#author("2020-12-30T17:46:37+09:00","","")
#author("2021-04-19T08:30:46+09:00","","")
*着地置換効果 [#b39ff74c]
[[置換効果]]の1つ。「バトルゾーンに出るかわりに」別のゾーンに送る効果の俗称。

初出は[[DM-26]]の[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]。

|聖鎧亜キング・アルカディアス SR 光/闇文明 (7)|
|進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000|
|進化−自分の多色クリーチャー1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|相手は、多色以外のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、かわりに墓地に置かれる。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

|「修羅」の頂 VAN・ベートーベン SR 無色 (11)|
|クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 14000|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。|
|相手がコマンドまたはドラゴンをバトルゾーンに出す時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。|
|エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)|

|悪魔神バロム・クエイク P 闇/自然文明 (10)|
|進化クリーチャー:デーモン・コマンド 13000|
|マナ進化:デーモン・コマンドを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、デーモン・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊する。|
|相手のクリーチャーがコストを支払わずにバトルゾーンに出る時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに置くかわりに自身のマナゾーンに置く。|

対象となる[[クリーチャー]]は実質[[バトルゾーン]]に出すことができなくなる。
[[召喚]]のみならず、[[コスト踏み倒し]]で出すこともできなくなる。

これを掻い潜るわずかな方法は[[退化]]や後述の[[置換効果]]で出すなどだが、本来なら普通に使える[[クリーチャー]]をそれらの方法で出すようにデッキを組むのは実践的ではない。
回避する方法がある点では「[[バトルゾーン]]に出せない」[[ロック]][[効果]]に劣るものの、実戦ではほとんど気にならない差であり、基本的には同等に強力な効果とされる。
回避する方法がある点では「[[出せない]]」[[ロック]][[効果]]に劣るものの、実戦ではほとんど気にならない差であり、基本的には同等に強力な効果とされる。

**ルール [#x1fadad5]
-[[置換効果]]は連鎖しないという[[ルール]]から、[[置換効果]]によって[[バトルゾーン]]に出るクリーチャーには無力。
--わかりやすい例として[[旧式マッドネス>マッドネス]]がこの効果を発生する。特に、[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]は[[バウンス]]までしてくるため注意。

-手札からバトルゾーンに出そうとしたクリーチャーが、着地置換効果によって墓地に置かれた場合、それは手札から''「捨てた」扱いにはならない''。

-クリーチャーを[[リアニメイト]]しようとしたが、着地置換効果によって墓地に置かれる場合、そのクリーチャーは墓地から離れずに''とどまったままの状態''になる。そのため、[[《一なる部隊 イワシン》]]のような「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしない。
-一方で、クリーチャーを[[墓地]]から[[召喚]]しようとした際には、そのクリーチャーは1度墓地を離れ、[[どこでもないゾーン]]を経由して''再び墓地に置かれる''。そのため、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力がトリガーする。

-通常の[[進化]]クリーチャーをバトルゾーンに出そうとして、着地置換効果によってバトルゾーン以外の場所に置かれる際、その進化元にしようとしていたクリーチャーは[[バトルゾーン]]に残る。これは、バトルゾーンに出して、そのクリーチャーに重なる前に着地置換効果の影響を受けるため。
-一方で、[[マナ進化]]、[[墓地進化]]などのテキストに、''重ねつつバトルゾーンに出す。''とある進化クリーチャーは、出す際に選択した進化元も着地置換効果の影響を受ける。これは、バトルゾーンに出る前に既に進化元のカードが重なっており、1番上の進化クリーチャーの移動先に進化元も移動するようになるため。

-召喚自体を止めることはできないのはもちろんのこと、それに伴う効果の発生も止めることはできない。着地置換効果が発生する場合でも、[[O・ドライブ]]は問題なく使うことができ、[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]は自分のクリーチャーを破壊して[[コスト軽減]]が可能。他にも、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の封印外しや、[[《真理銃 エビデンス》]]の龍解条件も、召喚のみに効果が発生するので、着地置換効果の管轄外。
--[[《剛勇霊騎エシャロット》]]の[[O・ドライブ]]等「[[墓地]]に置く」事に対する置換効果は、《聖鎧亜キング・アルカディアス》の[[ロック]]能力が[[置換効果]]であるが故に連鎖できないため、普通に[[墓地]]行きとなる。
--ただし、「召喚した時」「召喚してバトルゾーンに出た時」もトリガーする能力も、バトルゾーンに出ていないので、やはりトリガーしない。

-着地置換効果の対象外のクリーチャーを[[墓地進化]]、[[マナ進化]]などでバトルゾーンに出す際に、進化元に着地置換効果の対象となるクリーチャーを選んだ場合、問題なく進化してバトルゾーンに出せる。これは、[[墓地進化]]、[[マナ進化]]によって進化元になったクリーチャーは、バトルゾーンに出た扱いにはならないという裁定から。
-逆に着地置換効果の対象となっている[[墓地進化]]、[[マナ進化]]などを持つクリーチャーをバトルゾーンに出す時、進化元が着地置換効果の対象外のクリーチャーでも、進化してバトルゾーンに出そうとしてクリーチャーは置換されて指定のゾーンに置かれる。この際、進化元に選んだクリーチャーも指定のゾーンに置かれるのは先述した通りである。

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]等、[[コスト]]の支払いを別のものに置き換えて[[召喚]]する[[効果]]の場合、''召喚する事自体は置換効果の影響がないため、この着地置換効果に引っかかる''裁定となっている。(事務局確認日:2016/08/19)



-バトルゾーンではない特定のゾーンにいる時は着地置換効果の対象外だが、バトルゾーンにいると着地置換効果の対象となるクリーチャーが、そのゾーンからバトルゾーンに出る時は、着地置換効果は発生しない。
--例えば、[[バトルゾーン]]に相手の[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]と自分のマナゾーンのカードを多色にする[[《薫風妖精コートニー》]]がいる状態で、[[《母なる紋章》]]などで[[マナゾーン]]から元が[[単色]]の[[クリーチャー]]を出す場合、[[マナゾーン]]では多色なため、《キング・アルカディアス》の着地置換効果は発生せずにバトルゾーンに出る((かつては、マナゾーンを離れてからバトルゾーンに出るまでの間に一旦単色に戻るため、着地置換効果が発生してしまう裁定だった。))。[[参照>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33268/]]
---ただし、マナゾーンから元が単色のクリーチャーを''[[召喚]]''する場合は、召喚は一旦[[どこでもないゾーン]]に行く、すなわち[[《薫風妖精コートニー》]]の効果の範囲外に行ってからバトルゾーンに出るため、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]の[[着地置換効果]]が発生して墓地に置かれる。

-逆に、バトルゾーンでは着地置換効果の対象外だが、バトルゾーン以外で着地置換効果の対象となるクリーチャーが、そのゾーンからバトルゾーンに出る時は着地置換効果が発生してしまう。
--[[バトルゾーン]]に相手の[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]いる時に、[[《黒染妃ゼノビア》]]などの[[文明追加]]で[[多色]]になるクリーチャーがバトルゾーンに出る場合、[[バトルゾーン]]に出るまでは[[《黒染妃ゼノビア》]]などの[[効果]]を受けていないため、[[墓地]]行きとなる。

**参考 [#y72df957]
-[[用語集]]
-[[着地]]
-[[置換効果]]
-[[ロック]]
-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]
-[[《悪魔神バロム・クエイク》]]