#author("2020-02-18T01:06:13+09:00","","") *状況起因処理 [#de0fa6e5] 状況起因処理とは、ゲーム中に特定の状況が発生した際に発生する処理のこと。 状況起因処理はルールによる処理である。オブジェクトが持つ[[能力]]が生成する[[効果]]とは異なる。 状況起因処理はいくつかの種類があり、発生要因となる状況も処理の内容も様々である。 頻出のものは多くのルール解説に載っている。一方、発生条件が限られているものはカードに[[注釈文]]として書かれていたりする。 状況起因処理は他の[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]よりも優先して処理される。[[常在型能力]]に近い性質を持つ。 [[状況起因処理]]は、かつてはルールによって発生するもののみだったが、事務局によれば2016年に開発から、一部のカードの能力によっても発生するという回答が返ってきたとのこと。 発生原因としては「直近のイベントを参照するもの」「現在の状態を参照するもの」「その他のもの」がある。 このうち、その他に分類されるもの(下記一覧参照)は本家[[Magic:The Gathering]]における状況起因処理の定義と異なる(分類が存在しない)ので注意。 現在の状態を参照する状況起因処理の中には該当の状態になった際、[[置換効果]]によって別の処理に置き換えられたり継続的効果で無視されることによって処理を行っても同じ状況のままである場合がある。 例)[[《インフィニティ・ドラゴン》]]がいる状態でドラゴンのパワーが0になる等 状況起因処理を行っても当該の状態が存在する場合、もう一度処理を行う。 何度行っても同じ状況のままである場合、選択肢のない[[無限ループ]]に陥ってしまう。一部の処理には[[無限ループ]]を阻止するために、無制限の[[置換効果]]が発生している場合には処理の発生を止めてゲームを続行するという例外裁定が出る場合がある。 -処理には他に[[ターン起因処理]]などがある。 **ルールによる状況起因処理一覧 [#kc7a03b4] デュエル・マスターズ総合ゲームルールも参照。 ***現在の状態を参照するもの [#ye949162] -パワーが 0 以下のクリーチャーは破壊される。(703.4c) --[[パワー低下]]のページを参照。 --[[パワー低下]][[能力]]を持つ[[カード]]には大抵注釈として書かれているが、元から[[パワー]]0のクリーチャーにはほぼ書かれていない。もちろん元から[[パワー]]0の[[クリーチャー]]も対象内。 -バトルゾーンにある単一のサイキック・セルおよびドラグハート・セルは、超次元ゾーンに置かれる。(703.4h) --[[サイキック・セル]]、[[セル]]のページを参照。[[リンク]]して[[セル]]以外の[[カードタイプ]]に上書きされていればこの処理は発生しない。 --総合ルールには単一とあるが、実際には3枚の状態から端の[[セル]]だけを外された場合など、リンク部分は残っているが不完全になった、という場合でも[[超次元ゾーン]]に強制送還される。 -バトルゾーンにある適正なタイプを持たない表向きのカードは墓地に置かれる。(703.4j) --単体になった[[禁断コア]]、[[カード指定除去]]でバトルゾーンに取り残された[[魔導具]][[呪文]]などが該当する。 --[[クリーチャー]][[の下]]にある等[[カードタイプ]]が消失しているカードはバトルゾーンに存在できる。 --[[ツインパクト]]に「このカードをバトルゾーンに出す」とあるものは、バトルゾーンに出てクリーチャーとして存在することになる。 -バトルゾーンにある単一のウェポンは、超次元ゾーンに置かれる。(703.4l) --[[ドラグハート・ウエポン]]、[[装備]]のページを参照。 -山札が 0 枚になったプレイヤーは、ゲームに敗北する。(703.4b) --総合ルールには「なったプレイヤーは」とあるが、実際には[[山札]]が0のプレイヤーは常に敗北判定が発生する。詳しくは[[ライブラリアウト]]のページを参照。 -バトルゾーン以外のゾーンに置かれたサイキック・クリーチャーおよびドラグハートは、超次元ゾーンに置かれる。(703.4g) --総合ルールには「置かれた〜は」とあるが、実際には[[バトルゾーン以外の場所]]に置かれている限り、サイキック・クリーチャーおよびドラグハートは常に超次元ゾーンへの移動処理が発生し続ける。[[サイキック・クリーチャー]]、[[ドラグハート]]のページを参照。 ***直近のイベントを参照するもの [#bdcc3b87] -シールドがない状態でダイレクトアタックを受け、攻撃先を変更できなかったプレイヤーはゲームに敗北する。(703.4a) --[[ダイレクトアタック]]のページを参照。 -バトルに負けたクリーチャーは破壊される。(703.4d) --[[バトル]]のページを参照。 -リンクしたゴッドの情報が不適正になった時、そのリンクは外れる。(703.4e) --例として、[[《名も無き神人類》]]を現在[[リンク]]している[[ゴッド]]が参照しない名前に変更した場合や、[[《電磁無頼アカシック・サード》]]を特定の[[ゴッド]]に変身させて[[G・リンク]]し、そのまま変身が切れた場合など。 -コマンドがバトルゾーンに出た時、そのコマンドの持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ封印の置かれているカードから、封印をひとつ墓地に置く。(703.4k) --[[封印]]のページを参照。 -要塞化されたシールドがシールドゾーンを離れた時、城は持ち主の墓地に置かれる。そのシールドの「S・トリガー」能力を使う場合は、使った後すぐに墓地に置かれる。(703.4m) --[[城]]、[[要塞化]]、[[ターンの残りをとばす]]のページを参照。 -他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、先にバトルゾーンにあったD2フィールドは持ち主の墓地に置かれる。(703.4n) --[[D2フィールド]]のページを参照。[[D2]]の[[特殊タイプ]]や[[フィールド]]の[[カードタイプ]]ではなく、あくまで「[[D2フィールド]]」の組み合わせにかかる処理である。 ***その他のもの [#p8a870f1] -ゴッドがバトルゾーンを離れる場合、そのうちの 1 枚のみがバトルゾーンを離れる。(703.4f) --[[G・リンク]]、[[リンク]]のページを参照。 -進化クリーチャーの上にあるカードのみがバトルゾーンを離れるとき、下にあるカードが再構築される。(703.4i) --[[退化]]、[[進化]]のページを参照。 --[[進化クリーチャー]]だけでなく、[[進化クロスギア]]も同様の状況に陥った場合は同様の処理を行う。また、発生するのは実際に一番上のカードが離れる際のみで、同じく「離れるとき」と表現される置換効果によってクリーチャーがバトルゾーンにとどまった場合、この処理は起こらない。 **カードの能力による状況起因処理一覧 [#e6f33795] 事務局によれば、基本的に[[エクストラウィン]]、[[特殊敗北>特殊敗北条件]]能力によって発生すると開発から回答が来ているらしいが、すべて状況起因処理が発生するかはまだ分かっていない。デュエル・マスターズ総合ゲームルールにも、このことは一切言及していない。 現在、正式回答として状況起因処理と判明している効果は以下の通り。 -[[《光霊姫アレフティナ》]]の自分がゲームに勝利する効果。 -[[《サイバー・J・イレブン》]]の自分がゲームに勝利する効果。 -[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]の相手がゲームに敗北する効果。 -[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]の自分がゲームに勝利する効果。 -[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の自分がゲームに敗北する効果。 -[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の自分がゲームに敗北する効果。 -[[《破壊の儀》]]の裏面の自分がゲームに敗北する効果。 **参考 [#sb33d110] -[[用語集]] -[[ルール]]