#author("2021-03-04T00:01:26+09:00","","")
*退化 [#g7acee1b]
#author("2024-01-31T08:29:55+09:00","","")
*&ruby(たいか){退化}; [#g7acee1b]

[[進化クリーチャー]]が、[[一番上のカード>進化クリーチャーの一番上]]だけを別のゾーンに移動させられること。

[[スター進化]]が登場するまでは、故意に「[[再構築]]」することに対する俗称だった。
[[《SSS級天災 デッドダムド》]]や[[《S級宇宙 アダムスキー》]]で「再構築」も行われていたが、その場合にも「退化」と同じ処理が行われていた。

[[スター進化]]の登場により、意図せずとも一般的なバトルでも起こるようになった。
[[スター進化]]の登場により、意図せずとも一般的な対戦中でも起こるようになった。

退化する際の詳しいルール処理に関しては[[再構築]]を参照。

**戦術 [#md3cf897]

黎明期は主に[[《ロイヤル・ドリアン》]]を使った[[自然]][[文明]]中心の戦略であった。やがて2014年1月の裁定変更に伴い、[[《センジュ・スプラッシュ》]]や[[《シャドーウェーブ・サイクロン》]]等、[[バトルゾーン]]の[[カード]]自体を直接指定する[[カード]]でも同様の戦略が取れるようになり、[[青黒]]タイプの[[退化]][[デッキ]]である[[【青黒退化】]]も誕生している。[[《龍脈術 落城の計》]]の登場はこの流れに拍車をかけた。[[S級侵略]][宇宙]の[[バトルゾーン]][[侵略]]も退化に該当する。
黎明期は[[進化クリーチャーの下]]に[[進化元]]以外の[[クリーチャー]]を置ける[[カード]]がなかったが、[[DM-22]]にて[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]が登場。退化ギミックの先駆けとなり、[[《ロイヤル・ドリアン》]]が再評価された。[[【ユニバースエクストラウィン】]]が考案されたのもこの頃。(ただし、裁定により[[再構築]]のルール変更がなされるまで使用不可となっていた。)
その他、[[進化クリーチャーの下]]から[[クリーチャー]]を出せるコンボとしては[[《超神星イクシオン・バーニングレイブ》]]、[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]、[[《双流星キリン・レガシー》]]等が存在していた。

[[戦国編]]に入ると[[マナ進化]]を持つ[[クリーチャー]]が登場。[[進化元]]と[[進化クリーチャー]]を用意しつつ[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]を出すという手間が省けたのは非常に大きく、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]や[[《ブレードグレンオー・マックス》]]で早期に出したり、[[マナ進化V]]、[[マナ進化GV]]で大量展開するコンボも考案された。この手のコンボは、[[DMデッキ開発部NEX>DMデッキ開発部]]においても紹介されていた。
更に[[神化編]]では[[進化クリーチャーの下]]を利用するギミックが多数登場。[[墓地進化]]や[[手札進化]]も登場し、退化[[デッキ]]の幅が最も拡大した時期と言える。厳密には退化とは異なるものの、[[《火之鳥ペリュトン》]]のような退化ギミックを前提としたような[[カード]]も生まれる。その他にも[[《時空の庭園》]]や[[《クレスト・EVOチャージャー》]]といった好相性で汎用性の高い[[カード]]が多く収録されていた。
[[DMC-58]]が発売されると[[《邪神R・ロマノフ》]]を使った[[【ドリアンロックロマノフ】]]が成立。豪快な[[1ショットキル]]も狙えるコンボとなった。

[[エピソード1]]では裁定により召喚酔いを起こさない[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]が退化元候補として重宝された。新たな[[デッキタイプ]]としては、直接剥がすものではないが[[【タース・ケルケルヨ】]]等が組まれた。
ただし、これらの多くはいずれも[[《ロイヤル・ドリアン》]]を筆頭に[[自然]][[文明]]を絡めた戦略が中心であった。
やがて2014年1月の裁定変更に伴い、[[《センジュ・スプラッシュ》]]や[[《シャドーウェーブ・サイクロン》]]等、[[バトルゾーン]]の[[カード]]自体を直接指定する[[カード]]でも同様の戦略が取れるようになり、[[青黒]]タイプの[[退化]][[デッキ]]である[[【青黒退化】]]も誕生している。[[《龍脈術 落城の計》]]の登場はこの流れに拍車をかけた。[[S級侵略[宇宙]]]の[[バトルゾーン]][[侵略]]も退化に該当する。


**その他 [#d3a3c94c]

この「退化」は[[モヤシ]]や[[暴発]]等のように、公式の用語ではなく、かつ[[バウンス]]や[[ハンデス]]等他のカードゲームでもよく使われる単語ほどメジャーではない俗称に過ぎなかった。
しかし、コロコロアニキ第5号の特集コーナーにおいて「[[進化クリーチャーの一番上]]だけ引っぺがして[[進化元]]だけ場に残すテク」としてこの「退化」という言葉とそのギミックを用いた[[デッキ]]が紹介された。
各種情報誌等において俗称が用いられることはしばしばあるが、公式と接点の深いコロコロコミック系列の雑誌で紹介されるのは珍しいパターンである。
なお、その際に紹介された退化コンボは以下の通り。[[スター進化]]登場に伴うルール変更により、現在はこのコンボは不可能となっている。
なお、その際に紹介された退化コンボは以下の通り。[[スター進化]]登場に伴う[[ルール変更>2021年3月16日ルール改訂]]により、[[王来篇]](2021年3月)以降はこのコンボは不可能となっている。
#region2(紹介されたコンボ){{
+[[《奇天烈 ガチダイブ》]]を[[召喚]]または[[侵略]]、[[cip]]で自身の下に[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]を仕込む。
+《ガチダイブ》で攻撃、[[《S級宇宙 アダムスキー》]]に[[S級侵略]]。
+別に用意した[[水]]の[[コマンド]]で[[攻撃]]、《アダムスキー》の[[S級侵略]]で[[バトルゾーン]]を移動する際に《ガチダイブ》ではなく《VAN・ベートーベン》を残す。
}}
//ルール改訂に不可能になった為折り畳みにしました

ちなみに、この記事が紹介された号の「覇王伝 ガチ!!」でも[[赤星 大虎]]が[[《超不死 デスマトメル》]]を[[《ロイヤル・ドリアン》]]で[[退化]]させ[[進化元]]を展開するコンボを使用している。

-上記とは別に、[[進化元]]よりも[[スペック]]が低くなる[[進化]]も退化と呼ぶことがある。こちらは[[ディスアドバンテージ]]に繋がるため、当然行うべきではない。

-[[《大自然の意志》]]や[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]等、相手限定で[[進化クリーチャーの一番上]]を剥がすことができる[[カード]]も存在するが、通常これを[[退化]]と称することはなく、ただの[[除去]]として扱われる。
**退化戦術の一覧 [#b8163277]
-[[【ドリアンロックロマノフ】]]
-[[【ドリアンロックロマノフ】]]([[ルール改訂>2021年3月16日ルール改訂]]により当初の動きができなくなった為、実質構築不可能に。)
-[[【青黒退化】]]
//-[[【リンシャンカイホ退化】]]
//-[[【緑単退化】]]
//--[[【パイン退化】]]
//--[[【バリアント・バデス退化】]]
-[[【禁断スター退化】]] 

**参考 [#e672345d]
-[[用語集]]
-[[進化]]
-[[進化クリーチャーの一番上]]
-[[の下]]
-[[再構築]]
-[[カード指定除去]]

-[[スター進化]]

-[[《ロイヤル・ドリアン》]]
-[[《センジュ・スプラッシュ》]]
-[[《龍脈術 落城の計》]]

-[[【白赤緑退化】]]
-[[【白青赤退化】]]
-[[【白青黒退化】]]
-[[【禁断スター退化】]]
-[[【超無限墓地退化】]]
-[[【青緑退化】]]
-[[【青黒緑退化】]]
-[[【青黒退化】]]

&tag(用語集,の上,進化,退化);