
|[[《ドリル・ボウガン》]]|1|
|[[《クリムゾン・チャージャー》]]|1|
|[[《インフェルノ・シザース》]]|2|
|[[《クリムゾン・ライフル》]]|1|
|[[《閃神兵ラウゼス》]]|2|
|[[《エクスプロージョン・リザード》]]|1|
|[[《マグマ・コロッサス》]]|2|
|[[《武装兵ミステリアス》]]|4|
|[[《我狼兵ラングレン》]]|2|
|[[《南風の貴公子ピュゼロ》]]|3|
|[[《喧嘩屋タイラー》]]|2|
|[[《剣撃士ザック・ランバー》]]|2|
|[[《スクリュー・ロケット》]]|1|
|[[《ファイアー・ブレード》]]|4|

**参考 [#y0626d6f]
-[[エキスパンション]]
-[[構築済みデッキ]]
-[[DMC-26 「白凰聖霊帝国(はくおうエンジェルキングダム)デッキ」>DMC-26]]

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