#author("2020-03-07T18:43:34+09:00","","")
*&ruby(はかい){破壊};  [#q3dce1ef]

[[キーワード処理]]の1つ。

[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]である[[オブジェクト]]を[[墓地]]に移動させることである。

[[除去]]としては最もポピュラーな方法。
[[墓地]]に送られた[[クリーチャー]]は気軽に手出しできないので、破壊による[[除去]]は確実な妨害行動と言える。

ただし、[[墓地]]に送られた[[クリーチャー]]は、[[リアニメイト]]で[[バトルゾーン]]に戻されたり、[[サルベージ]]で[[手札]]に加えられることもある。[[闇]][[文明]]が主体の[[デッキ]]を相手にする場合は注意が必要である。

[[《デーモン・ハンド》]]や[[《めった切り・スクラッパー》]]など、対象を破壊する[[効果]]は一般的に[[闇]][[文明]]や[[火]][[文明]]に多く見られる。
ちなみにその中でも主に火文明が持つ一定のパワーやコスト以下のクリーチャーを破壊するものを[[火力]]と呼ぶ。
その他、[[タップ]]された[[クリーチャー]]を[[殴り返し]]するなどして相手[[クリーチャー]]を破壊することが可能。

もちろん、相手も自分の[[クリーチャー]]を破壊しようとしてくるので、あらかじめ[[ハンデス]]したり、[[ブロッカー]]を用意するなどして対策したい。

破壊は[[デュエル・マスターズ]]の基本的な[[ルール]]の1つなので、よく念頭に置くべきだろう。

**ルール [#bcba3019]


-あくまでもバトルゾーンのクリーチャーを墓地に置くことが「破壊」というのであって、手札やマナゾーンなど、バトルゾーン以外のゾーンからクリーチャーが墓地に置かれるのは破壊扱いにならない。
--[[ハンデス]]や[[ランデス]]は俗に[[手札破壊]]や[[マナ破壊]]と呼ばれることがあるが、[[バトルゾーン]]以外の[[クリーチャー]]が[[墓地]]に移動しても、破壊という扱いにはならない。[[pig]]能力も誘発しないので、注意が必要。
よって、[[バトルゾーン]]以外の[[ゾーン]]から[[クリーチャー]]を[[墓地]]に送っても、[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]で[[ドロー]]することはできない。
--『デュエル・マスターズ 入門デュエマ 革命スタート完全ガイド』では手札破壊などと区別して「敵獣破壊」と表現されている。

-クリーチャー以外の[[カードタイプ]]のカードが墓地に置かれても、それも破壊には当たらない。

-破壊という表現が使われていない場合でも、[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]から[[墓地]]に移動しようとする行為は破壊として扱われる。
--[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]をはじめとした「カードを選び墓地に置く」タイプの[[カード指定除去]]でも、それが[[クリーチャー]]オブジェクトなら、もちろん破壊として扱う。

-[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]のような[[置換効果]]による[[耐性]]や、[[《不死身のブーストグレンオー》]]のような[[破壊されない]][[能力]]を持つものは[[バトルゾーン]]にとどまることができる。

-[[バトル]]に負けた[[クリーチャー]]や、[[パワー低下]]で[[パワー]]が0になった[[クリーチャー]]は破壊される。これは[[ルール]]による処理であり、[[カード]]の[[効果]]ではない。

-[[闘魂編]]の[[DMC-13]]まで「持ち主の墓地に置く。」という表現だったが、[[聖拳編]]以降は「破壊」に置き換わった。[[再録]]されたものも「[[破壊]]」という言葉に置き換えられる。現在では、「クリーチャーを墓地に置く」と表現されているも「破壊」と同義と見なすと、正式回答が出ている。
--かつては、[[再録]]されず[[テキスト]]が変わっていないものについては、元のテキストのまま解釈することになっていた。例えば[[《闇侯爵ハウクス》]]の[[pig]][[能力]]は「[[破壊]]されたとき」ではなく、「墓地に置かれた時」テキスト通りに解釈された。この場合、[[破壊]]としては扱われない、[[進化元]]や[[封印]]として[[カード指定除去]]された場合でも[[能力]]が使えるということになっていたが、現在の裁定ではこのルールは消滅した。
--混乱を防ぐためか[[DMEX-08]]では「墓地に置かれる時」「墓地に置かれた時」が「破壊される時」「破壊された時」

***コストとトリガー能力について [#iaee2ad7]

-「破壊する」を[[コスト]]とする[[能力]]と、「破壊された」ことに対して誘発する能力は全く異なる。
--前者の分類される[[《邪魂転生》]]は選んだクリーチャーがバトルゾーンに留まろうが、墓地以外のどこに移動しようが[[ドロー]]できる。([[コスト]]参照)
--後者の分類される[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]は直接墓地に置かれないとドローできない。([[トリガー能力]]参照)
--COLOR(red){※注意}:[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]や[[《ヒラメキ・プログラム》]]などは、「破壊する」を[[コスト]]にしているが、その後のテキストに「破壊されたクリーチャー」と書かれているため、実際に破壊されないと破壊されなかったクリーチャーの分の効果は発生しない。

-上記二つはこのようにまとめることが出来る。
--「破壊する」は、「『バトルゾーンにあるクリーチャー(オブジェクト)を墓地に置く』を実行する」を意味し、「破壊される時」とテキストに書いてあるクリーチャーの効果が機能するタイミングは''墓地に置かれる直前''となる。(例:[[《威牙の幻ハンゾウ》]]の[[破壊置換効果]])
--「破壊された」は、「バトルゾーンからクリーチャー(オブジェクト)が墓地に置かれた」という意味なので、テキストに「破壊された時」と書いてあった場合は、「墓地に置かれた瞬間」がトリガーするタイミングとなる。(例:[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]の[[トリガー能力]])

-[[バトル]]に負けて墓地に置かれる場合も「''破壊''」に該当するため、「墓地に置かれる(た)時」「破壊される(た)時」の能力の誘発に関係してくる。

**その他 [#g8921c93]
-[[バトル]]に基づく破壊を、俗に戦闘破壊という。

-[[サイキック・セル]]と[[進化元]]は単体では[[クリーチャー]]として扱われない。そのため、見かけ上は[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]から[[墓地]]に送られた場合でも、破壊に該当しない場合がある。例えば、[[カード指定除去]]で[[進化元]]が抜き取られて[[墓地]]に置かれた場合、[[進化元]]は[[クリーチャー]]扱いではないので破壊されたことにはならない。詳しくは「[[カード指定除去]]」や「[[墓地送り]]」を参照のこと。

**参考 [#hc3837c5]
-[[用語集]]
-[[クリーチャー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[墓地]]
-[[除去]]
-[[墓地送り]]
-[[pig]]
-[[マナ破壊]]
-[[手札破壊]]
-[[キーワード処理]]